SBGX331のリストショット

一本は持っておきたいメンズ向け高級ドレスウォッチ
【普段使いもできてコスパ抜群!】

腕時計の中でも王道的な立ち位置にあり、冠婚葬祭などのフォーマルシーンで活躍するドレスウォッチ。

ビジネスウォッチやスポーツウォッチとともに持っておけば、アクティブ、フォーマル、カジュアルと大体のシーンに対応できるため、ぜひとも1本は所持しておきたいところです。

さて、最近では普段使い用のドレスウォッチについても需要が高まっており、一本で複数のシーンをこなせるという便利さが人気を集めています。

そこで当記事では、普段使いもできてコストパフォーマンスに優れるドレスウォッチをいくつかピックアップしてご紹介いたします。

グランドセイコー、シチズン、オメガといった名門ブランドばかりなので、フォーマルシーンでも間違いなく見劣りしないでしょう。

機械式からクォーツ式まで取り揃えておりますので、普段使いからフォーマルシーンまでのお供選びにぜひご活用ください。

 

 

ドレスウォッチとは?

スーツを着た男性がSBGK007を着用している様子

おすすめモデルの紹介に入る前に、そもそも「ドレスウォッチ」とは何なのか、その定義についてご説明いたします。

ドレスウォッチの定義は近年幅広くなってきましたが、基本的に冠婚葬祭などのフォーマルシーンでの使用に適した腕時計を指します。

そのデザインや機能にはある程度のルールがあり、大前提としてデジタル式ではなくアナログタイプのものが選ばれます。

また、「時間を気にせず催事に集中する」といった意味から可能な限り機能を削ぎ落としたシンプルなデザインがよりフォーマルとされています。

その他にも細かいルールがいくつかあるためここでご紹介いたしますが、極めて厳正なドレスコードでもない限りは「なるべくこういうデザインが良い」くらいの認識で構いません。

 

ケース素材、サイズ

スポーツウォッチのようなケース径の時計をつけている様子

ケース素材は、見劣りしないシーンであれば一般的なステンレススティールで問題ありません。更なる高級感を目指す場合はゴールド、プラチナといった貴金属のものを選びましょう。

ケース径はスポーツウォッチのように40mmを大きく超えるものは避け、36〜42mm程度のオーソドックスなサイズを自分の腕回りに合わせて選ぶのがオススメです。

また、存在感を抑え、袖口に収まる薄いケースが好ましく思われます。

 

ベルト

SBGK007の革バンドの写真

基本的にドレスウォッチには、存在感を主張せず、かつエレガンスを手元に演出できる革ベルトがオススメとされています。

素材にまでこだわる方は最上級のクロコダイルレザーを選ぶと良いでしょう。

 

ウォッチフェイス

ドレスウォッチのフェイス

なるべくシンプルな見た目のダイアルが推奨されています。クロノグラフなどの盤面が賑やかなモデルは避けるべきでしょう。

文字板は目立ちすぎないホワイトやシルバーが適していますが、場合によってはブラックやネイビーなどの暗めのカラーでも構いません。

 

針・インデックス

マスターコレクションのダイアル

針は一般的な3針または2針のものを選び、奇抜なデザインのものは避けるのが無難です。クラシカルな雰囲気のあるスモールセコンドタイプや2針のものであればケース自体の厚みも抑えられるでしょう。

インデックスに関してはバーインデックスか、ローマ、アラビア数字のスタンダードな表記のものがおすすめです。

 

 

普段使いもこなせる!各ブランドの誇るドレスウォッチ

それでは、ここからは正規販売店であるハラダがおすすめするドレスウォッチを、ブランドごとに解説いたします。

 

 

グランドセイコー

国産腕時計の最高峰であるグランドセイコー。その中でもエレガンスコレクションはドレッシーなモデルが多くリリースされており、今回はそこから3本ピックアップしてご紹介します。

 

GSらしいエレガンスを表現したドレスウォッチ
「SBGK007」

SBGK007を台に置いた写真

匠の技によるメリハリのある表面仕上げが光るケースに、手巻き式機械式ムーブメントを搭載したグランドセイコーらしいドレスウォッチです。

ガラス、針も含めた時計全体が緩やかなカーブを描いており、手元へのフィット感は抜群。その曲線美からは言い知れぬエレガンスを感じ取れます。

SBGK007の湾曲したケース

薄いケースは袖口にすっぽりと収まり、カジュアルシーンを除く多彩な場面であなたの気品を際立ててくれることでしょう。

約72時間のパワーリザーブも備えており、巻き上げの手間がなるべく抑えられているのもポイントです。

こちらのページでも詳しくご紹介しています。

 

白銀の情景を表現した手巻きスプリングドライブモデル
「SBGY013」

SBGY013の写真

スプリングドライブ誕生の地である信州にほど近い諏訪湖で、真冬に起きる神秘的な情景「御神渡り」。その美しさをダイヤル上に巧みに表現した一本です。

手巻きのスプリングドライブモデルであるため欠点である厚さが抑えられており、その卓越した精度、3日巻のロングリザーブで非常に実用性の高いドレスウォッチとなっています。

文字盤には白銀の御神渡りを模した型打ちが施されており、シンプルなドレスウォッチらしいデザインながら絶妙なバランスで個性も演出されました。

SBGY013の写真

なお、本作は2022年に登場したばかりのモデルですが、2021年には同じく御神渡りを模した手巻きスプリングドライブ「SBGY007」が登場していました。こちらは透き通るような青文字盤で御神渡りが表現されており、ドレスシーンにも問題なく当てはめることができます。

SBGY013の写真

SBGY007はこちらのページでも詳しくご紹介しています。

 

36.5mmの小型ケースで使いやすいスタンダードウォッチ
「SBGW291」

SBGW291のリストショット

手首の細い方でも使いやすい36.5mmのケースに、端正なシルバーダイアルを採用した機械式モデルです。
そのデザインは、現在のグランドセイコーの礎ともなった名作「44GS」を現代風にアレンジしたものとなっています。

ダイアルは放射状のシルバー文字盤になっており、センスの良いワントーンのカラーリングは多くのシーンに合わせることができるでしょう。

SBGW291の文字盤のズーム写真

 

 

シチズン

ハイエンドシリーズであるザ・シチズンを筆頭に、クォーツウォッチの最高峰であり続けるシチズン。そのコレクションは無駄を削ぎ落とした実用性重視のモデルが多く、ビジネス、フォーマル問わず活躍が期待できます。

 

研ぎ澄まされた実用性が生み出す機能美
「AQ6100-56A」

AQ6100-56Aの時計をつけている様子

年差±1秒という世界最高の精度と光発電システム「エコ・ドライブ」の搭載で、あまりに卓越した実用性を誇る、ザ・シチズンの最高峰モデルです。

実用時計を追求した故のシンプルなウォッチフェイスはどんな場面にもマッチし、シチズンの先端技術が多く盛り込まれたことにより、非常に高い汎用性を誇ります。
また、1年に1秒もズレない精度はロマンに溢れており、あまりに正確な運針はずっと見ていたくなります。

AQ6100-56Aの時計をつけている様子

耐傷性、着用性にも優れているため、ドレスウォッチにクォーツ式を選ぶ時には、まず間違いなく選択肢に入れたい一本です。

こちらのページでも詳しくご紹介しています。

 

引き算のデザインでしか辿り着けないエレガンス
「AQ5012-14A」

AQ5012-14Aの時計をつけている様子

とんでもなく薄く軽いコレクションのそろうエコドライブワンから、ドレッシーなモデルをピックアップ。

4.5mmの薄さを成立させるのはわずか1mmしかないムーブメントであり、それでいてエコ・ドライブによる光発電で電池交換を必要としない非常に便利なモデルとなっています。

AQ5012-14Aの時計をつけて薄さを写している様子

本作はその中でも、和紙を文字板に採用した国産腕時計ならではのドレスウォッチとなっています。さらに、シチズン独自の表面硬化技術であるデュラテクトピンクも施されており、貴金属のような輝きと傷への強さも兼ね備えています。

ドレスウォッチに軽やかさを重視する方であれば、ぜひ選択肢に加えていただきたい一本でしょう。

 

 

オメガ

プレステージのコンセプト画像

舶来ブランドの中でも圧倒的な知名度を誇るウォッチブランド「オメガ」からは、フルモデルチェンジで更なる実用性がプラスされた「デ・ヴィル プレステージ」をご紹介。

 

フルモデルチェンジで一層実用性が増した
「デ・ヴィル プレステージ」

オメガのクラシックラインである「デ・ヴィル プレステージ」は、2022年にフルモデルチェンジが行われており、現代的な機能を獲得しています。

また、よりスリムになったケースにはシンプルかつタイムレスな要素が取り入れられており、エレガンスが重視されるドレスシーンにおいて大きな活躍が期待できます。

プレステージの金無垢モデル

加えて、プレステージはモデルチェンジに際し、マスタークロノメーターに認定されるようになりました。

マスタークロノメーターは精度に優れるだけでなく、天敵である磁気にほとんど影響されないという強みを持っています。また、コーアクシャルと呼ばれる脱進機の採用によってメンテナンスの頻度を減らせるのも魅力となります。

プレステージのコンセプト画像

ここでピックアップしたのは18Kセドナゴールドの金無垢モデルですが、他にも文字盤の多彩なデザインバリエーションが用意されています。シーンにあったモデル選びができると、よりその魅力が際立つでしょう。

 

 

ロンジン

パイロットウォッチを中心に多くのプロフェッショナル向け腕時計を手がけてきたロンジン。中でもマスターコレクションは、その長い歴史を象徴するクラシカルなモデルが多く揃っています。

今回はそんなマスターコレクションの中から、ブランドの190周年を記念して登場したドレスモデルをご紹介します。

 

ロンジンのニュークラシック
「マスターコレクション 190周年記念モデル L2.793.4.73.2」

マスターコレクションのリストショット

「L2.793.4.73.2」は、ロンジンの創業190周年を記念して発表されたモデルです。最低限の装飾・機能で構成されており、その無駄のなさとクラシカルで端正な仕上がりを特徴としています。

中でも、ザラつきのあるシルバーダイアルや彫り込まれたインデックス、ブルースティールの針などは王道を征く意匠。
フォーマルシーンを中心に、大きな活躍を期待できるモデルに仕上がっています。

ブレゲ数字のインデックスは、プリントではなく彫刻。CNCスイス型旋盤という時計部品の加工に特化した機械による彫金ですが、加工には1枚あたり約80分もの時間を要すほど繊細なものとなっています。

マスターコレクションのダイアル

渋ささえ感じるほどのシンプルさですが、輝きを抑えたシルバーカラーのダイアルやエングレービングのインデックスなど、各所のディテールにこだわりが見られる本作。約35万円という価格帯も魅力的で、ロンジンのみならず高級時計のエントリーモデルとしてもおすすめです。

 

 

【番外編】究極のドレスウォッチを求めるあなたに

ここまで普段使いもできるような便利なドレスウォッチをご紹介してきましたが、逆に最高峰のドレスウォッチもちょっと気になりませんか?

ここでは、類まれなのエレガンスを放つ極上のドレスウォッチとして、ピアジェの「アルティプラノ」をご紹介します。

アルティプラノ白の文字盤の時計をつけている様子

1874年創業の老舗ジュエリーブランドが作り出したアルティプラノは、まさにドレスウォッチの中のドレスウォッチとでも言うべくシリーズです。

その最たる特徴は、驚異的なほどのケースの薄さ。

わずか2mmあまりのケースに100を超える部品数のムーブメントを搭載し、間違いなく薄型腕時計の一つの到達点とも言えるコレクションとなっています。

アルティプラノのシースルーバックを写している様子
ちょっとくすんで見えるのは保護フィルムによるものです。実物は一点の曇りもございません。

その最高峰のエレガンスゆえ価格帯も最高峰ですが、ドレスウォッチ選びで絶対に失敗したくない方はピアジェを選ぶのも一つの手だと言えるでしょう。

 

 

まとめ「一流のドレスウォッチで格別のエレガンスを」

当記事ではドレスウォッチに求められるスペックとオススメのドレスウォッチをピックアップしてご紹介しました。

催事においてドレスウォッチはある種のステイタスとしての側面も持っています。

今回ご紹介したコレクションは、他と比べ見劣りしないことに加え、普段使いもこなせる便利なドレスウォッチばかりとなっています。一本持っておけばあなたの気品がより際立ち、日常生活でも活躍を見せてくれることでしょう。

この機会にドレスウォッチを一本手に取ってみませんか?