
キングセイコーのVANAC(バナック)は、都会的でエッジの効いた造形を持ち味としたコレクションです。そこへ登場した新作2モデルが、シリーズに新たな視点をもたらしました。モデルの軸となるのが、バナック初となるレザーストラップの採用です。さらに、都会の中にひそやかに存在する自然の気配を、味わい深いブラウン&ブラックのダイアルカラーで巧みに表現しています。本記事では、その魅力をご紹介していきます。
キングセイコーのVANAC(バナック)とは?

現行のキングセイコーにおけるVANAC(バナック)は、1970年代のモデルを復刻したシリーズとして展開されています。復刻元は、精度や品質を追求する高級ラインでありながら、当時としては珍しい多面構成のケースや鮮やかなダイアル表現を採り入れ、強い個性を放っていました。

その後、バナックは一度ラインナップから姿を消しますが、2022年のキングセイコーの復活に続き、2025年に再登場を果たしました。現在では、クラシック一辺倒ではないキングセイコーの一面を体現したシリーズとして、展開を続けています。
シックな魅力が増したバナック新作「SDKV013/015」の魅力を解説
新たに追加されたバナックの魅力について、以下に詳しくご紹介します。過去モデルに共通するデザインコードはもちろんのこと、レザーストラップの採用がその特徴に挙げられるでしょう。
都市美を凝縮した、バナックの洗練美

現行のバナックは「トーキョー・ホライズン」をテーマに、都市としての東京が持つシャープさや情景を、ダイアル・ケース造形で表現しています。
5角形インデックスや中央部のライン装飾、カウンターウェイトを備えた秒針などは過去から引き継がれた個性や、シグネチャーである「V」を表現。一方で、明確な分目盛や日付表示、太めに設えた時分針は、機能性とデザイン性を両立しています。

風防には、内面無反射コーティングを施したボックス型サファイアクリスタルを採用しており、個性的なカットガラスを採用していた過去モデルを彷彿とさせます。
また、ケース径41mm、厚さ14.3mmという存在感のあるステンレススティールケースは、バナックの個性を端的に示す要素と言えるでしょう。エッジの効いたフォルムをベースに、仕上げを巧みに使い分けることで、その立体感と高級感を強調しています。

印象を一変させる、バナック初のレザーストラップを採用
新たに採用されたレザーストラップは、これまでのバナックモデルの印象を大きく変える要素です。従来のメタルブレスレットが持つソリッドな印象から一転、全体によりシックで落ち着いた雰囲気をもたらしています。

都会的なシャープさを備えたケースと組み合わせることで、硬質さの中にやわらかなニュアンスが生まれ、都市と自然の調和を感じさせる佇まいを演出。素材には丈夫で柔軟性のある牛皮革を採用しており、バナックの大ぶりなケースに合わせ、幅広に仕立てられているのも特徴です。
毎日着けたくなる、安心感のある性能
搭載されるキャリバー8L45は、自動巻きに手巻機構を加えたメカニカルムーブメントです。28,800振動/時の安定した振動数を採用し、日差+10秒~-5秒という実用的な精度を確保しています。

また最大巻上時には約72時間のパワーリザーブを有しており、着用しない日を挟んでも止まりにくい点は、心強い要素となります。加えてケースには、10気圧の日常生活用強化防水や耐磁性能も備え、現代の生活におけるさまざまなシーンで安心して使えるスペックと言えるでしょう。
VANAC新作2モデル「SDKV013/015」のシックなカラーにも注目
深みあるブラウンが映える『SDKV013』
『SDKV013』は、木や大地を思わせる深みのあるブラウンカラーを、ダイアルとストラップの双方に採用したモデルです。

温かみを感じさせる色調でありながら、バナック特有のシャープな造形と組み合わさることで、全体は引き締まった印象にまとまっています。古典的で落ち着いたテイストを基調としつつ、都会的なデザインとも自然に調和している点が特徴です。
落ち着いた表情はスーツスタイルにも違和感なくなじみ、オフの装いではほどよい存在感を主張するでしょう。
深緑が映し出す、都市の静けさ『SDKV015』
『SDKV015』は、濃く深みのあるダークグリーンが印象的なモデルです。シャープなケース造形にシックな一面が与えられています。

高層建築が立ち並ぶ東京の街並みの中にも、静かな緑や木陰が点在しますが、本作の色調は、そうした都市の裏側にある落ち着いた情景を想起させます。
ストラップにはブラックカラーを採用し、全体を引き締めることで、エレガントさと力強さを両立。カジュアルな装いとの相性も良く、プライベートシーンを中心に存在感を放つ一本といえるでしょう。
キングセイコー バナックの新しい可能性を、腕元で味わう

キングセイコー バナックの新作2モデルは、初のレザーストラップ仕様によって、シリーズの可能性を大きく広げました。
都会的でシャープなケース造形や、個性を際立たせるダイアル意匠はそのままに、革ならではの柔らかさが加わることで、より日常に溶け込む存在へと昇華しています。
ブラウンとダークグリーンという2つの表情は、ビジネスからプライベートまで幅広く対応し、着用シーンを選びません。機能面でも信頼性の高いムーブメントを有し、実用性にも妥協は見られない構成です。
デザインと性能、その両立を重視する方にこそ相応しい仕上がりといえるでしょう。ぜひ実際に腕に通し、バナックの新スタイルを体感してみてください。
この記事の監修

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