時計のきほんVol.1

時計用語集

時計にまつわる用語を分かりやすくご紹介します。

用語 意味
アクリルガラス アクリル樹脂でできたガラス。「有機ガラス」とも言われ、軽量で加工がしやすいのが特徴。
インデックス
(Index)
文字盤の上にある、時や分を示す目盛りや数字のこと。

用語 意味
クォーツ
(quartz)
水晶に電圧をかけると、一定の振動数が生じる。回路が1秒分の振動数を感知する度に、秒針を進める構造をもった時計。
1969年にセイコーが開発した時計が世界で最初。
水晶の振動数は3万2768Hzと機械式時計と比較して圧倒的で、その精度も非常に高い。
キャリバー
(Calibre)
ブランドが製作した、ムーブメントのレイアウトや部品配置を指すムーブメント形式番号を指す。

用語 意味
サファイアガラス
(sapphire glass)
サファイア製の人工のガラスで、天然ガラスと同等の硬さをもつ。
風防によく使われ、透明度が高く防湿性に優れており、表面が傷つきにくい。
ゼンマイ
(main spring)
機械式の時計を動かす部品のことで時計の動力源となる。香箱などに収められている。ゼンマイを巻き上げるとゼンマイは元の状態に戻ろうとするが、その際生まれたエネルギーが歯車を動かす仕組みになっている。

用語 意味
タキメーター
(tachymeter)
クロノグラフの時計でダイアルやベゼルに記されている目盛のこと。
1秒間に対象物がどれぐらい進んだかを確認することで、速度を計測することが出来る目盛り。
トゥールビヨン
(tourbillon)
1800年頃に、時計技師のアブラアム・ルイ・ブレゲが発明した時計の機構。重力によって発生する機械式時計の誤差を調整する。

用語 意味
日差
(daily rate)
日差とは、時計が1日の間にどの位の誤差(時間の遅れや進み)が生じるかということを表す言葉。時計の精度を表す。
年差
(annual equation)
年差とは、時計が1年の間にどの位の誤差(時間の遅れや進み)が生じるかということを表す言葉。時計の精度を表す。

用語 意味
ベゼル
(Bezel)
風防を固定している円形の部分。ベゼルに、タキメーターなどの目盛が付いている時計もあり、固定式・回転式・逆回転防止ベゼルなどの種類がある。
パーペチュアル
(Perpetual)
ロレックスが開発した自動巻き機構の通称です。日常的な手首のわずかな動きによって、ゼンマイを巻き上げます。1933年に開発されました。

用語 意味
マニュファクチュール
(manufacture)
時計メーカーの中で、社内に一貫生産体制を持つ企業のことで、時計の開発やデザインから、ムーブメントや、ケース・ベルトのほか各種分品に至るまで全てを自社で一貫生産し、組立をしている。
文字盤 文字盤とは、時刻の表面の数字や目盛り、マークが施されている部分で、数多くのデザインが存在する。

用語 意味
夜光塗料
(luminous paint)
暗所の中にいても時刻を確認できるよう、時計のインデックスや針に塗らる。
UTC 国際協定により維持されている時刻のこと。セシウム原子時計の刻む原子時を、天文的に観測される世界時との差が常に0.9秒以内になるように調整・管理している。調整は「閏秒(うるうびょう)」の挿入によって行っている。各国・各地方の標準時は、これに一定の時間差を加減することで定めている。

用語 意味
リュウズ(龍頭) 時計の側面につけられた突起物のこと。クラウンとも呼ばれる。一般的に、リュウズを引くと時刻を合わせることができる。

用語 意味
ワールドタイマー 世界中の現在の時刻が確認できる機能のこと。