グランドセイコーはケースサイズの小さいコンパクトなモデルもありますが、40mm以上の大きめモデルも豊富です。グランドセイコーの大型モデルには、オン・オフ両方で使いやすい腕時計も多くあります。
本記事では、ケースサイズ40mm以上のグランドセイコーの腕時計について、その魅力や特徴を解説します。実績のある当店の腕時計販売員がセレクトしたおすすめモデルも併せてご紹介しますので、お気に入りの1本に出会うための参考にぜひお役立てください。
※本記事の内容は、2024年4月時点の情報です
グランドセイコーの40mm以上の腕時計の魅力
40mmのケースサイズは、男性用の腕時計の中でも中間サイズに位置します。40mm以上の大きさの腕時計は種類も豊富なため、お気に入りの一本を見つけやすいでしょう。ここでは、40mm以上の腕時計をグランドセイコーで選ぶメリットや魅力を紹介します。
オン・オフ両方で使えるモデルが多い
グランドセイコーの40mm以上のラインナップでは、カジュアルになりすぎず、オン・オフの両方で使いやすいモデルが多く揃います。
グランドセイコーは、基本的にスーツスタイルとマッチするシンプルなデザインのモデルが多いですが、40mm以上のモデルを選ぶことで、ややカジュアルな印象にシフトできます。
ケースサイズが大型になるほど見た目の存在感が出るため、デザインによってはカジュアルになりすぎてビジネスシーンにマッチしないことがあります。しかし、グランドセイコーは大型でもシンプルで主張しすぎないモデルが豊富です。
40mm以上のモデルの中にはダイバーズモデルなどスポーティーなデザインのものもありますが、オン・オフ使いやすいデザインがそろっています。
クロノグラフなど機能的なモデルが選べる
グランドセイコーの小型モデルは、搭載機能を抑えたシンプルなモデルが多いです。しかし40mm以上の大型モデルなら、クロノグラフなど多機能なモデルを選べます。
グランドセイコーの40mm以上のモデルには、パワーリザーブ表示やGMT機能など、機能が豊富なモデルが多くラインナップされています。
ダイヤルやインデックスが大きくて見やすいモデルや、ふんだんに夜光であるルミブライトが使用されたモデルなど、視認性も高水準で確保されている点も大型モデルの魅力です。
腕時計のサイズ感を見るときのポイント
ここでは、腕時計のサイズ感が適切かどうかを見極めるポイントを解説していきます。腕時計のサイズをチェックする際は、以下の2つのポイントを押さえることが大切です。
・自分の手首サイズを把握する
・ケースサイズ以外もチェックする
それぞれ以下に詳しく解説します。
自分の手首サイズを把握する
腕時計のサイズ感を見るには、まず自分の手首サイズを把握しておく必要があります。
腕時計の適切なサイズは、手首の幅の6~7割程度が目安とされています。例えば手首の幅が55mmほどの人はケースサイズ38.5mmまでが目安で、それ以上のサイズだと大きめに見えやすいということです。自分に適したケースサイズが分からないときは、手首のサイズを参考にしてみましょう。
ただし上記は絶対的なルールではなく、あくまでも目安です。シーンによっては、あえて大きめの腕時計を選んでカジュアル感を出すのもよいでしょう。
また手首の幅だけでなく、腕回りの長さを計っておくのもおすすめです。オンラインショップで腕時計を購入する際に、ショップ側に腕回りのサイズを伝えると、ブレスレット・ベルトのサイズを調整した上で発送してもらえることがあります。HARADAオンラインショップでも、腕時計をご購入のお客様に無料でサイズ調整を実施しております。
腕回りの長さはメジャーがなくても簡単に測定することが可能です。詳しくは以下のページをご参照ください。
HARADA【メジャー無しでも大丈夫】腕時計の手首・腕周りサイズの正しい測り方をご紹介
ケースサイズ以外もチェックする
腕時計のサイズ感を見るときは、ケースサイズ以外にも注目しましょう。ケースサイズが同じでも、色やデザインなどさまざまな要素によって、見た目のサイズ感が違って見えることがあるためです。
例えばベゼルの幅が太いほど、サイズ感が大きく見える傾向があります。また、ラグの幅が広めに設計されているモデルは、他の腕時計に比べて大きく見えることがあります。
ベゼルやダイヤルの色も、見た目のサイズ感に影響する要素です。基本的にはブラックなどのダークカラーよりも、膨張色のホワイトやシルバーなどライトカラーの腕時計の方が大きく見えます。
「ラウンド型」「スクエア型」などのケースの形状も考慮しましょう。グランドセイコーは基本的に「ラウンド型」で統一されていますが、細部のデザインはモデルごとに違いがあります。
腕時計のサイズ感を見る際は、パーツの形や色などを含めたトータルでの印象をチェックすることが大切です。
グランドセイコーで40mm以上の腕時計を選ぶ際のおすすめコレクション
グランドセイコーで大型モデルが多いのは「スポーツコレクション」ですが、大きすぎない40mmほどのモデルをお探しなら、以下の2つのコレクションがおすすめです。
・エボリューション9 コレクション
・ヘリテージ コレクション
2つのコレクションの特徴を以下に解説します。
エボリューション9 コレクション
「エボリューション9」は、グランドセイコー独自のデザイン方針「セイコースタイル」を発展させる形で2020年に誕生したコレクションです。ケースサイズ40mmほどの大きすぎないモデルが多くラインナップされています。
エボリューション9コレクションの特徴は、「審美性・視認性・装着性 」の3つの方針をベースにした、「エボリューション9スタイル」を採用している点。このスタイルは、9つのデザイン要素を特徴とし、3つの方針が体現されています。
デザイン要素の一つは「幅広の時針」です。時針は分針と比べてかなり広く、2つの針を明確に区別することができます。「深い溝の入ったダイヤカットインデックス」は、わずかな光をとらえて輝くよう計算されており、光の反射できらめくことで視認性が高められています。
また、装着性を向上させるために、横方向のぐらつきを抑える「低重心なケース」とホールド性を高める「厚みのあるブレスレット」が採用されています。
ヘアライン仕上げと鏡面仕上げを組み合わせた多面ケースは、セイコースタイルの基本である「日本的な美意識」を感じられるデザインです。
ヘリテージ コレクション
ヘリテージ コレクションは、グランドセイコーの歴史的なモデルのデザインをベースとするコレクションです。ケースサイズ38mmほどのコンパクトモデルも多いですが、40mmほどの大きめモデルも用意されています。
例えば、グランドセイコーの歴史を語る上で欠かせない「44GS」をベースにしたモデルが挙げられます。44GSは1967年に発売され、グランドセイコーのデザインの基本方針である「セイコースタイル」を確立した名機です。ヘリテージ コレクションには、この「44GS」に現代的な解釈を加えてアップデートしたモデルが多くあります。
また1967年に発売されたグランドセイコー初の自動巻き腕時計「62GS」をベースに現代的なアレンジを加え、実用性を高めたモデルも魅力的です。
HARADA販売員が厳選!グランドセイコーの40mm以上のおすすめ腕時計3選
ここではグランドセイコーの中から、ケースサイズが40mm以上のおすすめの腕時計を厳選して3本ご紹介します。
・エボリューション9 コレクション SLGH005
・エボリューション9 コレクション SLGC001
・ヘリテージコレクション SBGA375
グランドセイコー エボリューション9 コレクション SLGH005
エボリューション9 コレクションの「SLGH005」は、製造拠点「グランドセイコースタジオ 雫石」の近くにある日本有数の白樺林をモチーフにしたモデルです。ダイヤルに施した独特な型打模様とカラーリングで、力強い白樺林が表現されています。
ムーブメントには毎時36,000振動のハイビートムーブメント「キャリバー9SA5」が搭載されており、ハイビートにもかかわらず約80時間のパワーリザーブを実現しています。厚さ 11.7mmの薄型設計も魅力で、さまざまなシーンで活躍する1本です。
以下の記事では、グランドセイコー エボリューション9 コレクション SLGH005が国内外で高く評価される理由を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
【グランドセイコー メカニカル SLGH005 白樺】 世界が認めたグランドセイコーの傑作モデルをご紹介
グランドセイコー エボリューション9 コレクション SLGC001
同じくエボリューション9 コレクション の「SLGC001」は、グランドセイコーでは初の機械式クロノグラフモデルです。エボリューション9スタイルにスポーツの要素を加えたデザインと、「グランドセイコースタジオ 雫石」から見える岩手山の山肌をモチーフにしたダイヤルが特徴です。
ムーブメントには「キャリバー9SC5」を搭載。パワーリザーブは、毎秒10振動のメカニカルクロノグラフとしては世界最長の約72時間を実現しています。
グランドセイコー エボリューション9 コレクション SLGC001のデザイン・ムーブメントの魅力について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
【グランドセイコー SLGC001】見どころ満載!GS初の機械式クロノグラフモデル「テンタグラフ」を紹介
グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGA375
ヘリテージ コレクションの「SBGA375」は、グランドセイコーの名機44GSを現代アレンジしたデザインの一本です。
機械式とクオーツのハイブリッド機構「スプリングドライブ」が搭載されており、「スイープ運針」と呼ばれる静かで滑らかな秒針の動きを味わえます。また、ダイヤルカラーのミッドナイトブルーとの相乗効果により、「真夜中の静けさ」のような趣きが表現された上品な1本です。
パワーリザーブ表示付きで、残りの稼動量を確認できるのも実用性を高めるポイントです。
以下の記事でも、グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGA375の洗練された美しさを解説しています。
日本が誇る腕時計ブランド グランドセイコー スプリングドライブ「SBGA375」に秘められた真の美しさ
グランドセイコーの40mm以上の腕時計を買うなら正規販売店へ
グランドセイコーの40mm以上の大型モデルは、オン・オフ両方で使えるモデルや、クロノグラフなど機能的なモデルが多いのが魅力です。
グランドセイコーの「エボリューション9 コレクション」には、40mm以上のモデルが多くあります。コンパクトモデルが多い「ヘリテージコレクション」でも、パワーリザーブ付きなど一部のモデルは40mmほどの大きめサイズです。本記事の内容を参考に、ご自身に合った1本を選んでみてはいかがでしょうか。
今回紹介したモデルに限らず、グランドセイコーの腕時計のご購入の際は正規販売店HARADAのご利用をご検討ください。腕周りのサイズの測り方など、腕時計に関するご質問だけでもご利用いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。