
シチズン カンパノラの25周年の節目に発表された「星響(ほしのひびき)」は、ブランドの歩みと思想を象徴する3本の限定モデルです。
いずれも、艶やかなブラックに仕上げたケース・ブレスレットに、華やかな色合いのダイアルが組み合わされており、静寂な宇宙に瞬く星を表現しています。
本記事では、この限定モデル3種の魅力を詳しくご紹介いたします。腕元で感じる宇宙と時間の響き、その奥行きを体感してみてください。
カンパノラ25周年記念モデル「星響(ほしのひびき)」とは?
シチズンのカンパノラは2025年に誕生25周年を迎え、その節目を記念する限定モデル「星響(ほしのひびき)」3本を発表しました。

ラインナップは、機械式モデル1種とクォーツ式モデル2種で構成されています。いずれもブランド初の試みとして、ケースとブレスレットの双方にデュラテクトDLCを施し、漆黒で統一された佇まいを実現。また、カンパノラらしいミニッツリピーター、グランドコンプリケーションといった機能性も魅力となるでしょう。
25年にわたり培われてきたカンパノラの思想と技術、その到達点を示すアニバーサリーモデルです。
「星響(ほしのひびき)」の3モデルを一挙紹介
ここからは「星響(ほしのひびき)」の3本の腕時計をそれぞれご紹介します。いずれも本数限定モデルとなっており、中には世界限定150本しか販売されない希少なモデルもございますので、ぜひご一読ください。
【限定150本】螺鈿細工が輝く工芸的な機械式モデル『NZ0004-57E』
まずは、限定150本の『NZ0004-57E』についてご紹介します。こちらは、20周年に登場した「かさねきょう」に近い表情を持ち、美しい螺鈿細工によってそのダイアルが彩られています。
『NZ0004-57E』のデザイン性

『NZ0004-57E』のデザインにおいて、まず目を奪われるのはダイアル中央に配された螺鈿細工です。会津漆の伝統工芸士・儀同哲夫氏が手がけた漆塗りダイアルの上に、切り貝を一枚ずつ丹念に散りばめ、磨き上げることで生まれる表情。万華鏡のように煌めく螺鈿の光が、漆黒に瞬く星々を思わせ、悠久の時間と無限の宇宙を静かに印象づけます。

また見返しリングには、プラチナ粉による蒔絵表現を採用。エレガントに配置されたローマ数字と共に、奥行きのある輝きを表現しています。ゴールドカラーの針との組み合わせも相まって、高い芸術性を感じさせる仕上がりです。
『NZ0004-57E』の機能性
『NZ0004-57E』は、外観の芸術性に呼応する確かな機能性を有しています。
心臓部にはスイスの名門、ラ・ジュー・ペレ社製の機械式ムーブメントを搭載。自動巻きと手巻きの双方に対応し、機械式ならではの精緻な鼓動を日常の中で楽しめます。

精度は日差−5〜+ 10秒、約42時間のパワーリザーブを確保し、6時位置の表示によって残り駆動時間を視覚的に把握できる構成です。12時位置には象徴的なビッグデイトを配し、一日一日を意識させる実用的な機能として昇華されています。
ケースとブレスレットに施されたデュラテクトDLCもあり、実用性にも十分配慮された一本と言えるでしょう。
【限定250本】鳴り響く音の波紋、ミニッツリピーター『AH7064-52E』
次に限定250本の『AH7064-52E』についてご紹介します。こちらは、クォーツムーブメントを活かし、複雑機構であるミニッツリピーター、永久カレンダーを再現したモデルであり、水面に落ちた水滴が広がるような表情が演出されています。
『AH7064-52E』のデザイン性

そのデザインは、音を視覚へと昇華した独自の世界観が際立ちます。
着想源となったのは「水琴窟」。水滴が水面へと落ち、幾重にも波紋を描きながら音を響かせる情景を、電気鋳造による繊細なパターンで表現しています。
また、このダイアル表現に、金色のリングパーツや五徳リングが重なり合い、和音のような調和を演出。ミニッツリピーターが奏でる音色を可視化したかのような、情緒ある表情が生まれているのです。
プッシュボタンやリングに配されたゴールドカラーも漆黒の中で印象的に映え、夜空に響く鐘の音を想起させます。

本作も、ケースとブレスレットにはデュラテクトDLCが施されており、艶のあるブラックカラーで統一。宇宙の静寂と音の余韻、その両方を腕元で感じさせるデザインです。
『AH7064-52E』の機能性
『AH7064-52E』の機能性における最大の魅力は、音で時刻を知らせるミニッツリピーター機構にあります。

ゴールドのプッシャーを押すと、澄んだ音色が響き渡り、時刻、15分単位の分、残りの分数が異なる音によって告げられます。ムーブメントはこの機能を搭載しつつ、約2年という標準的な電池寿命を備えています。さらにパーペチュアルカレンダーを搭載し、実用面も充実しています。
【限定250本】4大複雑機構を搭載、グランドコンプリケーション『AH4084-51E』
最後に限定250本の『AH4084-51E』についてご紹介します。こちらは、クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーター、ムーンフェイズを兼ね備えたグランドコンプリケーションコレクションの1本です。
『AH4084-51E』のデザイン性

『AH4084-51E』のデザインは、「星響」が掲げる悠久の時間と無限の宇宙、そして自分自身との共鳴というテーマを、多層的な造形によって描き出しています。
ダイアルはブラックを基調に、複数のインダイアルとゴールドカラーの針を組み合わせ、重厚感の中に華やぎを添えた表情。見返しリングにはローマ数字のインデックスを配し、その内側にタキメーターや緻密なメモリを配置することで、視覚的な奥行きとクロノグラフらしい精緻さを両立しています。
12時位置にはカンパノラを象徴するムーンフェイズを備え、天体のリズムを静かに語りかける構成。他にもパーペチュアルカレンダーを担うインダイアルが配され、複雑機構を美しくまとめ上げています。

ケースとブレスレットは漆黒に染められており、ミニッツリピーターを起動するプッシャーのみがゴールドで染められています。造形美と実用性が静かに響き合うデザインと言えるでしょう。
『AH4084-51E』の機能性

『AH4084-51E』は、グランドコンプリケーションと呼ばれる、多機能仕様となっています。
- 月の満ち欠けを示すムーンフェイズ
- 音で時を告げるミニッツリピーター
- 正確な日付管理を担うパーペチュアルカレンダー
- 時間を計測するクロノグラフ
という4つの有名な複雑機構を、クォーツですべて再現。それぞれが独立した存在感を放ちながら、ひとつのダイアル上で調和しています。
天体の運行や音による時報、暦の管理、時間計測という異なる複雑機構を統合し、感性に訴えかける情緒性と日常に寄り添う実用性を高い次元で両立した1本です。
宇宙の星々が響き合う、カンパノラ25周年の到達点

カンパノラ25周年記念モデル「星響」は、ブランドが追い求めてきた世界観と技術が結実したシリーズです。
螺鈿や蒔絵、水琴窟を想起させる表現など、日本的な美意識を軸にしながら、ミニッツリピーターやムーンフェイズ、グランドコンプリケーションといった高度な機構を融合。単に多機能であるだけでなく、音や光、天体のリズムを通して「時」を感じさせる構成が印象的です。
さらにデュラテクトDLCによる漆黒のケースとブレスレットが宇宙の静寂を思わせ、ゴールドのアクセントが星の輝きを添える。その完成度は、眺めるだけでは語り尽くせません。
特別な節目に生まれたこの腕時計を、ぜひ実際に腕に着け、その響きを感じてみてください。
この記事の監修

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