シチズンのなかでもハイエンド仕様でメタリックなイメージの強い「アテッサ」から、ウレタン製バンドの珍しい新作が登場。
ケース・ベゼル・ダイヤルで異なった仕上げを使い分け、安心感と美しさを兼ね備えた前評判の高いモデルです。
今回は、クラシックブルーの落ち着いたカラーリングがバランスよく配置された、アクティブなイメージの1本「CC4050-18L」をご紹介します。
【シチズン アテッサ CC4050-18L】
フラッグシップモデルのスポーティでカジュアルな魅力
シチズン アテッサ CC4050-18L の特に目を引く魅力はこちらです。
- GPSと同期するサテライト・ウェーブで時刻調整が要らない
- スーパーチタニウムとデュラテクトで軽さと強さが共存する
- アテッサ初のウレタンバンドで柔らかい装着感が疲労を軽減する
- パーフェックス(耐磁・衝撃検知・針自動補正)で精度が高い
アテッサが誇るエコドライブとGPS時刻補正機能に、強さ・軽さ・装着感が加わりました。
さらに、アテッサ初のウレタンバンドにはシーンやファッションを選ばない高い汎用性があります。
その魅力を深掘りしていきましょう。
【シチズン アテッサ CC4050-18L】
サファイアベゼルからダイヤルまでブルーが変化する特徴的なデザイン
CC4050-18Lは、上質な陶器の肌を思わせる深いブルーのサファイアベゼルが特徴的で美しいデザインです。
ベゼル、そして特殊コーティングやバンドの特徴を紹介します。
ライトなダイヤルとダークなベゼルのブルー
アテッサのラインナップにはダークブルーのダイヤルがよくありますが、このモデルはよりライトな色使い。
サファイアベゼルで輝きを帯びたクラシカルなブルーと、ダイヤルのストライプパターンの視覚効果でライトに見えるブルーが美しい色合いを対比させています。
実は、ダイヤル外周の傾斜したバンク部分にあるコバルトブルーが上記の2色のブルーをつなぎ合わせ馴染ませる役目を果たしているのです。
ウレタンバンドのブラックによって、従来のシルバーメタルの冷たく硬い印象は丸みのある柔らかいイメージへと変化しました。
光を99%透過するクラリティ・コーティング
風防のサファイアガラスは、クラリティ・コーティングによってほぼすべての光を透過。
ガラスが光の反射を抑えるのでダイヤルの文字や針の視認性が格段に向上し、ダイヤルのストライプパターンの微細な凹凸や淡い色合いの変化まではっきりと分かります。
まるでそこに風防ガラスが存在しないかのような、クリアな視界を生み出したデュアル球面サファイアガラスが、目の疲労を軽減してくれるでしょう。
アテッサの新たな一面を見出すウレタンバンド
スポーツウォッチやダイバーズウォッチに多いウレタンバンドをアテッサではじめて採用。
従来からあるエッジの効いたフルメタルのアテッサは、直線的でゴツゴツとした男性的な造形が多いのですが、3連メタルブレスがウレタンバンドに変わるだけで一気にファッションウォッチライクに変化します。
国内のチタン製ウォッチのなかでもひときわ高い人気を誇る「アテッサ」の新しい方向性と奥行きを授けた記念すべきモデルになりました。
【シチズン アテッサ CC4050-18L】
光発電やクロノグラフなど多機能ハイスペックモデルのサイズ感
ケース径は44.6mmと大きめなだけでなく、輝くフラットベゼルと球面風防ガラスによってさらに存在感が増しています。
しかし、それ以外のリューズなどのスイッチ類やリュウズガード、ラグなどのパーツは小さいため、大きすぎると感じることはないでしょう。
ケース厚は15.4mmと厚めですが、エコドライブ・電波受信用のアンテナ・クロノグラフ機構・防水・耐磁など、搭載される機能が豊富な結果とも言えます。
重量については、スーパーチタニウムやウレタンバンドのおかげでかなり軽量となりました。
また、ウレタンバンドの吸い付くような付け心地によってケースが腕元に固定されるため、ケースサイズの割には軽く感じるでしょう。
【シチズン アテッサ CC4050-18L】
エコドライブとデュラテクト加工チタンが高性能を維持する秘密
人体に優しいスーパーチタニウムとあらゆる環境でも正確なGPS時刻補正など、高性能がいつまでも続く日本のモノづくりの理想が形になりました。
人体に優しいスーパーチタニウム合金
1970年にシチズンが、世界初のサビない金属チタニウムを腕時計に採用してから50余年が経ちます。
常にバージョンアップを重ねて生まれた高耐傷のスーパーチタニウムは、ステンレスの約40%も軽く心地よい装着感で疲労を軽減。
また、金属アレルギーに強いチタニウムに表面化加工デュラテクトを施すことで、人体への影響を大幅に改善しています。
精度を守るサテライトウェーブGPS
GPS電波式の時刻合わせは、世界6局電波式(うち日本は2局、他に中国・アメリカ・イギリス・ドイツ)とは異なり、世界中どこにいてもGPS衛星が捕捉できれば時刻補正が可能です。
そして、分針が1回転(分針の1時間分の移動)するのに正回転・逆回転ともわずか1秒という圧倒的なスピードによって、世界最速の3秒で同期が完了するのです。
さらに、一般的なクォーツは月差±20秒ほどですが、このモデルはGPS非受信時でも月差±5という脅威の精度。
さらに電波で時刻を合わせれば、誤差はなく常に正確な時刻を刻みます。
【シチズン アテッサ CC4050-18L】のメリットとデメリットとは?
アテッサ CC4050-18L を選ぶメリットとデメリットについて解説します。
メリット
軽さと装着感がスポーツシーンに最適で、ウレタンバンドのライトさがオールメタルの固いイメージを適度に緩め、カジュアルなファッションアイテムとして活躍してくれます。
宇宙産業や医療分野で採用の多いチタニウムは、ステンレスと比べ半分程度の重量のため腕への負担が小さく、高い表面硬度で耐傷性にも優れたタフさが持ち味。
また、装着時のウレタンバンドの終端がビスで動かないよう固定できる仕様は、かゆいところに手が届くシチズンの特許技術です。
デメリット
アテッサに共通するエレガントなビジネスウォッチというコンセプトよりもカジュアル要素が強いため、ウレタンバンドがシーンに合わないことがあるかもしれません。
しかし、固すぎる雰囲気を和らげるアクセントアイテムとして意図的に使えば、ひと味違うビジネスパーソンという印象を与えることができそうです。
まとめ
従来のアテッサのイメージをポジティブに打ち破り、新しい境地を見事に築いたアテッサ初のウレタン仕様モデル。しかもクロノグラフがもたらすハイエンド機能は健在です。
クラシカルな深いブルーを宿したサファイアベゼルから、階調を変化させながらいくつものブルーが楽しめる美しいモデルで、ウレタンバンドの柔らかい着け心地をぜひ体感していただきたい1本です。
シチズン アテッサ CC4050-18Lの詳細スペック
詳細
キャリバーNo. | F950 |
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動力 | 光発電エコ・ドライブ |
精度 | ±5秒/月(非受信時) |
持続時間 | 光発電5年(パワーセーブ作動時) |
電波受信 | GPS衛星電波受信 |
厚み | 15.4 mm |
ケースサイズ | 横 44.6mm |
ケース | スーパーチタニウム |
表面処理 | デュラテクトチタンカーバイト(シルバー色) |
ガラス | デュアル球面サファイアガラス(クラリティ・コーティング) |
バンド幅 | 22.0 mm |
バンド調整サイズ | 144~210 mm |
防水性能 | 10気圧防水 |
バンド | ウレタン 美錠タイプ |
デザイン特徴 | 夜光(針+インデックス) ベゼル:上面サファイアガラスリング |