シチズンは歴史ある国産時計ブランドで、シリーズやモデルが豊富なブランドとしても知られています。しかしそれゆえに、どのモデルを購入しようかと迷われる方も多いでしょう。
本記事では40mm以上のシチズンを検討している方に向けて、おすすめのシリーズと、ケースサイズ40mm以上のおすすめモデルを紹介します。
シチズンのプレミアムドアーズに認定されている正規販売店ハラダが詳しく解説いたしますので、ぜひモデル選びの参考にしてください。
※本記事の内容は、2024年4月時点の情報です
シチズンのメンズモデルのサイズ展開
高級腕時計は海外、主にスイス発祥のブランドが多く、海外の方の骨格に合わせた42mm以上をメインとしているブランドもあります。
一方、国産ブランドであるシチズンではさまざまなケースサイズの時計を取り扱っており、メンズモデルの場合、ケースサイズは37mm~42mmと幅広く展開されています。また、ケース径40mm以上で日本人男性が着用しやすい腕時計も豊富に揃う印象です。
例えば、スポーティーなデザインが特徴のシリーズ・アテッサやプロマスターでは、40mm台後半の大きめのモデルが展開されており、ザ・シチズンやシリーズエイトといったシリーズには、多様なシーンで使える40mm前後のモデルが数多く用意されています。
40mm以上のシチズンの時計の特徴
シチズンの40mm以上の時計と一口にいっても、各モデルには差があります。ここからは40mm以上のシチズンの腕時計を検討している方に向けて、40mm以上のモデルの価格相場と駆動方式について解説します。
お好みの一本をスムーズに選ぶためにも、事前に大枠を理解しておきましょう。
40mm以上のシチズンの価格相場
シチズンは時計ブランドの中でも、価格帯の幅が特に広いです。メンズモデルのラインナップに絞っても、1万円台から200万円台まで取りそろっています。
そのため、シリーズやモデルを理解せず下位のシリーズを選ぶと、購入の目的と合わない可能性もあります。
腕時計のステータス面を重視するのであれば、シチズンのコレクションは以下のように区分けできるでしょう。
・エントリーモデル ~ 50,000円
・ミドルレンジモデル 50,001円~100,000円
・ハイエンドモデル 100,001円~
ハイエンドモデルの中でも、20万円以上の時計は高級ラインに位置し、シチズンの中でも長く使える、ステータスの面でも魅力のモデルとなっています。
年齢問わず、幅広い層に愛されているシチズン。「年齢を重ねても長く使える時計を購入したい」と考えている方は、高級ラインの中から自分に合う一本を探してみることをおすすめいたします。
40mm以上のシチズンの駆動方式
腕時計を購入する際には、駆動方式を理解しておくことが大切です。腕時計の駆動方式には大きく分けると、機械式、クオーツ式の2つがあります。
シチズンの上位モデルには、機械式の他、実用性に優れた光発電エコ・ドライブを搭載したクォーツ式がメインで採用されています。
・機械式…シチズンの始まりでもある懐中時計時代から100年続く伝統の技術
・エコ・ドライブ…世界初のアナログ式光発電時計を生み出したシチズンの独自技術
機械式、エコ・ドライブを搭載するクォーツ式は、共にシチズンの類まれな技術が詰まったムーブメントです。これは数ある時計ブランドの中から、シチズンが選ばれる理由でもあります。
シチズンの腕時計を購入する際には、せっかくであれば他のブランドには無いシチズン独自の魅力が詰まったモデルも検討されてはいかがでしょうか。
40mm以上のシチズンおすすめシリーズ
ここからはシチズンの高級ラインパートナーであるHARADAが、シチズンの特徴を楽しめる代表的なシリーズを厳選して2つご紹介します。
ザ・シチズン
ザ・シチズンは、シチズンの高級ラインを代表するシリーズです。ザ・シチズンの駆動方式は、機械式のメカニカルモデルと、年差レベルの精度を誇るクォーツ式の2つです。
メカニカルモデルは、1924年の懐中時計発売時から引き継がれるシチズンの機械式の技術が詰まった時計です。もう一つの駆動方式、エコ・ドライブはシチズン独自の光発電で、時計の実用性を追求した「年差」という高い精度が実現されています。
また、ザ・シチズンのエコ・ドライブの一部モデルには国内で千年以上の歴史を持つ土佐和紙が採用されており、ムーブメントだけでなく文字板にも国産技術が取り入れられています。
シチズン シリーズエイト
シチズン シリーズエイトは、2021年にリバイバルを果たした機械式時計のシリーズです。過去に展開していた同名のコレクションからモダンなコンセプトを引き継ぎつつ、新たにスポーティーさが加えられました。
機械式時計はパーツを積み重ねて作るため、構造上厚みが出てしまいますが、シチズン シリーズエイトは薄型設計のムーブメントをベースにすることで、厚みが抑えられており、腕なじみの良さも魅力となっています。
その他、精度や耐久性、帯磁性など、シリーズエイトには各所にシチズンの機械式の技術が盛り込まれています。
40mm以上のシチズン人気メンズモデル
ここからは、ザ・シチズンとシリーズエイトから機械式、エコ・ドライブのモデルを紹介します。
国内でも限られた店舗のみが販売できる、特別店限定モデルも紹介しているため、ぜひシチズンを堪能できる一本を選んでみてください。
The シチズン ザ・シチズン メカニカル 特定店限定モデル NC1000-51E
・購入できるのは限られた店舗のみ! 特別店限定モデル
・視認性に優れたブラックカラーダイアル
・ガラスの反射を軽減するクラリティ・コーティング
NC1000-51Eは限られた店舗のみで販売が許された、特定店限定モデルです。このモデルは、話題を呼んだザ・シチズン初の新作機械式モデルを、ブラッシュアップして作られました。
文字板はシックなブラックで、ステンレススティールのケースやブレスレットの輝きがより映える、砂地のような質感が特徴です。文字板を覆う風防にはクラリティ・コーティングが施されており、ガラスの反射を抑える工夫がなされています。
日付表示や10気圧防水といった実用向きの仕様も備えたモデルであり、実用性と特別感を両立した時計を求める方におすすめです。
The シチズン ザ・シチズン メカニカル 特定店限定モデル NC1001-58A
・前作からの注目作! 限定カラーの復刻モデル
・スタンダードながらも個性あるデザイン
・国産ブランドが考え抜いた着用感
NC1001-58Aは、先述のNC1000-51Eのホワイトダイアルモデルです。こちらも同じく特別店限定モデルで、ホワイトカラーは前作の限定色に当たります。
雲海をイメージした文字板には、電鋳手法によって細かい凹凸が表現されています。ホワイトは時計の文字板としてはスタンダードなカラーですが、独特な質感に加え、デイト表示とスモールセコンドが配置されていることで、個性を感じさせるデザインとなっています。
ステンレススティールのブレスレットは、テーパードが効いた細かいコマが連なっており、着用すると腕によくフィットします。
年齢を重ねても愛用できるシチズンをお求めの方は、服装やシーンを選ばずに使用できるNC1001-58Aを検討してみてください。
The シチズン ザ・シチズン メカニカル 特定店限定モデル NC1000-51E・NC1001-58Aの完成度の高さを、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
ザ・シチズンの機械式モデルが使いやすさに磨きをかけて再登場!「NC1000-51E」と「NC1001-58A」をレビュー
The シチズン ザ・シチズン 藍染和紙文字板 AQ4091-56M
・年差レベルの高い精度! エコ・ドライブ採用モデル
・日本の伝統技術、土佐和紙を使った文字板
・特殊素材を使用したケース&ブレスレット
AQ4091-56Mは、エコ・ドライブが搭載された高精度クォーツモデルです。
一般的に腕時計は、時刻の表示に数秒~数十秒のずれが生じるとされています。クオーツ式は月単位、機械式は日単位といわれる中、このモデルは年単位、つまり1年でのずれがわずか±5秒と、高い精度を誇っています。
また、AQ4091-56Mは、技術面だけではなくデザイン性の高さも魅力です。文字板には藍染と土佐和紙の2つの伝統技術が掛け合わされており、国産時計ブランドならではの一本といえます。
また、AQ4091-56Mのケースやブレスレットにはチタンが採用されていて、軽量仕様となっているため、金属ブレスレットの重量感が気になる方にもおすすめです。
以下の記事では、The シチズン ザ・シチズン 藍染和紙文字板 AQ4091-56Mをはじめとする、藍染文字板モデルの色彩美や機能性を解説しています。
【ザシチズン 藍染文字板 AQ6110-10L AQ4091-56M】ついに登場したジャパンブルーの年差エコ・ドライブモデルをレビュー
シチズン シチズン シリーズ8 880メカニカル NB6030-59L
・多数の「初」を搭載! シリーズエイトのシンボルモデル
・日本の夜景を思い起こさせる新発想の文字板
・デジタル社会にも安心な高い耐磁性能
NB6030-59Lはシリーズエイトのレギュラーモデルで、シリーズ初の機能が多数搭載されたモデルです。シリーズ“初”のGMT機能、レギュラーモデル“初”のケース裏シースルーバックと、シリーズエイトの歴史を彩る一本となっています。
このモデルは東京の夜景から着想を得てデザインされており、文字板の市松模様は都会のビルがイメージされています。
また、NB6030-59Lは機械式腕時計でありながら、高い帯磁性能を有していることも特徴の一つです。磁気の影響を受けにくい第2種耐磁を備えており、近年のデジタル社会で役立ちます。
GMT機能や帯磁性能など、実用性の高い仕様となっているため、グローバルに活躍されている方にもおすすめです。
バイカラーが印象的なシチズン シチズン シリーズ8 880メカニカル NB6030-59Lの魅力については、以下の記事でも紹介しています。
【シチズン】シリーズ8より、ラグジュアリースポーツライクの耐磁GMTモデル「880メカニカル」が登場
40mm以上のシチズンを購入するならHARADA
シチズンは、前身となる尚工舎時計研究所の設立が1918年、シチズンの名称を持ったのが1930年と、長い歴史を持つ時計ブランドです。
HARADAはこの歴史をまたぐ1929年に創業し、長い時計の歴史をシチズンと共に歩んできました。国産の時計ブランド、シチズンに魅力を感じ、シチズンの時計を検討されている方は、ぜひ当店をご利用ください。
さらにHARADAは、シチズンに高級ライン販売店として認定を受けた『シチズン プレミアムドアーズ』でもあります。保証期間の延長など、認定店ならではのサービスもありますので、ぜひお気軽にお問い合わせください
この記事の監修
- 時計は単なる時間を知るためのツールではなく、個性やスタイルを表現する大切なアイテムであるという信念のもと、ハラダではお客様一人ひとりのライフスタイルに合った時計を提案し、長く愛用できる商品選びをサポートしています。
当ブログでは、最新の製品レビュー、メンテナンスのコツ、時計に関するトリビアなど、腕時計に関する多岐にわたる情報を提供しています。
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