【ザ・シチズン AQ4103-16E】黒和紙と砂子蒔き、2つの伝統工芸が融合した限定モデル

シチズンのフラグシップコレクションである「ザ・シチズン」から、新たな限定モデル「AQ4103-16E」が登場しました。

本作は、黒和紙と砂子蒔き、2つの日本の伝統が融合した、アートと呼ぶべき存在です。
その一方で、年差±5秒エコ・ドライブをはじめとするシチズン独自の技術も反映されており、その実用性は極めて高い水準にあります。

350本限定かつ、特定店でのみ販売される希少なモデルとなっていますので、お早めのご注文をお待ちしております。

伝統と先進技術が生む独自のスタイル

金と黒が織りなす上質な高級感を特徴とするAQ4103-16E。
ザ・シチズンの年差±5秒エコ・ドライブの新作である本モデルは、2つの伝統工芸とシチズンの先端テクノロジーが融合した一本です。

特に和紙文字板と砂子蒔きという組み合わせは、ザ・シチズンの25周年記念モデルでも採用されており、当時購入できなかった方には待望のリリースになったのではないでしょうか。

ここでは、本作のデザインについて深掘りしていきます。

高級感と実用性の完璧なバランスで成り立つ文字板

ザ・シチズンの年差モデルでは、「土佐和紙」がたびたび文字板に用いられます。これはエコ・ドライブという光発電システムが関係しており、和紙を使用することで盤面から光を透過し、エネルギーを供給できるようになっているのです。

加えて、他にない和紙のダイアルは個性の演出にも役立つ要素となっています。

さて、本作においても、この文字板が見どころと言えます。そのモチーフには金山で採掘される「金鉱石」を起用。黒く染め上げられた和紙を背景に金箔を施すことで、斑状に金が見える美しい表情が作りだされました。

この金箔は「砂子蒔き」と呼ばれる伝統的な装飾技法によって貼り付けられており、ひとつひとつの文字板が手作業で仕上げられています。そのため、世界に同じ表情のモデルはひとつとしてありません。

ちなみに、光の透過という視点で考えると、実はこの黒和紙文字板はそこまで効率が良いものではないそうです。しかしシチズンはエコ・ドライブの機能性を妨げず、華美になりすぎないギリギリのラインで、金箔の配置と量を見極めました。その結果、本作は上質な高級感と高い実用性の両立に成功し、唯一無二の表情を演出しているのです。

なお、ガラスには「クラリティコーティング」と呼ばれる両面の無反射コーティングが施されているため、着用者は文字板の美しさをありのままに楽しむことができます。

耐久性と高級感を両立したスーパーチタニウムケース

本作のゴールドケースには、デュラテクトゴールドが施された「スーパーチタニウム」が使用されています。

チタンに表面硬化を施したスーパーチタニウムは、シチズンの独自素材です。そのメリットは、高い耐久性と色の自由度にあります。
本作のケースではチタンの耐久性と軽やかさに加えて、文字板と調和する上質な輝きが与えられました。その結果、軽量でありながら、傷や摩耗に強く、輝きが長持ちする理想的なケースに仕上がっています。

もちろん、ベゼルについても同じ素材が使用されており、ケースと仕上げを変えることでメリハリが付けられました。全体的な印象はシンプルですが、角をつけたラグなど個性的な一面ものぞかせています。

リュウズは文字板と同じく、イーグルをモチーフとしたザ・シチズンのロゴが刻まれています。

裏ぶたにもイーグルマークが見られます。こちらにはシリアルナンバーが刻まれており、限定モデルらしい特別感が魅力となっています。

Dバックル付きのワニ革ベルトで快適な着用感と耐久性を確保

ベルトには、高級感あふれるワニ革を採用。バックルについては、三ツ折れプッシュタイプのクラスプが取り付けられており、容易な着脱を可能にしています。さらに、クラスプにはシチズンのロゴが刻印されており、細部までこだわりが感じられます。

シチズンの独自技術が生み出すハイパフォーマンス

AQ4103-16Eは、美しいデザインだけでなく、そのパフォーマンスも魅力と言えます。特に、エコ・ドライブや年差±5秒という驚異的な精度はその筆頭と言えるでしょう。
ここでは、本作に採用されているシチズンの独自技術に注目してご紹介いたします。

年差±5秒の高精度

本作の精度は年差±5秒、つまり、10年で1分もずれない極めて高い精度を誇ります。シチズンはこの正確さに向けて、精度を司る水晶振動子に対し厳選を重ね、品質を追求。半年もの時間をかけて安定させてから、腕時計を出荷しています。

そして、実際に我々が使用する際には、内部で1日1,440回も温度が測定されており、それに基づいて精度が補正されています。これは温度変化に弱いクォーツ時計の弱点をカバーするものであり、年差という驚異的な精度につながっているのです。

光発電システム「エコ・ドライブ」

AQ4103-16Eは、シチズン独自の光発電システム「エコ・ドライブ」を搭載しています。このエコ・ドライブは、室内光、自然光を問わず、わずかな光を元に発電し、腕時計を動かし続けます。
これにより、クォーツ式時計のデメリットである電池交換の必要がなく、圧倒的な使い勝手の良さが実現しています。

また、フル充電時には約6ヶ月間ものパワーリザーブを実現しており、太陽光によるフル充電は半年に一度程度で十分とされています。これはシチズンの徹底した省エネルギー技術によるもので、ここからも高い技術力が垣間見えます。

スーパーチタニウムケースで日常まで安心

AQ4103-16Eは、スーパーチタニウムを採用しており、耐傷性、耐久性に非常に優れています。また、本モデルはねじ込み式リュウズを採用しており、防水性能も10気圧と十分。日常生活での水仕事や雨天時でも機能的には問題ありません。

ただし、革ベルトを採用しているため、劣化を考えると水に濡れるのは避けるべきかもしれません。

バッテリー寿命を延ばす高度なテクノロジーと利便性

シチズンAQ4103-16Eには、他にもいくつかの便利な追加機能が搭載されています。
例えば、過充電防止機能があり、エコ・ドライブの充電量が一定以上になると自動的に充電を停止。これにより、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

また、充電警告機能もあり、充電量が少なくなると時計が自動的に知らせてくれます。室内で保管している方であっても、充電切れの心配がなく使用できるでしょう。

これらの追加機能は、本モデルがただの時間を知らせる道具ではなく、高度なテクノロジーと便利な機能を備え、進化したアイテムであることを証明しています。

自然にフィットするサイズ感

AQ4103-16Eのケースサイズは、直径38.3mm、厚さ12.2mmです。40mmにも満たないコンパクトなサイズ感は、多くの人にとって非常に扱いやすいものとなっています。

さらに、スーパーチタニウムの採用によって、軽量でありながら耐久性に優れている点も魅力です。長時間の着用でも疲れにくいため、日常的に着用したいモデルと言えるでしょう。

カジュアルから特別な場まで華やかな場で輝く一本

AQ4103-16Eは、高級感あふれるデザインながら高い機能性を誇っています。手元のエレガンスや高級感を重視する場で愛用したいモデルとなるでしょう。

また、伝統工芸を駆使した文字板は間違いなく注目の的になり得ます。職人の手作業で作り上げられたストーリーは、会話の種になること請け合いです。

本モデルは、ビジネスパーソンや経営者、または高級時計を愛用するコレクターなど、幅広く愛される一本です。
多様なターゲット層に対応した、非常にバランスの取れたモデルといえるでしょう。

ザ・シチズンの10年間無料保証

ザ・シチズンは購入後10年間の無料保証が提供されます（シチズンオーナーズクラブ登録が必要）。この10年間で自然に発生した故障や不具合に関しては、無料でサポートが受けられます。これは腕時計ブランド全体で見ても非常に長く、シチズンが品質に対して並々ならぬ自信を持っていることがわかります。

ただし、落下や事故を原因とする故障、不具合に関しては保証の対象外となる場合があるので注意が必要です。もちろん修理は可能ですので、その場合は購入した店舗で相談するなどして修理を依頼すべきでしょう。

なお、修理に関しては、オンラインでの申し込みも可能であり、もし修理後6ヶ月以内に同じ部分で故障が起きたら、無料で再修理が受けられます。オーナーズクラブに登録していた場合、修理の進捗状況を確認や支払方法の選択もできるため、積極的な活用をお勧めいたします。

まとめ

当記事では、ザ・シチズンの新作AQ4103-16Eについてご紹介いたしました。
砂子蒔きと土佐和紙を採用し、日本の伝統美と現代技術を融合させた本作は、ザ・シチズン年差±5秒のひとつの理想系と呼ぶべき一本でしょう。

350本限定かつ、全国に40店舗ほどしかない特定店でしか購入できないモデルですので、是非、お早めのご注文をお待ちしております。

シチズン ザ・シチズン
AQ4103-16Eの詳細スペック

詳細