シリーズ復活以降、さまざまなバリエーション展開を続けているキングセイコー。「The Newest Classic(最も新しいクラシック)」のキャッチコピー通り、オリジナルデザインを残しつつも現代に即した機能性を誇るコレクションが多く登場しています。
今回ご紹介する「SDKS021」は、そんなキングセイコーの2023年モデルのひとつです。クラシカルな面立ちが特徴的な本作は、手軽に交換可能なブレスレットを備えるなど、しっかりと他モデルとの差別化が図られたモデルになっています。
また本記事では、アースカラーで展開される各種カラーバリエーションについてもご紹介いたします。ぜひ最後までご覧くださいませ。
【キングセイコー SDKS021】クラシカル重視のデザイン
キングセイコー『SDKS021』の魅力は、ヴィンテージ感溢れるデザインと現代向けの機能性にあります。
ここでは、主にデザインの特性について詳しく探っていきましょう。
黎明期を再現したタイムレスなダイヤル
「SDKS021」の文字盤は、したたかなチャコールブラックが採用されています。
キングセイコーが国産機械式腕時計の進化を牽引した1960~70年代のファッションからインスピレーションを受けて採用された色です。
文字盤表面には縦方向のヘアライン仕上げが施されており、アースカラーとの組み合わせで、経年変化したような深みのある味わいを表現。タイムレスな雰囲気を漂わせる面立ちを作り出しています。
針の形状はクラシカルなドルフィン型。インデックスは高くカットのバータイプで視認性に優れており、12時位置には象徴的なライターカットが施されています。
また本作の表示部にはこれまでのキングセイコーではあまり見られなかった夜光(ルミブライト)が施されており、夜間での視認性も確保されています。
たっぷりと針に塗布されたエイジングカラーのルミブライトは、実用性とクラシカルテイストの演出を兼ね備えた要素と言えるでしょう。
なお、キングセイコーロゴの下には本作の魅力のひとつである「AUTOMATIC 3DAYS(72時間のパワーリザーブ)」が記されています。
ダイヤルを引き立てるケースデザイン
「SDKS021」のケースはステンレススティールを使用しており、耐久性と美しさが両立されています。
仕上げには繊細なヘアライン仕上げが施され、高級感を引き立てつつ、ダイヤルのヴィンテージ感を一層引き立てています。
ケースサイズは横38.3mm、厚さ11.7mmと、コンパクトながらもしっかりとした存在感を放つ大きさです。
ベゼルに関してはシンプルな印象で、文字盤の美しさを邪魔しないよう計算されたデザインとなっています。
加えて、クラシカルなボックスタイプのガラスも、本作のタイムレスな魅力を引き立てる要素と言えるでしょう。
スリムな多連ブレスレット
本モデルのブレスレットは、スリムながらエレガンスに溢れた多連タイプを採用しています。ブランドロゴが刻まれたバックルは観音開きで着脱しやすく、腕へのフィット感も良好です。
もちろん表面仕上げにも妥協が見られず、セイコーの高い技術力を感じられるものとなっています。
後述する付け替え機能を使えば、その日の気分に合わせた着けこなしができるでしょう。
【キングセイコー SDKS021】現代基準の機能性
「SDKS021」はキングセイコーのコンセプト通り、クラシカルな見た目に反する高い機能性を備えています。
タイムレスなデザイン性も相まって、デイリーユースに向いた腕時計と言えるでしょう。
ここでは、その機能、パフォーマンスに焦点を当てて詳しく探っていきます。
3Daysを実現した新型キャリバー「6R55」搭載
本作は「キャリバー6R55」を搭載しています。注目すべきは、そのパワーリザーブ。デイリーユースモデルに嬉しい約72時間を実現しており、従来モデルに比べて実用性の向上が見られます。
精度は日差約+25秒~-15秒で、日付表示機能や秒針停止(ハック)機能が搭載されているため、正確な日付確認や時間設定が可能です。
工具なしで交換できるブレスレット
本作はダブルレバー式の簡易着脱レバーを採用しており、メタルブレスレットを工具無しで簡単に付け外しできるようになっています。
別売りされている10種類の豊富な専用レザーストラップと組み合わせることで、多様なコーディネートに合わせられるモデルとなってくれるでしょう。
耐久性、防水性について
ケース材質として採用されているステンレスは、傷や衝撃に強く、長年の使用にも耐えることができる素材です。
また、ボックス型のサファイアガラスは硬度が高く、キズや汚れがつきにくい特性を持っています。
さらに、本モデルは日常生活用強化防水(10気圧)を備えており、日常の生活の中での水仕事や突然の雨などから時計を守ります。アクティブなシーンには向きませんが、ビジネス、プライベート問わずに使える有用な腕時計といえるでしょう。
【キングセイコー SDKS021】付け心地、サイズ感
キングセイコー『SDKS021』のケースサイズは横38.3mm、厚さ11.7mmと、比較的コンパクトサイズ感です。多くの方の手首にしっかりとフィットし、過度な重さや厚みを感じさせないバランスの良さが特徴といえるでしょう。
またケース形状やブレスレットのデザインも考慮されており、長時間の着用でも疲れにくい設計となっています。特に、腕の上での存在感は絶妙で、スーツと合わせても派手すぎず、控えめすぎない絶妙なバランスを楽しめるでしょう。
【SDKS023 SDKS025】アースカラーのカラバリ
SDKS021の色違いモデルとして、インディゴブルー文字盤の『SDKS023』と、オリーブグリーン文字盤の『SDKS025』が用意されています。
どちらの色も、1960~70年代のファッションからインスピレーションを受けたアースカラーを採用しており、タイムレスな魅力が際立つ仕上がりです。
『SDKS023』のインディゴブルー文字盤はクールでありながらもスタイリッシュな印象が強く、スマートさを連想させたい方におすすめといえます。
キングセイコーで青系の文字盤はかなり珍しいため、特別感のあるカラーリングと言えるでしょう。
『SDKS025』のオリーブグリーン文字盤は、大人の腕時計らしい渋い色合いが特徴です。こちらもキングセイコーで珍しい緑系のカラーリングですが、ヴィンテージテイストとの相性は抜群。
いずれのカラーリングも明るい場所では色合いが違って見えるため、どこにでも連れて行きたいモデルとなっています。
ぜひ3モデルを比較して購入をご検討くださいませ。
キングセイコー SDKS021はどのような方におすすめ?
『SDKS021』は、日常生活向きの機能性とタイムレスなデザイン性から、ビジネスシーンやカジュアルシーンのどちらにもマッチするデザインとなっています。
特に
- 30代から50代の男性
- こだわりを見せたいビジネスパーソン
- 歴史を重視する時計愛好者
など、歴史と機能性を兼ね備えた一本を求める方におすすめです。
またヴィンテージ感のあるデザインは、レトロなファッションやクラシックなスタイルを好む方々にもピッタリ。
さらに、簡易着脱レバーを採用しているため、異なるシーンやファッションに合わせてブレスレットやストラップを変更したいと考える方々にもおすすめです。
本モデルは、日常の使いやすさと時計へのこだわりを表現できる、多様なターゲット層に向けた逸品といえるでしょう。
キングセイコーのアフターサービス
キングセイコー『SDKS021』を購入すると、セイコーウオッチの充実したアフターサービスを受けられます。
保証期間は購入日より1年間となっており、期間内に取扱説明書に沿った正常な使用状態で不具合が生じた場合、無料で修理・調整が行われます。
さらに、海外に転居する予定の方向けに、国内保証書の代わりに海外のSEIKO SERVICE NETWORKで保証が受けられる制度も提供されています。
詳細については、購入時にご確認ください。
ヴィンテージ感溢れる『SDKS021』で上質な時間を
キングセイコー『SDKS021』は、ヴィンテージ感のあるデザインと高い機能性、そしてセイコーウオッチの信頼性を兼ね備えた逸品です。
クラシカルなテイストを持ちつつも、現代の技術と機能性をしっかりと取り入れており、日常使いから特別なシーンまで幅広く活躍します。
またセイコーウオッチの充実したアフターサービスも、魅力の一つといえるでしょう。
この機会に、新たなキングセイコーの「Newest Classic」を体感してみてください。
セイコー キングセイコー
SDKS021の値段・スペック
ムーブメント
キャリバーNo | 6R55 |
---|---|
駆動方式 | メカニカル 自動巻(手巻つき) |
精度 | 日差+25秒~-15秒 |
駆動期間 | 最大巻上時約72時間持続 |
石数 | 24石 |
機能 | 秒針停止機能 |
ケース・バンド
ケース材質 | ステンレス |
---|---|
ケースサイズ | 厚さ:11.7mm 横:38.3mm 縦:46.0m |
ガラス材質 | ボックス型サファイア |
ガラスコーティング | 内面無反射コーティング |
ルミブライト | あり(針・インデックス) |
中留 | ワンプッシュ両開き方式 |
腕周り長さ(最長) | 205.0mm |
時計仕様
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
---|---|
耐磁 | あり |
重さ | 139.0g |
その他特徴 | ・簡易着脱レバー式バンド ・スクリューバック |