
2025年、当店Webサイトにはカシオの腕時計を求め、多くのユーザーの皆様にアクセスしていただきました。その蓄積されたデータをひも解くことで、“今年選ばれたモデル”の姿がはっきりと見えてきます。
本記事では、実際のアクセス数をもとに、2025年に注目を集めたカシオの人気モデルTOP5をランキング形式でご紹介します。
イメージや印象ではなく、実際に多くの方が比較し、関心を寄せた結果から導き出されたリアルなランキング。カシオの人気傾向を知る手がかりとして、ぜひ最後までご覧ください。
2025年のカシオ総括:MR-Gが牽引した、大人のG-SHOCK需要の増加
2025年に当店Webサイトに訪れたユーザーの皆様は、カシオG-SHOCKのプレミアムライン「MR-G」へ強い関心を寄せてくださいました。結果、本ランキング

話題性の高い10万円以下のモデルにとどまらず、MR-Gのような数十万円クラスのハイエンド機も比較検討する動きが目立ち、カシオの高品質な腕時計に注目が集まったように思えます。
また結果を見ると、アイコニックなオリジン、カシオークをMR-Gに向けてリファインした「B5000」「B2100」シリーズの人気が目立ちました。とりわけ「勝色(かちいろ)」といった特徴的な配色のモデルや、チタン・コバリオンといった高級素材を用いたフルメタル仕様にアクセスが集中し、素材感や仕上げの美しさが人気を博したようです。
“大人のためのG-SHOCK”であるMR-Gの完成度の高さ、定着した一年だったといえるでしょう。
2025年のカシオ腕時計アクセスランキングTOP5を解説!
それでは早速、2025年の当店Webサイトにおける、カシオ腕時計へのアクセス数ランキングのTOP5をご紹介します。
第1位:MR-G『MRG-B2100D-1AJR』
当店Webサイトに訪れたユーザーの皆様から最もアクセスされたのは、MR-Gの『MRG-B2100D-1AJR』でした。

八角形ベゼルや薄型ケースが人気の“カシオーク”を、最上位ラインのMR-Gとして昇華させた一本で、日本の伝統技術「木組」から着想を得たダイアルを魅力としています。
格子状に組まれた立体的なダイアルは、精密な加工によって美しい陰影を生み出し、その隙間から光を取り込むことで、高効率なソーラー発電も兼ねています。

本作では、樹脂で作られたカシオークの複雑な構造を、加工の難しいチタン素材で再現しています。これは、パーツを細かく分解、研磨してから、防水性、耐衝撃性を確保しつつ組み上げる「マルチガードストラクチャー構造」によるもの。これにより、G-SHOCKらしいタフネスを維持しつつ、高級腕時計さながらの美観を実現しているのです。

加えて、Bluetooth連携によるモバイルリンク機能や、各地域の標準電波受信に対応した電波時計機能を搭載。当然ながら、20気圧防水や耐衝撃性なども備えており、実用性と高級感を兼ね備えたMR-Gの代表格といえるでしょう。
第2位:MR-G『MRG-B5000B-1JR』

第2位に選ばれたのは、初代G-SHOCKのデザインを現代の最高峰素材で再構築した『MRG-B5000B-1JR』です。往年ファンのみならず、質感にこだわるユーザーの皆様からも高い支持を集めています。
ダイアルには初代モデルのレンガパターンが精緻に刻まれており、レッドラインが鮮やかなアクセントとして機能。視認性の高いデジタル表示と相まって、クラシックさとモダンさを両立した表情をつくり出しています。

またケースとブレスレットにチタン素材を採用しつつ、マルチガードストラクチャーによって当時の意匠をしっかりと踏襲。G-SHOCKらしい無骨さを残しながら、磨き上げられたチタン輝きが黒い宝石のような印象を与えます。
さらに電波ソーラーやモバイルリンク機能など実用性も充実。進化した“原点”として、2022年の登場以来から人気の高い1本です。
第3位:MR-G『MRG-B2100B-1AJR』

第3位に選ばれたのは、MRG版カシオークのブラックモデル『MRG-B2100B-1AJR』です。
第1位の『MRG-B2100D-1AJR』と大きく異なる点は、チタン外装にDLCコーティングを施し、ダイアルも黒を基調とすることで、スタイリッシュなオールブラックカラーを演出していること。こちらはより力強い印象を魅力としています。

好みによって変わりますが、ビジネスユースはシルバー、カジュアルならブラックなど、ニーズに合わせたモデル決めができると良いでしょう。
第4位:MR-G『MRG-B2000R-1AJR』
第4位に選ばれたのは、日本の伝統色である「勝色(かちいろ)」をテーマにした『MRG-B2000R-1AJR』です。MR-Gの定番であるMRG-B2000をベースに、強さを想起させる色合いや意匠を盛り込んだ、その強く華やかな佇まいが支持されたようです。

ダイアル模様には魔除けの意味を持つ和柄「鱗紋(うろこもん)」を採用し、周囲には扇や屏風を思わせるカット面を配置。シンプルでありながら華やかさを備え、和の美意識を見事に表現しています。また、ベゼルには、二つとして同じ模様のない再結晶チタンがあしらわれるなど、唯一無二の表情も魅力となります。

さらにケース径49.8mm、厚さ16.9mmとかなり大きなサイズであり、腕元で力強い存在感を発揮。そして電波受信機能やBluetooth連携、クラッドガード構造による高い耐久性など、MR-Gならではの機能性も充実しています。
第5位:MR-G『MRG-B5000R-1JR』
第5位に選ばれたのは、MR-Gの『MRG-B5000R-1JR』です。初代G-SHOCKのDNAを受け継ぐスクエアデザインを、MR-Gならではの高級素材と仕上げで再構築した1本です。

ダイアルには懐かしいレンガパターンとデジタル表示を採用し、原点らしさを色濃く表現。複雑なベゼルは25個ものパーツで構成され、それぞれを丹念に研磨することで、金属の美しさを最大限に引き出しています。
またトップベゼルには純チタンの約4倍の硬度を誇るコバリオン、ケースとベゼルには高硬度の64チタンを採用。加えてバンドにもダイアルと同じレンガパターンを施し、ゴールドの差し色を加えるなど、細部までこだわり抜かれたデザインとなっています。

機能面では、電波受信機能とBluetooth連携による自動時刻修正を備え、普段使いでも重宝するでしょう。さらにタフソーラーの安定駆動に加え、20気圧防水やショックレジスト構造があらゆる環境で信頼性を発揮します。
スタッフのイチオシモデル:奥田民生コラボモデル『OCW-S7000TS-1AJR』
当店スタッフがおすすめしたいのが、奥田民生 氏のソロ活動30周年と生誕60周年を記念し
た、日本限定1000本のオシアナス manta『OCW-S7000TS-1AJR』です。
ユニコーンでのデビュー以降、ソロ活動や数々のアーティストとのコラボ、さらにプロデューサーとしても高い評価を得てきたミュージシャンであり、その世界観を腕時計に落とし込んでいます。

サファイアガラスベゼルのタキメーターには「OKUDA TAMIO」の刻印を施し、生誕60周年を象徴する「60」は赤色で着色。9時位置のインダイアルリングには、奥田氏が好むオレンジから赤へのグラデーションを配し、個性を鮮やかに演出しています。
さらにダイアル、りゅうず、中留カバーにはイニシャルのOTマークを、裏蓋や化粧箱には60歳を祝う特別ロゴを刻印。限定モデルならではの特別感を存分に味わえるでしょう。

そしてタフソーラーや10気圧防水、モバイルリンク機能など実用性も十分であり、記念モデルでありながら幅広いシーンで活躍します。節目を祝う特別な“記念の形”として、手元に迎えたくなる腕時計です。
進化したG-SHOCKが示す、プレミアムラインの新たな価値
2025年のカシオランキングを振り返ると、当店Webサイトに訪れた多くのユーザーの皆様が、明確に“プレミアム志向”へシフトしていることが読み取れます。
特に最上位ラインであるMR-Gは圧倒的な注目度を集め、素材へのこだわり、緻密な仕上げ、日本の伝統美を取り入れたデザインなど、従来のG-SHOCKの枠を超えた魅力が支持を集めました。
さらにチタンやコバリオンといった高硬度素材に加え、複雑構造を生かした磨き分けやソーラー充電、Bluetooth連携などの実用性も、高く評価された理由といえるでしょう。
気になったモデルがありましたら、ぜひ実際に着用してみてください。
この記事の監修

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