長く愛用できる電波腕時計おすすめメーカー3選 - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

長く愛用できる電波腕時計おすすめメーカー3選

白樺アテッサのコンセプト写真

今では当たり前となった、時刻を極めて正確に表示する電波式の腕時計。現在の技術ではどれだけ精度が高くても1日で数秒程度ズレてしまう機械式腕時計とは異なり、時刻合わせの必要が無い時計です。

そんな電波式腕時計ですが、電波を受け取ることで正確な時刻を表示していることは分かっていても、具体的な仕組みや原理を理解していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、電波時計の概要やメリット・デメリット、よく混同されるGPS電波時計との違いなどについて解説します。電波時計の購入を検討している方に、セイコー・シチズン・カシオのおすすめモデルに加えて、電波時計でよくある疑問もご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

電波時計とは?

電波時計とは、その名のとおり標準電波を受け取って時刻を表示する時計です。

まずは電波時計を理解する上で欠かせない、標準電波の概要を簡単に見ていきましょう。標準電波とは、日本標準時を国内外に伝えるために、情報通信研究機構によって運用されている標準電波送信所から発信される電波です。

標準電波送信所では、セシウム原子時計と呼ばれる時計装置がつくり出す1秒の定義に基づき、電波が送信されています。標準電波送信局は、イギリス・ドイツ・アメリカ・中国にそれぞれ1つずつ、日本には福島県にある「おおたかどや山標準電波送信所」と福岡県・佐賀県の県境にある「はがね山標準電波送信所」の2つがあり、全世界で計6箇所あります。

電波時計は、これらの標準電波送信所から送信された標準電波を受信し、時間を自動的に修正する腕時計です。その特徴はなんといっても、精度の高さに他なりません。

先述したセシウム原子時計の時間間隔の精度は、約30万年経ってやっと1秒の誤差が生じる程度だとされています。送受信に伴う信号の劣化により多少の誤差は生じるものの、それでも10万年に1秒の誤差だと言われており、驚異的な精度を誇ります。

つまり、このセシウム原子時計を基準とする標準電波を受信している電波時計もまた、極めて高い精度を誇る時計と言えるのです。

電波時計とGPS電波時計の違い

電波時計とGPS電波時計は、いずれにも電波を受信し時刻調整を行うという基本的な仕組みは共通しています。両者の違いは、どこから発せられる電波を受け取るかという点です。

先述したように、電波時計は地上にある標準電波送信局から発せられる電波を受信しています。一方でGPS電波時計は、地球を周回しているGPS衛星から送信される電波を受け取る時計のことを指します。

ここからはさらに深掘りし、それぞれの時計のメリット・デメリットを見ていきましょう。

電波時計のメリット・デメリット

電波時計はGPS電波時計と比較して、価格が安い傾向にあるのがメリットです。数万円台から購入できるので、精度も価格も重視したい方におすすめできます。また消費電力が少なく、長持ちしやすい点もメリットです。

しかし電波時計は、電波を受信できるエリアが限られているデメリットもあります。電波を受信できない地域だと時刻がずれる可能性があり、電波時計の精度の良さが活かされません。また、電波受信範囲は、標準電波送信局から半径1,500km〜3,000kmですが、グローバル規模で見ると範囲はまだまだ小さいと言わざるを得ません。

ただし、中にはこの問題の対策として、海外のさまざまな標準電波送信局からも電波を受信できる電波時計が存在しています。電波時計の値段がピンキリであるのはそのためです。

なお、当店では長い年月使用するのに向いた腕時計として、このようなハイスペックモデルをお勧めしております。加えて、ビジネスなどでの使用も考慮するのであれば、ソーラーで駆動するモデルは利便性が高いと言えるでしょう。

GPS電波時計のメリット・デメリット

GPS電波時計は通常の電波時計と比較して、電波を受信できるエリアが格段に広い点がメリットです。GPS衛星は地球の周りを飛び回っているので、地球上のほぼ全域で正確に時刻を刻めます。また電波時計に比べて、精度が高い点もメリットの一つです。

デメリットは電波時計に比べて、若干高めの価格設定になっている点です。ただこれは、機能の差を考えると妥当と言えるでしょう。一方で、屋内にいると、電波を受信しづらくなる点も注意すべきでしょう。

長く愛用したい人向け 高性能電波時計おすすめ6選

せっかく電波時計を購入するなら、できるだけ長く愛用できる高性能タイプがおすすめです。数多くある電波時計の中でも、国産腕時計ブランドである「セイコー」「シチズン」「カシオ」は高性能電波時計を展開しています。各ブランドの特長と、おすすめ商品を6点ご紹介します。

セイコー

セイコーは、1881年に創業された、日本の老舗腕時計ブランドです。垂直クラッチとクラムホイールを採用した自動巻きクロノグラフやクオーツ式腕時計、6桁表示のデジタルウォッチなど、腕時計における世界初の技術を数多く排出してきました。1964年の東京オリンピック以降、世界各地で開催されるスポーツ大会の公式時計を担当するなど、その精度の高さは国内のみならず世界からも高く評価されています。

【GPSソーラー・ソーラー電波】SBXC121 SEIKO セイコー アストロン NEXTER

SBXC121の全体図

アストロンは、セイコーが世界に先駆けて開発したクオーツ式時計です。その中でもNEXTERは、GPSソーラーウォッチ誕生から10年の節目を迎える2022年に満を持して登場したシリーズです。「Solidity & Harmonic」をデザインコンセプトに、強い信念を持つユーザーの「強さ」と次世代には欠かせない「調和」の2つが体現されています。

SBXC121は、大径のケースでありながら、かん足が大胆にカットされているためシャープな印象を受けるモデルです。シルバー・ブラック・ブルーを基調とした洗練されたカラーリングは、持ち主に知性あふれる雰囲気をプラスしてくれます。

機能面では、2100年まで調整の必要がない永久カレンダーや、異なるタイムゾーンに設定できるワールドタイム機能が搭載されており、世界を舞台に活躍する方にも対応したモデルです。

SBXC121の夜光

ダイヤシールドが施されたチタンケースは着用感も抜群。アクティブなビジネスパーソンにぜひおすすめしたいモデルです。

【ソーラー電波】SBXY061 SEIKO セイコー アストロン NEXTER

こちらは、2023年に登場したネクスターの新デザインモデルです。ブレスレットと一体化したなめらかなフォルムに、力強い八角形のメタルベゼルを採用しており、ソリッドな印象が魅力のコレクションとなっています。

一方、力強いフェイスに反してケース厚は9.6mmにまで抑えられており、非常にシャープなスポーツスタイルも本作の魅力となります。ダイアルはカジュアル、ビジュアルにも当てはまる涼やかなブルーを採用。非電波受信時であっても、月差±15秒という高い精度を発揮する実用性の高いモデルです。

GPS電波ソーラーモデルも含めたバリエーションモデルが多く登場しているため、自分に合った機能性、カラーリングを探してみてください。

各商品の詳細や基本スペックは、それぞれ以下から確認できるので購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

【GPSソーラー・ソーラー電波】SBXC121 SEIKO セイコー アストロン NEXTER

【ソーラー電波】SBXY061 SEIKO セイコーアストロン ネクスター

シチズン

シチズンは、「永く、市民に愛されるように」を企業理念に掲げる、1918年に創業した国産腕時計ブランドです。1995年に誕生したフラグシップコレクション「ザ・シチズン」は中でも高い評価を獲得しており、最上位モデルは年差1秒という驚異的な精度を誇ります。

そんなシチズンは、世界初の「多局受信型電波時計」を開発するなど、電波時計のパイオニアとしても知られています。
中でも、クォーツ時計の精度をより高める独自技術「パーフェックス」や、独自の光発電技術「エコ・ドライブ」を採用した電波時計は、電池交換、時刻合わせの必要が無い、実用時計の理想を追求するものになっています。

また、電波時計だけでなく、GPS衛星から位置・時刻情報を取得し、自動で時刻修正をする「サテライトウェーブGPS」搭載モデルも登場しており、地球上どのような場所にいても正しい時間を刻む時計を実現しています。

【電波時計】CB0215-18L CITIZEN シチズン アテッサ UNITE with BLUE 2200本限定

CB0215-18Lのリストショット

アテッサは、シチズンの技術を象徴するチタニウムウォッチシリーズです。その限定モデルである本作は、構造型インクと呼ばれる「色素を使わない」インクをダイアルに採用。これにより、海を想わせる奥深い「青」が最大限の個性を引き出すモデルとなっています。

また、エコ・ドライブを搭載した電池交換の必要が無い電波時計であり、電波受信も日本、中国、アメリカ、ヨーロッパに対応しています。ワールドタイム機能やパーペチュアルカレンダーも備えているため、シチズンらしい実用性の高さが魅力となるでしょう。

ブラックで染められたチタンケースはクールな印象で、高い耐久性と軽やかさを備えています。重量もわずか57gしかないため、デイリーユースのワードロープに加えたいモデルとなるでしょう。

【GPS衛星電波時計】CC4055-14H CITIZEN シチズン アテッサ ACT Line

白樺アテッサのリストショット

続いてご紹介するのが、GPS衛星電波受信を可能とした、アテッサの上位コレクションです。デザインコンセプトは、「スーツスタイルとカジュアルの両面で対応可能」であり、様々なコーディネートに合わせやすいモノクロカラーを特徴としています。

機能面は、フラッグシップモデルと呼ぶに相応しい充実ぶりを見せています。フル充電時には5年間も動き続けるパワーリザーブを備えており、衛星電波受信によっていかなるロケーションでも正しい時間を表示可能。ワールドタイム機能やパーペチュアルカレンダー機能によって、日常生活の頼れる相棒になってくれること間違いなしです。

シルバーの文字盤は荒々しいヘアライン加工が施されており、個性の演出もバッチリです。見る角度によって変わる表情もまた、本作の魅力となるでしょう。

ここでご紹介したそれぞれの商品のスペックや詳細な説明は、以下から確認できるので購入を考えている方は参考にしてください。

【電波時計】CB0215-18L CITIZEN シチズン アテッサ UNITE with BLUE 2200本限定

【GPS衛星電波時計】CC4055-65E CITIZEN シチズン アテッサ ACT Line ブラックチタンシリーズ

カシオ

カシオは、正式名称である「カシオ計算機株式会社」からも分かるように、元々は計算機や電卓などの電子機器などを手掛けていたメーカーです。そこから世界初のオートカレンダー機能を搭載した「カシオトロン」を皮切りに、耐衝撃腕時計「G-SHOCK」を世に送り出してきました。日本国内のみならず海外でも大人気で、G-SHOCKは2017年に累計販売出荷数1億個を突破しました。

【電波ソーラー】MRG-B2000R-1AJR CASIO カシオ MR-G

褐色錆の全体図

「MRG-B2000R-1AJR」は数あるG-SHOCKシリーズの中で、最上級ラインに位置する「MR-G」の電波ソーラー搭載モデルです。他の腕時計とは一線を画すほどの耐久性が人気のG-SHOCKですが、その中でも電波受信(MULTIBAND6)とソーラー充電(タフソーラー)の両方の機能を兼ね備えたモデルが登場しており、実用性の面から人気を集めています。

特に本作は、日本・北米・ヨーロッパ・中国地域対応に電波受信が対応しているだけでなく、スマートフォンとBluetoothで連携させることが可能であり、簡単に時刻修正、設定をすることができます。Gショックの最高峰らしく、実用性は抜群と言えるでしょう。

デザイン面では、日本で古くから「強さ」の証とされてきた「勝色(褐色)」をベースに採用。ケースには再結晶チタンを採用しており、毘沙門亀甲に始まる日本古来のディテールを盛り込むことで、最上級の強さを表現しています。

MRG-B2000Rのベゼル

また、年季の入った武具の錆ような、錆を思わせる色合いも全体の雰囲気にマッチしており、伝統と先端技術の融合を達成しています。

なお、本作は勝色シリーズの最上位に当たるモデルです。バリエーションも用意されていますので、ぜひさまざまなモデルを比較検討していただけると幸いです。

【標準電波時計】OCW-S5000MB-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ【1200本限定】

OCW-S6000-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ 着用イメージ

続いて、1,200本限定で生産された「OCW-S5000MB-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ」を見ていきましょう。当モデルはエレガンスとテクノロジーが融合したOCEANUS「Manta(マンタ)」から、京都の伝統工芸士である下出祐太郎氏の協力を得て完成しました。

OCEANUSブルーと伝統工芸である蒔絵を組み合わせることで、滝から勢いよく落ちる水の躍動感が表現されています。ベゼルのサファイアガラスには下出氏が手作業で行った、ブルーからブラックの色調のグラデーションが施されています。この世に一つしかないというオリジナル感は、オーナーの所有欲を高めてくれるでしょう。

OCW-S6000-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ 着用イメージ

その革新的なデザインに目がいきがちな当モデルですが、標準電波受信機能、スマートフォンリンク機能、ワールドタイム対応機能なども搭載。外観と機能のバランスに極めて優れている腕時計と言えるでしょう。

ここでご紹介した商品はもちろん、その他の電波ソーラー商品をより詳しく見てみたい方は、以下をご参考ください。

【電波ソーラー】MRG-B1000BA-1AJR CASIO カシオ MR-G

【標準電波時計】OCW-S5000MB-1AJF CASIO カシオ オシアナス マンタ【1200本限定】

その他、カシオの電波ソーラー商品一覧はこちら

電波時計でよくある質問

ここからは、電波時計でよくある以下の2つの質問に答えていきます。

・海外でも使えますか?
・電波時計は正確ですか? ずれたときの対処法

海外でも使えますか?

海外での電波時計の利用可否は、通常タイプかGPSタイプかによって異なります。

通常タイプの電波時計は、地上の電波局から発せられる電波を受信して正確な時間を刻むという仕組みです。日本には西日本と東日本のそれぞれに電波局があり、ほぼ全域で使用できますが、世界にはイギリスやアメリカ、中国、ドイツなどの主要都市にしかないので、電波が届かない地域では手動で時刻調整を行う必要があります。

海外に行く機会が多い方は、GMT機能やワールドタイムが搭載されているものがおすすめです。GMT機能モデルにはGMT針があるので、複数の都市の時刻を同時に確認できます。ワールドタイムは腕時計を操作しタイムゾーンを設定することで、瞬時に該当地域の時刻を確認できます。

GMT機能・ワールドタイムを搭載するモデルは、以下の記事でおすすめをご紹介しているので参考にしてください。

GMT機能・ワールドタイムを搭載した海外向けのオススメモデルをご紹介

ちなみにGPSタイプは衛星から電波を受信しているため、通常タイプと比較してほぼ海外全域で利用できます。しかも、取得した位置情報を基に自動で現地時刻に調整されるため、タイムゾーンの設定は必要ありません。

電波時計は正確ですか? ずれたときの対処法

電波時計は、正しく作動すれば10万年に1秒程度しか狂わないほどの精度を誇ります。日常生活で困るほどの時刻のずれは、起こり得ないと言えるでしょう。

しかしときどき、「電波時計がずれている」「時刻が合わない」などの問題が生じるケースもあります。この場合の原因と対処法を見ていきましょう。

まず考えられるのが、電波を受信できないエリアにいるケースです。電波時計は、電波が受信できないとただのクォーツ時計となんら変わりありません。そのため、建物の陰や半地下といった、電波を受信しづらい環境を避け、電波の良いエリアに移動して一度電波を受信してみましょう。

また電池残量が少ない場合、電波時計は自動受信を行わず省エネモードに入ります。この際、アナログ時計なら秒針が2秒ごとに動く、デジタル時計なら表示が薄くなるなどの省エネのサインが見られます。このような傾向が見られる際は、一度電池残量を確認してみましょう。

その他、針ずれや磁気帯びも電波時計が狂う要因です。直すには専門的な知識と技術が必要なので、時計専門店にメンテナンスや修理を依頼してください。

まとめ

本記事では、電波時計の概要やGPS電波時計との違い、それぞれのメリット・デメリットなどを見てきました。電波時計は電波が届く範囲内なら、10万年に1秒の誤差という原子時計を元にした時刻修正を行なってくれます。

正しい時計を購入するのであれば、長持ちする高性能な電波時計がおすすめです。今回ご紹介した「セイコー」「シチズン」「カシオ」はいずれも国産のメーカーなので、品質はもちろんサポート面も含めて、総合的に安心して利用できるでしょう。

今回ご紹介したモデルに限らず、電波時計の購入をご検討の際は、ぜひ創業90周年の腕時計正規販売店である「ハラダ」の利用をご検討ください。豊富な知識を持った熟練スタッフがあなたにぴったりの時計探しをお手伝いいたします。

また、当店では、なかなか購入に踏み切れないお客さまに向けて豊富なお支払方法のご案内や、長く愛用していただけるよう独自の保証プランをご案内しております。お気軽にお問い合わせください。

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