【ザ・シチズン】土佐和紙にプラチナ箔を散らした限定モデル「AQ4100-65W」をご紹介

シチズンの2023年の新作モデルとして、「ザ・シチズン年差±5秒エコ・ドライブ AQ4100-65W」が登場しました。本作で注目すべきはプラチナ箔が舞い散るその文字板。「土佐和紙」と「砂子蒔き」というふたつの伝統が融合しており、工芸品のような仕上がりを楽しめます。

当記事では、わずか500本限定で発売されるこの限定モデルについて、詳しく解説いたします。

待望の和紙×プラチナ箔

ザ・シチズンのメインコレクションのひとつである「年差±5秒エコ・ドライブ」では、その光発電という特性を活かすために、文字板に和紙が採用されています。

腕時計に最大限の個性を与えるこの和紙文字板は、現在様々なバリエーションが展開されており、ザ・シチズンの代名詞のひとつと言えるでしょう。

今回ご紹介する土佐和紙×砂子蒔きの組み合わせは、ザ・シチズンの25周年記念モデルで採用されたのと同じもの。
エコ・ドライブに始まるシチズンの先端技術と、日本の伝統技術が見事に融合を果たした、シチズンのクラフトマンシップを象徴するモデルとなっています。

前作はすでに完売しているため、本作の登場を待ち望んでいた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

純白の和紙と響き合うプラチナ箔

本作の最大の魅力は、「綿雪（わたゆき）」をモチーフとした、プラチナ箔が散りばめられた土佐和紙文字板です。

このプラチナ箔は「砂子蒔き」と呼ばれる日本の伝統技法によって散りばめられており、雪のように繊細な風合いが巧みに表現されています。

もちろんこの作業は職人の手によって行われるため、仕上がりはひとつひとつ異なります。そのため、本作は唯一無二の個性を備えたモデルと言えるでしょう。

また、使用されている土佐和紙は典具帖紙（てんぐじょうし）と呼ばれるもので、世界一薄いと称される和紙です。金箔についても名産地とされている金沢由来のものであり、徹底した品質への追求が見られます。

なお、光をエネルギーにして駆動する「エコ・ドライブ」にとって、文字板の透過率は最も重視すべきポイントとなります。その点、本作の「砂子蒔き」は綿密な計算の上で行われており、エコ・ドライブの駆動に全く影響はありません。

軽やかで堅牢、見目麗しいケース

本作の外装にはシチズンの独自技術であるスーパーチタニウムと呼ばれる素材が使用されており、軽やかさに反する、高い堅牢性が魅力となっています。

また、このスーパーチタニウムの輝きは、シチズン独自の表硬化技術である「デュラテクト」の一種である、デュラテクトプラチナによるもの。白系の輝きに加えて、高い耐傷性が与えられています。

表面仕上げは鏡面とヘアラインが使い分けられており、エッジの効いた仕上がり。リュウズにはザ・シチズンのロゴであるイーグルマークが施されています。

裏ぶたについてもイーグルマークがあしらわれており、「Limited Edition」が刻印された限定仕様になっています。

肌に優しく馴染むブレスレット

ブレスレットはスタンダードな3連式を採用。ヘアラインをベースに鏡面加工でメリハリが付けられており、こちらでもスーパーチタニウムが使用されています。また、このスーパーチタニウムは金属アレルギーが起こりにくい素材であるため、優しく肌に馴染んでくれるでしょう。

バックルは操作性の高い3つ折れ式で、シチズンのロゴがあしらわれています。

AQ4100-65Wのサイズ感、重さは？

ケースサイズは直径38.3mm・厚さ12.2mmと、手首が細い方でも合わせやすいサイズ感になっています。ワントーンカラーのデザイン性を踏まえると、フォーマルなコーディネートに合わせやすいでしょう。

また、重さは88gと非常に軽やかで、長時間着用していても疲れにくいモデルです。

AQ4100-65Wの機能性

シチズンのフラグシップモデル「ザ・シチズン」に属する本作には、エコ・ドライブをはじめとする多くの実用機能が搭載されています。

工芸品さながらの仕上がりを見せる本作に詰め込まれた、シチズンの先端技術の数々をここでご紹介いたします。

年差±5秒を誇る多機能ムーブメントを搭載

本作には、クォーツ式ムーブメント「Cal.A060」が搭載されています。シチズンの光発電システム「エコ・ドライブ」によって、定期的な電池交換の必要がない本機は、多彩な実用機能が満載となっています。

特に精度は10年に1分もズレない非常に正確なものとなっており、フル充電時の駆動時間は約1年半（パワーセーブ作動時）を誇ります。電池交換や、時間調整といった時計の煩わしさを、最小限に抑えた実用モデルと言えるでしょう。

加えて、衝撃検知機能や針ズレ自動補正機能も搭載されているため、日常使いの中で時間が狂う心配もありません。常に正しい1秒を刻んでくれる相棒として、長い期間の活躍が期待できます。

クォーツが可能にした永久カレンダー

本作のカレンダーにはうるう年も含めた日付がプログラムされており、2100年2月28日まで日付を修正する必要がありません。

この機能は機械式時計では「パーペチュアルカレンダー（永久カレンダー）」と呼ばれ、数百、数千万円するモデルにしか搭載されない機能です。しかし本作では、電池駆動を活かしてこの機能を実現。エコ・ドライブによって電池切れの心配もないため、常に正しい日付を表示してくれます。

クラリティコーティング

本作の風防（ガラス）には、両面に無反射コーティングを施す「クラリティコーティング」という技術が使用されており、光の約99%を透過するようになっています。

これにより、屋外でも時間が確認しやすく、エコ・ドライブの発電量上昇にもつながっています。もちろん美しい文字板を楽しむという面でも嬉しい仕様と言えます。

耐磁性・防水性

高精度を維持するための仕様として、本作には第1種耐磁が備わっています。スマートフォンやパソコンなど、磁場の発生源でありふれている現代社会において、この耐磁性は無くてはならない仕様と言えるでしょう。

また本作には、10気圧防水も備わっており、日常生活での水濡れ程度であれば問題ありません。ただし水泳などのウォータースポーツには向かないため、注意が必要です。

色違いの限定モデルも登場済み

2023年には、黒和紙と金箔を組み合わせた本作の色違いモデルも登場しています。こちらはデュラテクトゴールドのケースが採用されており、比較的華やかな印象です。こちらも合わせてご覧ください。

【ザ・シチズン AQ4103-16E】黒和紙と砂子蒔き、2つの伝統工芸が融合した限定モデル

ザ・シチズンは保証も万全

ザ・シチズンは購入後10年間の無料保証が提供されます（シチズンオーナーズクラブ登録が必要）。この10年間で自然に発生した故障や不具合に関しては、無料でサポートが受けられます。これは腕時計ブランド全体で見ても非常に長く、シチズンが品質に対して並々ならぬ自信を持っていることがわかります。

なお、修理に関しては、オンラインでの申し込みも可能であり、もし修理後6ヶ月以内に同じ部分で故障が起きたら、無料で再修理が受けられます。オーナーズクラブに登録していた場合、修理の進捗状況を確認や支払方法の選択もできるため、積極的な活用がおすすめとなります。

まとめ

当記事では、ザ・シチズンの限定モデルである「AQ4100-65W」について解説いたしました。日本の伝統とシチズンの最新時計技術が融合した本作は、限定500本の希少性に見合う、スペシャルなモデルと呼べるでしょう。

前作が完売したことを考えると、本作もいずれ手に入らなくなる可能性があります。当店へのお早めのご注文をお待ちしております。

ザ・シチズン
AQ4100-65Wの値段・スペック

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