スイスの高級時計ブランド「オメガ」は、月面着陸から深海探査、そしてオリンピックの公式計時に至るまで、人類の挑戦の歴史と共に歩んできました。マスター クロノメーター認定に象徴される優れた精度と圧倒的な耐磁性、そしてセラミックやチタンといった先進的な素材を駆使することでも知られ、時計の世界においても常に挑戦を続けています。
本記事では、そんなオメガの「2025年春夏に登場したモデル・当店入荷モデル」の中から、厳選タイムピースをご紹介いたします。
- 1 スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル「310.30.42.50.04.001」
- 2 スピードマスター パイロット「332.10.41.51.01.002」
- 3 スピードマスター ファースト オメガ イン スペース「310.30.40.50.06.001」
- 4 スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号「310.92.44.50.01.001」
- 5 シーマスター ダイバー 300M「210.30.42.20.01.018」
- 6 シーマスター ダイバー 300M「210.30.42.20.01.010」
- 7 シーマスター ダイバー 300M「210.90.42.20.10.001」
- 8 シーマスター ダイバー 300M「210.30.42.20.06.002」
- 9 シーマスター プラネットオーシャン 600M GMT「215.92.46.22.01.007」
- 10 シーマスター アクアテラ 150M「220.10.38.20.03.005」
- 11 シーマスター アクアテラ 150M「220.10.30.20.03.001」
- 12 シーマスター レイルマスター「235.10.38.20.06.001」
- 13 まとめ
スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル「310.30.42.50.04.001」
宇宙服から着想を得た、ラッカー仕上げのホワイトダイアルが印象的なムーンウォッチです。ブラックのアプライドインデックスを採用するなど、本家ムーンウォッチとは異なる仕様が見られ、「Speedmaster」のロゴや、秒針先端も際立つレッドで彩られています。一方で、ベゼルには、アイコニックな「ドット・オーバー90」を配置するなど、伝統的な意匠の数々も継承されています。
直径42mm、厚さ13.2mmのステンレススティール製ケースには、手巻きのマスター クロノメーター「キャリバー3861」を搭載しています。裏ぶたはシースルー仕様であり、ムーブメントの駆動や構造を楽しむことができます。
スピードマスター パイロット「332.10.41.51.01.002」
初代スピードマスターと、1960年代のパイロットウォッチの仕様を融合させた、クラシカルなクロノグラフデザインを特徴とするタイムピース。ツーカウンター仕様のダイアルでは、オレンジやブルー、イエローが配色されており、コックピットダッシュボードさながらの視認性の高さを実現しています。
ケース径は40.85mm、厚さは14.65mm。約60時間のパワーリザーブに加え、通常のスピードマスターとは異なる10気圧(100m)の防水性能を誇ります。
スピードマスター ファースト オメガ イン スペース「310.30.40.50.06.001」
1962年に宇宙へ行った歴史的オメガウォッチ「CK2998」のスピリットを受け継ぐ、リバイバルモデルです。ブラックアルミニウム製のベゼルリングには、有名な「ドット・オーバー90」のタキメータースケールを採用。装飾を可能な限り排した表情は、ロマンたっぷりな仕上がりです。
ケースは直径39.7mmのステンレススティール製で、ヴィンテージ感のあるフラットリンクブレスレットが組み合わされています。
スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号「310.92.44.50.01.001」
人類史上初めて月の裏側を見たアポロ8号に敬意を表す、スペシャルなセラミックモデルです。最大の特徴は、レーザー加工で精密に表現されたリアルな月の質感であり、ダイアルとケースバックから覗くムーブメントの両方に施されています。
他にもイエローを基調としたカラーリングや、サターンロケットを再現した秒針など、見どころが満載のタイムピースと言えるでしょう。ケース直径は44.25mmで、ムーブメントには手巻きの「キャリバー3869」を搭載しています。
シーマスター ダイバー 300M「210.30.42.20.01.018」
映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』にて、ダニエル・クレイグが着用したボンドウォッチ。近年、これをベースにしたシーマスター ダイバー300Mが、続々とリリースされています。
その1種である本作は、シーマスターで広く採用されるオレンジの差し色を大胆に加えた1本。砂地のような質感のダイアル、ブラックのアルミベゼルインサートの組み合わせが、視認性重視のストイックな印象を演出しています。
ケース径は42mm。ブレスレットはミラネーゼ仕様で、滑らかに手首にフィットします。また、自動巻きムーブメント「キャリバー8806」を搭載し、ダイバー300Mに共通する30気圧(300m)の防水性能とヘリウムエスケープバルブを有しています。
シーマスター ダイバー 300M「210.30.42.20.01.010」
波打つブラックダイアルを備えた、力強いモノクロトーンモデルです。同じくブラックセラミック製インサートを持つ逆回転防止ベゼルが、全体の印象を引き締めています。ちなみにダイアルの細かな波模様は、過去のシーマスターを象徴するデザインのひとつであり、本作にクラシカルな一面を添えています。
シーマスター ダイバー 300M「210.90.42.20.10.001」
グリーンとブロンズカラーを基調とする、エレガントなヴィンテージテイストが魅力の1本。グレード2チタンとブロンズゴールドが採用されたケースは、美観だけでなく良好な着用感にも寄与しています。ケース径は42mmで、他モデルと同様の30気圧(300m)の高い防水性能を備えています。
シーマスター ダイバー 300M「210.30.42.20.06.002」
洗練されたシルバートーンが魅力のダイバー300Mです。縦のヘアライン仕上げが施されたダイアルに、エンボス&フロスト加工のベゼルが組み合わされ、ワントーンながら存在感のある仕上がりとなっています。ボンドウォッチデザインのシリーズの中でも、モダンかつスタイリッシュな1本です。
シーマスター プラネットオーシャン 600M GMT「215.92.46.22.01.007」
世界各国の都市の時間を把握できる、ワールドタイム機能を搭載したプラネットオーシャンです。ダイアル中央にはレーザー加工によって精密な北半球が描かれ、その周囲をハニカム柄で囲むことで、オールブラックカラーながら豊かな表情を備えています。
ブラックセラミック製のケースは直径45.5mmという存在感のあるサイズで、ラバーストラップを装着。60気圧(600m)という極めて高い防水性能を実現しています。
シーマスター アクアテラ 150M「220.10.38.20.03.005」
グラデーションターコイズカラーが手元を彩る、エレガントなアクアテラです。周囲に行くほど暗くなるカラーリングや、グレーの針・インデックスによって、比較的落ち着いた印象も備えています。直径38mmもしくは41mmのステンレススティール製ケースが用意され、着用者に合わせたサイズ感を選択できます。
シーマスター アクアテラ 150M「220.10.30.20.03.001」
上品なサンブラッシュ仕上げのブルーダイアルを持つ、アクアテラのレディスモデルです。ケースは直径30mmと小ぶりであり、女性の腕元にも優しくフィット。ムーブメントはこのサイズに収まりつつも、マスター クロノメーターを実現した「キャリバー8750」を搭載しています。ケースには15気圧(150m)の防水性能を確保しています。
シーマスター レイルマスター「235.10.38.20.06.001」
1957年に発表された同名モデルの精神を受け継ぐ、リバイバルウォッチです。ブラックのグラデーションがかかったグレーダイアルが特徴的で、初代モデルの高い視認性を継承しています。直径38mm、厚さ12.4mmのステンレススティール製ケースに、15,000ガウスという極めて高い耐磁性を誇るマスター クロノメーター「キャリバー8806」を搭載。エンジニアために作られたという、その歴史と性能を現代に伝えています。
上記モデルと同様、初代レイルマスターにオマージュを捧げるモデル。こちらはブラウンカラーを基調としており、よりヴィンテージ感が際立つ仕上がりです。また、スモールセコンドが採用されており、グレーモデルとはまた違った印象を与えます。
ケース直径38mm、厚みは12.4mmで、15,000ガウスという極めて高い耐磁性を誇るマスター クロノメーター「キャリバー8806」を搭載。遺産と呼ぶべき1本です。
まとめ
オメガはm歴史的なストーリーを秘めたクロノグラフから、最先端の技術を搭載したダイバーズウォッチ、そして日常を彩るエレガントなタイムピースまで、その多彩なラインナップがブランドの奥深さを物語っています。
いずれのモデルにも共通するのは、マスター クロノメーター認定に象徴される圧倒的な精度と信頼性、そして時代を超えて愛される普遍的なデザインです。オメガの時計は単なる時間を知るための道具ではなく、所有者の人生のパートナーとなってくれるでしょう。
この記事の監修
