
このたび、当店ではスイスを代表する独立系機械式時計ブランド「Oris(オリス)」の取り扱いを開始いたしました。1904年の創業以来、オリスは一貫して機械式時計にこだわり続けてきたブランドです。
「本物の価値を、手の届く価格で。」――そんな信念のもと、大手グループに属さず、自社開発・自社製造を貫く姿勢は、時計業界の中でも特別な存在感を放っています。ブランドの象徴であるレッドローターや、伝統的な意匠の数々を受け継いできたオリスの腕時計は、持つ人の人生とともに時を刻み続ける“誠実な機械美”といえるでしょう。
Orisの魅力
オリスの魅力は、なんといってもその「誠実なつくり」にあります。華美な装飾やブランドバリューではなく、時計そのものの完成度で語るブランドです。

例えば、最新の自社製ムーブメント「Calibre 400」シリーズでは、5日間のパワーリザーブ、10年間の保証、高耐磁構造、10年メンテナンスフリーという、卓越した実用性を実現しています。
また、擁するコレクションのデザインはどれも控えめで、フォーマルにもカジュアルにも馴染むタイムレスな造形。スイスの伝統技術と現代のライフスタイルを融合させた一本を探している方に、まさにぴったりのブランドではないでしょうか。

ちなみに、オリスはスイスブランドでこそありますが、その創業の地はスイス時計製造の本場(ジュネーブ、ジュウ渓谷など)から離れた、ドイツ語圏のヘルシュタインという村にあります。そのため、オリスの腕時計製造には、ドイツ製腕時計のような「質実剛健なつくり」と「伝統的なスイス時計製造の美学」の両方が息づいているのです。

さらに、2025年にはブランドイメージのリニューアルによってカラフルな選択肢も充実しており、性別、年代を問わず、ますます愛用できるブランドとなりました。
各シリーズ紹介
オリスが誇る多彩なコレクションから、代表的なモデルをピックアップしてご紹介いたします。
Aquis(アクイス)

オリスを代表するアクイス コレクションは、300m防水を誇る本格派でありながら、幾度とない刷新を得て、都会的で洗練されたデザインを備えたダイバーズラインです。艶やかなセラミックベゼル、立体的なインデックス、流線型のケースフォルムが織りなす存在感は、タイムレスかつスポーティな印象で、シーンを選ばない上品さを併せ持っています。
Big Crown(ビッグクラウン)

1938年に誕生したビッグクラウンは、パイロットが手袋をしたままでも操作できるよう大きなリュウズを備えたことから名づけられました。クラシックなアラビア数字とコインエッジベゼルが醸し出す雰囲気は、どこか懐かしくも気品があります。シリーズの中でも特に人気の高い「ポインターデイト」は、中央の針で日付を指し示す独自機構を持ち、機械式ならではの味わいを感じさせてくれます。時代を超えて愛され続ける理由は、視認性の高さと独特の存在感にあるのではないでしょうか。
Divers(ダイバーズ)

1960年代に誕生したオリス初のダイバーズウォッチを、現代的にリファインしたのがこのシリーズです。アクイスとは異なるレトロなフォルムに最新技術を融合させ、ヴィンテージ感と実用性を見事に両立。柔らかなドーム型サファイアガラスと程よいケースサイズは、どんな手首にも自然に馴染みます。街に溶け込むデザインながら、水辺では本領を発揮する一本。休日のドライブや旅先でも、装いにアクセントを添えてくれるはずです。
ProPilot X(プロパイロット X)

オリスの革新を象徴するシリーズが、プロパイロットXです。チタン製ケースを採用し、軽量性と堅牢性を両立。中でもCalibre 400搭載モデルやスケルトン仕様は、ブランドの技術力を余すことなく感じられるフラグシップに位置付けられています。無駄を削ぎ落とした工業的なデザインは、まさに「機械を腕にまとう」という表現がふさわしいでしょう。パイロットウォッチの伝統を受け継ぎながらも、次世代のオリスを体現するシリーズです。
まとめ
オリスは、華やかさではなく“誠実なつくり”で選ばれるブランドです。機械式時計が本来持つ温かみと確かな技術を、日常の中で味わえる存在といえるでしょう。
「初めての本格機械式を探している」「長く付き合える一本が欲しい」――そんな方にこそ、オリスはおすすめです。清らかに流れる時間を、あなたの腕元で刻む一本をぜひ見つけてください。
この記事の監修




