セイコーの「プレザージュ」ブランドは、その機能性と日本の美意識が反映されたデザイン性が高く評価されています。その中でもクラシックシリーズは、時計製造と日本の伝統美をうまく溶け込ませた逸品が揃います。
本記事では、セイコープレザージュの2024年新作として登場したクラシックシリーズに焦点を当て、その魅力をご紹介いたします。ぜひ最後までご一読ください。
プレザージュのクラシックシリーズとは?
セイコープレザージュの「クラシックシリーズ」は、2024年登場の新たなデザインシリーズです。日本の伝統的な工芸品や衣服と言った、日常を彩るものに用いられた色彩が特徴で、素材、質感などの「用の美」がモチーフとなっています。
クラシックシリーズの目指すもの
プレザージュのクラシックシリーズは、日本らしい美しさを現代に伝えるクラシカルウォッチシリーズです。日本の伝統的な美意識と高い技術力を結びつけ、時を超えて愛されるデザインを生み出すことを目的としています。時計の細部に至るまで日本らしい審美感が見て取れるだけでなく、機能性と美しさが見事に調和されています。
そうして生まれるクラシックシリーズの腕時計は、シンプルかつエレガントなデザインが特徴的です。造形は基本的に優美な丸みを帯びており、そのしなやかなフォルムに宿る伝統美には、日本人なら誰もが心奪われるでしょう。
クラシックシリーズの魅力
クラシックシリーズの最大の魅力は、日本の美を取り入れたデザインにこそあります。日本の伝統的な工芸品や衣服など、日常に用いられた色彩や素材、質感などが腕時計に再現されています。緻密に設計されたそのデザインは、まるで芸術品のようにも感じられるはずでしょう。
また、クラシックシリーズの腕時計は、機能面でも安定しています。腕時計の美観を損なわない薄型ムーブメントを搭載しているだけでなく、十分なパワーリザーブも有しており、長期間にわたって安定した時間を提供してくれます。
防水性や耐磁性もしっかりと備わっているため、日常の使用でも長く愛用できる一本と言えるでしょう。
クラシックシリーズに共通する特徴
丸みを帯びたダイアルと表示部
いずれのモデルも、ダイアルは丸みを帯びたカーブダイアルとなっています。また、インデックスの上面や、秒針と分針の先端も、ダイヤルの球面に合わせて緩やかに曲げられました。このダイアルに絹のような質感の繊細な型打ち模様が施され他ことで、ダイアル全体に柔らかな光がもたらされています。
これを覆うガラスについても、デュアルカーブガラスを採用しています。また、ケースについても柔らかな曲面で構成されており、つい触れたくなるような柔和な雰囲気を醸し出しています。
新設計のブレスレット
ブレスレットは、1970年代に多く見られた腕時計のものから着想を得ています。各コマは両面にカーブが付けられており、しなやかかつ柔軟な印象。手首になじむとともに、手首に接する面積を減らし、快適な着け心地を提供します。
クラシックシリーズのラインナップ
こちらでは、クラシックシリーズより現在登場している5つのモデルについてご紹介します。いずれも3針タイプとなっており、3色のスタンダードモデルに、2色のオープンハートモデルが登場しています。ひとつずつ魅力を確認していきましょう。
高級感のある「素色(しろいろ)」『SARX121』
多くの方の目を引くのが、美しい『SARX121』です。本モデルは、高級感のある柔らかな絹織物の織目をイメージし、ダイアルカラーには繊維本来の色である「素色(しろいろ)」を採用しています。この純白のダイアルカラーは、清潔感と同時に上品さを兼ね備えており、見る者に強い印象を与えるでしょう。
さらに柔らかい曲線を描くケースが、時計全体に優しい印象を付与。フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも、自然に馴染むデザインとなっています。
シックで洗練された「仙斎茶」『SARX123』
『SARX123』は、江戸時代に流行した緑褐色の「仙斎茶(せんさいちゃ)」をダイアルに採用しています。独特なカラーリングは、日本独自の奥ゆかしさを表現し、シックで洗練されたテイストを演出しています。
また、仙斎茶カラーとシルバーカラーケースとの美しいコントラストは大きな魅力です。腕時計全体が落ち着きを兼ね備えたデザインとなっており、フォーマルなシーンでもカジュアルなシーンでも活躍できる逸品となっています。
『SARX123』はシックなデザインにより、クラシックシリーズの中でも注目すべきモデルです。シンプルでありながらも存在感のあるデザインは、多様なスタイルに合わせやすく、あらゆるシーンで腕元を引き立てるでしょう。
独特な明るい「洗柿」『SARX125』
『SARX125』は、独特なカラーリングが際立つモデルです。高級感のある柔らかな絹織物の織目模様の腕に、淡い柿色の「洗柿(あらいがき)」色をダイアルに採用しています。洗柿色は、日本の伝統的な絹織物を彷彿とさせる落ち着きと温かみを持ち、見る者に優雅さと上品さを感じさせるでしょう。
『SARX125』は、明るいカラーリングでありながらもシンプルなデザインを有し、特にカジュアルシーンでの活躍が期待されます。カジュアルな服装に自然に溶け込み、さりげなく個性を主張可能です。加えてどのようなシーンでも腕元を華やかに演出するため、日常の様々なスタイルにマッチする万能なアイテムとなります。
内部機構が魅せる躍動感『SARJ007』
『SARJ007』は、内部機構をフロントから視認できるオープンハートデザインが最大の魅力です。時計の精巧なメカニズムを目で楽しめるため、時計愛好家にはたまらない逸品となっています。
本モデルのダイアルには、繊維本来の色である優しい「素色(しろいろ)」が採用されており、その上には放射状のパターンが施されています。生糸の質感を巧みに表現しており、見る者に温かみと高級感を与えてくれるでしょう。繊細なパターンが、時計全体に深みと魅力を加え、上品さを一層引き立てています。
さらに6時位置に24時間インダイアルが配置されており、一目で時間帯を確認可能です。特に忙しい現代人にとって便利であり、日常生活をよりスムーズにしてくれます。
『SARJ007』を身につけることで、内部機構の動きを楽しむだけでなく、日本の伝統美をいつでも味わえるでしょう。
オープンハートと落ち着いた「墨色」『SARJ009』
内部機構を視認できるオープンハートの『SARJ009』は、精巧なメカニズムを存分に味わえるモデルです。時計の内部の駆動が美しく見えるため、その技術力を堪能できる逸品となっています。
ダイアルには、僧侶の衣類で見られる灰色がかった「墨色(すみいろ)」を採用。シックで落ち着いた雰囲気を醸し出し、クラシカルなダイアルデザインと相まって高級感を一層引き立てています。
もちろん24時間のインダイアルや防水性能、耐磁性能といった便利な仕様が豊富であり、あらゆるシーンで活躍してくれるでしょう。さらにフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも自然に馴染むデザインであり、多様なスタイルに対応しながら腕元を華やかに演出します。
プレザージュのクラシックシリーズモデルを着用して、日本の伝統的な美しさを味わおう!
今回ご紹介した腕時計は、高級感のある絹織物の模様や伝統的な日本のカラーリング、精巧な内部機構などが特徴です。どのようなスタイルにも自然に溶け込み、腕元を華やかに演出します。加えて耐久性の高い素材や優れた機能性により、日常生活でも安心して使用できるでしょう。
ぜひこの機会に、プレザージュのクラシックシリーズの腕時計を手に入れて、その魅力を実感してみてください。日本の伝統美が息づく時計を通じて、生活にさらなる豊かさとエレガンスを加えてみてはいかがでしょう。