カシオ、OCEANUS(オシアナス)の「マンタ」は、多機能性と、さまざまな色彩で表現された「青」が魅力のコレクションです。
この新作として登場したS7000シリーズは、これまでのモデルからフェイスを大きく変え、よりスポーツテイストが強調されるようになりました。
この記事では、この新作シリーズがどのような機能性、デザイン性を備えているかを詳しく解説いたします。現行のカラバリモデルについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
Manta(マンタ)とは
海の青をブランドカラーとし、高い電子技術を駆使したクォーツモデルを多くラインナップするオシアナス。そのフラグシップモデルとして人気を集めているのが、2007年に誕生した「Manta(マンタ)」です。
マンタコレクションは、ソーラーで駆動する薄型クロノグラフモデルが基本となっており、その多機能性と、ダイアルとベゼルで表現されたさまざまな青が魅力となっています。
ブランドコンセプトを強調する新シリーズ
今回紹介するオシアナスの新ライン「S7000」は、従来ラインであった「S6000」や「S5000」とは異なった方向性に進化を遂げています。ただし、“Elegance, Technology(エレガンスとテクノロジー)”を重視するウォッチメイキングはそのまま。ツールとしてのあり方も見せつつ、新たなデザインコードを確立しています。ここから、そのデザイン性をひとつずつ深掘りしていきましょう。
よりスポーツテイストを意識したデザインへ
S7000シリーズはマンタの持つスポーティエレガンスの側面を強調し、そのイメージをソーラークロノグラフに落とし込んだデザインとなっています。
表示方式はインデックスを採用しており、3つのインダイアルを備えた端正な多針クロノグラフが特徴。
ボタンを押すだけで
- 秒針
- 小針(9時側)
- モード針(6時側)
がゼロ位置(12時方向)を指し、すぐに計測をスタートできます。
また、ケースとバンドにチタンカーバイト処理を施し耐摩耗性と発色を向上させている点や、ザラツ研磨で歪みのない美しい面に仕上げられている鏡面部分も非常に魅力的です。
ケースの形状は、ドーム型の風防から円錐状になだらかなカーブを描くようケース上面を落としつつ、両サイドにザラツ面を作ることで、薄さと立体感を両立させています。
薄型で装着性が良く、長時間の着用でも負担になりません。
また、バンドはチタンムクバンドを使用し、矢羽根形のH駒と鏡面ライン入りの中駒で構成されています。
これにより、ケースとの一体感を高めつつ、快適な着け心地を実現。
さらに、工具を使わずにバンドの長さを微調整できるスライドアジャスト機構を採用しています。
薄型ソーラークロノグラフは健在
S7000シリーズは、OCW-S5000で開発した薄型ムーブメントを使用しています。
これはカシオの高密度実装技術を集約した超薄型ムーブメントであり、機械パーツも精度と耐久性の規格を確保しながらギリギリまで切り詰められました。その結果、本作の厚みは1cmにも満たないものになっています。
この薄さのなかにカシオの技術が余すことなく詰められている点に、ロマンを感じる人も少なくないかもしれません。
クロノグラフ機能の強化
クロノグラフにはデザイン面でも、機能面でもこだわりを持っており、ベゼルに刻まれたタキメーターは、実際に使用可能。
さらに、時刻の表示状態からでも2時位置のボタンを押した瞬間にストップウオッチの計測を開始する『ダイレクトスタート』という機能も追加されており、スポーティテイストに見合った本格的な実用性の高さを備えています。
電子機器を多く手掛けるカシオ由来の機能性
ケースとバンドにはチタンカーバイト処理を施し、耐摩耗性と発色を向上させています。
これにより、長期間使用しても美しい見た目を保つことが可能です。
また、S7000シリーズは、CASIOの高精度ムーブメントを搭載しています。
標準電波受信機能による時計単体での時刻修正に加え、スマートフォンリンクによるワールドタイムの設定も可能です。
特筆すべきは、時計自体にBluetooth®を搭載している点。
これにより、スマートフォンとの連携が可能となり、さまざまな機能を活用することができます。
たとえば、スマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」を使用することで、
- 自動時刻修正(1日4回)
- 簡単時計設定
- ワールドタイム約300都市の設定
- ソーラー発電状況のグラフィカル表示
などが可能となります。
ソーラー駆動機能も搭載しており、電池交換の手間を省きつつ、環境にも配慮した設計となっています。
さらに10気圧防水機能を備えているため、日常生活での水仕事や雨天時でも安心して使用できるでしょう。
オシアナス・ブルーの進化
オシアナスシリーズは、サファイアガラスの蒸着で表現するブルーがユーザーから評価を得ているブランドですが、この点も大幅に進化しています。
人気のブラックモデルに加え、リゾートにいるような雰囲気を味わえるライトブルーグラデーションと、深海から水面を見上げたようなダークブルーグラデーションのカラーをリリースし、今後の展開も期待できます。
以下からは、それぞれのカラーリングについて特徴や魅力を紹介していきます。
【ブルー×ブラック×シルバー】OCW-S7000-1AJF
OCW-S7000-1AJFは、ブルーのベゼルやブラックの文字盤、シルバーのケースが組み合わさって印象強さを放っている一本です。
同モデルは、流麗かつスポーティなフォルムに仕上げられており、ベゼルにはリング状に加工したサファイアガラスを採用。
見る場所や角度で表情が変わっていく美しい青の輝きを楽しめます。
また、タキメーターを配し、クロノグラフらしいスポーティなデザインに仕上がりました。
これらの高機能を厚さ9.5mmのスリムケースに収め、機能性とデザイン性を兼ね備えた上質なOCEANUS Mantaとなっています。
【ブルー×ブラック】OCW-S7000B-2AJF
OCW-S7000B-2AJFは、DLC加工を施したチタンケースが特徴的なモデルです。文字盤には深海をイメージしたブルーを採用し、高級感と深みを感じさせます。
ベゼルにはリング状に加工したサファイアガラスを配し、見る場所や角度で表情が変わっていく美しい青の輝きを楽しめます。
また、精悍な印象があるトータルブラックカラーは、よりスポーティテイストを際立てる要素と呼べるでしょう。
【グラデーションブルー】OCW-S7000A-2AJF
OCW-S7000A-2AJFは、唯一の本数限定モデルです。文字盤には、ブルーからブラックに変化するグラデーション蒸着が施されており、大きく変化するブルーの明暗を楽しむことができます。
また、12時位置のマーカーに針、カレンダーにはゴールドカラーが使用されており、限定モデルらしい特別感も与えられています。世界限定1500本の希少なモデルとなりますので、お早めのご注文がおすすめしております。
進化したオシアナスシリーズをあなたの手元に
オシアナスの新作S7000シリーズは、洗練されたデザインと先進的な機能を融合した、まさに『Elegance, Technology』を体現した時計です。
S6000シリーズからの進化は明らかであり、美しいデザインと高機能性は、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応します。
デザインの汎用性も高く、その他のカラーリングも合わせやすいため、今後のコレクション展開も期待できそうです。