一生ものだといわれる腕時計。もちろん、1本の時計を生涯にわたり長く使用するのもよいですが、複数本持ってシーンや気分に合わせて変えるのも腕時計の醍醐味と言えるでしょう。
1本目の腕時計と同じブランドをコレクションするのも良し、ブランドやデザインを変えてシーンごとに使い分けて楽しむのも良し。さまざまな選び方がありますが、せっかくならセカンドウォッチとして個性的なブランドのモデルを着用すると、楽しめる幅が広がるでしょう。
そこで本記事では、30代男性が身に着けたい個性的な高級腕時計ブランドを3つご紹介いたします。カジュアルなシーンで着用できるセカンドウォッチの選び方も解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。
オフにおすすめのセカンドウォッチの選び方
セカンドウォッチにおすすめの腕時計ブランドをご紹介する前に、まずはその選び方を押さえておく必要があります。
セカンドウォッチを考えている方は、仕事や日常で使っている本命の腕時計を持っているでしょう。そのため1本目とは異なるスタイルやデザインのセカンドウォッチとして選ぶのがおすすめです。気分によって着用する腕時計を変えたり、使用シーンに合わせて選んだりする楽しさを味わえます。例えば、1本目がビジネスシーンにマッチするようなシンプルな腕時計であれば、セカンドウォッチはカジュアルなデザインが施された個性的なものがよいでしょう。
また愛着を持って長く使い続けるために、1本目の腕時計と同様、サイズ感や素材、質感などのチェックも欠かせません。
オフシーズンで楽しみたい個性的なおすすめブランド3選
オフシーズンで楽しみたい、おすすめの個性的なブランドは以下の3つです。
・ノルケイン
・オメガ
・カシオ(MR-G)
各ブランドの特徴やおすすめモデルを見ていきましょう。
ノルケイン
多くの有名腕時計ブランドは1800年代から続く長い歴史を持っていることが多いですが、ノルケイン(NORQAIN)は、2018年に創業したばかりの新進気鋭の腕時計ブランドです。
歴史が浅いということもあり高い知名度があるわけではありませんが、スポーツクライミング選手の楢﨑智亜氏やプロサッカー選手の岡崎慎司氏などのスポーツ選手に愛用されるなど、独自の路線を歩み続けています。
名門企業と提携する、もしくは傘下に入る腕時計ブランドが多い中、ノルケインは完全に独立した稀有な存在です。あえて家族経営を貫きながら持続可能な長期的ビジョンを見据えて、冒険者や挑戦者と高い親和性のあるモデルを生み出しています。
スイスの伝統を重んじる新鋭ブランド
ノルケインは新鋭ブランドでありながら、拠点を時計産業の本場であるスイスのビエンヌに構えたり、素材を全てスイス製で統一したりと、スイスの伝統を重んじる一面も垣間見えます。
そこに伝統的に受け継がれる技術や経験、ノウハウが組み合わされることで、高い品質の時計が作り出されます。
スタイルの異なる3つのコレクション
ノルケインのコレクションは「インディペンデンス」「アドベンチャー」「フリーダム」とう3つのラインナップから構成されています。それぞれスタイルが異なるので、1つずつ見ていきましょう。
英語で「独立」を意味するインディペンデンスは、その名のとおり唯一無二のデザイン性を持つコレクションです。同ブランドの中でも特別なコレクションに位置づけられ、革新的なデザインのモデルがリリースされています。
アドベンチャーは、未知への挑戦や限界の探索を求める人にぴったりなコレクションです。厳しい環境にも耐え得るタフネスさを持っており、スポーツの場面で活躍します。
フリーダムは、何者にも縛られない自由を表現しているコレクションです。伝統的なデザインを取り入れながらも、細部までこだわりを盛り込むことで圧倒的な美しさに仕上がっています。
アクティブシーンにも当てはまる高い耐久性
スポーツやアウトドアなど、アクティブなシーンで腕時計を着用するときに気になるのが、その耐久性です。ノルケインはあらゆる場面でも持ち主をサポートするべく、高い耐久性を備えています。スポーツ選手も愛用しており、運動をする際にも安心して使用できるでしょう。
アドベンチャーネベレストシリーズがおすすめ
ノルケインをセカンドウォッチとするなら、アドベンチャーコレクションのネベレストシリーズ(Never Rest)がおすすめです。
ノルケインシリーズの中でもデザインが豊富で、カジュアルなファッションにもマッチします。クロノメーターが搭載されたモデルもあり、スポーティなだけでなく精度が高くメカニカルな見た目も楽しめるでしょう。
オメガ
オメガは1848年スイスで誕生した、古い歴史のある腕時計ブランドです。高い精度が特徴で、1932年以降オリンピックの公式時計に採用されています。
オメガのコレクションでは「コンステレーション」「シーマスター」「スピードマスター」「デ・ヴィル」の4つのラインナップがあります。デザインが異なるのはもちろん、歴史や背景も特徴的で時計愛好家の心を魅了します。
世界中で知名度と人気を誇るオメガをセカンドウォッチにするのなら、どのようなシーンでも自信を持って着用できるでしょう。
耐久性に優れるプロツールモデルが多数登場済み
オメガからは、本格的な潜水活動でも使用されるほどの耐久性と耐水性を兼ね備えたプロツールモデルが多く登場しています。
後述する「ダイバー300M」には、逆回転防止ベゼルやヘリウムエスケープバルブなどが搭載され、日常的な使用範囲なら、水関連のトラブルは生じにくいでしょう。
ビジネスとも相性が良い洗練されたスポーツスタイル
オメガのコレクションを分類するなら、コンステレーションとデ・ヴィルはフォーマルスタイルに分類され、コンステレーションとシーマスターはスポーツスタイルに分類されるでしょう。
フォーマルスタイルがビジネスシーンにマッチするのはもちろんのこと、洗練されたデザインのスポーツスタイルのコレクションであっても、ビジネスとの相性は抜群です。これらはスポーツウォッチとしての高い機能を持ちつつ、フォーマルな場でもきっちりとした誠実な印象を与えられるアイテムとなるでしょう。
ジェームズ・ボンドなどの話題性
オメガのコレクションはその性能や精度もさることながら、逸話や話題性でも満足度を高めてくれます。
例えば「シーマスター ダイバー 300M 007 エディション」は、世界的に有名な映画『007』に登場するジェームズ・ボンドが映画内で着用しているモデルです。オメガのコレクションの中でも特別なモデルに位置づけられ、時計愛好家のみならず映画ファンをも魅了しています。
スパイが愛したダイバーズウォッチ?!華麗なるオメガ「シーマスター300」の世界
シーマスター ダイバー 300Mシリーズがおすすめ
シーマスターのラインナップは、細かいマイナーチェンジを除くと「アクアテラ 150M」「ダイバー 300M」「プラネットオーシャン」「シーマスター300」の4つです。ロマンが詰まった伝説的な逸話もあるモデルを身に着けたい方は、ダイバー 300Mシリーズがおすすめです。
日常生活ではまず機会のない300メートルの潜水にも耐え得るスペックには、冒険心や好奇心をくすぐられるでしょう。ゴールド製のケースを採用したクロノグラフモデルも登場しており、スポーティでゴージャスな見た目も楽しめます。
カシオ(MR-G)
カシオはタフネスウォッチの象徴とも言える「G-SHOCK」を手掛ける腕時計ブランドです。1946年の創業以降しばらくは、電卓や計算機の生産を主軸にしていたカシオですが、1974年に同社初となる腕時計カシオトロン「QW02」を開発し、時計業界に参入しました。
カシオの代表作であるG-SHOCKは、従来の常識を覆すほどの耐久性を持った腕時計として1983年に誕生しました。ハイエンドモデルの「MR-G」から古き良きG-SHOCKの良さを受け継ぐ「ORIGIN」、限定エディションの「SPECIAL MODEL」などのモデルを展開しています。
国内のみならず海外でも人気があり、2017年に累計販売出荷数1億個を突破したG-SHOCKは、名実ともに世界トップクラスのタフネスウォッチというにふさわしいでしょう。(※)
存在感のある大柄なケース
シリーズ最高峰のプレミアモデルである「MR-G」。その特徴はなんといっても、威厳を示す存在感のある大柄なケースです。素材選びから組み立て、仕上げに一切の妥協はなく、タフネスウォッチの中でも圧倒的な力強さを感じ取れるでしょう。
機能性抜群なアナログクォーツモデル
クロノグラフタイプのアナログクォーツモデルには、ストップウォッチやアラーム、タイマーなどの基本的な機能はもちろん、多くの機能が搭載されています。
サマータイム自動設定機能付きのデュアルタイム機能、フルオートカレンダー、パワーセービング機能、モバイルリンク機能など、日常使いはもちろん、ビジネスシーンやアウトドアアクティビティなどで活躍するでしょう。
日本の伝統色のモチーフデザイン
日本の伝統色である「勝色(かちいろ)」がメインカラーに使われた「MRG-B2000B-1AJR」が2021年に登場。勝色は黒に近い深みのある紺色で、武士に「勝つ色」として好まれたことが名前の由来です。奥行きのある勝色からは、古来より受け継がれてきた日本特有の美意識や武士道を感じられるでしょう。
また、日本の伝統色「深紅(こきべに)」をモチーフにしたモデル「MRG-B2000B-1A4JR」もあります。武具を朱一色で塗った戦国時代の特殊編成部隊「赤備え」に代表されるように、赤は古くから強さの象徴とされている色です。MRG-B2000B-1A4JRは重厚な漆黒の外装と相まって、この上ない力強さが体現されています。
MR-G B2000シリーズがおすすめ
前述した「MRG-B2000B-1AJR」と「MRG-B2000B-1A4JR」のいずれも、ベースにはB2000シリーズが使われています。
B2000シリーズには設計から素材、組み立て、仕上げなど細部に強いこだわりが感じられるでしょう。扉や屏風をイメージさせるカットが施されており、日本の伝統的なデザインが見られるという意味で視覚的にも楽しめるモデルです。
まとめ
本記事では、30代におすすめのセカンドウォッチの概要やブランドを解説しました。普段使いの腕時計に加えてセカンドウォッチも持っておくと、ファッションの幅が広がる他、用途に合わせて使い分ける楽しみが生まれるでしょう。
きっちりとした印象のブランドの腕時計を本命として使っているなら、セカンドウォッチは個性的なものがおすすめです。今回ご紹介した、高品質でデザイン性も豊富なノルケインやオメガ、カシオなどから検討してみるのもよいでしょう。
当店では、今回紹介した腕時計ブランド以外にもさまざまなブランドを取り扱っております。自分にマッチした時計の購入をご検討の際は、ぜひ創業90周年である腕時計正規販売店であるオンライン腕時計ショップ「HARADA」の利用をご検討ください。豊富な知識を持った熟練スタッフがあなたにぴったりの時計探しをお手伝いいたします。
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この記事の監修
- 時計は単なる時間を知るためのツールではなく、個性やスタイルを表現する大切なアイテムであるという信念のもと、ハラダではお客様一人ひとりのライフスタイルに合った時計を提案し、長く愛用できる商品選びをサポートしています。
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