アナログ時計とデジタル時計、どちらが合っている?それぞれの魅力や代表的な高級ブランドを紹介 - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

アナログ時計とデジタル時計、どちらが合っている?それぞれの魅力や代表的な高級ブランドを紹介

腕時計を選ぶ際、アナログ時計にするか、デジタル時計にするかで迷う方は多いのではないでしょうか。機能やデザインなど、双方にそれぞれ魅力的な部分があり、どちらがよいのか簡単には決められないでしょう。

そこで本記事では、アナログ時計とデジタル時計、それぞれの魅力や代表的なブランドを紹介します。腕時計選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

アナログ時計の魅力

アナログ時計とデジタル時計の違いは、時刻の表示方法です。時計においては、文字盤と針で時刻を機械的に表示するタイプがアナログ、液晶で電子的に時刻を表示するタイプがデジタルとされます。

どちらがよいか迷っているなら、それぞれにどのような強みがあるか知っておきましょう。まずはアナログ時計の魅力を紹介します。

駆動方式によっては一生使える

アナログ時計には大きく分けて、巻き上げたゼンマイがほどける力で動く「機械式時計」と、主に電気を動力として水晶の振動で針を動かす「クオーツ式時計」の2種類があります。

アナログ時計は一般的に寿命が長く、駆動方式によっては一生モノといわれるのが特徴です。クオーツ式なら寿命は10〜30年程度ですが、機械式時計の場合は定期的なメンテナンスやオーバーホールを心掛けていれば、50年、100年と世代を超えて使えるモデルも存在します。

一方、デジタル時計は電池や液晶の寿命が短いため、モデルにもよるものの、通常3~5年程度で買い替えになるケースが多いでしょう。一つの時計を長く使いたい方には、アナログ時計がおすすめです。

デザイン性が高く高級感がある

デザイン性に優れていて高級感のあるモデルが多いのも、アナログ時計のメリットです。凝ったデザインのものから針とインデックスだけのシンプルなモデルまで、バリエーション豊富な時計がそろっています。

小さなケースの中に多くの部品を組み込んだ精巧な時計は、芸術性と機能美を併せ持っているというのも特徴です。特に高級アナログ時計では、針やインデックス・日付窓など、それぞれが立体的に重なって繊細な美しさを生んでいるモデルも多く、デジタル時計の平らな液晶では再現しがたい見た目です。

ブランドの歴史や伝統を感じられる

ブランドの長い歴史や伝統を感じられるのは、アナログ時計の大きな魅力です。腕時計の歴史は19世紀の後半、手巻き式のアナログ機械式時計から始まりました。一方、デジタル時計が初めて発売されたのは、アナログ腕時計の誕生から1世紀ほど後の1970年になります。

ムーンシャインゴールド

各ブランドの歩みや伝統を感じたい方には、やはり歴史の短いデジタル時計よりもアナログ時計がおすすめです。中でも機械式モデルはクオーツ式より歴史が古く、ブランドやメーカーが技術を発展させてきた軌跡を感じられます。

アナログ時計のみ販売している高級ブランドが少なくないのも、歴史と伝統の重みを表しているといえるでしょう。

所有する喜びが大きい

腕時計に「所有する喜び」を求める方は、機械式のアナログ時計を選ぶとよいでしょう。職人が一つずつ手作業で作り上げる高級時計のムーブメントは、工芸品のような高い魅力を持っています。

職人の心意気が感じられるだけでなく、宝石や貴金属などの高級素材が使用されているモデルもあり、所有によるステータス性を感じられるのも魅力です。

デジタル時計の魅力

デジタル時計は機能性や耐久性など、アナログ時計にはない魅力のある時計です。アナログ時計と比べた場合に、デジタル時計が勝るポイントを紹介します。

時間を正確に読み取りやすい

デジタル時計がアナログ時計と大きく違っているのは、針とインデックスではなく液晶の数字で時刻を表示する点です。針の位置を見て時間を読み取らなければならないアナログ時計と比べて、秒単位まで瞬時に時刻を把握できます。モデルによっては、日付や曜日なども同時に確認が可能です。

ただ、アナログ時計には、針の位置で時間経過や残り時間を直感的に読み取れる側面もあります。人によってはデジタルよりもアナログの方が時間を見やすいと感じる場合もあるため、用途や持ち主の慣れ・感じ方次第でもあるでしょう。

多機能なモデルが多い

アナログにはない多機能モデルが多いのも、デジタル時計の魅力として挙げられます。アナログ時計は基本的に時刻を読み取るために作られており、多くのモデルでは機能が限定的です。

一方、デジタル時計にはストップウォッチやアラーム機能・バックライトなど、さまざまな付加機能が付いたモデルが販売されています。

ストップウォッチ機能を「クロノグラフ」、アラーム機能を「ミニッツリピーター」で実現しているアナログの高級機械式時計もあります。とはいえ近年普及し始めたスマートウォッチの心拍計・スマートフォン連携といった機能は、アナログ時計では真似できません。

時間を見るだけでなく、多様な機能を求める方にはデジタル時計がおすすめです。

耐衝撃性が高い

デジタル時計は、アナログ時計と比べて衝撃や振動に強い特性があります。アナログ時計は針や歯車など細かな部品が多く、内部が精巧にできている分、どうしても衝撃に弱くなりがちです。アナログ時計に衝撃を与えると、部品がずれたり歪んだりする恐れがあります。

しかし、デジタル時計なら針も歯車もないため、液晶が割れたり電池が切れたりしない限り、衝撃を受けても簡単に壊れません。ただ、これはあくまでも一般論であって、アナログ時計でも高い耐衝撃性のモデルも発売されており、選び方次第とも考えられるでしょう。

アナログ時計とデジタル時計それぞれが向くシーン

アナログとデジタルのどちらを購入するか迷っている場合、それぞれに合った着用シーンを把握し、具体的な使用時のイメージを持つことが重要です。アナログ時計とデジタル時計が向いているシーンを解説します。

仕事の場やフォーマルな場面にはアナログ

仕事で時計を使いたいと思っている場合、ビジネスシーンやフォーマルな場に適しているのはアナログ時計です。デザイン性や高級感に優れているため、ビジネスの場で見た目の印象を向上させたり、ステータス性をアピールしたりできます。スーツやフォーマルな服装にマッチしやすいのもメリットです。

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歴史や伝統を感じられるモデルも多いため、身に着けていると時計に詳しく、こだわりを持っている印象を与えられます。交流する層によっては、メリットとして働くでしょう。

また、アナログ時計は直感的に残り時間や経過時間を把握できるため、時計をしっかり見るのが失礼に当たる取引先との商談や結婚式・葬儀でも活躍します。

スポーツや外でのアクティビティにはデジタル

スポーツやアウトドアなど、屋外でアクティブに活動する方にはデジタル時計をおすすめします。液晶画面なら、現在の時刻液晶画面なら、現在の時刻を数字で瞬時に把握できるため、時間計測が重要なスポーツシーンなどではデジタルが便利です。

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機能の豊富さも、デジタル時計の強みとして挙げられます。特にスマートウォッチには運動やヘルスケアに関する機能が時計と一緒になっているモデルが多く、スポーツやトレーニングにぴったりです。また、衝撃や振動に強いので、激しい運動をしても壊れにくく、時計を気にせずに集中してアクティビティを楽しめるメリットもあります。

アナログ時計の代表的な高級ブランド

現在、アナログ時計を販売しているブランドは世界に数え切れないほど存在します。数あるブランドの中から、アナログ時計の魅力を存分に味わえるのは、歴史や伝統・知名度を兼ね備えた高級ブランドです。アナログ時計の代表的な高級ブランドを紹介します。

グランドセイコー

グランドセイコーは、2017年にセイコーから独立した国内時計ブランドです。セイコーが汎用モデル中心なのに対して、グランドセイコーは「世界に挑戦する国産高級腕時計」を目指して高級モデルをリリースしています。

高い技術力に加えて、無駄を省いたシャープで実用性の高いデザインがグランドセイコーの特徴です。長野県と岩手県の2カ所の工場で、完全国内生産されています。グランドセイコーには、スタンダードモデルの「ヘリテージコレクション」やドレスウォッチの「エレガンスコレクション」、アクティビティ向けの「スポーツコレクション」などがあります。

オメガ

オメガは160年以上の歴史を持つ、スイスの高級腕時計ブランドです。創業は1848年で、それまでは手作業が中心だった時計作りの自動化に成功して規模を拡大しました。

高い技術力で有名なオメガは、1932年のロサンゼルス大会からはオリンピック公式時計に選ばれ、世界中で知られるブランドになります。名前の由来はギリシャ語で「究極」を意味する最後のアルファベット「Ω」から付けられました。

オメガのコレクションには、ブランドを代表するスポーツウォッチでNASAの認定を受けたモデルもある「スピードマスター」、ダイバーズウォッチの「シーマスター」、エレガントなデザインの「コンステレーション」などのコレクションがあります。

パテック フィリップ

パテック フィリップは、世界三大時計ブランドの一つに数えられるスイスの老舗時計メーカーです。1839年創業のマニュファクチュール(時計をムーブメントから一貫製造している会社)で、長い歴史を誇ります。

パテック フィリップの腕時計は、多くのモデルが複雑機構搭載で高い技術力を感じられるのが特徴です。一般的な知名度はそれほど高くはないものの、愛好家やコレクターの間では、最高級の腕時計を作り出すメーカーとして知られています。

パテック フィリップには、代表的モデル「カラトラバ」や八角形ベゼルのスポーツウォッチ「ノーチラス」、スポーティーかつカジュアルな「アクアノート」などのコレクションがあります。

デジタル時計の代表的な高級ブランド

アナログ時計・デジタル時計、それぞれの魅力を踏まえた上で、デジタル時計が自分に合っていると思った方もいるでしょう。デジタル時計を選びたい方に向けて、デジタル時計を展開するメーカーから、おすすめの高級ブランドを紹介します。

カシオ

カシオは、「G-SHOCK」で有名な国産腕時計ブランドです。創業は1946年で、計算機などの電機メーカーとしても知られています。腕時計は品質の高さはもちろん、機能性や耐久性、デザインバリエーションの幅広さも人気の理由です。

カシオを代表する腕時計「G-SHOCK」からは、アナログ・デジタルともに多くのデザイン・価格帯のモデルが販売されています。

中でも、G-SHOCKの最上位に位置付けられる「MRG」シリーズの最新モデルとして、2024年1月に発売されるデジタル腕時計「MRG-B5000」シリーズは注目したい1本です。従来は一体型だったベゼルが多くのパーツから成っており、細部まで美しい仕上がりを実現。先端技術で初代G-SHOCKの魅力を再現した意欲作です。ソーラー発電による駆動、電波による時刻修正も魅力です。

ハミルトン

ハミルトンはデジタルウォッチの先駆け「ハミルトンパルサー」を手がけた腕時計ブランドです。1892年にアメリカで創業され、スイスに拠点を移したアメリカ発のスイスブランドとしても知られます。

手の届きやすい価格帯の時計を多く取りそろえつつ、高級感ある洗練されたデザインと海外ブランドの持つステータス感を併せ持っているのがハミルトンの魅力です。ハリウッドの小道具にもよく使われ、多くの映画で活躍しています。

2021年には「PSR」としてハミルトンパルサーの復刻モデルがリリースされました。「ベンチュラ」「カーキ」「フィールド」「ジャズマスター」「アメリカンクラシック」など、アナログ時計のコレクションも豊富です。

タグ・ホイヤー

タグ・ホイヤーは、モータースポーツ向けのスポーティーなラインで、20〜30代の若い層にも人気のある高級時計ブランドです。1860年に創業し、「手の届くラグジュアリー」をコンセプトとして他社と異なるブランド戦略を取ってきました。

高級ブランドと呼ぶにふさわしい品質ながら価格は抑えられており、コストパフォーマンスの良さが魅力です。

アナログはもちろん、デジタル時計も発売していて、スマートウォッチ「コネクテッド キャリバー E4」を展開しています。アナログ時計のコレクションには、代表モデルの「カレラ」や角形時計の人気ライン「モナコ」、モータースポーツのタイムキーパーにも選ばれている「フォーミュラ1」などがあります。

ブライトリング

ブライトリングは、クロノグラフのプロフェッショナルとして知られるスイスブランドです。1884年創業の歴史あるメーカーで、高精度かつ高機能なクロノグラフの製造・開発に取り組んでいます。

1999年には、業界の常識を破る「100%クロノメーター宣言」を打ち出しました。優れた視認性と操作性・デザイン性を兼ね備えた時計を展開し、人気を集めています。

またブライトリングはデジタル時計として、スマートフォンと接続して時刻合わせやアラーム機能が使える「エクゾスペース」を展開しています。

アナログ時計のコレクションとしては、「クロノマット」や世界パイロット協会公式腕時計に採用された「ナビタイマー」、プロ向けのダイバーズモデル「スーパーオーシャン」などが代表的です。

違った強みがあるアナログ時計とデジタル時計

アナログ時計とデジタル時計、どちらにするかは、腕時計を購入する際、多くの人を悩ませるポイントの一つです。アナログなら長寿命やデザイン性、歴史・伝統から来る重厚感、デジタルなら時刻の見やすさや多機能性など、それぞれが違ったメリットを持っています。

アナログ、デジタルともに優れた点があるため、どちらも甲乙付けがたいと思うかもしれません。どちらか一方に決められないと思うなら、両方持つのも選択肢です。アナログ時計・デジタル時計、それぞれの気に入ったモデルを購入して、気分や用途によって使い分けてみるのはいかがでしょうか。

株式会社ハラダでは、高級腕時計を数多く販売しております。アナログ時計・デジタル時計の購入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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