
レイモンド ウェイルが展開する「ミレジム」は、ブランドの新潮流として大きな注目を集めるコレクションです。
そのデザインテーマは“ネオ・ヴィンテージ”。1930年代の腕時計に着想を得たクラシカルな意匠を魅力としつつも、ムーブメントを含めた随所に最新技術を反映することで、単なるヴィンテージ調にとどまらない完成度を有しています。
とりわけGPHGチャレンジウォッチ賞の受賞は、本作が名実ともに優れたモデルであることの証明と言えるでしょう。本記事では、ミレジムのデザインや機能性の魅力をひも解きながら、注目モデルを丁寧に紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
スイスの名門、レイモンド ウェイルとは?

レイモンド ウェイルは1976年にスイスで誕生したブランドです。創業者は、時計職人であったレイモンド ウェイル氏。クォーツ革命の只中にあっても機械式時計の復権を信じ、自身の名を冠したブランドを立ち上げたのです。以降、同社は創業一族による独立経営を貫き、希少な独立系メゾンとして歩みを続けてきました。

レイモンド・ウェイルの特徴は、スイスの伝統を尊重したウォッチメイキングと、現実的で誠実な価格設定にあります。ムーブメント製造を専門メーカーに委ねるエタブリスール方式を採用し、セリタ社をはじめとする実力派と協働。ラ・ショード=フォンの自社工房で組み立てを徹底することで、品質と価格の両立を実現しています。
ネオ・ヴィンテージを体現する「ミレジムコレクション」
ミレジムは、1930年代の腕時計に着想を得た、“ネオ・ヴィンテージ”を体現するコレクションです。
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セクターダイアルや立体感のある風防、端正なシリンダー型ケースなど、1930年代当時の腕時計を思わせる意匠を随所に採用しつつ、現代の素材選びや製造技術によって再構築されています。
ネオ・ヴィンテージの名の通り、懐かしさと新しさが共存する表情が、コレクション全体に落ち着いた品格をもたらしているのです。

さらに、価格も日本円にして30万円前後に抑えられており、同価格帯の腕時計において、その完成度の高さはかなり高い水準にあります。こうした数多くの魅力が評価され、ミレジムは2023年度のGPHGにおいてチャレンジウォッチ部門賞を受賞しました。名実ともに優れた、まさにブランドの新たな顔と呼ぶべきコレクションと言えるでしょう。
「ミレジム」コレクションの魅力とは?
ここからは、ブランドのニュースタンダードである「ミレジム」コレクションの魅力を詳しく見ていきましょう。
古典を現代に昇華したネオ・ヴィンテージデザイン
先述の通り、ミレジムのデザインは、1930年代のヴィンテージウォッチから着想を得ています。洗練されつつもレトロな一面を漂わせたその表情は、着用するシーン、スタイルを選びません。

象徴的なのが、時・分・秒を異なるトラックで示すセクターダイアルです。中央と外周で仕上げや色調を切り替え、レイルウェイトラックをはじめとする幾何学的なディテールを組み合わせることで、視認性とクラシカルな表情を両立しています。

また、すらりと伸びた針のシンプルな造形が全体を引き締め、端正な印象を強調。加えてボックス型風防は、かつてのプラスチック製風防を思わせる佇まいを再現しつつ、サファイアクリスタルを用いることで現代的な耐久性を有しています。

さらに長いケースラグも特徴で、クラシカルな雰囲気を高めながら、曲げと丸みを持たせることで装着感にも配慮。ヴィンテージの美意識と現代的実用性が共存するデザインといえるでしょう。
古典的な美に寄り添う実用的な機能性
ミレジムの一部モデルは、クラシカルな外観に現代のライフスタイルに即した機能性を巧みに組み合わせています。

その代表例が、6時位置に配されたスモールセコンドです。主針とは異なるリズムで時を刻み、ダイアルに静かな奥行きを与えています。視認性を損なうことなく配置され、セクターダイアルとの相性も良好で、時計全体のバランスを整える役割を担っています。

またモデルによっては、ムーンフェイズを搭載。月の満ち欠けを示すこちらの表示は、1930年代の高級時計にも通じる伝統的機構であり、実用性に詩的な要素を添えます。装飾性と機能性を両立させた構成が、現代の装いにも自然に溶け込むクラシカルな仕上がりといえるでしょう。
性別を問わず楽しめるミレジムのサイズ設計

ミレジムの腕時計は、性別やスタイルを限定しないサイズ展開も大きな魅力です。
ケース径は直径39.5mmと35mmの2サイズを用意。39.5mmは、現代的な感覚に即したバランスのよいサイズ感であり、ビジネスからカジュアルまで幅広く対応します。一方の35mmは、小径ケースが主流だった往時の腕時計に着想を得たプロポーションで、クラシカルな雰囲気をより色濃く楽しめるサイズです。

いずれも薄型ケースと5気圧防水を備え、日常生活において安心して着用できる実用性を有しています。当然ながら袖口への収まりも良く、長時間の装着でも負担を感じにくいでしょう。
ミレジムは装いを選ばず着用できるネオ・ヴィンテージウォッチとして、高い汎用性を備えた存在に仕上がっています。
ミレジムの人気モデルをご紹介!
こちらでは、ミレジムの人気モデルや注目モデルをご紹介します。
GPHGチャレンジウォッチ賞受賞『2930-STC-65001』

『2930-STC-65001』は、ミレジムにおける最もスタンダードなモデルです。
クラシカルなセクターダイアルを基調に、ブラックのバーインデックスとメモリを配した簡潔な構成が、高い判読性と端正な表情を両立。シルバーカラーのダイアルに加えて6時位置のスモールセコンドが、静かな奥行きを添えています。
ステンレススティール製ケースはヘアライン加工と鏡面仕上げを使い分け、裏蓋はシースルー仕様。自動巻きキャリバーRW4251を搭載し、約41時間のパワーリザーブを有しています。
グレーカラーのカーフバンドを組み合わせ、落ち着いた雰囲気を演出しており、品格を大切にする大人の男性にふさわしい逸品といえるでしょう。
落ち着きのあるクラシカルモダン『2925-ST-60011』
『2925-ST-60011』は、ミレジムの中でも落ち着きと洗練を強く感じさせるモデルです。
アンスラサイトを基調としたダイアルは、セクターデザインを描きつつ、外周のトラックが視認性を高めています。淡い色味のインデックスと針が控えめなコントラストを生み、クラシカルでありながら重たさを感じさせません。

ステンレススティール製ケースは、ヘアライン加工と鏡面仕上げを巧みに使い分けた端正な造形。同素材によるブレスレットも装着されており、細かなコマ構成が腕に自然に沿い、エレガントな印象を強めています。
さらに自動巻きキャリバーRW4200を搭載し、約41時間のパワーリザーブを確保。ケース径39.5mm、厚さ9.25mmという扱いやすいサイズ感も魅力です。
主張を抑えた知的な装いを好む男性にふさわしい腕時計となっています。
腕元を上品に彩る35mmモデル『2125-P5-45001』

『2125-P5-45001』は、ミレジムの中でもひときわエレガントな佇まいを見せるモデルです。
バーガンディーカラーのセクターダイアルに、ローズゴールドPVD加工のケースとブレスレットを組み合わせ、華やかさと落ち着きを巧みに両立。ヘアライン加工と鏡面仕上げの切り替えが、立体的で上質な印象を強めています。
ムーブメントには自動巻きキャリバーRW4200を搭載し、約41時間のパワーリザーブを確保。5気圧防水とサファイアクリスタル風防により、日常使いにも安心感があります。
さらにケース径35mm、厚さ9.18mmのコンパクトサイズは腕元に自然になじみ、性別を選びません。上品かつ煌びやかなエレガンスを楽しみたい、大人の男女にふさわしい一本といえるでしょう。
日本限定で味わうデニムブルーの小径モデル『2125-ST-50011』

日本限定『2125-ST-50011』は、ミレジムの端正な造形に、落ち着いた個性を加えた特別なモデルです。
デニムブルーのセクターダイアルは主張しすぎず、光の当たり方によって表情を変える奥行きある色調。ステンレススティール製のケースとブレスレットが全体を引き締め、クラシカルでありながら軽快な印象を与えます。
どのようなシーンでも安心感のある構成。ケース径35mm、厚さ9.18mmの小径サイズは腕元になじみやすく、品のある装いを好む男女に適した腕時計となっています。
世界が注目するGPHG(ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ)

ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ、通称GPHGは、2001年に創設された世界最高峰の時計賞です。
最も注目に値する現代の時計を讃え、時計製造技術の発展と価値を世界へ発信することを目的としており「時計界のアカデミー賞」とも称されています。
近年はSNSの影響もあり、受賞結果が瞬時に世界へ拡散され、受賞モデルが市場で注目を集める存在となっています。
2023年のGPHGにおいて、ミレジムが受賞したチャレンジウォッチ部門は、2,000スイスフラン以下という厳格な価格条件のもとで審査される難関カテゴリーです。
その中でミレジムの腕時計が選ばれたことは、伝統的意匠を現代的に再構築するネオ・ヴィンテージという思想が、国際的に高く評価された証といえるでしょう。
大人の価値観に寄り添うミレジムコレクションを愛用しよう!
ミレジムは、ヴィンテージの美意識に共感する方にとって、長く付き合えるコレクションです。
1930年代の腕時計に着想を得たセクターダイアルや端正なプロポーションは、時代の流行に左右されにくく、装いに落ち着いた奥行きを与えてくれます。クラシカルな表情を楽しみながら、日常で無理なく使える実用性を重視したい方に適した存在です。
また、その抑えられた価格帯と幅広いデザインの選択肢から、機械式時計を初めて選ぶ方にも向いています。ぜひ実際にハンズオンして、その完成度の高さを実感してみてください。
この記事の監修

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