秋田県の皆瀬で、職人の手によりひとつひとつ生み出されるミナセの時計。
今回ご紹介する「ファイブウィンドウズ VM03-L01BD」は、ミナセが誇る時計製造技術であるMORE構造・ザラツ研磨・ケースインケースが余すことなく活かされた逸品です。
ピンクゴールドのアクセントによりほどよい高級感の漂う本モデルは、身につけると嫌味のない存在感であなたの手元を彩るでしょう。
当記事ではその特徴や魅力について詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【ミナセ ファイブウィンドウズ】VM03-L01BDの魅力
ミナセの知名度を引き上げた代表シリーズであるファイブウィンドウズ。文字通り「5つの窓から時計内部を覗く」という斬新でユニークなデザインのモデルです。
VM03-L01BDの魅力は、大きく分けて下記の3点挙げられます。
- 斬新なデザインとシックな色合いや素材感が織りなす「ほどよい高級感」
- 時計本体のほとんどをサファイヤガラスが覆うことによる「傷つきにくさ」
- ミナセ独自の技術『MORE構造』で叶う「永続的なアフターメンテナンス」
これらの魅力を、まずはデザインの面からご紹介しましょう。
【ミナセ ファイブウィンドウズ】デザインの特徴
VM03-L01BDのデザインの特徴は下記のように分けられます。
- 5つの窓から覗く精巧な時計内部の美しさ
- シックな色合いとレザーベルトが生み出すほどよい高級感
- 匠の技術で叶う計算されたフォルム
- 幻の研磨技術『ザラツ研磨』による究極の輝き
それぞれ順番に詳しくご紹介します。
『VM03-L01BD』デザインの特徴1:5つの窓から覗く精巧な時計内部の美しさ
ファイブウィンドウズの表・裏・左右の側面(リューズ側は2窓)は、ステンレスを骨組みにサファイヤガラスが嵌め込まれており、時計内部をさまざまな角度から覗けるようになっています。
このデザインは、ケースインケースという構造によって叶えられています。ケースインケースとはミナセの主力時計「HiZシリーズ」の大きな特徴のひとつ。
1枚目のケースとして、文字盤がムーブメントを覆い、更にそのケースをインデックスが上からホールドする形で2層構造となっているのです。
表面・裏面だけでなく側面からも時計内部が見えることにより、HiZシリーズならではの精巧な時計内部を、より立体的に楽しむことができるのです。
まるでガラスケースに納められた美術品を眺めるように、あらゆる角度から時計内部が覗ける斬新な構造はミナセだけの魅力と言えるでしょう。
『VM03-L01BD』デザインの特徴2:シックな色合いとレザーベルトが生み出すほどよい高級感
VM03-L01BDのケースは淡いピンクゴールドで彩られたステンレスを骨組みに、サファイヤガラスが表・裏・側面を覆っています。
文字盤の濃いシルバートーンに対して、インデックスとリューズのピンクゴールドが馴染むようにアクセントを加えており、ストラップには深みのあるダークブラウンレザーを使用することでシックなエレガンスを強調。
ほどよい高級感が魅力的な、シックな大人の装いに仕上がっています。
『VM03-L01BD』デザインの特徴3:巧みに作り出されたシャープなフォルム
ファイブウィンドウズのシリーズにおいて注目したい要素の一つに、側面から見たフォルムの美しさが挙げられます。
ミナセは兼ねてより多くの腕時計メーカーの部品製造を請け負っており、そのウォッチメイキングには長年の製造で積み上げてきた哲学が活かされています。
本作でも文字盤、インデックス、ケースといったそれぞれの重なりに寸分の狂いもなく、ダイヤルに沿うように針の先端を少しだけカーブさせるなど、細やかな点にまで時計製造に対する真摯な姿勢が伺えます。
『VM03-L01BD』デザインの特徴4:『ザラツ研磨』による究極の輝き
時計産業の本場スイスでもあまり使われることのない研磨技術である「ザラツ研磨」。
完璧な鏡面加工の下地に不可欠なザラツ研磨は、ミナセが得意とする職人術の一つです。
ミナセの時計のあらゆる外装パーツにはこのザラツ研磨が施されており、下地に丁寧に仕込まれたザラツ研磨が、時計全体に眩いほどの高級感を与えているのです。
【ミナセ|ファイブウィンドウズ|VM03-L01BD】サイズ感
VM03-L01BDのケースサイズは横が38mm、縦が46.5mm、厚みは14mmです。
比較的標準的な大きさではありますが、他のシリーズに比べて厚みがあり、実際に目にすると思ったよりも存在感を感じられるでしょう。
その一方で、外装に占める金属の割合がの割合が少ないため、重量は約97gと見た目に反して軽く、良好な着用感を備えています。
【ミナセ|ファイブウィンドウズ|VM03-L01BD】機能性
ミナセの時計は「100年後も語り続けることのできる時計を作る」というコンセプトをもとに、そのひとつひとつが職人の手作業によって組み上げられています。
日本らしいものづくりを体現するミナセのコレクションは、もちろん機能面でも妥協は見られません。
VM03-L01BDにおける注目したい機能性は、下記の3点です。
- 傷つきにくさ
- 永続的なアフターサービス
- 日常に寄り添う生活防水とデイト機能
『VM03-L01BD』の機能性1:傷つきにくさ
ミナセのファイブウィンドウズは、表・裏・左右の側面がサファイヤガラスに覆われています。
このサファイヤガラスは、ダイヤモンドの次に強固な素材として有名です。金属部分を少なくサファイヤガラスを多くすることで、日常的に使用しても傷が付きにくいという特性が備わっています。
『VM03-L01BD』の機能性2:永続的なアフターサービス
VM03-L01BDには「MORE構造」というミナセの特許技術が施されています。
MORE構造とは、日本の伝統工芸である組木細工にヒントを得たもので、組木細工同様、すべての外装部品を分解できる構造です。
このMORE構造で作られることにより、例えば一部の部品が傷ついてしまったとしても、分解してその部分のみ取り替えることが可能になります。
永続的に使い続けられるため、まさに「100年使える時計」と言えるのです。
『VM03-L01BD』の機能性3:日常に寄り添う生活防水とデイト機能
VM03-L01BDは日常生活防水5気圧やデイト機能を持ちます。
見た目が美しいだけでなく生活に寄り添う機能が備わっており、デイリーユースに適したモデルと言えます。
プライベートでもビジネスでも、両方で活躍が期待できる腕時計と言えるでしょう。
【ミナセ|ファイブウィンドウズ|VM03-L01BD】メリットとデメリット
VM03-L01BDのメリットとデメリットは下記の通りです。
VM03-L01BDのメリット
- 正面だけでなく、裏面や側面からも時計内部が覗ける他にはない斬新なデザイン
- 日本のものづくりを支える職人技を直に感じられる精巧さと輝き
- シックな色合いや素材感、レザーバンドが織りなすほどよい高級感
- ミナセの時計ならではの永続的なアフターサービスが受けられる
ミナセは秋田県皆瀬に工房を持つ国内ブランド。
日本人ならではのものづくりに対するこだわりや繊細さ、丁寧さが詰め込まれた、まさに日本の良き伝統を受け継ぐ完成度の高い時計と言えます。
VM03-L01BDのデメリット
- あくまで日常使い想定の時計で、特殊機能などは備えていない
- 標準的なケース径だが厚みがあるため、実際に手に取ると大きく感じる可能性がある
- サファイアガラスは衝撃性には弱い
ファイブウィンドウズはその特徴的な5つの窓を実現するため、やや厚みのあるデザインになっています。
存在感がある時計を好む方には最適ですが、華奢でさりげない時計を好む方には適さない可能性も。
加えて、大部分にサファイアガラスを使用しているために、強い衝撃が加わると一気に割れてしまう可能性があります。
購入をご検討の際には、まずは実際に同モデルを着用してみることをおすすめします。
【ミナセ|ファイブウィンドウズ】日本のものづくり技術が体感できるVM03-L01BDをぜひその手に
ミナセの母体は、1963年に設立された金属の精密加工用ドリルを扱う協和精工株式会社です。
協和精工のドリル製造と金属切削のノウハウは、その精巧さから時計メーカーに一目置かれ、さまざまな難しい注文を受注。
ついには自社で時計作りを始めるまで、時計作りの技術を高めてきた歴史があります。
VM03-L01BDは、ミナセの技術が余すことなく発揮された逸品です。
繊細で精巧な時計内部をあらゆる角度から眺められる5つの窓を備え、優雅なフォルムと圧倒的な輝きをもち、かつ傷つきにくく永続的なアフターサービスが約束された完璧な時計。
そんなミナセのファイブウィンドウズ VM03-L01BDは、実際に手にとってご覧いただくことで丁寧な職人技をより実感していただけることでしょう。
ミナセ ファイブウィンドウズ
VM03-L01BDの値段・スペック
詳細
仕様 | 自動巻式 KT7001(ETA2824・SW200ベース) デイト表示 |
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防水性 | 日常生活防水 5気圧 |
ガラス | サファイアガラス(無反射コーティング) サイド&裏蓋スケルトン(サファイアガラス) |
ストラップ素材 | 本ワニ革ストラップ/Dバックル仕様 |
ケースサイズ | 横38×縦46.5×総厚14mm(ガラス含む) |
総重量 | 約97g |