秋田県は皆瀬に位置する時計ブランド「ミナセ」の「SEVEN WINDOWS（セブンウィンドウズ）」から、ブランド誕生20周年を記念する限定モデルが登場しました。高度な”電鋳”製法を駆使した本作は、特別仕様として「雪平ブラックグラデーションダイアル」を備えており、世界でわずか77本のみが販売されます。その魅力を発売前に確認していきましょう。
【ご購入特典】
本モデルは、メタルブレスレットとレザーストラップの2モデル合わせて、世界でわずか77本のみが生産される希少なモデルでございます。
『セブンウインドウズ 雪平ブラックグラデーションダイアル』をご購入いただいたお客様には、特典として「本革製ウォッチケース」を贈呈いたします。さらに、上記に加えて特製「シルバーバングル」も進呈いたします。
これらの特典も、時計本体と同じくミナセの職人技が反映されたオリジナルの逸品となります。いずれも数に限りがございますので、お早めのご注文を心よりお待ちしております。
“ミナセ” 切削工具メーカーとしての矜持
2005年、高精度な切削工具メーカーを母体に持つ時計ブランドとして「MINASE（ミナセ）」は誕生しました。設立以来、「100年後も語れるモノづくり」をコンセプトに、独自構造とザラツ研磨による輝きを追求し、他に類を見ない腕時計作りを続けてきた実績を誇ります。
ミナセの美しさの原点は、母体である高性能工具メーカー「協和精工」の切削・研磨技術にあります。金属の持つ精密さと美しさを極限まで引き出す技術を活かし、「自分たちにしか製造できないものをつくること」を信条としています。
社長の鈴木氏は「自分たちは何者であるか。原点はどこにあり、未来をどう切り拓いていくのか」と常に問い続けてきたと語ります。この絶え間ない自問自答の結果として、既存の時計メーカーでは有り得ない、他に類を見ない独創的な構造の数々が生まれました。大量生産では決して実現できない完成度を追求し、情熱と時間を惜しみなく注ぎ込む。それがミナセのモノづくりに息づいているのです。
セブンウィンドウズ20周年記念モデルの特別デザイン
この20周年記念モデルは、限定モデルならではの特別なダイアルを持ち、腕時計の随所にもスペシャルな仕様が見られます。ひとつずつ確認していきましょう。
電鋳製法による「雪平（ゆきひら）ブラックグラデーションダイアル」
このモデルの最大の特徴は、高度な職人技が求められる「電鋳（でんちゅう）」という製法によって作られたダイアルです。原型となる雪平模様を樹脂製の型に転写し、銅メッキを積層させることで、通常のプレス製法では不可能な繊細で微細な凹凸感を生み出しています。この凹凸は様々な角度から光を拾い、独特の輝きを演出。さらに、ダイアルにはブラックグラデーション塗装が施され、斜めから見るとうっすらとパープルに表情を変える、非常に美しい仕上がりとなっています。
加えて、開口部から見えるカレンダーディスクも黒く染め上げられ、徹底した“黒”が追求されました。ちなみに、針には夜光塗料が塗布されており、暗所ではまた違った表情を見せてくれます。
ダイアル内で輝くブランドロゴ
さらに20周年モデルである本作では、他モデルにはない特別なディテールも魅力となります。
特に、象徴的なダイアルリング（インデックス）は、仕上げ研磨後にイオンプレーティングで一度オールブラックカラーに。その後、ブランドシンボルである12時位置のドリルマークのみが研磨されており、オールブラックの表情の中で、ブランドロゴがひときわ輝く仕様となっているのです。
ミナセを象徴する独自構造とデザイン
ミナセの時計は、その超立体的なデザインを実現するために、世界でも類を見ない独自の構造を持っています。このセブンウィンドウズでは、ムーブメントを収めた独立したインナーケースを、アウターケースに固定する「ケースインケース構造」を採用。外部からの衝撃を緩和すると同時に、パーツ間に空間が生まれることで、他にない立体感と奥行きを演出します。
また、セブンウィンドウズはその名の通り、風防、ケースバック、そしてケースの側面に、計7枚のガラスを持ちます。これにより、精緻に作り込まれた内部構造を、存在感のあるスクエアケースのあらゆる角度から鑑賞可能です。
なお、裏ぶたから覗くインナーケースも黒く仕上げられており、ここには20周年を記念する刻印や、シリアルナンバーが見られます。
選べる2種類のストラップ
ベルトは、メタルブレスレットとレザーストラップの2種類から選択可能です。メタルブレスレットには、特許取得の「MORE構造」を採用。これは、組み木構造を参考とした技術であり、細かいパーツに分割することで傷ついた部品だけを交換・再研磨できるため、永続的なメンテナンスを可能としています。
一方のレザーストラップは牛革製で、皆瀬工場の周辺に広がる自然をイメージした波状木目の「ウエィビーグレーン」パターンの型押しが施されています。このストラップは1本ずつ手縫いで仕上げられたものであり、上質な黒の佇まいを高めるものとなっています。
セブンウィンドウズ20周年記念モデルの機能性
自動巻ムーブメント KT7002
自動巻ムーブメント「KT7002」を搭載し、デイト表示機能を備えています。ムーブメントを収めるインナーケースには、20周年を記念した「20th Anniversary」の特別な刻印が施されています。
耐久性と防水性
ケース素材は堅牢なステンレススティール製で、風防にはサファイアガラスを採用しています。防水性は日常生活で安心して使用できる5気圧防水を確保。日常使いに向いた仕様ではありますが、レザーストラップの場合は水濡れを避けた方が無難かもしれません。
ケースサイズと装着感
ケースサイズは、縦46.5mm × 横37.4mm、総厚は13mm（ガラス含む）です。長方形のフォルムと立体的な構造が、手元で圧倒的な存在感を放ちます。ミナセならではの造形美と、そのシックな表情は、あらゆる場面で手元に品格を与えてくれるでしょう。
また、限定77本という希少性、メイドインジャパンのクラフトマンシップが息づくその美観は、着用者のこだわりを表現する上でも魅力的です。
【ご購入特典】
本モデルは、メタルブレスレットとレザーストラップの2モデル合わせて、世界でわずか77本のみが生産される希少なモデルでございます。
『セブンウインドウズ 雪平ブラックグラデーションダイアル』をご購入いただいたお客様には、特典として「本革製ウォッチケース」を贈呈いたします。さらに、上記に加えて特製「シルバーバングル」も進呈いたします。
これらの特典も、時計本体と同じくミナセの職人技が反映されたオリジナルの逸品となります。いずれも数に限りがございますので、お早めのご注文を心よりお待ちしております。
まとめ：ブランドの20年の集大成
社長の鈴木豪氏が「自分たちが何者であるかを力強く語っている」と述べるように、本作「セブンウィンドウズ」は、ミナセの原点と未来を体現したモデルです。手間と時間を惜しまず、大量生産では実現できない完成度を追求するブランドの哲学が凝縮されています。
電鋳による繊細な雪平模様のダイアルと、ザラツ研磨が極められた立体的なケースが織りなす輝きは、所有欲を強く刺激するでしょう。
「ケースインケース構造」や「MORE構造」といった独自の思想が詰まった20周年の節目を飾るにふさわしい特別なタイムピースを、ぜひその腕で体感してみてください。
この記事の監修
