キングセイコーは2024年の新作として、1969年に誕生した優美な造形の腕時計を現代に蘇らせました。そのまま「キングセイコー KS1969」と呼ばれる本コレクションは、従来のKSK復刻デザインを一新し、洗練された曲線美が取り入れられたドレッシーなモデルに仕上がっています。
本記事では、ホワイトダイアルを備える『SDKA017』の詳細と、キングセイコー 1969の多彩なカラーバリエーションモデルについて解説します。キングセイコーの新たな可能性を、ぜひ体感してみてください。
キングセイコー新作『SDKA017』のデザイン
従来のキングセイコーは2代目キングセイコーである「KSK」を復刻しており、エッジの効いたシャープなフォルムを特徴としていました。
その一方、今回登場した新作モデル『SDKA017』では、1969年に誕生した丸みを帯びた優美な造形のアイコニックなデザインを現代風に再解釈。これまでのキングセイコーとは一風変わったドレッシーなテイストを獲得しています。
こちらでは、キングセイコーの新作モデル『SDKA017』のデザインの魅力に迫ります。
清潔感にあふれたダイアルデザイン
『SDKA017』は、ダイアル生地に純白のホワイトを採用し、その上に3面カットが施された時分針を配置しています。こちらの時分針は、視認性と高級感を一層高めるだけでなく、光を優しく反射することで、ダイアル全体に上品な輝きをもたらします。純白なホワイトダイアルと相まって、時計全体から誠実でクリーンな印象を受けるでしょう。
次に注目すべきは、12時位置のインデックスです。キングセイコーといえばライターカットが象徴的ですが、KS1969コレクションでは的に向かって飛んでいく矢の「矢羽根」をイメージしたカットが施されています。もちろん、その他のインデックスにも仕上げにコストがかけられており、多面カットによって光を受けて複雑に反射し、美しい輝きを放ちます。
丸みを帯びた優美なケース形状
本モデルは、1969年モデルで採用された、丸みを帯びた優美な造形を再現しています。ケースサイドからラグにかけて描かれるなめらかな曲線は時計全体に優しいデザインを与え、その魅力を一層に引き立てているのです。加えてケースには鏡面仕上げが施されており、光を素直に反射することで存在感を強調しています。
優美な曲線から、ラグ部の直線へと滑らかにつながる仕上げは、一切の歪みがありません。高い技術が要求される分、高級腕時計にふさわしい高級感の演出を叶えています。
なお、ケースバックには1960年代の「盾」をモチーフとしたブランドマークが刻印されており、歴史と伝統が感じられます。表と裏に多くの魅力が詰め込まれたケースも、必見といえるでしょう。
従来モデルよりもエレガントになったブレスレット
本モデルのブレスレットからは、従来モデルよりもエレガントな印象を受けるでしょう。従来モデルのブレスレットと同様に多列式を採用していますが、本モデルではより細かいピッチの設計が採用されており、本作のドレッシーな印象をより強調しています。
加えて鏡面仕上げとヘアライン加工が施され、上品な輝きを放ちつつ、高級感を演出しています。シンプルでありながらも、洗練された美しさが際立っているといえるでしょう。
幅広いシーンに対応できる機能性
『SDKA017』は、洗練された美しいデザインだけでなく、優れた機能性を兼ね備えています。ビジネスシーンからカジュアルな日常まで、幅広いシーンに対応できるため、多くのユーザーにとって理想的な選択となるでしょう。『SDKA017』の機能性について詳しく解説します。
約45時間のパワーリザーブ搭載のキャリバー「6L35」
本モデルには、自動巻きメカニカルキャリバー「Cal.6L35」が搭載されています。精度は日差+15秒~-10秒で、約45時間のパワーリザーブを備えています。2日弱着用しなくても止まることはなく、時計を頻繁に巻き直す手間を軽減し、ユーザーの利便性を向上させます。
また本機は、セイコーの現行機で最も薄型のムーブメントであり、腕時計の薄型化にも貢献する存在です。日付機能も搭載されているため、日常使いに向いたドレスモデルを実現します。
『SDKA017』の耐久性や防水性
『SDKA017』は、耐久性と防水性に優れた設計です。ケースやバンドにはステンレス素材が採用されており、腐食に強く、長期間にわたって美しい外観を保ちます。またステンレスは強い強度を有しており、衝撃から時計をしっかりと守ります。
さらに本モデルは日常生活用強化防水(5気圧)を備えており、水回りや突然の雨などでも安心して使用可能です。加えて耐磁性能も有しているため、磁場の影響を受けやすい現代の生活でも正確な時間を維持します。
『SDKA017』のサイズ感や使用感は?
『SDKA017』のサイズは、
- ケース径:39.4mm
- ケース厚:9.9mm
となっており、ドレスウォッチに相応しいコンパクトなサイズ感です。
特にケース厚は自動巻腕時計としてはかなり抑えられており、ライトな着用感を実現しています。
またピッチの短い多列式ブレスレットは腕によくフィットするため、長時間着用しても負担をほとんど感じないでしょう。実際に着用して、その心地よさを味わってみてください。
『SDKA017』はどのような方におすすめ?
『SDKA017』は、清潔感あふれるホワイトダイアルと、なめらかな曲線を描くケースが魅力的です。エレガントでありながらも洗練されており、そのドレッシーな表情はあらゆる世代の方々に当てはまります。
ビジネスシーンでは、上品なデザインが色気を見せ、持つものの品格を底上げしてくれます。またカジュアルなシーンでも、清潔感とエレガンスにあふれた外観が、どのようなスタイルにもマッチするでしょう。そのスリムなフォルムを活かし、フォーマルな服装でも高級感が際立ちます。
『SDKA017』のカラバリモデルをご紹介!
『SDKA017』には、カラバリモデルが豊富に揃っています。それぞれの特徴を詳しくご紹介しましょう。
鮮やかなパープル『SDKA019』
『SDKA019』は、鮮やかなパープル生地が印象的なモデルです。パープルカラーはスタイリッシュでありながらも、落ち着きのある上品な印象を与えます。
モチーフは、古くから人々に愛されてきた伝統色「江戸紫」が採用されています。これまでのキングセイコーではみられなかった、新色です。
落ち着きのあるグリーン『SDKA021』
落ち着きのあるグリーンカラーをダイアルに採用した『SDKA021』は、中央に向かって若干のグラデーションが描かれており、控えめなおしゃれさを演出しています。
こちらのグラデーションは、自然のような美しさを連想させ、見るたびに穏やかな気持ちとなるでしょう。モチーフには、緑豊かな都市である東京の姿が選ばれています。
【完売】【世界限定700本】淡いブルー『SDKA023』
『SDKA023』は、世界限定700本(うち国内300本)の特別モデルです。本モデルは、正三角形がしきつめられた鱗のようなダイアルデザインが最大の特徴で、淡いブルーカラーと組み合わさって特別な雰囲気を演出しています。光の加減によって美しい反射を見せるダイアルは、まるで海の波を彷彿とさせるかのよう。
ケースバックにはシリアルナンバーと「LIMITED EDITION」が刻まれており、ユーザーに特別な所有感を与えます。希少性と高級感を兼ね備えた本モデルは、コレクションとしても非常に価値が高いといえるでしょう。
完売しました。
キングセイコーの保証やアフターサービス
キングセイコーの時計を購入すると、購入日から3年間の保証が提供されます。期間中に、正常な使用状態で不具合が発生した場合、保証規定に基づき無料で修理や調整を受けられるでしょう。保証の対象は時計本体(ムーブメントおよびケース)と金属バンドです。
ただし誤った使用や不注意による故障や天災による損傷、外観上の変化(小傷や汚れなど)、保証書の提示がない場合などは保証の適用外となり、有料での修理対応となります。
優雅なデザインと便利な機能性|キングセイコーの新作モデルをその手に!
『SDKA017』は、優雅なデザインと便利な機能性を兼ね備えた逸品です。
1969年に誕生した丸みを帯びた優美な造形を再現し、なめらかな曲線と鏡面仕上げが上品な輝きを放ちます。「矢羽根」のようなカットが施された12時のインデックスからも、こだわりを感じられるでしょう。
これまでのキングセイコーとは異なる魅力を放つ『SDKA017』が持つ、ドレッシーな魅力をぜひ手に取って味わってみてください。
セイコー キングセイコー
SDKA017の値段・スペック
詳細
発売年月 | 2024年7月6日 |
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キャリバーNo. | 6L35 |
駆動方式 | メカニカル 自動巻(手巻つき) |
精度 | 日差+15秒~-10秒 |
駆動期間 | 最大巻上時約45時間持続 |
石数 | 26石 |
機能 | 秒針停止機能 カレンダー(日付)機能つき |
ケース材質 | ステンレス |
ケースサイズ | 厚さ:9.9mm 横:39.4mm 縦:43.6mm |
ガラス材質 | ボックス型サファイア |
ガラスコーティング | 内面無反射コーティング |
中留 | ワンプッシュ両開き方式水 |
腕周り長さ(最長) | 200.0mm |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
耐磁 | あり |
重さ | 126.0g |
その他特徴 | スクリューバック |