タイトルスピードマスター クロノスコープの青白文字盤を俯瞰した画像

【2021年新作 スピードマスター クロノスコープ】
アンティーククロノグラフを意識した次世代モデル

スピードマスター、シーマスター、コンステレーションと、数ある歴史的名作ウォッチを生み出してきた一大ブランドであるオメガ。

2021年はアイコンウォッチであるスピードマスター プロフェッショナルの新作モデルや、シーマスター300の新たな復刻モデルをリリースし、東京オリンピックでのオフィシャルタイムキーパーを務めるなど、ブランドの勢いに翳りは全く見えません。

そんなオメガがスピードマスターの2021年最後の新作として、新たなシリーズを生み出しました。

それが、「スピードマスター 2カウンター クロノスコープ」シリーズです。

ここでは、1940年代から続くオメガ クロノグラフ ウォッチの遺伝子を継承するスピードマスターの新たな提案を詳しくご紹介いたします。

あなたのスピードマスターコレクションへの仲間入りをぜひご検討ください。

 

 

時を観測するヴィンテージ漂うタイムピース

スピードマスター クロノスコープ青銀文字盤のダイアルを拡大した様子

クロノスコープは、クロノ=時間、スコープ=観測するという意味を持つ名前であり、文字通り”測る”ことにフォーカスを当てたタイムピースです。

外周にはスピードマスターに欠かせないタキメーター、クロノグラフにはスモールセコンドと12時間積算を採用し、独自の仕様として盤面中央にカタツムリ状の同心円の3つのメーターを搭載。

そのコンセプトは、1940年代に登場し現代まで引き継がれてきたオメガ クロノグラフ ウォッチのオマージュであり、全体的なディテールからクラシックな雰囲気を感じさせます。そして古き良き手巻き式が採用されており、オメガファン垂涎の一本と言えるのではないでしょうか。

 

マスタークロノメーター コーアクシャル Cal.9908

ムーブメントの画像

クロノスコープがヴィンテージテイストだからと言って、内部ムーブメントに当時のものを使っているわけもありません。

圧倒的な耐磁性能と精度、メンテナンス性を兼ね備えたマスターコーアクシャルムーブメントが採用されています。パワーリザーブ60時間、8振動で実用性を備え、各スケールを司るセンターセコンドと2つのクロノグラフを制御するハイスペックなマニファクチュールムーブメントです。

それでは、ここからは機能、デザインについて詳しく見ていきましょう。

 

 

クロノスコープを構成する3つのメーター

スピードマスター クロノスコープ白黒文字盤のダイアルを拡大した様子

クロノスコープは、クロノグラフの他に3つのメーターを搭載することで測定機器として成立しています。

スピードマスターお馴染みの時速を測定するタキメーター、聴覚と視覚で目的までの距離を測るテレメーター、心拍数を計測できるパルスメーター。

もちろんこの腕時計だけの機能というわけではないため、使い方をご存じの方は多くいらっしゃると思いますが、おさらいの意味も込めて一つずつご紹介したいと思います。

なお、これらの機能は中心の秒針が60秒で1周することを利用して計測します。

 

タキメーター

タキメーターの画像

タキメーターは、モータースポーツをコンセプトに盛り込んだタイムピースによく見られ、規定の距離に到達する時間から時速を測定できる機能です。ベゼルに細かく数字が記されることでウォッチフェイスにさらなる個性を与えられるのも魅力と言えるでしょう。

使い方は至ってシンプルで、計測対象が1km進むのにかかった秒数を計測することで、対象物の時速をメーターから読み取ることができます。もちろん1kmを1マイルに変えればマイル時速にも対応可能。

さらに本機に関しては、通常のスピードマスターと異なりインナータキメータースケールが採用されています。ベゼルのタキメーターを時速60kmまでの計測に用い、そこを超えると盤面中央のタキメーターを使うことで、最低で時速20kmまでの速度を計測することができます。

シリーズの象徴的なタキメーターがパワーアップされているのが、計測機器であるクロノスコープならではといえるでしょう。

 

テレメーター

テレメーターの画像

音速を利用して対象物との距離を測るという機能で、半径20km以内の対象物との距離を読み取ることができます。現代では搭載されている腕時計を見ることはそう多くないかもしれません。

使い方は花火や雷を例に挙げると分かりやすいと思います。「パッ」と対象が光ってから計測を開始し、「ドーン」と音が届くまでの秒数を測ることで、対象物との距離(km)を読み取ることができます。

 

パルスメーター

パルスメーターの画像

パルスは心拍数のことを指し、規定回数の拍動にかかった時間を計測することで1分あたりの心拍数を導き出すことができます。本機の規定回数は30回。要は1分間心拍数を数え続ける必要がなく、30回の拍動で測定を終了できるわけですね。もちろんセンサーを使って測るわけではないので、他人の心拍数も測ることができます。

元々パルスメーターはクロノグラフが開発される前から、医師が使うドクターズウォッチと呼ばれる時計に備えられていました。現在では医療従事者が使っているナースウォッチに多く採用されており、3つの中でも実用性の高い機能と言えるでしょう。

 

身も蓋もないこと話をすると、ここで挙げたクロノスコープに搭載されている計測機能を日常生活で使う機会は少ないと思いますし、アナログの腕時計で計測せずとも、もっと精密に測れる機器が世の中にはありふれています。

スピードマスター クロノスコープ白文字盤のダイアルを拡大した様子

しかし、これらの機能が生み出された時代には精密な計測機器は存在せず、それこそ現代より戦争が身近であったという背景があります。
電力を必要としない手元の小さな時計だけで、砲弾等の危険への距離や、素早く自分や他人の心拍数を測定できる機能は非常に画期的だったのかもしれません。

そういった背景を鑑みると、電子機器が溢れるこの時代にアナログな計測機能を搭載するロマンこそ、スピードマスタークロノスコープというタイムピースのアイデンティティなのではないでしょうか。

 

 

1940年代をオマージュしたデザイン

ヴィンテージテイストが加えられた新たなスピードマスター。ここではその新たなデザインを詳しく見てみましょう。

スピードマスター クロノスコープのケースを側面から見た様子

現行のスピードマスターのどれとも違う43mm径のケースは、厚みが少し抑えられた腕によく馴染むフォルムとなっています。

スピードマスター クロノスコープ青銀文字盤の針を拡大した様子

盤面には、研ぎ澄まされたクラシカルなリーフ針、シンプルなアラビア数字のインデックスが使用され、全体的にヴィンテージの雰囲気を漂わせるウォッチフェイスにまとまっています。

スピードマスター クロノスコープ白黒文字盤のインデックスを拡大した様子

中央の3種のメーターにも1940年代の時計によく見られるスネイルデザインが採用されており、インデックスの下にはレーストラックパターンを仕込むことで見事に当時のエレガンスを再現。特にインデックスは、プリントではなく立体的なアプライドインデックスが施されることで、他のスピードマスターとの差別化が感じられます。

スピードマスター クロノスコープ青白文字盤のりゅうずを拡大した様子

他の外装的な特徴として、ムーンウォッチと同様の形状のプッシュボタンや5連ブレスレット、シャープなクラスプが採用されています。

スピードマスター クロノスコープのバックルを拡大した様子

新作であるクロノスコープは、現行のスピードマスターの特徴はしっかりと残しつつヴィンテージ感を演出した、新旧オメガクロノグラフのそれぞれの良さを見せるタイムピースと言えるでしょう。

 

 

アンティークからモダンスポーツ、ラグジュアリーまで

2021年のリリースに際し、クロノスコープシリーズには多彩なニーズに応える4つのカラバリが登場しています。

ここで簡単にご紹介いたします。

 

ヴィンテージモデルを彷彿とさせる青白モデル

スピードマスター クロノスコープの青白文字盤を俯瞰した様子

光沢の抑えられたシルバーの文字盤にブルーにきらめく針とインデックスを組み合わせ、全体的に青と白のカラーリングでまとめられたクラシカルなモデルです。

1940年代のオマージュというコンセプトを最も体現したモデルであり、間違いなくクロノスコープというシリーズの中心を担うカラーリングと言えるでしょう。

ベルトは、5連ブレスレットと艶のあるブルーレザーが用意されています。

  • Omega オメガ
    スピードマスター
    クロノスコープ 43mm

    329.30.43.51.02.001
    1,100,000円(税込)

  • 329.30.43.51.02.001

 

ブルーとシルバーの逆パンダモデル

スピードマスター クロノスコープ青銀文字盤を俯瞰した様子

ベゼルと盤面を暗めのブルーで染め、鈍く光るシルバーのインダイヤルで”逆”パンダを作り上げた、深みのある一本です。各種インデックス、針にはロジウムメッキによる高級感のあるシルバーが採用されており、はっきりとした視認性を持たせています。

実は歴代スピードマスターの中でもブルーを主体としたモデルは数少なく、現行モデルでは一部の記念、限定モデルを除き、ムーンフェイズモデルでしかこの色を見ることができません。

レアなカラーリングというのも選ぶ理由の一つとなるのではないでしょうか。こちらのモデルにはSSのブレスレットとブラウンのレザーベルトがラインナップ。

  • Omega オメガ
    スピードマスター
    クロノスコープ 43mm

    329.30.43.51.03.001
    1,100,000円(税込)

  • 329.30.43.51.03.001

 

まさかのスポーティ!?パンダ調の白黒モデル

スピードマスター クロノスコープの黒白文字盤を俯瞰した様子

白の盤面に黒の針とインデックス、ダイヤルをあしらった王道的なパンダフェイスに、赤のアクセントで抑揚をつけた非常にスポーティなカラーリングのモデルです。

コンセプトである40年代のヴィンテージ感はどこに行ったのか、モダンスポーツウォッチとして完成した一本です。メーターの使い分けのしやすい赤白交互に染められた秒針や、積算計のみに使われた赤い針など、視認性、実用性を重視する人には最も実用的なモデルかもしれません。

5連ブレスレットの他に、ブラックレザーに赤のディテールをあしらったスポーティなレザーベルトも用意されています。

  • Omega オメガ
    スピードマスター
    クロノスコープ 43mm

    329.30.43.51.02.002
    1,100,000円(税込)

  • 329.30.43.51.02.002

 

オメガヴィンテージには欠かせない
ブロンズゴールド

スピードマスター クロノスコープ茶金文字盤のケース全貌の画像

2021年登場のシーマスター300の復刻モデルにも採用された、究極のヴィンテージを演出するブロンズゴールド。この新素材が、1940年代のオマージュであるクロノスコープにももちろん採用されました。

クラシカルなブラウン主体のカラーリングに、ブロンズゴールドをふんだんに使用した一本が演出するはまさに特上のエレガンス。

スピードマスター クロノスコープ茶金文字盤のベゼルを拡大した様子

37.5%の金に銀とバラジウムを加えたオメガ独自の合金であるブロンズゴールドは、上質なブロンズの輝きを放ちつつ耐腐食性に優れ、使い込むほどにゆっくりと味が出てくるまさに一生モノにふさわしい素材です。

針やインデックスにもブロンズが使用され、どの角度から見ても輝くタイムピースは、あなたの手元を1940年代から続くオメガクロノグラフの輝かしい歴史で彩ってくれることでしょう。

  • Omega オメガ
    スピードマスター
    クロノスコープ 43mm
    ブロンズゴールド
    329.92.43.51.10.001
    1,793,000円(税込)

  • 329.92.43.51.10.001

 

 

余談:実はクロノスコープは前にもリリースされていた?

以前のスピードマスター クロノスコープを並べた様子

もしあなたが敬虔なオメガファンであったり、腕時計に精通されている方ならご存知かもしれませんが、実はオメガは過去にも「クロノスコープ」と名のついた時計をリリースしていました。

その名も「デ・ヴィル クロノスコープ コーアクシャル」。数あるオメガのラインナップの中でも比較的スタンダードなタイムピースが出揃うデ・ヴィルシリーズにて、以前にもクロノスコープは登場していたのです。

以前のスピードマスター クロノスコープ茶金文字盤を拡大した様子

ただ、デ・ヴィル クロノスコープシリーズはどちらかというと経過時間の計測に重きを置いており、コラムホイールによるスプリット機能や12時間積算計、30分積算計などが搭載されており、現行モデルにはない機構を搭載したモデルでした。

そして何より、このデ・ヴィルにはオメガ製のマニファクチュールムーブメントではなく、フレデリックピゲ製のキャリバーベースのものが採用されていたため、タキメーターやテレメーター、パルスメーターといった多彩な測定が可能かつ、マニファクチュールムーブメントを搭載した今作とは全くの別物と言えるでしょう。

 

 

まとめ「スピードマスターの新世代はヴィンテージだ!」

ここではスピードマスターのニューモデル「クロノスコープ」についてご紹介いたしました。

これまでのスピードマスターにはなかった全く新しいシリーズながらも、古くから続く時計作りのエッセンスを感じられる一本は、スピードマスターシリーズに新風を吹き込むこと間違いなしでしょう。

スピードマスターの古くも新たな可能性を、ぜひあなたのコレクションに加えてみませんか。

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