ブラックは年代を超えて愛される色であり、ファッションやデザインの世界では常に一定の需要と人気を集めてきました。
もちろんこれは、ファッションアイテムとしての側面がある腕時計についても同様です。特に近年はDLCコーティングやセラミック技術の進歩によって、ケースまでブラックに染められたモデルが多く登場しており、高い人気を博しています。
本記事ではこのようなトータルブラックカラー(オールブラック)の腕時計が持つ魅力と、その美しさを引き立てるDLCコーティングの特長について詳しく解説していきましょう。
トータルブラックカラーモデルが持つ圧倒的な魅力
ブラックカラーはクールな魅力と深みを放つ一方で、精悍な印象も兼ね備えており、さまざまな層から高い人気を集めています。
もちろん腕時計においても定番カラーのひとつに挙げられますが、トータルブラックモデルとなると、また違った印象を手元に与えてくれます。
ここではその魅力について解説します。
魅力その1:洗練された存在感
トータルブラックカラーの最大の魅力は、その洗練された雰囲気にこそあります。
落ち着いた高級感を放ちつつも、確かな品格を感じさせるため、洗練された印象を手元に与えてくれるでしょう。
また、ケースまでブラックのモデルは、一般的なステンレスモデルにはないユニークさも備えており、腕時計に個性を求める方にもおすすめのタイプと言えます。
魅力その2:汎用性の高さ
洗練されたブラックカラーは派手すぎず、地味すぎない印象が魅力であり、カジュアル・ビジネス問わずに着用することができます。厳格なフォーマルシーンなどには向きませんが、非常に多彩なシーンで活躍が期待できるでしょう。
またブラックであることの利点として、他の色と組み合わせやすい点も挙げられます。特に、トータルブラックカラーであれば、様々なコーディネートのアクセントとして役立ってくれるはずです。
時を超える普遍的な魅力
ブラックは、流行り廃りの激しいファッションにおいても普遍的な魅力を放っており、どのような年代からも愛されているカラーリングです。
そのタイムレスな魅力は色褪せることがなく、長く愛用したい高級腕時計にとって相性の良いカラーリングと言えるでしょう。
トータルブラックカラーモデルに欠かせないDLCコーティングの魅力
トータルブラックカラーモデルの質感と耐久性を支える技術として、DLCコーティングは外せない要素です。DLCコーティングは「ダイヤモンドライクカーボンコーティング」の略で、非常に硬く耐摩耗性に優れたコーティング技術です。
その名前の通り、ダイヤモンドのような硬さを持つカーボンが主成分となっており、化学的にも高いタフネスを備えています。
日常生活においては、傷や摩耗、さらには腐食から腕時計を守ってくれるため、長年使用する腕時計に向いたコーティング技術と言えるでしょう。
ただし、あまりに強い力が加わるとコーティングが剥がれてしまう場合もあるため、過信は禁物です。
時を刻む黒の美学|トータルブラックカラーモデル4選
ここでは、当店が厳選したトータルブラックカラーモデル4種についてご紹介いたします。DLCコーティングモデルに加えて、ブラックセラミックモデルもピックアップいたしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめブラックモデル1:カシオ『MRG-B2000B-1A1JR』
『MRG-B2000B-1A1JR』は、カシオG-SHOCKの最上級ラインに位置する「MR-G」シリーズの1本です。
日本古来の強さや美意識を継承するデザインが特徴となっています。
黒い文字板の外周部は、扇や屏風をイメージしたカットが施され、シンプルながらも華やかなテクスチャーが魅力です。
インデックスにはカシオのナノ加工技術を駆使し、日本刀の反りを表現する美しいエッジや曲面への挽き目加工が施されています。
トータルブラックカラーのクールな魅力を、最大限に発揮しているモデルといえるでしょう。
また、外装部ではザラツ研磨や二重の硬化処理、反射防止コーティングサファイアガラスを採用することで、耐久性と美しさを両立。
強さ・美しさ・精度を徹底的に追求したモデルとなっています。
高い耐久性と実用性を誇るため、日常使いから特別な場面まで、幅広く着用したい方にもおすすめといえるでしょう。
おすすめブラックモデル2:シチズン『NB6025-59H』
シチズンの『NB6025-59H』は、深海の底を感じさせるダイバーズウオッチです。
中央のグレーからブラックに変化するグラデーションの文字板は、海中の暗がりに太陽光が微かに差し込む情景を美しく表現しています。
針やインデックスの枠仕上げもブラック基調で統一され、一体感のあるデザインが非常に魅力。
また外装にはキズに強いデュラテクトDLCを採用しており、耐久性と美しさを兼ね備えています。
なお本モデルは、「フジツボダイバー」と呼ばれるシチズンの伝説的ダイバーズウオッチのバリエーションモデルにあたります。そのため、200m潜水用防水を有しており、本格的なダイビング使用することができます。
また16000A/mの優れた耐磁性も備えており、現代基準の仕様で復活したマイルストーンと呼べるでしょう。
おすすめブラックモデル3:ノルケイン『NB3000B03A/303』
ノルケインの『NB3000B03A/303』は、ブラックケースの中で際立つスケルトン構造が魅力的なモデルです。ケースはDLCコーティングが施された316Lステンレススチール製で耐久性と美しさを両立しています。
スケルトンダイアルについては、ダイヤモンドカットされたレッドゴールドのインデックスと時分針が配置されており、トータルブラックカラーのアクセントにX1スーパールミノバが塗られており、夜間での視認性も抜群です。
このようなスケルトンデザインは機械部の駆動を直接楽しめるため、時計の魅力を最大限に感じられるでしょう。
高い耐久性と実用性も有しているため、日常使いから特別な場面まで幅広く活躍が期待できます。
おすすめブラックモデル4:オメガ『シーマスター ダイバー300M ブラック×ブラック』
ダイバー300Mの中でも、このブラック×ブラックは異色の存在。ブラックのダイアルにブラックのケース、ブラックのラバーストラップを取り付けたオールブラックモデルに仕上がっています。
一見、時間の判読が難しそうな印象ですが、仕上げの違いによって視認性が確保されており、実用に問題はありません。加えて、マスタークロノメーターに認定されているため、その腕時計としてのスペックは折り紙付きです。デイリーユースからスポーツシーンでの採用まで、幅広く活躍するモデルとなってくれるでしょう。
なお、本作はDLCコーティングではなく、ブラックセラミックを使用したモデルです。オメガのセラミックは、重量がステンレススティールの半分で、耐摩耗性が高く、化学的に無害な素材であり、本作にもそのメリットがしっかりと活かされています。
おすすめブラックモデル5:ノルケイン『インディペンデンス ワイルドワン オールブラック』
ノルケインの独自素材、「NORTEQ(ノルテック)」を使用したスポーツコレクションである「ワイルドワン」。その新作として、2023年に登場した、オールブラックモデルです。
注目すべきは、オールブラックながら高い視認性が確保されている点。ノルテック独自の質感を備えるケースに、ブランドロゴが敷き詰められたダイアル。そして、磨き上げられた針とインデックスは、それぞれ黒で統一されながらも仕上げに変化がつけられており、時間の判読に問題ありません。
加えて、ワイルドワンはノルケインが「究極スポーツウォッチ」に位置付けるコレクションであり、高い耐久性に加え、200Mの防水性を完備しています。それでいて重さはステンレススティールのたった6分の1ほどしか無いため、毎日使用できるスポーツウォッチとして、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
トータルブラックカラーモデルでスタイリッシュな日常を
腕時計は、単なる時間を知る道具以上の存在です。
持ち主の個性や価値観、ライフスタイルを反映するアクセサリーとしての役割を果たします。
特にトータルブラックカラーモデルはクールな魅力に溢れ、日常をスタイリッシュに飾ってくれるでしょう。
特に本記事で紹介した各モデルは、デザインや機能性、ブランドの背景や哲学に至るまで独自の魅力を有しています。
あなたの日常や特別な瞬間を、より豊かに彩ること間違いありません。
クールな腕時計を求めている方は、トータルブラックカラーモデルを検討してみてはいかがでしょう。
新しい腕時計と共に、スタイリッシュな時間の価値を感じてみてください。