【8角形の一体型フォルム】セイコーネクスターシリーズの2023年新作を紹介 - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

【8角形の一体型フォルム】セイコーネクスターシリーズの2023年新作を紹介

セイコー アストロン SBXD013の全体図

2023年6月9日、セイコーアストロンのNEXTER (ネクスター)は新たなステージへと進化。
5本の新作モデルが新たなキャリバーとデザインを備えて登場しました。

本シリーズの象徴とも言えるのが、8角形の一体型ケースを取り入れたそのデザインです。これまでの伝統を尊重しつつも、より洗練された形状と機能を取り入れることで、ニュースタンダードスタイルを確立しています。

この記事では、GPSソーラーと電波ソーラーの2つのバージョンで展開される全5本の新作ネクスターについて詳しくご紹介します。

ネクスターシリーズとは

ネクスターのコンセプト画像

ネクスターは、セイコーの電波ソーラークォーツコレクション「アストロン」から展開されているシリーズです。

アストロンの名前は1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツウオッチ「クオーツ アストロン」から継承。
このシリーズは、高い時間精度で世界の人々のライフスタイルと時計業界を一変させた「クオーツ革命」の意志を継ぐ、セイコーの先進性を象徴するブランドです。

初代アストロンと現在のアストロン
左:初代「クォーツ アストロン」

ネクスターはそんなアストロンの10周年である2022年に登場したシリーズです。
次世代のリーダーの信頼できるパートナーとなるべく、先進テクノロジーとスタイリングに重きを置いたコレクションで、それにふさわしい高い機能性と洗練されたデザイン性を特徴としています。

現在ネクスターは、GPSソーラーモデルとソーラー電波モデルの2種がラインナップされており、今回ご紹介する新作ネクスターもこの2種類がラインナップされています。

2023年のネクスターはより洗練された機能とデザインへ

ネクスターシリーズは登場以来多くのコレクションが登場してきましたが、今回の新作で大きくその姿を変えました。ここからはGPSソーラーモデルと電波ソーラーモデル、それぞれのデザインについて探っていきます。

GPSソーラーモデル

ネクスターの2023年モデルは、シャープでエッジの効いた造形を際立たせる、多角形状のチタン製ベゼルを初めて採用しました。
これにより、ダイナミックかつ洗練された存在感を腕元で発揮するビジュアルを備えました。

特に、GPSで時間を修正するクォーツモデルは、受信感度の都合上、金属製ベゼルの採用が難しいとされています。しかし、本作では大幅に改良された薄型の衛星電波受信アンテナを採用したことで、この問題を解決。向上した受信感度によって、新スタイルに不可欠なメタルベゼルの装着を可能としています。

セイコー アストロン SBXD015の裏蓋

その他については、これまでのネクスターシリーズと同様に、実用向きの仕様と洗練されたデザインが備わっています。ケースとブレスレットには、軽量でさびにくいチタン素材を採用することで軽快な装着感を実現するとともに、ダイヤシールド加工によって耐久性を確保。

ダイヤルには、1969年に発売した初代「クオーツ アストロン」を象徴するクオーツ(水晶)をデザインモチーフにした、力強く質感の高い新しい型打ちパターンが採用されています。

ソーラー電波モデル

ソーラー電波モデルについても、GPSソーラーモデルと同じデザインコンセプトを採用しています。
ただし、こちらはよりシンプルな印象があり、ダイナミックな存在感ながら非常に使いやすいコレクションと言えるでしょう。

1cmにも満たないケースに、ダイヤシールド加工済みの純チタンを備えた軽やかさは、腕元にスマートな印象を与えてくれます。

GPSソーラーモデルの注目ポイント

ネクスター2023限定モデル

GPSソーラーモデルは、現在SBXD013、SBXD014、SBXD015の3本が展開されています。ここでは、それぞれのモデルの魅力について探っていきます。ちなみに、当初は限定モデルも登場していましたが、すでに完売となっています。

汎用性が高く使いやすいデザイン

セイコー アストロン SBXD013のリュウズ

ケースサイズは直径41.2mm、厚さ12mmと、存在感はありつつも適度なサイズ感が保たれています。
また、ダイヤルパターンは、1969年に発売した初代「クオーツ アストロン」を象徴する水晶をモチーフにしており、長年の歴史をしっかりと受け継いでいる点も、セイコーファンの心を打つでしょう。

ケースやベルトには耐久性と軽さを兼ね備えた純チタンを利用しているため、快適に着用可能。
また、セイコー独自の表面加工技術「ダイヤシールド」によって傷がつきにくく、長年の使用にも耐えうるモデルとなっています。

その他にも視認性を確保する無反射コーティング処理ベルトに採用された「スマートアジャスター」など、実用性に重きを置くアストロンらしい仕様が各所に見られます。

ネクスター2023のルミブライト

さらに、各所に夜光塗料が使用されているため、日常使いに対する使用感は抜群と言えるでしょう。

新キャリバー「3X62」を搭載

GPSソーラーモデルは、新キャリバー「3X62」を搭載しています。地球上のどこにいてもワンステップで素早く現地時刻に修正する「高速タイムゾーン修正機能」などの基本機能を採用しており、セイコー独自の最新技術「スーパースマートセンサー」を実装した最先端機となっています。

また、大幅に改良を加えた薄型の衛星電波受信アンテナを採用し、受信感度を向上したことで、新デザインの実現にも貢献しています。

なお、その機能は盤面8時位置のサブダイヤルで、GPS衛星の受信情報や、パワーリザーブ、うるう秒データの受信情報、機内モード設定が一目で確認できるようになっています。

アストロンネクスターの表示パネル

スーパースマートセンサー

GPS衛星からの自動時刻受信を1日に最大で2回行う、アストロンだけの機能です。毎日、強い光を検知すると自動で受信タイミングを調整し、GPS衛星電波受信を開始。 受信した時刻情報に対しわずかでも時間のズレがあれば、その都度正確な時刻へ修正する、革新的なGPS受信機能となっています。

もし、1回目の受信に失敗したり、時計が袖口などに隠れて強い光を感知できない場合でも問題ありません。”スマート”の名は伊達ではなく、前回の受信記録を参照し、同時刻に自動で時刻受信を開始します。

1日に1回しか受信しない一般的な電波時計に対して、常に正しい時間を表示してくれる、セイコーアストロンらしい本機能。しかも、これだけ優れたシステムであっても、独自の省電力技術によって光発電のみで駆動するようになっています。

全3色のカラー展開

GPSソーラーモデルから展開されている3本は、基本スペックはどれも同じとなります。ただし、カラーリングはそれぞれで大きく異なるため、着用シーンとコーディネートに合わせて選べるのが強みとなるでしょう。それぞれ、以下のようなカラーリングの組み合わせとなっています。

【GPSソーラーモデルのカラーリング一覧】

  • SBXD013:ブルーグレーダイヤル×シルバーケース
  • SBXD014:ブラックダイヤル×ローズゴールド&シルバーケース
  • SBXD015:ブラックダイヤル×ブラックケース

SBXD013

セイコー アストロン SBXD013のダイアル

SBXD013は、ブルーグレーダイヤルとシルバーケースの組み合わせが特徴的です。
光の当たり方によってはほとんどグレーのようにも見えるこのダイアルは、洗練されたビジネスシーンからカジュアルな日常まで、幅広いシーンに当てはまるでしょう。

スタンダードなメタルケースもラグジュアリースポーツライクのデザインと相性が良く、ワンポイントのレッドも単調なカラーリングに表情を加えています。

SBXD014

セイコー アストロン SBXD014のリストショット

SBXD014は、ローズゴールド&シルバーケースの組み合わせが放つエレガントな印象が特徴的です。
精悍なブラックダイアルはローズゴールドの輝きを際立たせるようになっており、派手すぎず使いやすい面立ちを演出しています。
プライベートやビジネスカジュアルでは、その高級感が活躍する機会も多いのではないでしょうか。

エレガントで洗練されたスタイルを好むビジネスパーソンにもおすすめしたい一本です。

SBXD015

セイコー アストロン SBXD013の文字盤

SBXD015は、ブラックダイヤルとブラックケースを組み合わせたオールブラックカラーが目を惹く一本です。
スタイリッシュでクールな印象を与えるブラックカラーは非常に汎用性が高く、あらゆるシーンで違和感なく着用できます。

シンプルでありながらも存在感を放つスタイルを好む方や、洗練されたモダンファッションを好む方におすすめしたいカラーリングです。

ソーラー電波モデルのポイントと魅力

セイコー アストロン SBXY061の全体図

ソーラー電波モデルについては、SBXY061、SBXY063の2本です。機能性はGPSソーラーモデルに劣りますが、その分シンプルかつリーズナブルなコレクションとして高い需要が期待できます。

無駄のないスポーツスタイル

GPSソーラーモデルと似通ったデザインを特徴としていますが、ケースの厚みはわずか9.5mmにまで抑えられており、スリムにまとまったモデルとなっています。

力強いフェイスに反して、非常にスマートなそのスポーツスタイルは汎用性抜群。多くのシーンで活躍する魅力的なコレクションと呼べるでしょう。

ソーラー電波モデルにはキャリバー「7B72」が搭載

セイコー アストロン SBXY061のリュウズ

キャリバー「7B72」は、先進的な機能とコンパクトな設計で、現代の忙しいライフスタイルに適応する優れたソーラー電波ムーブメントです。

最大の特徴は、ソーラー充電機能と5エリア6局の電波受信機能を組み合わせたことにより、電池交換の手間を省きつつ、世界各地での時間精度を保証している点。
世界を駆け巡るビジネスパーソンや、異なるタイムゾーンを行き来する人々にとって、非常に便利な機能と言えるでしょう。

非受信時でも平均月差が±15秒という高精度も魅力の一つ。
これにより、電波受信が難しい場所でも時間の精度が維持され、信頼性が高まります。また、フル充電時には約9ヶ月間という長期間の使用が可能で、日常使いにおける電池切れによる時間調整の手間が省けます。

全2色のカラー展開

ソーラー電波モデルの2本についても、基本スペックは変わりません。こちらも、色合いが異なる点が特徴です。

【ソーラー電波モデルのカラー】

  • SBXY061:ブルーダイヤル×シルバーケース
  • SBXY063:ブラックダイヤル×シルバーケース

SBXY061

セイコー アストロン SBXY061のダイアル

SBXY061は、ブルーダイヤルとシルバーケースの組み合わせが特徴的です。電波ソーラーモデルと異なる鮮やかなブルーダイヤルが涼やかな印象を備えています。

最低限の機能性に抑えつつ、汎用性の高いカラーリングを求める方にはおすすめの一本です。

SBXY063

セイコー アストロン SBXY063のリストショット

SBXY063は、王道であるブラック×シルバーの組み合わせ。
ブラックダイヤルは、シックで汎用性が高く、どのような装いにも合わせやすい色です。一方、シルバーケースはモダンで洗練された印象を与え、ブラックとのコントラストが美しく輝きます。

モノカラーは間違いなくビジネスシーンにぴったりであり、ひとまず時計を購入しておきたい方におすすめしたい一本です。

セイコー独自の充実したアフターサービス

セイコーのアフターサービスは、保証・修理の面において充実しています。

保証期間は、購入日から1年間
この期間内に、取扱説明書に沿った正常な使用状態で、万一不具合が生じた場合には、保証規定により無料で修理・調整が行われます。

保証の対象は、時計本体(ムーブメント・ケース)および金属バンドです。

ただし、下記の場合は対象外となる点に注意しましょう。

  • 電池交換や誤った使用
  • 不注意による故障
  • 火災・水害や地震等の天災地変による故障
  • 外観上の変化(ケース、ガラス、金属バンドの小傷や汚れなど)

セイコーではオンラインで修理・電池交換の依頼が可能で、修理状況もWebサイトで確認できます。もちろん正規販売店であるハラダでも受け付けております。トラブルの際はぜひご相談くださいませ。

5つの新モデルからあなたに刺さる一本を

セイコーのアストロンシリーズは、先進的な技術と洗練されたデザインが魅力のシリーズです。
2023年、新たに5つのモデルがラインナップに加えられたこともあり、ますますユーザーの心を躍らせる展開を迎えています。

あなたの日常生活をより便利で、よりスタイリッシュに彩るために、今すぐセイコーのアストロンシリーズを手に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修

腕時計販売店 HARADA
腕時計販売店 HARADA
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