【ザ・シチズンはダサい?カッコいい?】
最高峰の実用時計ザ・シチズンに迫る
シチズンの持ちうる時計技術の全てを詰め込んだ、「ザ・シチズン」。「これぞシチズン」と言わんばかりの最上位ラインであり、その卓越した性能から、世界屈指の実用時計としても名高いシリーズです。しかし、そんなザ・シチズンに関して「ダサい、かっこ悪い」という噂が、ネットを中心にまことしやかに囁かれています。
果たして、ザ・シチズンは本当にダサくてカッコ悪い時計なのでしょうか。
目次
「The CITIZEN ザ・シチズン」とは
国内だけでなく、世界的に見てもトップクラスの技術力を誇るウォッチブランドであるシチズン。そのシチズンの最高峰のシリーズラインが「ザ・シチズン」です。
ザ・シチズンは、光発電システム「エコ・ドライブ」や優れた金属加工技術、そして圧倒的な精度を誇るクォーツムーブメントを搭載しており、ブランドが生み出した革新技術の粋を集めたハイエンドラインとなっています。
また、時計としての実用性、コストパフォーマンスにも長けており、国産腕時計で世界最高峰の技術力を感じられるのが、ザ・シチズンなのです。
ザ・シチズンは本当にダサいのか?
本題に入る前に、まずは「ダサい時計」とはどんな時計のことを指すのか考えたいと思います。
基本的に「ダサい時計」という言葉は、使用者のファッションやTPOと時計がマッチしていない時に使われるのがほとんどだと思います。よって、ここでは使用者のファッションやTPOを切り離して考え、「こういう時計はダサい!」と思われそうな原因をピックアップしました。
- キズ・サビ等が目立つ時計
どんなに高級でカッコいい時計であっても、汚れていたり、サビ、キズが大きく目立つ時計は、ダサいと思われてしまうかもしれません。
- 役職、年齢相応でない時計
例えば、課長、部長クラスのビジネスマンがノーブランドの千円もしない時計をつけていたら、良い印象は持たれにくいと思われます。新入社員が超高級時計を着けている場合でも同様です。
- デザインが奇抜だったり地味過ぎるもの
奇抜すぎるデザインのものであったり、ただ地味なだけの時計はダサいと思われがちでしょう。
- 独特の”強み”が無い時計
筆者の偏見ではありますが、例え上の要素全てを含んだダサいとされる時計であっても、カンパノラのコスモサインのように、性能、デザインで何か一つでも他にない”強み”があれば、カッコいい時計になり得ると思います。
しかし上記の原因を踏まえても、やはりザ・シチズンはダサくなく「カッコいい」時計だと、筆者は自信を持ってオススメすることができます。
ここからは、筆者がなぜザ・シチズンがダサくない時計だと結論づけたのかをご紹介したいと思います。
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輝きを保ち続ける強さ
時計をダサくしてしまうキズ、サビに対しては、ザ・シチズンは他にない類まれな強さを誇っています。その強さを生み出しているのが「デュラテクト」と「スーパーチタニウム」です。
デュラテクトは金属に表面硬化を施す技術であり、ザ・シチズンはその最高峰「デュラテクトα」を採用することでサファイアガラスと同程度(2000~2500Hv)のキズへの耐性を備えています。また、チタニウムにデュラテクト加工を施したスーパーチタニウムは、軽くてキズに強くサビにくいという、時計の輝きを守るのにうってつけの素材になっています。
これらの技術は卓越した金属加工技術を誇るシチズン独自のものであり、ザ・シチズンはキズ、サビで輝きを失わない「カッコいい」時計なのだと言えるでしょう。
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幅広い年齢層にマッチする価格帯
一般的に、ビジネス、プライベート問わず、時計は年齢、役職に合わせた価格帯のものを選びたいものです。
その点ザ・シチズンの価格帯は比較的幅広く、20万円台のものから100万円を超えるものまで、多様なニーズに答えられます。もちろんそのデザインも値段相応のものになっており、若手からベテランまでそれぞれにしっくり”ハマる”モデルが用意されています。若手のうちはザ・シチズンのエントリーモデルを、ベテランになってきたらハイエンドモデルにグレードアップというのも面白いかもしれません。
どの年齢層、役職の人にもカチッとハマるシリーズライン、それがザ・シチズンなのです。
研ぎ澄まされた機能美と「和」の伝統美
ザ・シチズンのデザインは地味過ぎず、派手過ぎずの絶妙なラインをついた仕上がりを見せています。
その根底にはシチズンが掲げる実用時計の理想があり、その研ぎ澄まされた機能美は着用者の雰囲気を手元から引き締めてくれます。そして、ザ・シチズンのデザインは特に視認性に対してのこだわりが見せられており、針やインデックスに対する多面カットや、両面無反射コーティングが施されたガラスなど、静かなデザインのなかに実用性という確かな力強さを見せています。
また、ザ・シチズンのデザインを語る上で外せないのは「和紙文字板」の存在でしょう。年差±5秒モデルにだけ採用される土佐和紙を使った文字板は、「和」の伝統美を生み出す唯一無二のものであり、洗練されたフォルムの中に格別の個性を演出しています。
卓越した実用性と格別の個性が生み出す洗練された機能美は、ザ・シチズンのカッコよさの証明に他ならないでしょう。
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究極の1秒、世界一というロマン。
ここまで、ザ・シチズンがいかに優れた時計かをご紹介しましたが、そのカッコよさの本領をまだご紹介できていません。
もちろん、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんがここであえてご紹介させていただきます。ザ・シチズンの本領はその世界一の精度です。
ザ・シチズンの精度は究極の1秒を見据えており、一般的なクオーツ時計の精度が月差±20秒程度とされているのに対し、”年”差±5秒以内という圧倒的な数値を叩き出しています。さらに、2019年に発表された「ザ・シチズン キャリバー 0100」搭載モデルでは年差±5秒を上回る年差±1秒という世界一の精度を実現しています。
もし、あなたの手元にクォーツ時計があるなら秒針をよく観察してみてください。1秒進むごとに少なからず動きにブレがあったり、切り分との重なりにズレが確認できるはずです。
ザ・シチズンはこの究極の1秒の追及のため、そのズレさえも良しとしませんでした。ムーブメント内部の部品から、針、切り分のデザインに至るまでこだわりを見せ、先端の少し曲げられた長い針は寸分のブレもなく切り分の真上で止まります。
この時計の生み出す至高のロマンを前に、まかり間違っても「ダサい」という言葉が出ることはないでしょう。
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「カッコいい」ザ・シチズン3選
ここでは筆者が独断と偏見で選んだ「カッコいい」ザ・シチズン3選をご紹介します。ぜひ一本手に取ってザ・シチズンのカッコよさを実感してみてください。
CITIZENブランド時計100周年限定モデル
この藍と生きていく。「AQ4100-65L」
シチズンは、「CITIZEN」の文字を初めて時計に宿してから、2024年で100周年を迎えました。それを記念する新作「AQ4100-65L」は、藍染文字板を採用したザ・シチズンの第3作目に当たります。
藍染文字板は、藍染の名産地である徳島県に拠点を置く「藍染工房 Watanabe’s」とのコラボレーションによって実現。新たな技法によって、ジャパンブルーの新たな表現が模索されています。
伝統的な技術によって生まれる、唯一無二の魅力をぜひ体感してみてください。
鮮明なブルーが注目を引く
ザ・シチズン「AQ4100-57M」
ザ・シチズンAQ4100-57Mは、シチズンの高い時計製造技術が現れたモデルといえます。光の透過と美しい色彩を両立したダイアルに、色褪せない輝きと軽やかさを持つチタニウムケース、そして年差±5秒という高精度は、他ブランドでは得難い特徴と言えるでしょう。
「花鳥風月」モチーフの風光明媚なモデル
ザ・シチズン「AQ4100-22W」
花をモチーフとしたAQ4100-22Wでは、「紫陽花(あじさい)」がそのディテールに選ばれました。外周に行くほど暗くなるブルーグラデーションカラーが描かれており、花が色付いていく瞬間が表現されています。この模様は、伝統の吉祥文様である「七宝(しっぽう)繋ぎ」の中に花模様を加えた独自パターンとなっています。
まとめ
「ザ・シチズンはロマンあふれる格別にカッコいい時計である。」
当記事では、ザ・シチズンという時計がいかに洗練されており、ダサくない時計であるかをご紹介してきました。どんな時計、ひいてはどんなファッションであってもダサいという言葉は必ず付いて回るものですが、世界一の精度のような揺るぎない”カッコよさ”さえあれば、ダサい時計というものは存在しないのかもしれません。
この記事を読んでくださったあなたも、時計を選ぶ際はぜひ揺るぎない”カッコよさ”を持った時計を探してみてください。