大事なビジネス・冠婚葬祭のシーンだけでなく、アクティブなプライベートシーンでも活躍が期待できる高級腕時計。
当記事ではそのおすすめモデルとして、日本を代表するブランド「グランドセイコー」から比較的購入しやすい60万円以下の腕時計を4つピックアップいたしました。
スーツに合わせてもビシッと決まる、初めての1本にもおすすめなモデルばかりですので、腕時計選びの際はぜひ参考にしてください。
グランドセイコーとは？
グランドセイコーは、セイコーの最高級ラインとして1960年に誕生したブランドです。
現在では、セイコーから独立したひとつの高級腕時計ブランドとしてその地位を確立しており、スプリングドライブをはじめとする多くの革新技術で知られています。
また、そのコンセプトのひとつに日本人らしい美意識の表現があり、雪面や湖面、季節の移り変わりといったモチーフでも高い評価を獲得しています。
時計としての完成度だけでなく、ケースや文字盤の仕上げに至るまでこだわったコレクションは、ビジネスにもプライベートにも活躍するコレクションとして、大きな期待ができるでしょう。
腕時計は「機械式」と「クォーツ式」の2種類
グランドセイコーの腕時計はムーブメントで分けると、「機械式」と「クォーツ式」、「スプリングドライブ」の3種類が挙げられます。
スプリングドライブモデルには60万円以下で購入できるものはございませんが、ここでまとめて解説いたします。
機械式（メカニカル）腕時計の魅力
機械式腕時計は伝統的な技術で作られた、ゼンマイ駆動の腕時計です。物理的な仕組みで動く時計は伝統を重んじる方には一際魅力的なものとなりますが、その分高いレベルの技術が要求されるため、比較的高額な傾向にあります。
物理的に動くという構造上、定期的にメンテナンスを行えば永続的に使える点が魅力に数えられるでしょう。
また、リュウズを巻き上げると動き出す姿はいい知れぬロマンを備えるものとなっています。
クォーツ式腕時計の魅力
クォーツ式は電池とモーターによって駆動する腕時計です。ムーブメントの中に水晶振動子と呼ばれる部品があり、これがクォーツと言う名前の由来となっています。
1秒間に32768回振動する水晶の性質をもとに精度制御を行なっているため、精度の面では機械式時計に比べて非常に優れています。
電池交換は必要となりますが、ゼンマイの巻き上げ等の必要がなく、精度も抜群。日常的な使用にはおすすめなムーブメントと言えるでしょう。
スプリングドライブ式腕時計の魅力
第3のムーブメント「スプリングドライブ」は、機械式時計とクォーツ時計の長所を組み合わせた独自の駆動方式です。
駆動源は機械式時計と同様にゼンマイですが、精度制御にクォーツ式の電子回路と電磁ブレーキを採用しているのが特徴となります。
その結果、ゼンマイ駆動のパワーを備えつつもクォーツ時計に匹敵する高精度を実現した革新的なムーブメントとなってます。また、電池交換の必要がなく、精度が外部からの影響を受けにくい点も魅力となっています。
搭載モデルに60万円以下のものがないため本記事ではご紹介しませんが、こちらもビジネス向けの腕時計として非常におすすめと言えるでしょう。
【グランドセイコー】1本目におすすめ！60万円以下の腕時計4選
ここからはグランドセイコーの60万円以下で購入できる腕時計4選をご紹介いたします。シンプルながらグランドセイコーの魅力を体感できるモデルとなっていますので、ぜひモデル選びの参考にしてください。
【メカニカル】使いやすい定番シルバーダイアルモデル「SBGR307」
「SBGR307」は、使いやすいシルバーの放射状ダイアルを持つ機械式腕時計です。
デイト機能だけを持つシンプルなモデルゆえにその汎用性は高く、フォーマルなファッションやビジネスシーンに抜群の相性を見せてくれます。
ブルーの秒針が細かく1秒を刻む様は機械式腕時計の醍醐味のひとつであり、シースルーバックから覗く仕上げも美しいものとなっています。
ケース径は42mmと標準的であり、駆動持続時間は約72時間と週末に外しても月曜日まで動き続けてくれます。
機械式腕時計のエントリーモデルとしては十分すぎるほどの性能を有した、汎用性の高い腕時計と言えるでしょう。
【メカニカル】隠れた個性が光るクラシカルな「SBGW231」
「SBGW231」は、これまで紹介してきた2つのモデルとはまた一味違う、クラシカルな雰囲気が漂うドレスウォッチです。ケースサイズは37.3mmと若干小さめで、手元をさりげなく飾ります。
サイドからみると立体的に立ち上がっている、ボックス型サファイアガラス、ガラスを囲む丸みを帯びたケースは、昔ながらのクラシカルなフォルム。
針の先端はそのフォルムに合わせ、下に折り曲げられており、どの角度からも正確に時間を読み取りやすくなっています。
文字盤は、黄みがかったホワイトカラーで、ヴィンテージ感ある奥深い魅力を演出。
クロコダイルのブレスレットとの相乗効果で上品にまとまっています。
裏ぶたはシースルーバックになっており、機械式の精巧な仕組みを覗けるのも魅力のひとつです。
メンテナンスしながら長く使えるので、使うたびに愛着が湧いてくるでしょう。
結婚式などの冠婚葬祭や、式典のようなかしこまった場で、頼りになる本モデル。
大切な日に安心して使える腕時計を探している方は、検討する価値があるでしょう。
【クォーツ】袖口に収まるコンパクトサイズ「SBGX265」
「SBGX265」は、メンズモデルのなかでも小さめのサイズ感。
軽やかな着け心地でスマートな印象を与えます。
10mmと薄いため、袖口にもしっかり収まり、ごわつきを感じません。
ケースは鏡面仕上げと筋目仕上げ。
文字盤の周囲が鏡面仕上げ、両サイドが筋目仕上げになっていることで、立体感があり、文字盤が強調されています。
濃いブルーカラーの文字盤が、シルバーカラーのインデックス・針の視認性をアップ。
スポーティーでスタイリッシュに仕上がっています。
10気圧の日常生活用強化防水も魅力です。
デザイン性と装着性のよさから、カジュアルファッションにも違和感なく着けられます。
グレーやネイビーのスーツに合わせても、オシャレにきまるでしょう。
【クォーツ】スマートなスポーツウォッチ「SBGN029」
「SBGN029」は、2つの国の時刻を同時に読み取れる、GMTモデルです。
時針・分針・秒針のほか、GMT針と呼ばれる時針が付いており、文字盤の外周にある金属ベゼルの24時間目盛りで2つ目の国の時刻を読み取れます。
時差のある海外に行ったときも、自国の時間を刻む針を止める必要がなく、クォーツならではの精度の高さを、維持できるのもうれしいですね。
ネイビーカラーの文字盤に、レッドカラーのGMT針がよく映え、存在感を与えています。
6時と18時を堺に、ブラックとシルバーのツートンカラーのダイヤルリングがさりげない個性を演出。
対照的なカラーリングで昼と夜の区別がしやすいのも特徴です。
防水性能は、20気圧の日常生活用強化防水。
10気圧防水よりも高い水圧に耐えられます。
高気密を実現できる、ねじロック式りゅうずも採用されており、タフに使える耐久性も自慢です。
針にはルミブライトの塗布により、暗闇でもやさしく光り視認性を高めています。
39mmの一般的なメンズモデルのサイズ感でありながら、機能性・防水性が高くスマートです。
海外に行く機会の多い方や、ごつすぎず普段使いしやすい、スポーツウォッチを探している方は要チェックです。
一本目におすすめな60万円以下のモデルで高級腕時計デビューをしよう！
本記事で紹介したグランドセイコーのモデルなら、機械式もクォーツ式も60万円以下で購入いただけます。GMTやクロノグラフといった多機能モデルではありませんが、利便性を重視するならぜひこの中から1本をお選びください。
気になるモデルがあれば、ぜひ一度手に取り、細部までこだわりの詰まったデザインや仕上げをご覧ください。
きっと、手に入れたくなる1本に出会えるでしょう。
この記事の監修
