
ピアジェは、150年以上の歴史の中で、時計製造とジュエリークラフトの両面において、その技術を磨いてきたメゾンです。薄型ムーブメントのパイオニアとしての実績に加え、ジュエラーとしての華麗なセンスも誇り、まさに名門と呼ぶべき存在として知られています。
本記事では、ピアジェのブランドヒストリーをひもときながら、「ポロ」「アルティプラノ」「ポセション」といった代表コレクションの魅力とともに、おすすめ腕時計を詳しくご紹介します。
超薄型ケースとラグジュアリーウォッチを生み出してきたピアジェの歴史
ピアジェは1874年、スイス・ラ・コート・オ・フェの地でジョルジュ=エドワール・ピアジェにより創業されました。当初はムーブメントの製造に特化し、マニュファクチュールとしての精密な技術で名を馳せた経緯があります。

その技術革新の象徴ともいえるのが、1957年に誕生した厚さ2mmの手巻きムーブメント「9P」の登場です。薄さと高精度を両立させた本ムーブメントは、それまでのウォッチメイキングに新風を吹き込み、ピアジェに「薄型時計の先駆者」という一面をもたらしました。
さらにピアジェは、1959年にジュネーブで「サロン ピアジェ」を開設し、ジュエリーの分野へと本格的に参入。精巧なゴールドの加工・彫金技術を磨くかたわら、プレシャスな素材やダイヤモンドセットを用いたウォッチメイキングにも専念し、芸術性と技巧を兼ね備えたジュエリーウォッチを次々と発表しました。

もちろん、現在のピアジェのコレクションにも、1半世紀以上をかけて培われてきた、薄型ムーブメントの革新性とジュエラーとしての表現力の両方が息づいています。ラグジュアリースポーツラインの「ポロ」、薄型ムーブメントを追求する「アルティプラノ」、楽しげにダイヤモンドが揺れる「ポセション」など、性別を問わないニーズに応える顔ぶれがそろいます。
ピアジェのコレクションを解説
ピアジェには、デザインや機能性に応じた多彩なコレクションがそろっています。
こちらでは、
- 都会的なスポーツエレガンスを体現した「ポロ」
- 薄さと洗練を追求した「アルティプラノ」
- 女性の手元を彩る優美なレディースコレクション
という3つの軸に分けて、その魅力をご紹介します。
スポーティーかつエレガントな「ポロ」
1979年に誕生したピアジェの「ポロ」は、スポーティーでありながらエレガントさを併せ持つコレクションとして、多くの人々を魅了してきました。馬術競技にちなんだ名を持ち、力強さとエレガントさを融合させた独創的なデザインを持ち味としています。

特筆すべきは、クッション型のダイアルを組み合わせたケース形状でしょう。丸みを帯びた形状ゆえ、無骨さが抑えられ、都会的で優雅な印象を醸し出します。また素材には、磨き上げられた堅牢なステンレススチールを採用。腐食に強く、日常使いからアクティブシーンまで幅広く対応します。
そして最大の魅力は、ピアジェが誇る薄型ムーブメントの搭載でしょう。合わせてケースもスリムに仕上げられており、手首に心地よくフィット。さらにムーブメントの動きを鑑賞できるモデルもあり、その造形美や機構美は時計愛好家を魅了してやみません。
薄型時計といえば「アルティプラノ」

ピアジェの「アルティプラノ」は、薄さを突き詰めたフラグシップコレクションです。極限まで厚みを削ぎ落としたデザインは、長きにわたって薄型ムーブメントを手掛けてきたピアジェのエレガンスを見事に体現しています。
また薄型ケースに採用される素材は、18Kホワイトゴールドやピンクゴールドなど、貴金属のみに限定。ラグジュアリーかつ品位を漂わせる佇まいが、ピアジェの哲学「エクストラレガンザ」、Extravagance(華やかさ)とElegance(優雅さ)の融合を雄弁にものがたっているのです。
さらに、オーソドックスな2針モデルから、薄さを維持しつつムーンフェイズやクロノグラフを搭載したモデルなど、バリエーションに富んでいる点も特徴です。
優美で煌びやかな3つのレディースコレクション
ピアジェが展開するレディースウォッチの中でも
- 「ポセション」
- 「ライムライト」
- 「シックスティ」
は、優雅で煌びやかな3大コレクションです。同名のジュエリーも展開されており、女性の手元を彩るコレクションとして確かな人気と知名度を誇ります。

まずポセションは、ピアジェのジュエラーとしての技術が光る代表作。ベゼルが回転するという独自の構造を採用し、そこに散りばめられたダイヤモンドが手元に躍動感ときらめきをもたらします。
自由なスピリットを象徴する本コレクションは、ストラップの交換も可能なモデルが多く、日常に華やかさを添えるジュエリーウォッチとして人気を博しています。

ライムライトは、よりドラマティックな美しさを体現するコレクション。貴石やゴールド素材、そして曲線美が際立つ造形は、ジュエリーとウォッチの境界を超えた存在感を放ちます。
光を反射するダイヤモンドベゼルや流れるようなラグが特徴で、装着者の個性を引き立てるアイコンといえるでしょう。

そして2025年に発表された新作「シックスティ」は、1960年代の創造的なデザインを現代の感性でリファインしたタイムピースです。
トラペーズ型ケースやシルキーなダイアル装飾、優雅なブレスレットが織りなす軽やかな佇まいは、まさに“着るジュエリー”。ステンレススティールのバリエーションも展開されており、普段使いに適したコレクションと言えるでしょう。
ピアジェのおすすめモデルをご紹介!
ピアジェの多彩なコレクションの中から、特に注目したいモデルを厳選してご紹介します。それぞれ独自の個性を持つ魅力的なタイムピースを見ていきましょう。
ポロ
シグネチャー デイト ウォッチ『G0A51032』

『G0A51032』は、ポロコレクションの伝統を受け継ぎつつ、象徴的なゴドロン装飾によって新たな魅力をまとった2026年モデルです。
深みのあるブルーダイアルには立体的でダイナミックな横ラインが施され、光の加減によって独特の陰影と豊かな表情を演出。インデックスと針には夜光塗料が塗布されており、昼夜を問わず優れた視認性を確保しています。

ラウンド型の外枠とクッション型ダイアルを融合したケース形状は、スポーティでありながらも優雅な佇まいを演出。加えてインターチェンジャブル仕様のブレスレットを採用しており、付属のラバーストラップへ交換することで、よりアクティブで現代的な印象を一層引き立てています。

搭載されるのは、自社製薄型ムーブメント「1110P」。約50時間のパワーリザーブを有しつつも、薄型設計のケースへしなやかに収められています。 裏蓋にはサファイアクリスタルが採用され、繊細な装飾が施されたローターやムーブメントの動きを鑑賞できる仕様です。ブランドの伝統美と実用性の両面で満足感を与える一本といえるでしょう。
スケルトン『G0A47008』

『G0A47008』は、ピアジェの美意識と革新性が凝縮されたスケルトン仕様のタイムピースです。
全面スケルトンのダイアルはメタリックなグリーンを基調とし、内部に配されたシルバーカラーのパーツが奥行きある立体感を生み出します。また穴抜き仕様の針に加えて、ポロコレクション特有のクッション型ケースが、洗練されたデザインを際立たせ、スケルトンの魅力を最大限に引き出しているのです。

42mmのステンレススチール製ケースとブレスレットには、鏡面仕上げとヘアライン加工が施されており、高級感とスポーティな要素が調和。さらにインターチェンジャブル機構によって、付属のグリーンアリゲーターストラップへ簡単に付け替えることが可能です。シーンに応じたスタイルの変化を楽しめるでしょう。
搭載されるムーブメントは、自社製の薄型自動巻きキャリバー「1200S1」。厚さはわずか2.4mmでありながら、44時間のパワーリザーブと3気圧防水を備え、優れた機能性とエレガンスを兼ね備えています。
アルティプラノ
オリジンウォッチ『G0A45402』

『G0A45405』は、アルティプラノが持つクラシカルな美意識と、上質を求める女性にふさわしい上品さを見事に融合させたタイムピースです。
18Kピンクゴールド製のラウンドケースは、35mmという腕元に馴染むサイズ感と8.07mmの薄さで構築され、控えめながらも確かな輝きを放ちます。 サンレイパターンが施されたシルバーのダイアルには、バトン型の極細インデックスと針が整然と並び、端正で清廉な印象を与えつつ、高い視認性を確保。アルティプラノの伝統を受け継ぐシンプルな2針の意匠が、ミニマムデザインの中に洗練された美しさを際立たせています。

また光沢のある鮮やかなピンクのアリゲーターストラップは、華やかで優雅な装いを印象づける大胆なスタイル。加えてインターチェンジャブル仕様により、シーンに合わせた他ストラップへの交換も可能となっています。 搭載されるムーブメントは、自社製の自動巻きキャリバー「501P」。厚さ3.6mmという薄型設計でありながら約42時間のパワーリザーブと3気圧防水を有し、サファイアクリスタル製の裏蓋からはその精緻なメカニズムを鑑賞できる仕様です。 確かな機能性と時代を超えた美しいデザインが共鳴した本モデルは、まさに真のモダンエレガンスといえる一本でしょう。
アルティプラノ アルティメート オートマティック『G0A50126』
『G0A50126』は、極薄ウォッチの金字塔であるアルティプラノの革新的な技術と、華やかで上品なカラーリングが見事に融合した「アルティプラノ アルティメート オートマティック」です。
18Kイエローゴールド製のラウンドケースは、直径41mmでありながらわずか4.3mmという驚異的な薄さで構築されており、ドレスウォッチらしい華やかな存在感と極上の装着感を両立しています。

カーキグリーンとイエローゴールドのコントラストがダイアル側からは、スケルトン加工によって輪列や赤いルビーの精緻なメカニズムを鑑賞できます。10時位置にオフセット配置された時分表示に加え、外周にはスレートグレーとグリーンのツートンカラーで仕上げられたペリフェラルローターが配され、薄型化と審美性を高次元で両立。また、時計には珍しいプラスネジでダイアルを固定している点も、本作の哲学を象徴するユニークな要素となっています。

この上品なダイアルカラーと呼応するように、ケースにはシックなグリーンアリゲーターストラップが組み合わされており、エレガントな装いの中に程よいカジュアルさを添えてくれます。
搭載されるのは、ケースバックをムーブメントの地板として使用する独創的な構造を採用した、自社製の極薄自動巻きキャリバー「910P」。この極限の薄さでありながら、約48時間のパワーリザーブと20m(2気圧)防水を有しています。
レディースコレクション
シックスティウォッチ『G0A50300』
『G0A50300』は、シックスティコレクションにおいて、ジュエリーとウォッチの境界を超えるような存在感を放つレディースウォッチです。
滑らかなトラペーズ型のステンレススチールケースには、51個のラウンドブリリアントカット・ダイヤモンドが繊細にセッティングされ、シルバーの輝きに気品ある煌めきを添えています。

サンレイ仕上げのホワイトダイアルは、まるで工芸品のような艶を宿しており、そこに配置されたピンクゴールドカラーの針とインデックスが華やぎをプラス。ブレスレットには鏡面仕上げが施され、滑らかな肌触りと光沢感が腕元をエレガントに演出されました。熟練の職人によって造られたブレスレットは、まるでジュエリーのように柔らかく揺れ動き、トラペーズ型ケースと見事に調和するでしょう。加えて留め金は内側に収まるため、視覚的な一体感も抜群です。
搭載されるクオーツムーブメントは信頼性と精度に優れ、日常使いにも適した実用性を確保。ケース厚はわずか6.5mmでありながらも、普段使いでも安心な5気圧防水を実現しています。
美しさと使いやすさを両立した、大人の女性のためのラグジュアリーウォッチです。
シックスティ『G0A51300』

同じくシックスティからは、涼しげに手元を彩るブルーラッカーダイアルモデルも登場しています。台形の角を丸めたようなケースには、ステンレススチールを採用しており、51個のラウンドブリリアントカットダイヤモンド(約0.52 cts)によって、ベゼルへ華やぎも添えられました。
よりカジュアルな選択肢として、こちらもぜひご検討ください。
ポセションウォッチ『G0A43080』

『G0A43080』は、ポセションコレクションから誕生した、遊び心あふれるレディースウォッチです。
トレードマークである回転式ベゼルには、約0.05ctのラウンドブリリアントカットダイヤモンドが1粒あしらわれ、自由でエネルギッシュな存在に華やかなアクセントを添えています。
ダイアルにも11個のダイヤモンドが配され、光の加減によって繊細なきらめきを放つ仕上がりです。またステンレススチール製のケースと鮮やかなブルーのアリゲーターストラップが調和し、洗練されたモダンさと女性らしさを同時に引き立てているのです。
ストラップはインターチェンジャブル仕様となっており、スタイルや気分に合わせて手軽に付け替えが可能。ムーブメントにはクオーツ式の「56P」を搭載し、高精度と安定性を兼ね備えています。
さらに3気圧防水を備えているため、日常生活でも安心して使用できるでしょう。遊び心と実用性を兼ね備えた本モデルは、まさに女性に寄り添う特別なパートナーといえます。
ピアジェのおすすめウォッチで、最高峰のエレガンスとジュエリーを体感しよう!
ピアジェのウォッチは、卓越したクラフツマンシップとジュエラーとしての美意識が融合した、時を超えるエレガンスの結晶です。その魅力は、単なる装飾品や道具にとどまらず、身に着ける人の品格や個性を静かに際立たせ、多くの時計愛好家を魅了し続けています。
また豊富なラインアップを誇り、男性にも女性にも、それぞれのライフスタイルや感性に寄り添うモデルが揃っているのも特徴です。日々を彩る芸術作品として、ピアジェのウォッチは男女問わずおすすめできるタイムピースといえるでしょう。
ぜひ実際にお手に取り、ピアジェならではのエレガンスとジュエリーが織りなす調和を体感してみてください。
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