時を刻む道具としてだけでなく、身に着ける人の個性を引き立てる、洗練されたアクセサリーとしての魅力を持つ腕時計。数あるブランドの中でも、「オリエントスター」は、日本の伝統的な時計作りと先端技術を融合させた、唯一無二の存在感を放つ国産腕時計ブランドです。
本記事では、正規販売店であるハラダが、オリエントスターの歴史や魅力、そして人気コレクションを詳しく解説いたします。
オリエントスター｜「輝ける星」の名を冠した国産腕時計ブランド
国産腕時計ブランドのひとつとして、存在感を放つオリエントスター。オリエント株式会社のフラグシップブランドとして誕生した経緯を持ち、長い歴史で培われた技術によって、部品の製造から組み立てまでを一貫して行う製造体制を採っています。
また、その腕時計は、ひとつひとつ、秋田の工房にて職人の手で組み上げられており、ハイエンドモデルのケースでは、高い技術を要求されるザラツ研磨によって、歪みのない仕上げが施されています。まさに、「メイド イン ジャパン」を実感できるブランドと言えるでしょう。
オリエントスターの魅力
国産腕時計ブランドであるオリエントスターには、その他のブランドに引けを取らない、多くの魅力があります。まずはそれらについて、3つのポイントに分けて解説いたします。
実用性を重んじた設計
オリエントスターの腕時計は、毎日使える実用時計であることを念頭に設計されています。外見の美しさだけでなく、使用感、視認性、着用感がしっかりと考慮されており、時間を確認するためのアイテム「腕時計」の理想が追求されているのです。
インデックスに近づけるためにカーブが付けられた針や、光の反射を防ぐコーティングを両面に施した球面ガラス、巻き上げ残量がわかるパワーリザーブインジケーター、簡単に着脱できるバックルなど、多くのポイントでそのこだわりが見て取れるでしょう。
豊かな独自性：スケルトンウォッチの名手
オリエントスターを語る上で外せないのが、「スケルトン」仕様です。機械式腕時計の魅力を発信するオリエントスターは、その魅力をよりユーザーに楽しんでもらうため、コレクションにスケルトン仕様を多く盛り込んでいるのです。
さらに、オリエントスターは独自性を強めるため、優れたクラフトマンシップを駆使し「魅せる」スケルトン仕様を実現しています。ムーブメントの各種パーツに特徴的な抜き形状と丹念な仕上げを施し、ダイアルの奥にはブルーのシリコン製がんぎ車をのぞかせるなど、デザインに多くの工夫が盛り込まれており、小さな時計の中に広大な宇宙を感じさせてくれるでしょう。
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堅実なコストパフォーマンス
オリエントスターの腕時計は、材料費や人件費の高騰が続く現代においても、品質と価格のバランスが追求されています。部品製造から組み立てまで一貫した製造体制を採ることで、高価な傾向にある機械式腕時計において、堅実なコストパフォーマンスを実現しているのです。
そのため、もし機械式腕時計の1本目を探しているのであれば、オリエントスターは魅力的な選択肢のひとつとなり得るでしょう。価格帯は大体10〜40万円ほどで設定されているため、腕時計を初めて買う方だけでなく、目の肥えた愛好家の方も満足のいく1本に出会えるはずです。
オリエントスターの品質を支える、マニュファクチュールとクラフトマンシップ
上記で挙げたオリエントスターの数々の魅力は、創業当初より培われた「クラフトマンシップ」と、最新技術を取り入れた「マニュファクチュール」体制の融合によって支えられています。
職人が手作業で腕時計を作り上げる「クラフトマンシップ」
オリエントスターの機械式時計は、秋田の工房において、一つひとつ熟練の職人の手によって組み立てられています。
例えば、フラッグシップであるスケルトンウォッチの組立を任される職人はごくわずかで、数々の技能資格を有し、厳しい訓練を経た熟練の職人だけが組立に携わることが許されています。
ピンセットで掴むことすら難しい100以上もの小さな部品を、的確かつ丁寧に組み上げる高い技術力と真剣に取り組む姿勢があって初めて、美しく高精度な機械式時計が生まれます。オリエントスターは優れたクラフトマンシップを駆使し、ムーブメントの各種パーツに特徴的な抜き形状や丹念な仕上げを施すことで、「魅せる」スケルトン仕様を実現しているのです。
また、ケースを美しく仕上げる「ザラツ研磨」も、オリエントスターの職人にとって重要な技術のひとつです。表面仕上げの下処理を指すこの技法は、職人の手の感覚で行われる手間のかかる工程であるため、ハイエンドモデルに多く用いられます。この研磨によって生まれる、歪みのない美しく艶やかな光沢は、クラフトマンシップを象徴する技術と言えるでしょう。
堅実な価格と優れた品質を実現するマニュファクチュール（自社一貫生産体制）
オリエントスターの「マニュファクチュール」（自社一貫生産体制）は、堅実な価格帯と優れた品質を両立するうえで不可欠な要素です。この体制は、部品開発から設計、製造、組立に至る全工程を自社で担うことにより、高品質な時計づくりを可能にすると同時に、堅実なコストパフォーマンスも実現しています。
さらにオリエントスターは、2017年のセイコーエプソンとの統合により、同社の技術力を活かした高度なウォッチメイキングが可能となりました。特に2021年誕生の46系F8ムーブメントでは、エプソンのMEMS（微細加工技術）を応用した「シリコンがんぎ車」を搭載。高精度な加工により、高い精度と70時間の長時間駆動、優れた耐摩耗性を実現しています。加えて、表面の処理による鮮やかな青色は、耐久性・高精度と「眺めたくなる美しさ」を両立させた部品となっています。
このセイコーエプソンの技術は、文字盤でも活用されています。例えばM34 F8 デイト「RK-BX0003L／RK-BX0005E」では、エプソンの光学多層膜技術を活用することで、ペルセウス座流星群を思わせる豊かな表情を実現。星をテーマに持つオリエントスターの魅力を、いっそう味わい深いものとしています。
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オリエントスターの歴史
オリエントスターは、オリエント時計株式会社のフラグシップラインとして、1951年に誕生したブランドです。「輝ける星」がそのブランドコンセプトであり、機械式腕時計の魅力を発信するブランドとして、その実績と技術を積み上げてきました。
1960年代にはクォーツ式時計の台頭によって、機械式時計の需要が低迷してしまいましたが、オリエントスターは一貫した精神のもと時計作りを続け、1990年代には、パワーリザーブ表示機能を搭載したモデルや、複雑機構を搭載したモデルを発表するなど、より多様なモデルを展開しました。
そして、2017年には、20年以上に渡り協力して事業を推進してきたセイコーエプソン株式会社と統合。オリエントスターのブランドと真摯な時計づくりの姿勢はそのままに、新たな時代の幕開けを迎えたのでした。
またこの統合によってオリエントスターは、前述の通り、セイコーエプソンの技術力を活かしたウォッチメイキングが可能となりました。特に、セイコーエプソンが誇る半導体技術やMEMS(微細加工技術)は、オリエントスターのムーブメント開発に大きく貢献したと言えるでしょう。
さらに、グランドセイコーの腕時計が手掛けられる「信州 時の匠工房」が誇る文字盤製造技術も、現在のオリエントスターのウォッチメイキングを支えています。
このようにオリエントスターは、長年培ってきたクラフトマンシップと先端技術を融合し、メイドインジャパンの誇りを感じられる腕時計作りを続けているのです。
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クラシックからモダン、ドレスからスポーツまでそろえた豊富なコレクション
オリエントスターのコレクションは、デザインの系統によって以下のカテゴリに分類されています。それぞれに、上記で紹介したようなブランドの魅力や、長い歴史で培われてきた伝統と先端技術が反映されているため、きっとあなた好みの一本が見つかるはずです。またこれらのコレクションの中には、人気の高いフラグシップラインとして、星団の名を冠するモデルも登場しています。ここではそれぞれについて、特徴と代表モデルを以下に紹介します。
星団の名を関する人気コレクション「M45」「M34」「M42」
オリエントスターでは、2023年より、「M」から名前が始まる新しいシリーズが展開されています。頭文字のMは星団・星雲を表現したものであり、星からインスパイアされたオリエントスターのブランド精神を象徴する、雄大なイメージを表現したフラグシップモデルが多彩にラインナップされています。
M45コレクション
「M45」はおうし座のプレヤデス星団（すばる）にちなんだコレクションで、エレガントかつクラシカルなデザインが特徴です。伸びやかな形状のラグを有するケースや落ち着きのあるローマインデックス、リーフ形状の針などが、永遠の時の流れを表現しています。
またスケルトン仕様やムーンフェイズ機能搭載モデルなど、個性的な腕時計も多く登場しています。積み上げられてきたブランドの伝統を実感する上で、申し分のないシリーズでしょう。
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M34コレクション
「M34」は、ペルセウス座に位置する星団から名づけられたコレクションです。夜空に降り注ぐ流星群のように、幅広いラインナップを揃えています。
コレクションに共通するポイントは、12時位置のローマ数字です。他のインデックスがバータイプであるのに対し、12時位置のみエッジの効いたローマ数字を採用することで、記憶に残るデザイン性を実現しています。またシャープで力強いラグも印象的で、モダンかつダイナミックな一面を添えています。
ラインナップはスケルトンモデルから、ベーシックな3針モデルまで豊富に揃います。
M42コレクション
「M42」は、海神ポセイドンの子とされるオリオン座の星雲をテーマにしたダイバーズウォッチコレクションです。高い機能性や耐久性を発揮する腕時計ばかりとなっています。
その歴史を振り返ると、高度成長期の1964年に発売されたオリンピアカレンダーダイバーにたどり着きます。初代ダイバーズウォッチを生み出して以来、オリエントスターは高い防水技術や耐衝撃技術を積み重ねてきたのです。
なお、「M42」の12位置には、ブランドのアイコニックな機能である、パワーリザーブインジケーターが搭載されています。オリエントスターらしいダイバーズウォッチであることを、強く実感できるでしょう。
オリエントスター：クラシックコレクション
オリエントスターのクラシックシリーズは、その名の通りスタンダードなクラシックスタイルでありながら、スケルトン仕様やパワーリザーブ表示を採用するなどして、独自性を添えたデザインが特徴です。ムーンフェイズモデルも多くリリースされており、優雅なそのルックスは、幅広い年齢層の男性の手元に当てはまるでしょう。
コレクションの選択肢は幅広く、オープンハート仕様のムーンフェイズモデルが揃う「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」や、よりヴィンテージ感が強調されたボンベダイアルを持つ「クラシックセミスケルトン」、精緻な仕上げを腕時計の表裏から楽しめる手巻きスケルトンモデル「M45 F8 スケルトン ハンドワインディング」などが挙げられます。
オリエントスター：コンテンポラリーコレクション
現代的なデザインを示すコンテンポラリーコレクションは、モダンでスタイリッシュなデザインが特徴です。機械式時計の精密さを尊重した、機能美やエッジの効いた造形は、腕時計作りの伝統と先端技術を融合するブランドの時計作りを象徴しています。
また、コンテンポラリーは、オリエントスターの中でもとりわけ多彩なモデルが登場している主幹コレクションとして知られています。モダンなスケルトンデザインを持つ手巻きモデル「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」や、スタイリッシュなデザイン性を持つ「M34 アヴァンギャルド スケルトン」豊かな表情を持つ「M34 F8 デイト」など、魅力的な顔ぶれがそろっており、あらゆるシーン、需要にマッチする、オリエントスター随一の人気を誇るコレクションです。
オリエントスター：スポーツコレクション
オリエントスターのスポーツシリーズは、2025年現在、ダイバーズウォッチがその中心となっています。いずれのモデルにも、シンプルで見やすいデザインと、200m防水を始めとする堅牢性を完備。ダイバーズウォッチに関する規格である「ISO6425」にも準拠した、本格派のダイバーモデルがラインナップされています。
オリエントスター：レディースコレクション
オリエントスターのレディースシリーズは、オープンワークやクラシックなテイストが盛り込まれたデザインが特徴です。機械式腕時計を初めて手に取る女性の方にも、おすすめしやすいコレクションと言えるでしょう。
ラインナップには、上記の男性向けコレクションとのペアに選びやすい「セミスケルトン コンテンポラリー」や「クラシック セミスケルトン」、白蝶貝を使ってエレガンスを強調したスタンダードなモデルがそろっています。
株式会社ハラダはオリエントスター「PRESTIGE SHOP」認定店！
株式会社ハラダはオリエントスターの正規販売店であり、「PRESTIGE SHOP（プレステージショップ）」に認定されています。通常の店舗では取り扱えないフラグシップモデルや限定モデルをはじめ、多彩なコレクションを取り揃えておりますので、オリエントスターの購入はぜひ株式会社ハラダへお任せくださいませ。
プレステージショップ購入特典
プレステージショップでオリエントスターの腕時計をご購入された際、オリエントスター公式オンラインストア「with ORIENT STAR」にて会員登録およびメールマガジン登録をしていただくと、通常メーカー保証が2年間のところ、3年間に延長されます。オリエントスターのご購入はぜひプレステージショップ認定店である株式会社ハラダにご相談くださいませ。
プレステージショップ限定モデル「RK-BW0002N」
手巻き式とムーンフェイズ機能を組み合わせた、ロマンたっぷりのドレスウォッチです。「悠然とした時の姿」をテーマとし、ダイアルは要素を削ぎ落した新たなデザインを追求。時刻表示においては時針と分針のみ、その他の機能はオリエントスターのアイコンであるパワーリザーブ表示と月齢表示というシンプルな構成です。
また、表情豊かなグラデーションブラックダイアルによって、プレアデス星団と月が織りなす幻想的な情景が表現されました。
月齢盤も新設計されており、艶のある夜空の背景に星を散りばめ、月のモチーフを新たに白蝶貝で表現。精緻な加工や白蝶貝による優しい月の表情がムーンフェイズの魅力を一段と高めています。
プレステージショップ限定100本しか入手できない、希少な腕時計です。
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まとめ
オリエントスターは、唯一無二の魅力を発信し続けている国産腕時計ブランドです。セイコーエプソンに吸収合併されてからは、その表現技法や、腕時計製造技術にさらなる磨きがかかりました。予算を抑えつつ、高品質な腕時計をお探しの方は、ぜひ一度お試しくださいませ。また、その多彩なラインナップは、多くの人の需要にマッチするポテンシャルを秘めています。ご購入は、豊富な品揃えとサービスが証明された、プレステージショップであるハラダにお任せくださいませ。
この記事の監修
