
セイコーは、ダイバーズウオッチの分野で長い歴史と確かな技術力を誇るブランドです。
幅広い価格帯で多彩なモデルを展開しており、本格的なダイビングに対応するモデルから、普段使いしやすいモデルまで豊富な選択肢がそろっています。
なかでも「プロスペックス」では、ソーラーやメカニカルといった駆動方式の違いに加え、歴代のダイバーズウオッチをルーツとするモデルも展開。本記事では、選び方のポイントを解説するとともに、おすすめのセイコーダイバーズウオッチを価格帯別にご紹介します。
※本記事で登場する商品価格は、2026年9月時点のものです。最新価格は各商品ページをご確認ください。
セイコーは国産ダイバーズウオッチのパイオニア

多種多様な腕時計を手掛けるセイコーは、国産ダイバーズウオッチのパイオニアとしても知られています。
1965年には、国産初となる150m防水を備えた機械式ダイバーズウオッチを発売。その後も1968年に300m防水のハイビートモデル、1975年には世界初となるチタンケースを採用した600m飽和潜水用ダイバーズウオッチを生み出すなど、独自の技術によって進化を続けてきました。
現在では、こうした歴史的モデルのデザインを受け継ぐ「1965 ヘリテージ」や「1968 ヘリテージ」をはじめ、本格的な性能と個性豊かなデザインを備えたダイバーズウオッチを「プロスペックス」から数多く展開しています。
初心者にも分かりやすいセイコーダイバーズの選び方
セイコーのダイバーズウオッチは、価格やスペック、デザインの幅が広く、多彩なモデルがラインナップされています。
ここからは、初めてダイバーズウオッチを選ぶ方に向けて、押さえておきたい3つのポイントをご紹介しましょう。
駆動方式の違いから選ぶ

まず注目したいのが、時計を動かす駆動方式です。
セイコーのダイバーズウオッチでは、ゼンマイを動力源とする「メカニカル」と、光を利用して発電する「ソーラー」がラインナップの中心となっています。
ソーラーは光が当たることで充電されるため、定期的な電池交換の手間を抑えられるのがメリット。加えて精度の高さも魅力で、手軽に使えるダイバーズウオッチを求める方におすすめです。

一方、メカニカルはゼンマイを動力として、多数の部品が連動しながら時を刻みます。定期的なメンテナンスは必要ですが、機械式ならではの精巧な仕組みや、時計を所有する楽しさを味わえるでしょう。
実用性や扱いやすさを優先するならソーラー、機械式時計そのものを楽しみたいならメカニカルというように、好みに合わせて選んでみてください。
防水性能から選ぶ

ダイバーズウオッチを選ぶ際は、防水性能の数値に加え、対応する潜水用途にも注目しましょう。
セイコーでは、200mや300mの空気潜水用防水を備えたモデルのほか、長時間の深海作業を想定した飽和潜水用モデルも展開されています。両者は対応するレベルが異なるため、防水性能の数値だけで判断しないことが大切です。
もしダイバーの方が、実際に潜水で腕時計を使用する場合は、予定している潜水方法に対応したモデルを選んでください。

また、普段使いを中心に考える場合は、防水性能とともにケース径やケース厚、重量も比較すると選びやすくなります。
サイズや価格は素材、構造、ムーブメントなどによっても変わるため、必要な性能と使いやすさのバランスを考えて選ぶことが重要です。
好みのデザインやルーツから選ぶ

セイコーのダイバーズウオッチは、ケースデザインやモデルのルーツに注目して選ぶのもおすすめです。
国産初のダイバーズウオッチをルーツとする「1965 ヘリテージ」や、1968年に誕生したモデルのデザインを受け継ぐ「1968 ヘリテージ」など、セイコーダイバーズの歴史を感じられるモデルも数多く展開されています。

一方、セイコーには、ひと目でそれと分かる個性的なデザインを採用したモデルも豊富です。「ツナ缶」「スモウ」「モンスター」など、特徴的なケース形状やデザインから、ファンの間で愛称が付けられたモデルもあります。
スペックだけでは決めきれない場合は、好みのデザインはもちろん、モデルに込められた歴史や背景にも注目すると、あなたらしい1本を見つけやすくなるでしょう。
セイコーのおすすめダイバーズウオッチ|10万円以下
まずは、10万円以下で購入できるセイコーのおすすめダイバーズウオッチをご紹介します。
この価格帯には、扱いやすいソーラーモデルや個性的なデザインを採用したモデルなど、比較的手に取りやすい選択肢がそろっています。
初めて本格的なダイバーズウオッチを購入する方にも注目してほしい価格帯です。
プロスペックス ダイバースキューバ『SBDY131/SBDY135』

『SBDY131』と『SBDY135』は、10万円以下の手に取りやすい価格帯ながら、本格的な機械式ダイバーズウオッチを楽しめるコストパフォーマンスに優れたモデルです。
『SBDY131』はブラックを基調とした精悍なカラーリングを採用。一方の『SBDY135』は、水中から見上げた際に降り注ぐ光と水面の揺らぎをモチーフとした、エメラルドグリーンの美しいグラデーションダイアルが特徴です。

ダイアルには太く力強い針とインデックスを配置し、ルミブライトを施すことで暗所での視認性を確保しています。存在感のある逆回転防止ベゼルも相まって、ダイバーズウオッチらしいスポーティな表情を楽しめるでしょう。
内部には、自動巻きムーブメント「4R35」を搭載。最大巻上時約41時間の駆動時間を確保し、200mの空気潜水用防水も備えています。
10万円以下で本格的な機械式ダイバーズウオッチを探している方におすすめしたいモデルです。
プロスペックス ダイバースキューバ『SBDJ061/SBDJ063/SBDJ065』

『SBDJ061』『SBDJ063』『SBDJ065』は、ソーラーならではの扱いやすさと、本格的なダイバーズウオッチ性能を兼ね備えたモデルです。
『SBDJ061』は深みのあるブルーダイアルに、ブルーとレッドを組み合わせたツートンカラーのベゼルを採用。腕元を印象的に彩るスポーティなスタイルに仕上げています。

『SBDJ063』はブラックダイアルとブラックベゼルを組み合わせ、シンプルかつ精悍なデザインに。一方の『SBDJ065』はブラックカラーで時計全体を統一しており、より引き締まったスタイルを楽しめるでしょう。
ダイアルには太い針とインデックスを配置し、ルミブライトによって水中や暗所での視認性を確保しています。ケース径は41.0mm、厚さ11.3mmと、過度に厚さを感じさせないサイズです。風防には、傷が付きにくいサファイアガラスが使われています。

内部にはソーラームーブメント「V157」を搭載し、フル充電時には約10カ月間駆動。一般的なクオーツ時計のような定期的な電池交換が不要で、交換の手間を抑えられるのも魅力です。
さらに200mの空気潜水用防水に加え、逆回転防止ベゼルや耐磁性能も備えています。
本格的な性能はもちろん、扱いやすさを重視してダイバーズウオッチを選びたい方にもおすすめです。
セイコーのおすすめダイバーズウオッチ|10万円〜20万円
続いて、10万円〜20万円で購入できるセイコーのおすすめダイバーズウオッチをご紹介します。
この価格帯では、セイコーダイバーズの歴史を受け継ぐ本格的なメカニカルモデルも選択肢に。デザインと性能のどちらにもこだわりたい方におすすめです。
プロスペックス 1965 ヘリテージ『SBDC195/SBDC197』

『SBDC195』と『SBDC197』は、1965年に誕生した国産初のダイバーズウオッチをルーツとする「1965 ヘリテージ」のレギュラーモデルです。
『SBDC195』は深みのあるサンレイ仕上げのブルーダイアルを採用し、スポーティながら落ち着きのある印象に。一方の『SBDC197』はブラックダイアルを組み合わせ、オリジナルモデルを思わせる王道のスタイルに仕上げています。

ケース径は40.0mm、厚さ13.0mmと、本格的なダイバーズウオッチながら腕元に収まりやすい大きさです。ケースとブレスレットには、表面の傷を抑えるセイコー独自の表面加工「ダイヤシールド」が施されています。
内部には、自動巻きムーブメント「6R55」を搭載。最大巻上時約72時間のロングパワーリザーブを備え、日差+25秒〜-15秒の精度を実現しています。さらに300mの空気潜水用防水を備えているため、本格的なダイビングにも対応するでしょう。
セイコーダイバーズの歴史を感じられるデザインと、現代的な性能をバランスよく楽しみたい方におすすめです。
セイコーのおすすめダイバーズウオッチ|20万円〜30万円
続いて、20万円〜30万円で購入できるセイコーのおすすめダイバーズウオッチを見ていきましょう。
この価格帯では、歴代モデルのデザインを受け継ぎながら、優れた実用性を備えたモデルがそろっています。セイコーダイバーズの歴史と現代的な性能をより深く楽しみたい方にもおすすめです。
プロスペックス ダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT『HBC001J/HBC002J』

『HBC001J』と『HBC002J』は、1968年メカニカルダイバーズのデザインを受け継ぎながら、GMT機能を組み合わせたモデルです。GMT針によって、通常の時刻とは別に、もうひとつの地域の時刻を表示できます。
『HBC001J』は深みのあるグリーン、『HBC002J』は精悍なブラックを基調としたカラーリングを採用。回転ベゼルの表示板には、耐傷性に優れた艶やかなセラミックスを使用しています。

ケース径は42mm、厚さ13.3mmとやや厚みがあり、腕元ではダイバーズウオッチらしい存在感を楽しめるでしょう。リューズを一般的な3時位置ではなく、4時位置付近に配置しているのも特徴です。
またブレスレットには約2.5mmずつ6段階、最大約15mmまで調整できる新開発の中留を装備しています。腕周りの変化に合わせて細かく調整可能です。
内部には、自動巻きムーブメント「6R54」を搭載しています。最大巻上時約72時間の駆動時間を確保しつつ、精度は日差+25秒〜-15秒を実現しました。
さらに、防水性能は従来の200mから300mの空気潜水用防水へと向上。GMT機能と本格的なダイバーズ性能を両立した、実用性の高いモデルです。
プロスペックス 1968 ヘリテージ GMT『SBEJ021/SBEJ029』

同じ「ダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」のなかでも、個性的なカラーリングに注目したいのが『SBEJ021』と『SBEJ029』です。
『SBEJ021』は海底を思わせるブルーグレーのダイアルに、海へ差し込む光をイメージしたゴールドカラーのGMT針を配置。ブラックのセラミックスベゼルを組み合わせ、落ち着きのある表情に仕上げています。

対する『SBEJ029』は、ホワイトシルバーのダイアルとブルーのセラミックスベゼルによって、マリンスポーツを思わせる爽やかなスタイルに。レッドカラーのGMT針も鮮やかなアクセントです。
ケース径はいずれも42.0mmですが、『SBEJ021』は厚さ12.9mmで200mの空気潜水用防水を確保しています。一方、『SBEJ029』は厚さ13.3mmとなり、防水性能を300mへ強化しました。加えて、6段階で長さを調整できる新開発の中留も備えています。
どちらも自動巻きムーブメント「6R54」を搭載し、GMT機能に対応。カラーリングだけでなく、防水性能や装着性の違いにも注目して選びたい2本です。
プロスペックス 1965 ヘリテージ『SBDC205』

『SBDC205』は、セイコー プロスペックスと世界的なダイビング指導団体「PADI」のパートナーシップから誕生したスペシャルエディションです。
最大の特徴は、水中から見上げた光の筋や水面の揺らぎを表現したエメラルドグリーンのダイアル。同系色のベゼルを組み合わせ、海を思わせる美しいカラーリングに仕上げています。

ケースは1965年に誕生した国産初のダイバーズウオッチをルーツとし、ケース径40.0mm、厚さ13.0mmを採用。またステンレスブレスレットに加え、廃棄された漁網を再利用したナイロン製のファブリックストラップも付属します。
留め金には、約2.5mm刻みで6段階の微調整ができる新開発のダイバーアジャスターバックルを装備。腕周りの変化に合わせてフィット感を調整できるのも魅力でしょう。
内部には、自動巻きムーブメント「6R55」を搭載しています。最大巻上時約72時間の駆動時間を確保し、精度は日差+25秒〜-15秒。さらに300mの空気潜水用防水も備えています。
美しい海を表現したデザインと本格的な性能を兼ね備えた、通常モデルとはひと味違う腕時計です。
セイコーのおすすめダイバーズウオッチ|40万円以上
最後に、40万円以上のセイコーのおすすめダイバーズウオッチをご紹介します。
この価格帯では、外装の仕上げやムーブメント、耐久性までこだわった上位モデルがそろっています。セイコーダイバーズの歴史と技術を存分に味わいたい方は、ぜひ注目してみてください。
プロスペックス マリンマスター『SBEN007/SBEN009/SBEN011』

『SBEN007』『SBEN009』『SBEN011』は、1965年に誕生した国産初のダイバーズウオッチをルーツとする、マリンマスターのフラッグシップモデルです。
『SBEN007』は爽やかなライトブルー、『SBEN009』は深みのあるブルー、『SBEN011』は精悍なブラックのダイアルを採用。横方向に広がる繊細なパターンを施し、水平線に広がる波を思わせる表情に仕上げています。

本作で特に注目したいのが、ケース径39.5mm、厚さ12.3mmという薄型設計です。ダイバーズウオッチ用に開発された薄型キャリバー「6L37」を搭載し、200mの空気潜水用防水を確保しながら、スリムなケースを実現しました。
また、本格的なダイバーズウオッチでは珍しいシースルーバックを採用しているのも特徴です。裏側からキャリバーの動きを眺められ、機械式時計ならではの楽しみも味わえるでしょう。

「6L37」の精度は日差+15秒〜-10秒で、最大巻上時には約45時間の駆動時間を確保。200mの空気潜水用防水や逆回転防止ベゼルなど、確かなダイバーズ性能も備えています。
薄型のケースとムーブメントを鑑賞できる構造によって、装着時の収まりと機械式時計の趣味性を重視したい方におすすめのモデルです。
プロスペックス マリンマスター『HBF001J』

『HBF001J』は、1968年に誕生したメカニカルダイバーズのデザインを受け継ぎ、最新のキャリバー「8L45」を搭載した「マリンマスター 1968 ヘリテージ」の逸品です。
ブラックダイアルには反射を抑えた梨地仕上げを施し、艶やかなセラミックス製ベゼルを組み合わせています。ケース径は42.6mm、厚さ14.1mmと存在感があり、4時位置のりゅうずをはじめ、1968年モデルを思わせる力強いスタイルも特徴です。

内部には、自動巻きキャリバー「8L45」を搭載。28,800振動/時で駆動し、精度は日差+10秒〜-5秒、最大巻上時約72時間のロングパワーリザーブを実現しています。さらに300mの空気潜水用防水を備え、本格的なダイビングにも対応可能です。
ブレスレットには、新開発のワンプッシュダイバーアジャスター方式を採用しました。工具を使わず約2mm刻みで8段階、最大約16mmまで微調整でき、潜水時だけでなく普段使いでも腕周りに合わせやすくなっています。
1968年ダイバーズの伝統的なデザインに、高精度な「8L45」や300m防水、進化した中留を組み合わせた、マリンマスターならではの本格派モデルです。
自分に合ったセイコーのダイバーズウオッチを見つけよう

セイコーのダイバーズウオッチは、手に取りやすいソーラーモデルから、本格的な機械式モデル、歴史的なデザインを受け継ぐヘリテージモデルまで、幅広いラインナップがそろっています。
モデルによって駆動方式や防水性能、ケースサイズなどが異なるため、まずは使用するシーンや重視したいポイントを明確にすることが大切です。
また、「1965 ヘリテージ」「1968 ヘリテージ」といったモデルのルーツに注目するのもおすすめです。GMT機能を備えたモデルや薄型設計を追求したモデルなど、今回ご紹介した腕時計には、それぞれ異なる魅力があります。
価格やスペックだけでなく、腕元でのサイズ感や好みのデザインまで比較しながら、あなたにぴったりのセイコーダイバーズウオッチを見つけてみてください。
※本記事で登場する商品価格は、2026年9月時点のものです。最新価格は各商品ページをご確認ください。
この記事の監修

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時計は単なる時間を知るためのツールではなく、個性やスタイルを表現する大切なアイテムであるという信念のもと、ハラダではお客様一人ひとりのライフスタイルに合った時計を提案し、長く愛用できる商品選びをサポートしています。
当ブログでは、最新の製品レビュー、メンテナンスのコツ、時計に関するトリビアなど、腕時計に関する多岐にわたる情報を提供しています。
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