ロンジンはスイスの老舗時計ブランドであり、今なお数多くの高級時計を製造しています。50万円以下の価格帯では堅実なモデルが揃いますが、50~80万円台ではハイモデルも選べます。
本記事ではロンジンの代表的なコレクションや、50~80万円台で購入できるおすすめの時計5選を紹介します。ぜひご一読ください。
※本記事の内容は、2024年3月時点の情報です
50~80万円台で購入できるロンジンの代表的なコレクション
ロンジンには、トラディショナルなものからスポーティーなものまでさまざまなコレクションがあります。その中から代表的なコレクションを3つ紹介します。
・マスターコレクション
・コンクエスト
・ヘリテージ アヴィゲーション
モデルを選ぶ前に各コレクションの特徴を理解しておくことで、より自分に合った時計を選ぶことができるでしょう。上記のコレクションには予算50~80万円で購入できるモデルもあるため、ぜひ参考にしてください。
マスターコレクション
マスターコレクションは、ロンジンが創業以来受け継いできた伝統技術の結晶です。
発表は2005年と比較的新しいものの、本格機械式時計ならではの複雑機構やエレガントなデザイン、リーズナブルな価格展開で多くのファンを獲得し、いまやロンジンを代表するほどのコレクションとなりました。
全てのモデルに自動巻きムーブメントを採用しているほか、ムーンフェイズやパワーリザーブインジケーターなど多機能な機構が搭載されています。
コンクエスト
コンクエストは1954年にロンジンが初めて登録したコレクションです。洗練されたスポーティーなテイストは、クラシカルなデザインが多いロンジンの時計において、高い人気を集めるコレクションのひとつとなっています。
人気が高いコレクションゆえにラインナップも豊富で、クォーツモデルにも高精度なムーブメントが採用されています。
その他、自動巻きムーブメントを採用したラインや、レディースラインも人気を集めています。
ヘリテージ アヴィゲーション
ヘリテージ アヴィゲーションは、ロンジンと航空の歴史の中で生まれてきた名作モデルを、現代によみがえらせたコレクションです。
『アヴィゲーション』とは、アビエーション(航空)とナビゲーション(航行)を組み合わせた造語です。ロンジンは昔から航空業界に深く携わっており、パイロット向けの時計や計器も数多く製造してきました。
レトロなミリタリーテイストは残しつつ、ムーブメントや素材は現代仕様に改良されているため、古臭さを感じさせません。
80万円台のロンジンの腕時計
80万円台の予算でロンジンの腕時計購入を考えている方には、以下の2つがおすすめです。
・LONGINES ロンジン スピリット L3.821.1.53.6
・LONGINES ロンジンリンドバーグ アワーアングルウォッチ L2.678.4.11.0
ここからは各モデルの特徴について、詳しく解説していきます。
LONGINES ロンジン スピリット L3.821.1.53.6
・デザイン性と実用性を両立!フライバック機能搭載のパイロットウォッチ
・軽量、強靭でダークな色合いが美しいグレード5チタン製
・Swiss Super-LumiNova®を塗布した針とインデックスによる抜群の視認性
LONGINES ロンジン スピリットL3.821.1.53.6は、フライバック機能を搭載したチタン製のモデルです。ケースやブレスレットには、軽量でありながらステンレススティール以上の堅牢性を持つチタンが採用されています。全体がグレートーンにまとめられており、精悍な印象のスポーツモデルです。
軽やかな着け心地で落ち着きのあるデザインとなっているため、ビジネスシーンでも違和感なく着用できるでしょう。
このモデルにはロンジンが発明した『フライバック機能』も搭載されています。計測中であっても、プッシュボタンを一度押すだけで時間を再計測できるため、従来のクロノグラフに比べ、よりスムーズに時間の計測が可能です。
LONGINES ロンジンリンドバーグ アワーアングルウォッチ L2.678.4.11.0
・伝説となったパイロットの時計を復刻!クラシカルなパイロットウォッチ
・ムーブメントの内部が見える開閉式ケースバック
・上品な色合いで高級感あふれるアリゲーターストラップ
LONGINES ロンジンリンドバーグ アワーアングルウォッチ L2.678.4.11.0は、チャールズ・リンドバーグがデザインした計器時計の復刻モデルです。
チャールズ・リンドバーグは1927年に大西洋無着陸飛行を成し遂げた、伝説のパイロット。LONGINES ロンジンリンドバーグ アワーアングルウォッチは、その時に活用されていた計算尺を備えており、ロンジンと航空界のつながりの深さを感じさせる歴史的な時計です。
ホワイトの文字盤とブルーのスティール針、ローマ数字を採用したインデックスの組み合わせは、センスにあふれ視認性にも優れています。懐中時計を思わせる大柄のケースからは、なんとも言えないロマンを感じられるでしょう。
ケースバックは懐中時計のような開閉式で、裏側から自動巻きムーブメントの動きや仕組みを鑑賞できる点も特徴です。
<h2>50万円台のロンジンの腕時計</h2>
50万円台の予算でロンジンのモデルを探している方には、以下の3つのモデルがおすすめです。
・LONGINES ロンジン マスターコレクション L2.773.4.78.6
・LONGINES ロンジン コンクエスト ヘリテージ L1.648.4.62.2
・LONGINES ロンジン パイロット マジェテック ボックスエディション 43mm L2.838.4.53.9
それぞれのモデルについて特徴をまとめましたので、50万円台で予算を組んでいる方は、説明を参考に購入するモデルを選んでみてください。
LONGINES ロンジン マスターコレクション L2.773.4.78.6
・クロノグラフ、トリプルカレンダーなどの特殊機構を搭載!コンパクトな多機能モデル
・精巧な自動巻きムーブメントの動きがわかるシースルーケースバック
・上品なシルバーで統一されたシーンを選ばないデザイン
LONGINES ロンジン マスターコレクション L2.773.4.78.6は、クロノグラフ・ムーンフェイズ・トリプルカレンダーなどを搭載した豪華多機能モデルです。豊富な機能を備えている一方、ケース自体はコンパクトで着け心地の良さも魅力です。
ケース、ブレスレットは、ステンレススティール製で頑丈な仕様になっています。シルバーを中心にまとめられたデザインは、ビジネス・カジュアルどちらのシーンにもマッチするでしょう。多機能性にあふれながらも、ドレッシーさも際立つ一本です。
LONGINES ロンジン コンクエスト ヘリテージ L1.648.4.78.2
・機械式時計の機能美を堪能できる!コンクエスト コレクションの70周年記念モデル
・残存駆動時間を示すパワーリザーブインジケーターを搭載
・クラシックカラー中心の洗練されたデザイン
LONGINES ロンジン コンクエスト ヘリテージ L1.648.4.78.2は、先述したコレクションの一つ『コンクエスト』の誕生70周年を記念し、ロンジンが発表したモデルです。
文字盤中央のパワーリザーブインジケーターは、2枚の回転ディスクで時計の残り巻き上げを表示。複雑機構により、本格機械式時計の魅力がさらに引き出されています。
ツヤのあるホワイトダイアルにゴールドのインデックスを組み合わせたデザインは、落ち着きのある上品な雰囲気を演出してくれます。
LONGINES ロンジン パイロット マジェテック ボックスエディション 43mm L2.838.4.53.9
・レトロとモダンが融合!現代仕様で蘇るパイロットウォッチ
・約72時間の長時間駆動を実現したパワーリザーブ
・オリジナルストラップや交換用ベルト、専用ツールセットを同梱したスペシャルエディション
LONGINES ロンジン パイロット マジェテック ボックスエディション 43mmL2.838.4.53.9は、1935年に発表されたパイロットウォッチの復刻モデルで、ヴィンテージミリタリーテイストが魅力の一本です。その重厚感のあるデザインに惹かれる人も多いでしょう。
オリジナルモデルのレトロな雰囲気を保ちつつ、各所に現代の技術や素材が取り入れられています。特にパワーリザーブは約72時間と以前のモデルから倍近く伸びているため、実用性が大きく向上しています。
ベルトはブラウンの高品質なレザー製です。こちらのボックスエディションには、よりカジュアルなグリーン色のNATOストラップが付属しており、シーンやファッションに合わせて雰囲気を変えることもできます。
以下の記事でもLONGINES ロンジン パイロット マジェテック ボックスエディション 43mmL2.838.4.53.9の魅力を詳しく解説しています。
ロンジン パイロット マジェテックL2.838.4.53.9|復刻デザインと先進機能が融合した究極のパイロットウォッチ
ロンジンの時計を着けるのは恥ずかしい?
近年、ウェブでの検索などで「ロンジンの時計を着けるのは恥ずかしい?」と目にする方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。結論から述べると、それは完全な誤解です。
ロンジンの時計は比較的リーズナブルな価格帯でありながら、質実剛健と言える品質を備えており、世界的にも高い評価を受けています。ロンジンの歴史や現在に至るまでの評価を理解すれば、自信を持ってロンジンを着用できるでしょう。
ロンジンとは
ロンジンはスイス発祥の老舗時計ブランドですが、そのルーツを辿ると約190年前まで遡ります。
ロンジンの起源は1832年、スイスのサンティミエでオーギュスト・アガシが構えた時計工房が始まりです。
1852年に甥のアーネスト・フランシロンが経営を引き継ぎ、その後、自社工場を設立したことで、ロンジンというブランドが誕生しました。
19世紀創業と長い歴史を持つこともあり、これまでロンジンは腕時計において数々のイノベーションを生み出しています。時間計測機能を併せ持つ『クロノグラフ』のほか、『回転ベゼル』や『フライバック機能』もロンジンが初めて開発したとされています。
また、機能だけではなくデザインにも注力しています。クラシカル・スポーティー・エレガント・ミリタリーなど、ロンジンの時計はデザインのテイストが幅広く、モデルのバリエーションも豊富です。
ロンジンの時計はレトロウォッチとして愛されている
ロンジンは創業以来、最高品質にこだわった生産体制を確立してきました。その流れを受け継ぎながらも時代の変化に合わせてブランドはアップデートしており、19世紀から現在に至るまで長く支持されています。
ロンジンの時計は耐久性、整備性に優れており、機械式においては古いモデルでも定期的にメンテナンスやオーバーホールを実施すれば、複数の世代にわたって使用できた例もあります。
ここまでお伝えしてきた通り、ロンジンにはさまざまな機能やデザインのモデルがそろっているため、時代・年代問わず、長きにわたって愛用しやすい時計ブランドと言えるのです。使っていて恥ずかしいと思う必要は、万が一にもないでしょう。
50~80万円台のロンジンの時計を買うなら正規販売店で
ロンジンは高級時計ブランドの中でも、比較的手に届きやすい価格帯でのラインナップが豊富なため、50~80万円台でも多機能モデルや復刻モデルを無理なく購入できるでしょう。
価格はリーズナブルでも品質で劣ることはなく、むしろ精度や耐久性は高いレベルを維持しています。職人技が光る複雑構造や高級感あふれるデザインは、ステータス性の高さにもつながる強みです。ロンジンは歴史、機構、デザインどの面から見ても、購入を検討する価値のあるブランドといえます。
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この記事の監修
- 時計は単なる時間を知るためのツールではなく、個性やスタイルを表現する大切なアイテムであるという信念のもと、ハラダではお客様一人ひとりのライフスタイルに合った時計を提案し、長く愛用できる商品選びをサポートしています。
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