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【ザシチズン】冬の装いを黒和紙とレザーで表現した
年差±5秒エコドライブ搭載モデル

1924年にシチズンが初めての時計を生み出してから70年以上経過した1995年に、シチズンが守り続けた理念を体現するブランドとして「ザシチズン」が誕生。

そしてその後も時計職人たちの研鑽の結果、多くの技術を持ち寄ってさらなる進化を遂げています。

企業名がブランド名になったシチズンのこの特別なシリーズは、世界の時計づくりを牽引するトップカンパニーのプライドそのもの。

今回は、シチズンが持つ技術の粋と日本の伝統美が融合した「静寂(SHIJIMA)」をご紹介します。

 

 

【ザシチズン】冬の静寂(SHIJIMA)を黒和紙と黒レザーが奏でる
世界250本限定のエコドライブモデル

AQ4100-22Eを横向きに置いた様子

今回のザシチズンは日本の四季を模した4色がラインナップ。

黒と金が基調の静寂(SHIJIMA)は日本の「冬」を日本伝統の黒和紙と美しくゴージャスな金色で表現しています。

冬の静寂の淡い日本美を黒和紙で豊かに表現

雪深い冬の夜は、多孔質の積雪にすべての音が吸収され一面が静寂に包まれます。

そして聞こえるのは雪と雪が絶え間なくシンシンと重なり合う音だけ、そんな繊細な景色は和紙という繊維質の微細な凹凸だからこそできる表現です。

和紙は、原溶液に漂うほぐれた繊維が簀桁(すけた)の上で不規則に重なってできる日本古来の紙で、厚みや濃淡のムラは静寂の淡い情景を表現するのに最適です。

その黒和紙のなかにある白くて太い不規則な繊維は、まるで水墨画に描かれた天空を駆ける巨大な龍のようです。

年差±5秒エコドライブやチタニウム合金の技術力

エコドライブはシチズン独自の優れた発電駆動システムですが、驚くべきは年差±5秒というその精度にもあります。

わずかな光から取り出した電気で時計を動かし、余った電力は二次電池で蓄えて、発電できない時でも長時間の駆動に耐えられる電池交換不要のエコロジカルなシステム。

また、シチズンが開発したスーパーチタニウムを手作業で加工し表面硬化のデュラテクトを施すと、ステンレスの5倍以上の硬さで、キズ・肌アレルギー・サビに強く軽いという夢の素材が誕生します。

 

 

【ザシチズン】黒和紙と黒レザーの静寂(SHIJIMA)|
年差±5秒エコドライブなど限定モデルのスペック

スーパーチタニウムに表面硬化技術(デュラテクト)と年差±5秒エコドライブという驚異的なスペックをご紹介します。

ザシチズン 静寂(SHIJIMA) のスペック

ムーブメント

キャリバーNo A060
動力 光発電エコ・ドライブ
精度 ±5秒/月
持続時間 光発電1.5年(パワーセーブ作動時)

ケース&ダイヤル

重量 54g
厚さ 12.2mm
ケースサイズ 横 38.3mm
ケース素材 スーパーチタニウム
ケース表面処理 デュラテクトプラチナ(ライトシルバー色)
バンド幅 ワニ革
三ツ折れプッシュタイプ
バンド幅 19.0mm
バンド調整可能サイズ 150~196mm
ガラス デュアル球面サファイアガラス(クラリティ・コーティング)

時計仕様

防水 10気圧防水
アレルギーレベル 耐ニッケルアレルギー
耐磁性能 耐磁1種
デザイン特徴 和紙文字板
その他機能 充電量表示機能
充電警告機能
過充電防止機能
パワーセーブ機能
フル充電時約1.5年可動(パワーセーブ作動時)
パーペチュアルカレンダー
日付表示
日付早修正機能
0時ジャストカレンダー更新機能
時差設定機能
パーフェックス(JIS1種耐磁、衝撃検知機能、針自動補正機能)

 

 

【ザシチズン】冬の静寂を黒和紙の濃淡と黒レザーで
表現した控えめで力強いデザインとは

AQ4100-22Eのバンドを拡大した画像

厳しく寒い冬ですら季節感や日本美として楽しみ、時計のダイヤルを借景窓に見立てて冬の夜の静寂を味わっています。

魅せるのは装飾ではなく視認性や研磨の機能美

魅せるのは装飾によってではなく、あくまで必要不可欠な性能や機能がもたらす形状を最大限に活かしています。

たとえば、ダイヤル上のインデックスや指針や日付窓、それにブランドロゴやイーグルマークは丁寧で美しい面取り加工と研磨が施され、光の入射角によって立体的に輝きその位置を知らせます。

表面の研磨加工はヘアラインとポリッシュを使い分けることで、エッジを際立たせ厚みや高低差を力強く強調します。

伝統和紙の透かしと最新技術が高次元で融合

和紙は、優しくほぐれた繊維が重なり合って絶妙に隙間のある薄い被膜になります。

光を透過する半透明の和紙の特性を利用して、ソーラー発電のパネルに重ねても発電に支障がないように設計されています。

ダイヤルのインデックスなどの表示はいったん透明のパネルに貼り付け、さらに和紙のシートに重ねてあり、あたかも和紙の上にインデックスが浮かんでいるかのような不思議な感覚になります。

もともと和紙は行灯(あんどん)や障子に使われるなど、強い光を和らげ拡散するために利用されてきましたので、ソーラーパネルとの相性はとても良いのです。

 

 

【ザシチズン】年差±5秒エコドライブと黒和紙が映える
黒レザー限定モデルをおすすめする3つの理由

AQ4100-22Eの文字盤を俯瞰した画像

ここで、ザシチズン 静寂(SHIJIMA) モデルの3つのポイントをおさらいしましょう。

世界に250本しかない特別なモデル

世界で250本という数のため、限られた方のお手元にしかお渡しできません。

多くを手作業でおこなうなど特別に手間ひまをかけたシチズンを代表する製品のため、実は大量生産ができないことがこの希少性の本当の価値なのです。

伝統技術「借景窓」の立体的な美しさ

遠くの山を庭の延長として取り込む造園技術を「借景」、庭の景色を窓から部屋のインテリアとして取り込む建築技術を「借景窓」といいます。

ザシチズン 静寂(SHIJIMA) はベゼルを借景窓に見立てて、雪深い冬の夜の静寂をダイヤルに召喚しています。

和紙の繊維とインデックス・指針・イーグルマークが光を受けて織りなす立体的な表現が、見事なまでに日本の四季に対する美意識を再現しています。

高精度と高耐久はシチズンのお家芸

年差±5秒エコドライブとは驚異的であり、チタニウムの生成や研磨技術もデュラテクト加工もシチズンが世界に誇る独自技術。

しかし、シチズンにとってみれば高機能とはいえ自社製品の標準仕様の一部でもあります。

つまり、世界最高ランクが自社基準であるシチズンがいかに優れたウォッチメーカーであるかということが、これで証明されたということなのです。

 

 

まとめ

綾錦と静寂を並べた画像

日本人の生活に古くから馴染んでいる和紙は、時計の素材としても一級品です。

そして、四季を日本的な表現と和紙で完璧に再現したこのシンプルなモデルは、この先どの時代においても飽きることのない素晴らしいデザインと評価されることでしょう。

製品の質やデザインに不安な点は全く見当たりませんが、数が極端に少ないために限られた方のお手もとにしかお届けできないのが本当に残念です。

世界でも高い評価を受けるザシチズン 静寂(SHIJIMA) をぜひこの機会にお買い求めください。