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メーカーの革新性の象徴として知られるセイコー アストロンは、セイコーが1969年に発売した世界初の市販クオーツ式腕時計にルーツを持つコレクションです。地球上のどこにいても正確な時を刻む機能性に加え、素材や造形にもこだわり抜き、実用性と近未来的な美観を両立しています。
本記事では、そんなアストロンに属する4シリーズを紹介し、特に注目すべきモデルを詳しく解説します。ぜひ最後までご一読ください。
✅ この記事でわかること
- アストロンシリーズ全4系統の機能、特徴の違い
- 最新・最高峰「5X83(1/20秒クロノ)」ムーブメント搭載モデル
- ビジネスで使いやすい「3針モデル(3X62)」について
- セイコー アストロンの代表モデル
クイックFAQ(クリックで回答が開きます)
Q1: 最新の「5X83」と従来の「5X53」ムーブメントは何が違いますか?
A1: 最大の違いは「1/20秒計測クロノグラフ」の有無です。5X83は時刻修正速度や充電効率も向上した、アストロン史上最高性能のムーブメントです。
Q2: 「GPSソーラー」と「ソーラー電波」はどっちが良い?
A2: 両方に長所があります。とにかく精度を重視したい方は、電波受信ができれば地球上どこでも時刻が合う「GPSソーラー」がおすすめです。一方、標準電波が受信できない地域こそありますが、「ソーラー電波」なら予算を抑えられます。
Q3: アストロンの大ぶりなケースは邪魔になりませんか?
A3: ネクスターシリーズは低重心で薄型な、スタイリッシュなケース形状が特徴です。素材も純チタンを使用しているため、見た目以上に非常に軽く、スーツの袖口にも収まります。
Q4: 一番シンプルで使いやすいモデルはどれ?
A4: 「SBXY」の型番で、3針のモデルがおすすめです。ケース径、厚みも一回り小さく、オンオフ問わない日常使いに最適です。
セイコーのアストロンとは?
アストロンは、セイコーの先進性を象徴するクオーツウォッチコレクションです。セイコーは、1969年に世界初のクオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」を発売し、従来よりはるかに正確な腕時計を、これまでより安価なコストで実現しました。これにより、高精度な腕時計を、世界中の誰もが身につけられるようになったのです。

その革新の精神と名前を引き継いだのが、現在のセイコー アストロンコレクション。世界初のGPSソーラー搭載モデルをはじめ、実に多彩なラインアップを展開しています。
近年は、GPSソーラー機能と1/20秒計測クロノグラフを兼ね備えるハイスペックモデルも登場。さらなる進化を続けています。メーカーの先進技術を象徴するアストロンは、セイコーが追い求める究極の精度と現代的なスタイルを体現するブランドといえるでしょう。
アストロンの人気シリーズを解説
アストロンには、さまざまな魅力、コンセプトを持つ4つのシリーズが存在します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ネクスター

ネクスターは、未来を切り開く次世代のリーダーに向けてデザインされたシリーズです。GPSソーラーウオッチ誕生10周年を記念して2022年に登場し、スタイリッシュな造形と機能性を両立したフラグシップラインとして展開されています。
多面的なケースとチタンブレスレットが生み出すシャープな印象は、腕元に威厳と洗練性を演出。また軽量でさびにくいチタンに硬質コーティングを施し、傷に強く快適な装着感を実現しています。

さらにルミブライト付きの針・インデックス、光の反射を抑えるスーパークリアコーティングにより、昼夜を問わず高い視認性を実現。そしてGPSソーラーモデルに加え、同コンセプトのソーラー電波モデルなども展開されています。
力強くも上質なスタイルを持つ、現代のビジネスパーソンのパートナーに相応しいシリーズといえるでしょう。
アストロン オリジン GPSソーラー 5X

アストロン オリジン GPSソーラー 5Xは、セイコーの技術とデザインの源流を受け継ぐシリーズです。世界初のクオーツ腕時計「クオーツ アストロン」の造形を再構築し、ゆるやかなカーブを描くケースや張り出したラグ、細身のベゼルなど、クラシックな意匠を現代的に再構築しています。
内部には、デュアルタイム機能を備えた5Xキャリバーを搭載し、海外旅行や出張の際も瞬時に現地時刻へ切り替えが可能。ブレスレットには、ワンプッシュで長さを微調整できるスマートアジャスターを採用し、些細な手首周りの変化にも柔軟に対応します。
アストロン オリジン GPSソーラー 3X

アストロン オリジン GPSソーラー 3Xは、伝統的なデザイン性と現代的なスマートさを兼ね備えたシリーズです。クオーツ アストロンのデザインコードを受け継ぎつつ、GPSソーラーキャリバー3Xを搭載することで、コンパクトで軽快な着用感を実現しました。
立体感のあるケースフォルムは存在感を放ちながらも、控えめなサイズ感で男女問わずフィットする設計。また光発電による高い利便性と、GPSによる高精度な時刻修正機能を両立しています。
洗練されたフォルムに実用性を融合させた本シリーズは、日常からビジネスまで幅広く活躍するでしょう。アストロンの技術をより身近に楽しめる、現代のライフスタイルに寄り添うシリーズです。
アストロン オリジン ソーラー電波

アストロン オリジン ソーラー電波は、セイコーの高精度な技術を取り入れつつ、優れたコストパフォーマンスを実現したシリーズです。標準電波を受信し、世界5エリア6局に対応して自動で時刻を修正。煩わしい操作なしで、常に正確な時を刻み続けます。
また光を効率的に電力へ変換するソーラー充電システムにより、定期的な電池交換は不要。さらに耐磁性能や針位置自動修正機能を備え、外部環境による誤差を自動で補正します。
信頼性や利便性、コストパフォーマンスを兼ね備え、アストロンの存在を身近に感じられるシリーズといえるでしょう。
セイコー アストロンの人気モデルをご紹介!
こちらでは、正規販売店であるハラダで販売実績のある、セイコーアストロンでも特に人気のモデルをご紹介します。
アストロン オリジン ソーラー電波『SBXY029』
アストロン オリジン ソーラー電波の中でも高い人気を誇る『SBXY029』は、洗練された美しさと実用性を兼ね備えた一本です。

ホワイトダイアルには光の角度で表情を変える波模様が施され、上品で知的な印象を与えます。磨き上げられた針とインデックスは穏やかな輝きを放ち、シンプルながらも奥行きのあるデザインです。
ケースには軽量で丈夫な純チタンを採用し、鏡面仕上げのベゼルとヘアライン加工を組み合わせ、洗練された印象を演出。滑らかなチタンブレスレットは肌なじみが良く、長時間の着用でも快適さを保つでしょう。

内部には高精度キャリバー7B72を搭載し、電波受信による自動時刻修正やソーラー充電によって、常に正確な時を刻み続けます。そして10気圧防水や耐磁性能も備え、あらゆるシーンに対応可能です。
ケース径39mm・68.5gという軽さは心地よくフィットする上、エントリーに相応しい価格帯も魅力。日常からビジネスまでスマートに寄り添う1本です。
『SBXY029』と同系統モデル
ネクスター『SBXY053』
『SBXY053』は、近未来的なデザインとヴィンテージ感のある配色とが融合したモデルです。
ネイビーカラーのダイアルには、異なる模様を組み合わせた繊細な仕上げが施され、見る角度によって奥行きのある表情を見せます。また針やインデックスには温かみのあるカッパーゴールドカラーを採用し、深みのあるネイビーとのコントラストがエレガンスを際立たせているのです。

ケースとブレスレットには軽量かつ強靭な純チタンを使用し、ダイヤシールド加工によって耐傷性を高め、普段使いにも耐える実用性を実現しています。
内部には、キャリバー8B63を搭載。ソーラー電波修正による高精度な時刻表示や25のタイムゾーンを網羅するワールドタイム機能、デュアルタイム表示など多機能を誇ります。
そして10気圧防水や耐磁性能も備え、実用性も申し分なし。洗練された美しさと高性能を兼ね備えた、ビジネスにも遠出にも着用したい一本です。
『SBXY053』と同系統モデル
ネクスター『SBXY061』

『SBXY061』は、先進的なデザインと高性能を宿したモデルです。
ダイアルにはクオーツ(水晶)をモチーフとした幾何学的な格子パターンが施され、光を受けて複雑に表情を変える立体的な仕上がりが魅力。八角形ベゼルと面を削り出したような純チタンケースが生み出す陰影が、力強さと知性を感じさせます。
ブルーを基調としたカラーリングは爽やかで上品、ビジネスにもカジュアルにも映える万能な印象です。

内部にはソーラー電波修正キャリバー7B72を搭載し、電波受信による高精度な時刻修正とソーラー充電による安定した駆動を実現しています。10気圧防水や耐磁性能も備え、日常からアクティブシーンまで安心して着用できるでしょう。
さらにケース径39.6mm、厚さ9.5mmと薄型であり、軽量な純チタン製ブレスレットとの組み合わせにより快適なフィット感を実現。シャツの袖口にも収まりが良く、スタイルを選ばず活躍する洗練された腕時計となっています。
『SBXY061』と同系統モデル
ネクスター『SBXC175』

『SBXC175』は、セイコーの革新性を体現するスポーティでエレガントなハイエンドモデルです。爽やかなブルーのダイアルには、精緻なホリゾンタルパターンが型打ちされ、繊細な陰影と深みを生み出しています。
また立体的なインデックスやシルバーの針がシャープな輝きを放ち、上質な透明感を演出。12時と6時位置のサブダイアルにはダイヤカットを施し、光を受けるたびに繊細な煌めきを見せます。
ケースは軽量な純チタン製で、鏡面仕上げとヘアライン加工が融合した立体的なフォルムが魅力。ベゼルにはサファイアガラスを採用し、スポーティかつ上品な印象を受けるでしょう。
内部にはGPSソーラーキャリバー5X83を搭載し、衛星電波による自動時刻修正、38タイムゾーン対応、ストップウオッチやパーペチュアルカレンダーなど多機能を誇ります。
ケース径44.1mmの堂々たるサイズながらも、総重量はわずか110gです。低重心設計と滑らかなブレスレットにより快適な装着感を実現し、スーツにもカジュアルにも調和する万能な腕時計となっています。
『SBXC175』と同系統モデル
ネクスター『SBXD023』
『SBXD023』は、天体をモチーフとしたデザインが際立つ、革新性あふれるモデルです。深みのあるディープブルーのダイアルには、惑星の表面を思わせる砂目調の模様が施され、光の角度によって豊かな表情を見せます。

太めにデザインされた針とインデックスは力強さを演出し、視認性と存在感を両立。二重構造のベゼルはアルミと純チタンを組み合わせ、上層部の6か所から金属がのぞく未来的な造形が印象的です。

内部には、GPSソーラーキャリバー3X62を搭載。世界中で正確な時を刻む時刻修正機能を備えるほか、パーペチュアルカレンダーやパワーリザーブ表示など実用性も充実しています。10気圧防水と耐磁性能により、普段使いにも安心といえるでしょう。
さらにケース径42mm・厚さ12mmでほどよいサイズに加えて、わずか107gの軽量設計が快適な装着感を実現しています。
『SBXD023』と同系統モデル
アストロン オリジン GPSソーラー 3X『SBXD031』

『SBXD031』は、洗練されたシルバーダイアルと上質なチタン外装が調和した、知的で落ち着きのある一本です。アプライド仕様のバーインデックスとシンプルな3針構成により、視認性は抜群。光の反射で鋭く輝くダイアルが、スタイリッシュな印象を与えます。
ケースには軽量で肌に優しい純チタンを採用し、力強いヘアライン加工と艶やかな鏡面仕上げが織りなす陰影が美しいコントラストを演出。セイコー独自のダイヤシールドによって傷にも強く、長く美しさを保てる点も魅力です。
ブレスレットは大きめの駒を連結させた力強い構造で、スマートアジャスター機構付き中留を備え、着け心地も快適。内部にはソーラーGPS衛星電波修正キャリバー3X32を搭載し、世界中どこでも正確な時を刻む高精度を誇ります。
他にもパーペチュアルカレンダーや針位置自動修正機能なども搭載し、実用性は申し分なし。ケース径41mm・厚さ13.1mm、重さ94gのバランスの取れたサイズで、スーツスタイルにも自然に馴染む完成度の高いモデルです。
『SBXD031』と同系統モデル
革新を纏う——セイコー アストロンの真価を腕元に
セイコー アストロンは、1969年に誕生した世界初のクオーツウオッチの精神を受け継ぎ、常に先進性を追求してきました。GPSソーラーとソーラー電波というテクノロジーを確立し、どこにいても正確な時を刻む本コレクションは、まさにセイコーの技術力と創造性の結晶といえる存在です。
そしてネクスターをはじめとする各シリーズは、それぞれ異なる個性を持ちながらも、洗練されたデザインと高い実用性を備えています。半世紀にわたる革新を宿すアストロンを、ぜひ腕元で感じてみてください。
この記事の監修




