人類が生き抜くために必要な【時計と暦】〜あなたは知られざるその発展の歴史を知っていますか?〜

人類が生き抜くために必要な【時計と暦】
〜あなたは知られざるその発展の歴史を知っていますか?〜

唯一平等に与えられる24時間、1日という時間の長さ。
時計とは私たちの生活に欠かせない、人類共通のものさしです。
今では、時計とカレンダーは当たり前の存在でどのように発展してきたかなんてあまり考える機会がなかったかもしれません。
時計がまだなかった時代はどのように時を把握していたのでしょうか。
これから時計と暦の歴史についてご紹介していきます。

 

 

進化の3つの過程

進化の3つの過程

時計には長い歴史があり、経済が発展するにつれて向上していきます。
時計の発展は大きく3つのフェーズに分かれます。
まずは、時計の原点から歴史をみていきましょう。


〈第1フェーズ〉古代から西暦1300年

時計の歴史は今から7000年前までさかのぼります。
はじめて作られた時計は、影を利用した「日時計」です。紀元前3000年、古代エジプトで利用されていましたが、昼間と晴天の時にしか使えなず、その欠点を補うためにできた次なる時計が「水時計」です。
容器に水が流入するようにして水面の高さの変化で時を計っていました。その間にも「砂時計」「ランプ式時計」「ろうそく時計」などが誕生しましたが、長い間水時計は人々の生活の中心となりました。


〈第2フェーズ〉1300年頃〜1675年頃まで

この375年の間に、飛躍的な進化をとげました。
時計の飛躍的な進化となった3つのことをお話ししていきます。

まず、1つ目が「機械式時計」の発明。
1336年頃にイタリアのミラノの宮殿礼拝堂の外壁に設置されたのが最初です。当時は祈りの時間を知らせるために使われていました。誰の手によって発明されたかは不明ですが、こうした塔時計は当時のヨーロッパ全土に広がりました。
機械式統計は、内部を動かす動力源に“錘”が使われ、棒型てんぷを振動させ時間を刻んでいました。ここから時計の信頼性が高まり、急速に進化をしていきます。

2つ目が、小型化の出発点である「ぜんまい」が発明されます。
はじめての携帯時計は、ポケットに入らないサイズだっため鎖をつけて首から下げていました。ここからさらに、ぜんまいの機能を超える“ひげぜんまい”が発明されます。

3つ目が、「調速機」の発明。
1675年、オランダのクリスチャン・ホイヘンスが“てんぷ”と“ひげぜんまい”(=ひげぜんまい付きてんぷ)を組み合わせ誕生しました。これによって“分針”がつくようになったのです。


〈第3フェーズ〉1675年頃〜20世紀後半まで

機械式時計の小型化がさらに進み、ファッションとして身に着けられる「懐中時計」の時代へ発展していきます。
中でも、天才時計師として名高い「アプラアン・ルイ・ブレゲ」は時計の進歩を2世紀も早めたといわれるほどの人物であり、デザイン・技術の両面で時計の発展を進めました。

20世紀に入ると電子の時代へと大きく変革していきます。
20世紀後半には、クオーツ時計(電池を動力源とする)の開発さらに進み、1969年日本でクオーツ腕時計の商品化が実現となり、大衆にも腕時計が広まった時代に入りました。
1300年から約630年の間に急速に発展を遂げました。このように経済と人類が発達するとともに時計の発展も進みまさに時代と人類の発展を表すものでもあります。

 

 

正確な時刻を刻むための機能

正確な時刻を刻むための機能

時計の発展についてお伝えしてしましたが、時計にとってもっとも重要なことは「正確な時刻」を刻むことです。
正しい時刻を刻むための機能は、次の通り3つあります。
「機械式時計」「クオーツ時計」「原子時計」です。
機械式時計はぜんまいで動いています。巻かれたぜんまいが一定の間隔でほどけることで時を刻んでおり自動巻式と手動でぜんまいを巻き上げる手巻き式の2種類があります。日本にはじめて機械式時計がやってきたのは、1550年にフランシスコザビエルが献上品として持参したものでした。
クオーツ時計は、電気で動きますが内部で水晶(クオーツ)を振動させその振動を読み取り、時計を機能させます。高精度であり、世界中のあらゆる人が時計を持つことを実現させました。
最後に原子時計も同様電気で動きますが、原子の電波を内部デジタル回路で読み取り時刻を刻んでいます。正確性が高くほとんど時間がズレません(3000年に1秒のズレ)。

 

 

人類のものさし:暦と時の関係性

人類のものさしー暦と時の関係性。

さて、時計の歴史についてお伝えしてきましたが、時をはかるツールとして欠かせない「暦」について次はお伝えしていきます。
時計の時刻同様、暦(カレンダー)も時間の流れも私たちに重要です。
はるか昔、種をいつまいたらいいのか、冬への備えははじめたら良いのかなど、人類が生きていくために暦は大切なものでした。
カレンダーが存在していなかった時代は、太陽や月の動きから読み取り生活を営んでいました。これから3つの暦についてお伝えしていきます。

<太陰暦>
中国やイスラム圏、日本を含むアジア圏でも広く採用されており、今日でも、イスラム世界で使われています。日本は、明治時代まで採用されていました。
月の満ち欠けをもとにして作らた暦で、月が新月になる日を1日としていました。
月が一周する周期(約29.53日)から一月を29日と30日と設定しているので、実際の季節と少しずつずれてしまったため、「うるう月」として1ヶ月増やして調整していたため、1年が13ヶ月になる年がありました。

<ユリウス暦>
紀元前46年前、ローマのユリウス・カリウスが採用した暦です。
1年を365.25日を1年とし、4年に1日“うるう日”を置き、1年を調整していました。

<グレゴリオ暦=太陽暦:現行の暦>
ユリウス暦も年100年経つうちに少しずつずれが進み、16世紀の中頃には11日も進んでしまったため、1528年にローマ教皇グレゴリオ13世がこの暦を採用しました。
ユリウス暦では、400年に100回の“うるう年”を置くのに対し、この暦は97回の“うるう年”を置くことで、かなり正確な暦となりました。
今でもカレンダーとして使われています。
ちなみに1年は365日ですが、地球が365日かけて太陽の周りを1周するからです。
ぴったり365日ではなく365.2422日なため、その誤差を調整するため“うるう年”を置いて調整をしています。
日本の暦はしばらくの間、太陰暦を採用していましたが明治5年12月3日に現在の暦であるグレゴリオ暦に統一されました。
当時の西洋化に順応すべく、世界各国で採用されているグレゴリオ暦に変更したのでしょう。

 

 

より深い視点から腕時計をお楽しみいただけます

より深い視点から腕時計をお楽しみいただけます

日時計から腕時計までに発展を遂げた時計の歴史と天文の運行を基に作られた暦をご紹介させていただきました。
ぜひ発展してきた歴史を思い出しながら、腕時計をはめてみてくださいね。
より深い視点から楽しめるはずです。

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