1830年創業のスイス名門であるボーム＆メルシエは、時代に寄り添いながらも変わらぬエレガンスを追求し続けてきました。
その代表作のひとつである「リビエラ」は、1973年に誕生し、スポーティかつラグジュアリーなデザインへと進化を遂げつつ、長年愛されてきたコレクションです。
今回取り上げる『リビエラ 10822』は、その伝統を受け継ぎながらも、あえて人気のデザインを削ぎ落とすことで、新たな個性を獲得したモデルです。ヴィンテージ調のゴールドダイアルと端正なケース、信頼性の高い自社ムーブメント「ボーマティック」を融合させたリビエラは、現代にふさわしいエレガンスを体現しています。
本記事では、そんな『リビエラ 10822』について、詳しくレビューいたします。ぜひ最後までご一読ください。
リビエラの既成概念にとらわれない優雅なデザイン
『リビエラ 10822』は、これまでのリビエラで人気を博したスモーキーグラスや波模様を排し、端正な美しさを追求しています。装飾を抑えつつも輝きを放つダイアルと力強いケースが調和し、スポーティかつ洗練された雰囲気を醸し出しているのです。
こちらでは『リビエラ 10822』のデザイン性について、詳しくご紹介しましょう。
あえて装飾を排した美しいヴィンテージダイアル
『リビエラ 10822』は、これまでのリビエラで人気の仕様であった半透明のスモーキーグラスや、ダイアルの波模様を排除することで、洗練されたヴィンテージスタイルを追求しています。
ダイアルには、明るいゴールドカラーにサテン仕上げを施し、時の流れを静かに映し出すような趣を演出。また、磨き上げたバーインデックスを配置することで立体感を生み出し、視認性と品格を両立させています。
さらにスタイリッシュな肉抜きが行われたゴールドカラーの時分針が、軽やかさを加えつつエレガンスを強調。そこに唯一の差し色であるブルースティールの秒針がアクセントとして機能し、印象を際立たせます。また、ブランドを象徴するΦ（ファイ）が秒針のカウンターウェイトに配され、細部にまでこだわりが宿る設計です。
大胆に装飾を削ぎ落としたデザインでありながら、かえって強い存在感を放つ本モデルは、リビエラのもとに新たな品格を体現した逸品といえるでしょう。
リビエラの伝統を受け継ぐケースデザイン
『リビエラ 10822』のケースデザインは、ダイアルとは対照的に、リビエラの伝統を色濃く受け継いでいます。
十二角形のベゼルは、1973年の初代モデルから続く象徴的な意匠。四方のネジ留めはリビエラならではのデザインであり、愛好家にはたまらない設計です。また繊細なヘアライン加工と滑らかな鏡面仕上げが施されており、光を巧みに反射し、ダイアルのエレガンスを引き立てています。
ステンレススティール製ケースも繊細な仕上げが施されており、構造美と質感の高さを同時に感じさせる外観です。さらにリューズにはブランドの象徴であるΦ（ファイ）が刻まれ、細部にまで美意識が行き届いています。
ブレスレットに向けての流れるようなフォルムも見事であり、ラグジュアリースポーティなそのスタイルも、当然魅力と言えるでしょう。
エレガントな仕上げの施されたブレスレット
ケースと滑らかに繋がるブレスレットは、へアライン加工と鏡面仕上げが織り交ぜられ、洗練された雰囲気を一層引き立てています。動きに合わせて美しく輝き、手元に華やかさを添えてくれるでしょう。
またブレスレットは、工具なしで簡単に交換できる高い実用性を備えており、気分や装いに合わせて柔軟にスタイルチェンジが可能です。ブルーやグリーンのラバーストラップ、ブラックのレザーストラップなど、多彩な選択肢が用意されているため、スポーティにもクラシカルにも自在に印象を変えられます。
ボーム&メルシエを代表する自社ムーブメント「ボーマティック」
ボーム&メルシエが誇るマニュファクチュール製ムーブメント「ボーマティック」は、デザイン性だけでなく高い機能性も追求するブランドの姿勢を体現した存在です。
最大約120時間、つまり約5日間におよぶロングパワーリザーブは、忙しい現代のライフスタイルにも余裕をもって対応。頻繁な巻き上げを必要とせず、ユーザーの生活に自然と寄り添います。
また28800振動/時の安定したビートにより、普段使いにおいても高い精度を維持。さらに、高い耐磁性も備えており、まさにボーム&メルシエの技術力の結晶といえます。
『リビエラ 10822』のサイズ感や使い心地
『リビエラ 10822』は、ケース径39mmという、比較的コンパクトなサイズ感が魅力です。ビジネスからカジュアルまで幅広いスタイルになじみ、また手首に程よく収まるため、着用しやすいモデルといえるでしょう。
その小ぶりなボディにヴィンテージ調ダイアルや伝統的なケースデザインが凝縮されており、エレガンスと個性をしっかりと堪能できます。
さらにブレスレットは、工具なしで簡単に交換できる仕様です。ラバーやレザーに替えることで、印象や着け心地を自在に変化させられます。
場面や好みに応じてアレンジできる柔軟性も『リビエラ 10822』ならではの魅力といえるでしょう。
『リビエラ 10701』はどのような方におすすめ？
『リビエラ 10822』は、十二角形ベゼルやビス留めの意匠といったリビエラの象徴的なデザインを継承しながら、スモーキーグラスや波模様といった装飾をあえて排し、ミニマルで洗練された美しさを実現しています。
一方で、ゴールドカラーのサテン仕上げダイアルは光を受けて繊細に輝き、クラシカルで印象的な雰囲気を演出するでしょう。
もちろん、エレガントなヴィンテージ感のある腕時計を求める方にも、おすすめとなっています。独自性と気品を備えたデザインは、周囲と差をつけたい大人の装いにぴったりではないでしょうか。
ボーム&メルシエの保証
『リビエラ 10822』は、ボーマティック搭載モデルとして保証延長サービスの対象となっており、最大8年もの長期保証が受けられます。
高性能ムーブメントへの自信の表れであり、長く腕時計愛用したい方にとって大きな安心材料となるでしょう。
品質と信頼性を重視するボーム＆メルシエならではのサポート体制といえます。
『リビエラ 10822』を着用して、ヴィンテージ感あふれるスポーティエレガンスを体感しよう！
『リビエラ 10822』は、ヴィンテージの趣と現代的な洗練を兼ね備えた存在です。
伝統的な十二角形ケースとゴールドダイアルの気品が調和し、内側には高性能なボーマティックムーブメントが鼓動を刻みます。そのすべてが、ユーザーの美意識と確かな審美眼を映し出し、日常に静かな自信をもたらしてくれるでしょう。
ボーム&メルシエの200年近い歴史に裏打ちされた信頼と品格を腕元に、他にはない究極のエレガンスを、今こそ体感してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修
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