光と色彩が奏でる“時の芸術”──ミナセ「悠彩文字盤」シリーズが描く新たな美の世界 - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

光と色彩が奏でる“時の芸術”──ミナセ「悠彩文字盤」シリーズが描く新たな美の世界

日本の美意識と現代アートの感性が融合した、ミナセの新たな挑戦──それが「悠彩(ゆうさい)文字盤」シリーズです。日本の伝統工芸や現代アートの魅力を世界へ発信する「JAPAN ART COLLECTION」の一環として誕生しました。

本コレクションは、現代美術家・高屋永遠(たかやとわ)氏とのコラボレーションによるもの。高屋氏が自ら調合した絵具を用い、一枚一枚の文字盤に直筆で描き上げるという芸術的なアプローチが採用されました。

見る角度や光の加減によって色彩と表情が変化し、まるで時間が流れる瞬間を閉じ込めたかのような奥行きを感じさせる悠彩文字盤。3つのコレクションには「罔象〈流星雨と幻〉」「存在するとは別の仕方で」「多元論者の庭」といった題名が与えられ、時を刻むことそのものが一つのアート体験へと昇華されているのです。

本記事では、ミナセの歴史や悠彩文字盤を採用した3つのコレクションについて、詳しくご紹介しましょう。ぜひ最後までご一読ください。

ドリルから生まれた時計──ミナセが歩んだ革新の道

ミナセは、切削工具メーカーとしての原点を持ちながら、時計メーカーにも発展を遂げた稀有なブランドです。始まりは、腕時計ケースのリュウズ部分に穴を空ける「段付きドリル」の開発にあり、金属加工技術のを研ぎ澄ませる中で、多くの腕時計ブランドへケースを提供する外装サプライヤーとしての道を開きました。

そんなミナセが誇るコレクションでは、ザラツ研磨と切削技術を磨き上げ、世界でも類を見ない造形美を実現。磨きにくい断面にまで鏡面仕上げを施すために考案された独自のケースインケース構造は、緻密な構造と情熱が融合した「ハンドメイドの集合体」として高く評価されています。

秋田・皆瀬が育むクラフツマンシップ

ミナセが生まれたのは、秋田県湯沢市皆瀬。針葉樹の森と清流に囲まれ、冬には雪が静かに降り積もる土地です。

この環境は職人たちの集中力と忍耐力を育み、繊細な手仕事を支えています。1つのパーツを完璧に磨き上げるために90分を費やすほどのこだわりが、ミナセの時計を唯一無二の存在へと導いているのです。

1943年の創業以来、ドリルメーカーとして培った精密加工の技と情熱を原動力に、ミナセは日本のものづくり精神を体現するハンドメイドウォッチとして、今も世界の舞台で輝き続けています。

光と色彩が織りなす時間の芸術、悠彩文字盤シリーズ

悠彩(ゆうさい)文字盤」シリーズは、1992年東京都生まれの現代美術家・高屋永遠(たかやとわ)氏とのコラボレーションによって誕生しました。

ロンドン芸術大学ゴールドスミス・カレッジで美術を学び、東京を拠点に活動する高屋氏は、独自に生成した絵具を用いて、光や環境によって揺らぐ多層的な絵画空間を描く作風で知られています。

悠彩文字盤は、見る角度や光の加減によって色彩が豊かに変化し、まるで時間そのものが移ろうような彩りを映し出すアートコレクションです。「悠」は悠久の時を、「彩」は色彩が持つ揺らぎと多層性を象徴。目に見えない時間の深みと豊かさを表現しています。

高屋氏が自ら調合した色材を用い、1枚ずつ直筆で描き上げた唯一無二のダイアルは、ミナセのザラツ研磨による繊細なケースと呼応し、光と時間の美の融合を見事に表現。日本の伝統と現代アートが響き合う本シリーズは、時を刻むという行為を芸術の領域へと昇華させた特別なタイムピースと言えるでしょう。

悠彩文字盤を採用した3つのコレクションを解説

ミナセでは、「ディヴァイド」「セブンウィンドウズ」「ファイブウィンドウズ」という既存の3つのコレクションに「悠彩(ゆうさい)文字盤」を採用しました。各コレクションの個性とアートが織りなす美しい調和。その魅力を順にご紹介します。

ディヴァイド ~ 罔象〈流星雨と幻〉

「罔象〈流星雨と幻〉」と題されたダイアルは、パール材の繊細な輝きと絵具のグラデーションが重なり合い、星雲や雪景色のような幻想的な空間を描き出します。角度によって変化する光と色彩が、ディヴァイドの精緻な造形と響き合い、儚くも美しい時間の瞬きを映し出しています。

ベースとなったディヴァイドは、上下4つのラグを分割した構造によって、一体型では実現できない立体感とシャープなエッジを実現。さらに各面に施されたザラツ研磨が、光を受けて深みのある輝きを放ちます。

またケースインケース構造の採用により、正面から見ると上下左右がスケルトンになり、インナーケースとダイアルがまるで宇宙に浮かぶ地球のようなデザインに。ラウンドケースを採用したことでダイアル面積が広く取られており、悠彩文字盤の幻想的なアート性を存分に堪能できるでしょう。

『VM14-M01TTP-SSB』

『VM14-M01TTP-SSB』は、ケース径40.6mm・厚さ11mmのラウンドケースを採用した、ブレスレットモデルです。

自動巻きキャリバーKT7002を搭載し、5気圧防水を備えることで、普段使いにも安心。高精度な切削とザラツ研磨によって生み出された立体的なケースは、堅牢でありながら洗練された輝きを放ちます。

日常にアートを溶け込ませる、ミナセらしい逸品です。

セブンウィンドウズ ~ 存在するとは別の仕方で

高屋永遠氏が手がけた「青のシリーズ」を採用したダイアルは、幾層にも重ねられた青いグラデーションがセブンウィンドウズの立体構造と共鳴し、神秘的な表情を生み出します。7つの窓から眺める深いブルーは、まるで時の流れを閉じ込めたような静謐な美を見せています。

ベースとなったのは、角形ケースの6面に加え、リューズ側の2分割構造を含む合計7つのガラス窓を備えたセブンウィンドウズ。まるで7面スケルトンのように光を取り込み、ケース全周から差し込む輝きが時計内部に繊細な陰影を生み出します。

インナーケースと立体インデックスが宙に浮かぶように見えるケースインケース構造は、ミナセの設計思想を象徴。加えて日本刀の刃のように鋭く際立つ稜線は、職人が一面ずつ磨き上げるザラツ研磨によって完成されているのです。

『VM15-M01TTB-SSB』

『VM15-M01TTB-SSB』は、縦46.5mm、横37.4mm、厚さ13mmのケースに、自動巻きキャリバーKT7002を搭載。7つのサファイアガラス窓を通して光を多方向から取り込み、立体的にアート作品を楽しめます。

ファイブウィンドウズ ミッド ~ 多元論者の庭

「多元論者の庭」と題された悠彩文字盤は、日本庭園から着想を得て描かれた作品。幾層にも重ねた碧色のグラデーションが、水面の揺らぎや風に舞う桜の気配を感じさせ、穏やかで神秘的な時間を演出します。

採用されるファイブウィンドウズ ミッドは、ミナセを代表するファイブウィンドウズを約15%サイズダウンし、性別や年齢を問わずフィットするよう設計されたコレクションです。風防・裏蓋・側面に配された5つの窓から、立体的なダイアルとインナーケースが織りなす奥行きを堪能できます。

ファイブウィンドウズの原点は、ザラツ研磨の美しさを最大限に引き出すために生まれた多面体ケース構造。パーツひとつひとつに手作業で鏡面仕上げを施すことで、工業技術を超えた芸術的な輝きを実現しているのです。

5つの窓を通して差し込む光が、静けさと生命力を併せ持つ美の世界へと誘ってくれるでしょう。

『VM07-M01TTG-SSB』

『VM07-M01TTG-SSB』は、男女問わず着けやすいサイズ感が魅力の腕時計です。ケース径32mm・厚さ11.6mmのコンパクトなフォルムに、自動巻きキャリバーKT8001を搭載。5気圧防水を備え、普段使いにも対応します。

5つの窓を通して柔らかな光を取り込み、小ぶりながらも上品で存在感のあるデザインに仕上がっています。

職人技と創造性が息づく、唯一無二のアートウォッチを着用しよう

ミナセの悠彩文字盤シリーズは、日本の精密技術と現代アートがひとつに溶け合った特別なコレクションです。ザラツ研磨によって磨き上げられたケースの輝きと、高屋永遠氏が一枚ずつ手描きで仕上げるアートダイアル。その共鳴が、時間の流れそのものを美しく表現しています。

光の角度や環境によって変化する色彩は、まるで生きているかのように表情を変え、見るたびに新たな発見をもたらすでしょう。ミナセの哲学と職人の情熱が息づく逸品です。

時間を超えて語り継がれる“時の芸術”を、ぜひあなたの腕元で体感してみてください。

この記事の監修

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