
キングセイコー「バナック」に、東京の夜景をテーマとした新作『HKF005J』が登場します。
本作は、バナック共通のデザインコンセプト“Tokyo Horizon(東京の地平線)”をもとに、地平線の彼方まで広がる都市の夜景を表現したセイコーウオッチサロン専用モデルです。
ブラックを基調としたダイアルにはグリッター調の粒子を散りばめ、夜の東京に瞬く無数の灯りを表現しています。また、バナックらしい力強いスタイルは健在で、大胆なカットを施したステンレスケースと一体感のあるブレスレットが組み合わされました。
さらに、約72時間のパワーリザーブを有する「8L45」を搭載するなど、機械式時計としての実用性も引き続き充実しています。本記事では、『HKF005J』の魅力を詳しくご紹介しましょう。ぜひ最後までご一読ください。
※本記事で登場する商品価格は、2026年9月時点のものです。最新価格は各商品ページをご確認ください。
大胆なデザインで異彩を放つキングセイコー「バナック」
キングセイコーの歴史のなかでも、ひときわ個性的な存在として知られるのが「バナック」です。
1972年に誕生し、端正なスタイルが中心だった当時のキングセイコーとは一線を画す、大胆なデザインを採用しました。

鮮やかな色彩のダイアルをはじめ、光を複雑に反射する多面カットガラス、個性的なフォルムのケースなど、随所に1970年代らしい自由な感性が表れています。
その後は長らくラインアップから姿を消していましたが、2025年に約50年ぶりに復活。かつての大胆なデザイン精神を受け継ぎながら、現代的なスタイルへと再構築されています。
さらに、約72時間のパワーリザーブを有する「Cal.8L45」を搭載し、キングセイコーとして初めてシースルーバックを採用。個性的なデザインと機械式時計としての魅力を併せ持つシリーズです。
現代の東京を映し出すデザインコンセプト“Tokyo Horizon”

現代のバナックを象徴するのが、キングセイコー誕生の地である東京から着想を得た“Tokyo Horizon(東京の地平線)”です。
時間とともに表情を変える東京の情景をデザインに落とし込んでおり、2025年には「夕暮れ時」「真夜中」「日の出」をテーマとしたパープル、ネイビー、シルバーの3色が登場。水平方向へ伸びるストライプの型打パターンによって、広がりのある景色を表現しています。
そして2026年、新たにラインアップへ加わったのが『HKF005J』です。本作では「地平線の彼方まで広がる東京の夜景」に着目し、無数の灯りが瞬く都市の姿をダイアルに表現しました。
“Tokyo Horizon”の世界観を受け継ぎながら、これまでとは異なる東京の美しさを描き出した腕時計です。
東京の夜景を映し出す『HKF005J』のデザインを解説
『HKF005J』は、バナックらしい大胆な造形を受け継ぎながら、現代の東京を感じさせる洗練されたデザインに仕上げられています。
ここからは、随所に込められたこだわりを詳しく見ていきましょう。
無数の灯りが瞬く東京の夜景を表現したダイアル

本作のダイアルは、「地平線の彼方まで広がる東京の夜景」をテーマにデザインされています。ブラックを基調としたダイアル全体にはグリッター調の粒子が散りばめられ、静寂の中に確かなエネルギーを放つ東京の街の光を表現しました。
その周囲を囲むのは、1970年代のバナックが有していた存在感のあるベゼルから着想を得たインデックスリングです。深みのあるダークトーンで全体を引き締めることで、華やかになりすぎることなく、夜の灯りを思わせる繊細な煌めきを際立たせています。
さらに、立体的な分目盛とルミブライトを施した時目盛を配置し、視認性にも配慮しているのです。
12時位置のインデックスには「V」を思わせる意匠を取り入れ、秒針のカウンターウェイトにも同様のモチーフを採用。太く存在感のある時分針と組み合わせることで、夜景を思わせる華やかさのなかにも、バナックらしい力強さを感じられるダイアルに仕上がっています。
金属の塊を思わせる力強いステンレスケース

本作には、金属の塊から削り出したかのような力強さを感じさせるステンレスケースが採用されています。正面から側面にかけて大胆なカットを施し、シャープな稜線と広い平面を組み合わせた立体的なフォルムに仕上げました。
表面にはヘアライン加工と鏡面仕上げを使い分けており、落ち着いた質感と艶やかな輝きが鮮明なコントラストを生み出しています。見る角度や光の当たり方によって陰影が変化し、多面体ならではのダイナミックな造形を楽しめるでしょう。
さらにベゼルを設けないことで、これほど力強いケースでありながら外観はすっきりとした印象に。ケースからブレスレットへ自然につながる一体感のあるシルエットも、本作のスポーティなスタイルを引き立てているのです。
ケースバックにはシースルーバックを採用し、ガラス部分にはキングセイコーの「盾」をモチーフとしたブランドマークが記されています。
ケースと滑らかにつながる立体的なブレスレット

本作には、ケースから滑らかにつながるよう設計されたステンレスブレスレットを採用しています。横方向に長い駒を細かなピッチで連ねることで、“Tokyo Horizon”の世界観にも通じる水平のラインを強調していることが特徴です。
それぞれの駒にはヘアライン加工と鏡面仕上げを使い分け、落ち着いた質感のなかにシャープな輝きをプラス。腕を動かすたびに細かな反射が生まれ、ケースの大きな鏡面が放つ力強い輝きとは異なる、繊細な輝きを楽しめるでしょう。
加えて、ケースとブレスレットの境界を意識させにくい一体感のある造形もポイントです。ケースから腕へ向かって自然に幅を絞りながら連続するシルエットが、スポーティで洗練された印象を引き立てています。
『HKF005J』を支える優れた実用性能を解説
『HKF005J』は、個性的なデザインだけでなく、機械式時計としての実用性にもこだわっています。詳しく見ていきましょう。
約72時間駆動を実現した高精度キャリバー「8L45」

本作の心臓部には、セイコーの機械式ムーブメント「8L45」が搭載されています。自動巻きと手巻きの両方に対応しているほか、秒針停止機能や日付表示も備えており、日々の使いやすさにも配慮された設計です。
また、毎時28,800振動(8振動/秒)で駆動し、日差+10秒〜-5秒という安定した精度を実現。普段使いでも頼もしいムーブメントといえるでしょう。
さらに、最大巻上時には約72時間のパワーリザーブを確保しています。週末に時計を外して過ごした場合でも、十分に巻き上げておけば月曜日まで駆動し続けるため、時刻を合わせ直す手間を抑えられることも魅力です。
安定した精度と優れた堅牢性、約3日間にわたる持続時間を兼ね備えた「8L45」は、本作を普段使いするうえでも頼もしいムーブメントとなっています。
日々安心して着用できる堅牢性と実用性能

本作のケースとブレスレットには、耐食性に優れたステンレスを採用しています。汗や水分の影響を受けにくく、普段使いにも取り入れやすい素材です。
また風防には、高い硬度を有するサファイアガラスを使用。傷が付きにくく、袖口との擦れや日常生活での細かな接触からダイアルを保護するとともに、クリアな視界を維持しやすくなっています。
内部の耐久性にも配慮されており、ムーブメントには35石の人工宝石を採用しました。軸受けなどに用いることで部品同士の摩擦や摩耗を抑え、安定した動作を支えています。
さらに10気圧防水を確保しているため、手洗いや雨など水に触れる場面でも扱いやすいでしょう。そして耐磁性能も備えており、磁気を発する機器が身近にある現代の生活環境にも配慮されています。
外装から内部機構まで耐久性と実用性を追求しており、デザイン性の高さだけでなく、普段使いのしやすさも魅力の1本です。
サイズ感と使い心地

『HKF005J』のケース径は41.0mmで、腕時計としては標準的なサイズ感です。一方、ケース厚は14.3mmと厚めに設計されており、腕に着けるとしっかりとしたボリュームを感じられます。
特に本作は、大胆なカットを施した多面体ケースを採用しているため、数値以上に力強い存在感を楽しめるでしょう。ベゼルを設けない構造によってダイアルが大きく見えることも、ダイナミックな印象を強めています。
全体の重量は192.0gあり、ステンレス製ならではのずっしりとした着用感も特徴です。軽快さを重視した時計というより、腕元で時計の重みや存在感をしっかり味わいたい方に向いています。
シンプルな装いに合わせれば、大胆なケース造形やダイアルデザインが腕元のアクセントとして映える1本です。
どのような方におすすめ?

本作は、ほかとはひと味違うダイアルに惹かれる方におすすめです。東京の夜景をテーマに、グリッター調の粒子で無数の灯りを表現しており、ダークトーンのなかに広がる繊細な煌めきを堪能できます。
また、大胆なデザインに興味のある方にも適しているでしょう。多面体で構成されたケースや一体感のあるブレスレットなど、随所にバナックらしい力強い造形を採用しています。ケース厚14.3mm、重量192.0gというボリュームも相まって、腕元で確かな存在感を放つ仕上がりです。
さらに、デザイン性と実用性の両方を重視する方にもおすすめ。「8L45」が実現する約72時間のパワーリザーブに加え、10気圧防水やサファイアガラス、耐磁性能などを備えています。個性的な外観を楽しみながら普段使いできる機械式時計を探している方に、ぜひ注目してほしい1本です。
キングセイコーの保証

キングセイコーには、購入日から3年間のメーカー保証が用意されています。保証期間内に取扱説明書に沿った正常な使用状態で不具合が生じた場合は、保証規定に基づいて無料で修理や調整を受けることが可能です。
保証の対象となるのは、ムーブメントやケースを含む時計本体と金属バンド。全世界のセイコー正規販売店で購入した製品が対象となっているため、海外で使用する機会が多い方にも安心感があります。
なお、誤った使用方法や不注意による故障・損傷、使用に伴う外観上の傷などは保証の対象外です。さらに、保証を受ける際には保証カードが必要となるため、購入後も大切に保管しておきましょう。
東京の夜景を映した新たなバナックを腕元で楽しもう

『HKF005J』は、1970年代に誕生したバナックの大胆なデザイン精神を受け継ぎながら、現代の東京をテーマに新たな魅力を加えた機械式時計です。
グリッター調の粒子で無数の灯りを表現したダイアルをはじめ、多面体で構成された力強いケース、一体感のあるブレスレットなど、随所に個性的な意匠が取り入れられています。腕元で確かな存在感を楽しめることも、本作ならではの魅力でしょう。
さらに、約72時間のパワーリザーブを有する「8L45」や10気圧防水、サファイアガラスなど、普段使いを支える性能も充実しています。
新たな表情を見せるバナックの新作を、ぜひ実際に手に取って確かめてみてください。
※本記事で登場する商品価格は、2026年9月時点のものです。最新価格は各商品ページをご確認ください。
| 発売年月 | 2026年10月 |
|---|---|
| キャリバーNo. | 8L45 |
| 駆動方式 | メカニカル 自動巻(手巻つき) |
| 精度 | 日差+10秒~-5秒 |
| 駆動期間 | 最大巻上時約72時間持続 |
| 石数 | 35石 |
| 機能 |
振動数:28,800振動/時(8振動/秒) 秒針停止機能 カレンダー(日付)機能つき |
| ケース材質 |
ステンレス 裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス |
| ケースサイズ |
厚さ14.3mm 横41mm 縦45.1mm |
| ガラス材質 | ボックス型サファイア |
| ガラスコーティング | 内面無反射コーティング |
| ルミブライト | あり(針・インデックス) |
| 中留 | ワンプッシュ両開き方式 |
| 腕周り長さ(最長) | 195mm |
| 防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
| 耐磁 | あり |
| 重さ | 192g |
| その他特徴 |
ねじロック式りゅうず 簡易着脱レバー式バンド シースルー・スクリューバック |
この記事の監修




