【チタンのメリット、デメリットは?】軽やかでアレルギーフリーを実現したおすすめ腕時計6選 - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

【チタンのメリット、デメリットは?】軽やかでアレルギーフリーを実現したおすすめ腕時計6選

AQ4091-56M The CITIZEN ザ・シチズン 藍染和紙文字板

約50年前より腕時計の外装に採用され始め、近年はその応用的な使用も目立つチタン素材。軽やかでタフ、そしてアレルギーフリーなこの素材は、腕時計における理想的な素材のひとつとされています。

この記事では、そんなチタン素材を腕時計の外装に用いるメリットとデメリットについて解説いたします。また、この素材の特長を活かしたおすすめモデル6選もご紹介しますので、ぜひ腕時計選びの参考にしてください。

腕時計の外装にチタンを用いるメリット

SBGA211 Grand Seiko グランドセイコー 9Rスプリングドライブ 文字盤

チタン素材は腕時計を現代のライフスタイルに順応させ、長期間の使用に向いた耐久性を与えます。そのメリットは以下の通りです。

  • 軽やかで疲れにくい
  • 金属アレルギーを起こしにくい
  • 錆びにくい

チタンは、「酸素との結合力が強い」「水分に強く溶けにくい」という性質を持ちます。また、その強度は鉄の2倍、重量はステンレスよりも4割ほど軽く、軽やかでタフという理想的な性質を持つ金属です。

また、アレルギーフリーな点もその魅力です。
金属アレルギーは金属が汗などの水分に反応して溶け、体内に入ることで引き起こされます。しかし、チタンは水分に強く、溶けにくい性質を持ち合わせているため、長時間着用していても金属アレルギーが起きにくいのです。

加えて、チタンは酸素との結合力が強く、その表面が不動態皮膜で覆われています。これは腐食を防ぐ作用があり、汗や皮脂などによる劣化をなるべく抑えることができます。

チタンケースのデメリット

OCW-S6000-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ 着用イメージ

もちろんチタンケースにはデメリットも存在しています。購入の際は必ず以下の3点を確認することをおすすめいたします。

  • ステンレスモデルよりも高価になりがち
  • 表面の輝きがくすみやすい
  • 手首で重量感を楽しめない

チタン素材はその堅牢製から加工しづらいというデメリットがあります。そのため、チタンモデルにはステンレスモデルよりも高い加工技術が必要となり、自ずとその価格も高くなる傾向にあります。

また、その表面仕上げについても高い技術力が必要となるため、ステンレスモデルより輝きが抑えられたモデルが多い印象があります。加えて、油分なども目立ちやすいため、表面の美しさを重視する方は敬遠してしまうかもしれません。。

最後は好みの問題となりますが、高級腕時計を着用する理由のひとつに、手元にその存在感を感じられるという点が挙げられます。しかし、チタンモデルはステンレスの大体4〜60%ほどの重さしかないため、その魅力を重視する人は物足りなさを感じてしまうかもしれません。購入前にはなるべく着用してみることをおすすめいたします。

チタンケースを採用しているおすすめモデル4選

ここからは、当店で取扱しているブランドの中から、チタンケースを採用するおすすめモデル4選をご紹介します。どれもがブランドの特色が活かされたデイリーユース向けのモデルとなっているので、ぜひ腕時計選びの参考としてください。

【グランドセイコー SBGA211】
雪白文字盤を備えるロングセラーモデル

SBGA211 Grand Seiko グランドセイコー 9Rスプリングドライブ 着用イメージ

長野県の山奥にある信州 匠工房で作られたスプリングドライブモデル『SBGA211』。グランドセイコーの審美感を体現する美しいダイアルを備えるモデルであり、誕生から現在に至るまで人気の耐えないロングセラーモデルです。

注目したい点は、ケースとブレスレットに使用されている『ブライトチタン』です。ブライトチタンは ステンレススチールと比べて約30%軽量。耐傷性・耐食性に優れており、明るい色味が特徴です。
軽くて着け心地がよく装着している感じがしないため重さを気にする方に適した腕時計だといえます。

デザインは一見シンプルに見えますが、グランドセイコーのこだわり抜いたディティールが体感できるモデルです。
ホワイトの文字盤は、淡い雪の結晶を彷彿とさせる繊細な質感が感じられる仕様。

また、ブルーの秒針は塗装ではなく焼入れが施されており、雪面と青空のような表情を盤面に与えています。

また、『SBGA211』の心臓部には、グランドセイコー独自のムーブメント「スプリングドライブ」を搭載。
機械式時計の高トルクとクォーツ式時計の高精度を掛け合わせた、ハイブリッド型のムーブメントです。

【グランドセイコー SLGC001】
ついに実現した9Sメカニカルクロノグラフ

SLGC001 Grand Seiko グランドセイコー 9Sメカニカル 着用イメージ

2本目も同じくグランドセイコーから、ブライトチタンを採用した「SLGC001」をピックアップしました。

グランドセイコー初の機械式クロノグラフを搭載した本作は、新たなキャリバー9SC5を採用。『TEN beat(10振動)』、『Three days(3日間持続)』、『Automatic(自動巻)』、『ChronoGRAPH(クロノグラフ)』という5つの特徴から、「TENTAGRAPH」という名前が付けられています。

そのデザインでは、腕時計としての使いやすさや美しさをさらに追求したエボリューション9スタイルが採用されており、高い視認性と着用感が両立されています。

SLGC001 Grand Seiko グランドセイコー 9Sメカニカル 着用イメージ

特に、幅広のブレスレットとブレスレットケースとブレスレットがブライトチタン製となっており、軽量で耐傷性・耐食性に優れて、明るい色味が特徴です。さらにベゼルは傷に強いセラミック製となっています。
時計の文字盤のパターンは、グランドセイコースタジオ雫石から見える壮大な岩手山の山肌を表現した、「岩手山パターン」となっています。

10振動のハイビートメカニカルクロノグラフモデルとしては世界最長の約72時間パワーリザーブを実現しており、クロノグラフやタキメーターといった機能性も十分。スポーティテイストを備えつつも派手すぎないデザインとなっており、幅広いコーディネートに合わせることができるでしょう。

【グランドセイコー SBGC253】
ライオンの力とエレガンスを巧みに融合したスプリングドライブ

SBGC253 Grand Seiko グランドセイコー 9Rスプリングドライブ 着用イメージ

3本目、『SBGC253』は、グランドセイコーの象徴であるライオンの力強さと存在感を体現した一品です。ダイヤルは明るい白色で、白獅子のたてがみを思わせるモチーフが特徴的。幅広のインデックスや針と組み合わせることで、一際目を引くデザインを作り出しています。

こちらもケースとブレスレットにグランドセイコー独自のブライトチタンを採用しており、見た目のインパクトと裏腹に軽快な付け心地を実現しています。ルミブライト(夜光)も要所に施されているほか、20気圧防水も備えたことで、あまりに強い存在感と実用性が両立したモデルとなっています。

SBGC253 Grand Seiko グランドセイコー 9Rスプリングドライブ 着用イメージ

ムーブメントは、月差±15秒のスプリングドライブキャリバー9R86を搭載。約72時間のパワーリザーブを備えており、さらにクロノグラフ、パワーリザーブインジケーター、GMT機能を備えているので、旅行やビジネス、アクティブなプライベートシーンなど、様々なシチュエーションで活躍します。

【カシオ Manta S5000 Series OCW-S5000MB-1AJF】
SHIBUKIを宿したオシアナスブルーモデル

OCW-S6000-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ 着用イメージ

『OCW-S5000MB-1AJF』は、オシアナスブルーと蒔絵を組み合わせ、水のしぶきが舞うような躍動感を表現したモデルです。

京蒔絵師・下出祐太郎氏の協力のもと、サファイアガラスベゼルの裏面には、透過するグラデーション蒸着を施しています。さらに、水のしぶきをプラチナ粉の絶妙な散布密度で表現するなどの、こだわりが見られる1本です。

ダイアルの独創的な表情からは、1点1点が伝統工芸士の技によって唯一無二の輝きを楽しむことができるでしょう。

機能面は、標準電波受信機能、Bluetooth搭載の電波ソーラーなど、汎用性は抜群。
ケースとバンドにはチタンを使用しており、厚さは9.3mmを実現しています。

チタン素材による圧倒的な軽さと高い実用性、伝統工芸による美しさを備える本作は、ずっと着用して眺めていたいモデルと言えるでしょう。

【カシオ MRG-B5000 Series MRG-B5000B-1JR】
初代モデルを最高品質で復刻したGショック

MRG-B5000B-1JR CASIO カシオ MR-G Gショック 着用イメージ

同じくカシオから、G-SHOCKの最上級モデル『MRG-B5000B-1JR』もおすすめチタンモデルとしてピックアップ。

ベゼルを25のパーツに細分化し、職人の手作業で複雑な形状の隅々にまで研磨処理を施すことで、ブラックのチタン素材に歪みの無い美しい仕上がりが実現しています。

ベゼルトップに関しては、コバルトクロム合金『コバリオン』を採用。純チタンの約4倍の硬度があり、プラチナと同等の輝きを放つといわれています。

そのケースは、64チタンをベースとした高硬度のチタン素材を使用。バンドには加工性に優れたチタン合金「DAT55G」を採用しており、これら3種のチタン素材によって輝きに溢れた復刻が果たされました。

電波ソーラーに始まる圧倒的な機能性も備えており、ワンランク上のGショックと呼ぶにふさわしいモデルといえるでしょう。

【シチズン AQ4091-56M】藍染文字盤を備える高精度エコ・ドライブモデル

AQ4091-56M The CITIZEN ザ・シチズン 藍染和紙文字板 着用イメージ

『AQ4091-56M』は、日本の伝統工芸とシチズンクオリティを兼ね備えた、人生に寄り添う腕時計です。

その文字板にはソーラー発電機能と相性の良い土佐和紙を使用しており、日本の染色技法「藍染」施すことで唯一無二の表情が備わりました。

注目したい点はケースとバンドに使われている『スーパーチタニウム』です。『スーパーチタニウム』とは、シチズン独自のチタニウム加工技術によって作られたチタン合金であり、表面硬化技術(デュラテクト)によってさらなるタフネスが与えられています。
その特性は、ステンレスに比べて約40%軽く、5倍以上の表面硬度を実現しています。

「傷に強い」「肌に優しい」「錆びにくい」といった理想的な実用時計を実現し、そこに日本古来から継承されてきた美しさをプラスした本作。

年差を誇る精度とエコ・ドライブによる高い機能性も兼ね備えており、これからの人生を共にする相棒になってくれる時計といえます。

軽やかでアレルギーフリーを重視するなら、チタンケース一択!

腕時計のチタンケースは、アレルギーフリーと圧倒的な軽さ、そして高いタフネスを兼ね備えています。
さまざまなシーンで安心できる快適なつけ心地が、あなたの行動範囲をも広げてくれる1本となるでしょう。

今回ご紹介したチタンケースモデルは、あらゆるシーンで活躍して信頼できる腕時計です。ぜひあなたのご愛用の一本に加えることをご検討くださいませ。

この記事の監修

腕時計販売店 HARADA
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