「腕時計が欲しいけれど選び方がわからない」と悩む方は多くいます。自分に合った腕時計を見つけるには選び方を事前に知り、長く愛用できる一本を見つけることが大切です。
この記事では高級腕時計の正規代理店が、プロの視点で時計の選び方を紹介します。また、購入する際はどのようなお店で買うべきか、購入店の選び方についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
愛用できる一本を見つけるための腕時計の選び方
長く使える一本を見つけるためには、腕時計選びのポイントを知っておくことが大切です。予算や目的、サイズ、素材などさまざまな観点から選び方を解説するので、自分にとって使いやすい腕時計とはどんなものなのか、考えをまとめておきましょう。
まずはは腕時計の選び方について、6つの項目に分けて解説します。
予算
腕時計の価格は、ブランドやモデルによって大きな幅があります。事前に予算を設定しておくことで、数ある時計の中から大まかな候補を絞り込めるでしょう。
同じブランドの腕時計でも、使われている素材などにより価格は大きく変動します。それでも価格の相場はある程度決まっているので、ブランドに目星を付けるための目安にしてみてください。予算ごとにおすすめのブランドは以下のとおりです。
- 20万〜80万円:シチズン、カシオ、ロンジン
- 80万〜150万円:オメガ、グランドセイコー
- 150万円以上:クストス、フランクミュラー
上記の価格帯を参考に、予算に適したブランドをリサーチしてみるとよいでしょう。
目的と用途の明確化
腕時計は着用するシーンによって、適したデザインが異なります。そのためビジネス用やフォーマル用など、どのようなシーンで着用するかを考えておくことが大切です。
ビジネスシーンでスーツに合わせて着用する場合は、白文字盤でステンレススティール素材の腕時計など、スタンダードなデザインの時計が適しています。華やかなデザインのモデルは顧客や取引先に悪い印象を与えてしまうこともあるため、慎重に検討しましょう。
フォーマルシーンには、レザーストラップを使ったシンプルな三針モデルがおすすめです。パーティがメインという前提に加え、ビジネスシーン以上に品格が求められるため、なるべくコンパクトなケースサイズのものを選ぶことをおすすめします。
プライベートでの着用を想定している場合は、デザインに制限はありません。防水性など必要な機能が備わった好みのモデルを選び、休日のおしゃれを楽しんでください。
サイズとフィット感
腕時計選びではサイズの見極めも重要なポイントです。腕時計の適切なサイズは手首の太さによって変わるため、自分の手首まわりを測り、フィットするサイズを把握しておくとよいでしょう。
日本人男性の手首周りは16~18cm程度が平均的で、ケースサイズは38~42mmが似合いやすいとされています。そのためサイズに悩んでいる方は、この38~42mmを基準として選んでみてください。プライベートで着用したい、インパクトの強い時計が欲しいという方には42mm以上のケースサイズがおすすめです。
腕時計のフィット感については、ケースの厚みや重さも関係します。一般的に、ケースが薄くて軽いほどフィット感に優れるため、快適な着け心地を重視する方は選ぶ際にこの点も考慮しましょう。
ケース素材
腕時計のケースに使われる代表的な素材には、ステンレススティールやゴールド、チタニウムが挙げられます。
ステンレススティールは高級腕時計の中でもオーソドックスな素材です。耐久性が高く、錆びにくい実用的な素材で、含有成分によって200以上の種類があります。
また上位モデルでは、高級感漂うゴールドが素材として使われるケースもあります。硬度の観点からに18Kゴールドが使われることが多く、ピンクゴールドやイエローゴールドなど、いくつかのカラーバリエーションで展開されているのが特徴です。
その他の金属の素材には、軽量で金属アレルギーを起こしにくいチタニウムもあります。加工が難しいというデメリットはあるものの、近年では技術の向上によって腕時計のケースにも多く採用されている素材です。
中には単一の素材ではなく、複数の素材を組み合わせて作られたケースもあります。異素材の組み合わせでは、そのモデル独自の雰囲気を楽しめます。
ブレスレット、ストラップの素材
着用感の要となる腕時計のベルトは、大きく「ブレスレット」と「ストラップ」の2種類に分けられます。それぞれ異なる特徴が備わっているため、自分に合った着用タイプを見極めるとよいでしょう。
ブレスレットには、金属やセラミックなど固形の素材が使われます。金属のブレスレットはスポーティな印象で、手入れも簡単な定番のタイプです。セラミックは極めて硬度が高く、傷が付きにくいことから近年注目を集めています。
ストラップは柔軟性のある素材が用いられ、革やラバーなどの素材があります。革のストラップはフォーマルな印象があり、軽量で装着感に優れているのが特徴です。ラバーのストラップは汚れが付きにくく、スポーツウォッチに多く採用されています。
ムーブメントの種類
時計の針を駆動させるムーブメントは、腕時計の心臓ともいえるパーツです。ムーブメントの種類は機械式とクオーツ式の2種類に大別でき、機械式はさらに自動巻きと手巻きに分けられます。
機械式は巻かれたぜんまいのほどける力を動力としており、細かいパーツが緻密に組み合わさって駆動しています。腕の動きを感知して自動でぜんまいが巻かれるのが自動巻き、手動でりゅうずを回しぜんまいを巻き上げるのが手巻きの時計です。
機械式は物理的なエネルギーのみで動いており、1日に数秒のずれが生じますが、適切なメンテナンスを行えば数十年単位で長く愛用できます。
クォーツ式は電圧で振動する水晶の性質を利用した、電池を動力源とする駆動方式です。機械式よりはるかに精度が高い一方で、寿命が短いという欠点があります。
その他、機械式とクォーツ式のハイブリッドであるセイコーの「スプリングドライブ」など、独自の駆動方式を採用しているブランドもあります。
腕時計の機能とコンプリケーション
ここまで紹介した内容が腕時計の基本的な選び方ですが、機能について知っておくことも肝要です。シンプルなモデルと多機能なモデルの違いを理解し、自分が求める腕時計のタイプを見極めてください。
ここでは三針モデルとコンプリケーションモデル、2つの時計のタイプについて、特徴を紹介します。
三針
三針とは、時針・分針・秒針の3つの針で構成されたシンプルな時計のことです。
三針モデルは最もオーソドックスなデザインの時計で、あらゆる場面で着用可能です。フォーマルシーンにも適しているため、迷うなら最初の一本は三針モデルを選ぶのがよいでしょう。
コンプリケーションモデル
機械式時計のうち、複雑な機構を搭載した時計は、コンプリケーションモデルと呼ばれています。有名なコンプリケーションとして挙げられるのが、クロノグラフやムーンフェイズ、トゥールビヨンです。
クロノグラフは簡単にいえばストップウォッチ機能のことで、デザイン面では複数のインダイアルが特徴となっています。2つの針で同時に時間を計測できる「スプリットセコンド・クロノグラフ」というものもあります。
ムーンフェイズはダイアル上で月の満ち欠けを示す機構のことで、ロマンあふれるデザインが特徴です。そのため技術面で選ばれるだけでなく、ビジュアルモデルとしても人気を博しています。
また「渦巻き」を意味するトゥールビヨンは、特に製造難易度の高いコンプリケーションとして知られています。腕時計のパーツにかかる重力の影響を軽減して精度を高めるための機構で、限られたブランドでしか発売されていません。
これらの複雑機構を備えた時計を作るためには、高い技術力が求められます。優秀な職人が時間をかけて製造するため、シンプルな時計に比べて価格が高い点も大きな特徴です。
選び方を理解した後は時計の購入方法の違いもチェック
自分に合った時計の選び方を理解しても、いざ購入しよう買おうと思ったときにどのように購入するかで失敗する場合があります。選び方の知識と併せて購入するお店を選ぶときのポイントも押さえ、後悔のないようにしてください。
最後に、腕時計の購入先についての選び方を解説します。
正規品と並行輸入品の違い
日本で販売されている海外ブランドの腕時計には、正規品と並行輸入品があります。両者は同じモデルでも購入ルートが異なるため、購入前に確認しておくことが大切です。
正規品とは、旗艦店やブランドの指定する正規代理店が正規ルートから輸入を行い、ブランドが本物であると保障されている品物のことです。輸入の過程で第三者が干渉していないため、安心して購入できます。アフターサービスを受けられるケースも多いです。
一方の並行輸入品は、ブランドと関係のない業者や個人が買い付けを行い、輸入した品物です。そのため本物である保障はありません。
正規品と違ってアフターサービスを受けられないケースが多く、あってはならないことですが、偽物をつかまされてしまう可能性もあります。
欲しい腕時計が見つかったときは、正規品を取り扱っている正規販売店での購入をおすすめします。
店舗での購入とオンライン購入の違い
腕時計の実店舗はもちろんですが、近年はオンラインショップでも購入可能です。実物をきちんと確認して購入したい場合は実店舗を、手軽に購入したい場合や自宅で時計を選びたい場合はオンラインを利用するとよいでしょう。
オンライン購入の際は、信頼できるショップを利用することが重要です。特に、販売者が明確でないようなショップでは偽物が出品されているケースもあるため、高級腕時計の購入としてはあまり向いていません。その点、オンラインでもプロに相談できるショップを選べば納得のいく買い物ができるでしょう。
購入前のチェックポイント
購入する店舗をある程度見定めたら、最後は信頼性やアフターサービス・保証の充実度をチェックしましょう。正規品のみを取り扱う店舗や販売実績が豊富な店舗は、信頼度が高いといえます。
またアフターサービスが充実していれば、購入後に不明点が出てきた場合もプロに相談を行えるので安心です。腕時計に不具合が起こったときなどに、無料で点検や調整をしてくれるところを選ぶとよいでしょう。
高級腕時計の場合、通常は数年間のメーカー保証が付いています。しかし、並行輸入品は保証対象外としているブランドも多いため、購入の際には正規販売店を利用するのが賢明です。正規販売店の中には、個別に店舗オリジナルの腕時計専用保険を用意しているところもあります。
このように購入時だけでなく、購入後のサポート体制が整っているお店で購入すれば、より安心して長期的に腕時計を愛用できるでしょう。
時計の選び方を理解して自分に合った一本を
腕時計を購入する際は、予算や用途を明確にしたうえで、自分に合うケースサイズや素材、ムーブメントを検討することが重要です。
シンプルでどのようなシーンにもマッチする時計がよいのか、複雑な機能が備わったインパクトのある時計がよいのかなど、購入前に自分の希望を整理しておきましょう。
腕時計を購入する際は、高級腕時計正規販売店HARADAの利用がおすすめです。HARADAは徳島県のブランド正規品取扱店で、創業90年以上の実績があります。実店舗とオンラインの両方で販売を行っており、アフターサービスも充実しています。信頼できる店舗で腕時計を購入したい方は、ぜひHARADAをご利用ください。