
秋田県の皆瀬(みなせ)の地で、一本一本丁寧に組み上げられる腕時計「ミナセ」。切削工具メーカーとして培った高度な金属加工技術を基に、ザラツ研磨による歪みのない鏡面仕上げや、独自の「MORE構造」によるケース設計など、日本のものづくりの精神を宿したタイムピースは、国内外で高い評価を得ています。
腕時計ブランドの創業から20周年を迎えた2025年も、その哲学をさらに深化させる魅力的な新作が登場しました。ブランドのアイコンモデルに追加された新たな文字盤から、節目を祝う特別な記念モデルまで、ミナセが描く新たな世界観をご紹介します。
セブンウィンドウズ「雪平(ゆきひら)」文字盤モデル
ミナセの独創性を象徴する「セブンウィンドウズ」に、新たに「雪平(ゆきひら)」文字盤が加わりました。

日本の伝統模様に着想を得たこの文字盤は、「電鋳(でんちゅう)」技術によって生み出される、槌目(つちめ)のような不規則な凹凸が特徴です。ケースの上下、側面に配された合計7枚のサファイアガラスを通して差し込む光が、この繊細な凹凸に乱反射し、まるで雪原に差す光がきらめくような幻想的な情景を映し出します。

もちろん、ケースインケース構造や、MORE構造といった独自の技術も堪能できる1本です。
アイスブルー、ブルー、シルバー、グリーンといったカラーバリエーションが用意されます。
マスタークラフト M3「雪平(ゆきひら)」文字盤モデル

オーナーの個性を反映できるセミオーダープログラム「マスタークラフト M3」の選択肢にも、「雪平」文字盤が追加されました。ザラツ研磨によって生まれる滑らかな形状のケースと、鎚起のような雪平文字盤の有機的な質感が融合し、その表情にこれまでにない奥行きと温かみを与えます。

文字盤カラーはブルー、パープルブラック、グリーン、アイスブルー、グレーの5種から選択可能。ミナセ創業期の精神を継承するモデルに、日本の伝統美を組み合わせることで、よりパーソナルな一本を作り上げることが可能になりました。
高級腕時計の1本目として、またミナセの入門機としても、ぜひおすすめしたいコレクションです。
※マスタークラフトM3は注文後に製作されるセミオーダーモデルとなります。ご注文の際はお問い合わせいただくか、完成品の購入をご検討くださいませ。
URUGA(ウルガ)アイスブルーダイアルモデル
ミナセのエレガンスモデル「URUGA(ウルガ)」に、新たにアイスブルーダイアルモデルが登場しました。プレシャスストーンをイメージしたデザインに、涼しげな色合いが加わり、シャープなエッジと柔らかな曲面の調和にさらなる個性を演出します。

また、ジュエリーの石留めから着想を得た4つのパーツで構成されるベゼルや、皆瀬川の静かな水流を思わせる文字盤のパターンが、落ち着いた大人の品格を漂わせます。この優雅な外観を支えるのが、独自の「MORE構造」や「ザラツ研磨」、そして優れた防水性と美観を兼ねる新技術「クランピングケース構造」です。
なお、本作には合わせてラバーストラップの選択肢も追加されました。ブラックとホワイトが用意され、軽やかな着用感を実現します。
セブンウィンドウズ 20周年記念限定モデル「VM15-CWGGBK-SSD」

ミナセのブランド誕生20周年を祝し、「セブンウィンドウズ」をベースにした世界限定77本の特別な記念モデルが登場。
最大の特徴は、高度な「電鋳」製法によって生み出された「雪平ブラックグラデーションダイアル」です。合わせて、インデックスリングやインナーケースも黒く仕上げられており、他にも「20th Anniversary」の刻印とシリアルナンバーが記されるなど、アニバーサリーモデルにふさわしい特別感を演出しています。


なお、本作を購入されたお客様には、「本革製ウォッチケース」が特典として贈られます。また本作は現在予約受付中であり、発売日の2025年9月25日までに予約すると、先行特典として「シルバーバングル」を進呈いたします。
世界限定77本の希少なモデルであるため、お早めのご予約をお待ちしております。
まとめ:進化を続ける、日本の独立系マニュファクチュール
2025年のミナセの新作は、ブランドのアイコンである「セブンウィンドウズ」の魅力をさらに深めるとともに、「URUGA」という新たな可能性も示唆する、充実したラインナップとなりました。一貫しているのは、秋田の自然や日本の美意識をデザインに落とし込み、世界に誇る金属加工技術でそれを具현화するという、真摯なものづくりの姿勢です。独立系マニュファクチュールとして独自の道を歩むミナセの、今後のさらなる飛躍に期待しましょう。
この記事の監修




