ビジネスパーソンにとって腕時計は、重要なアイテムのひとつ。
時間管理という本来の目的とは別に、スーツの着こなしをサマにしたり、持ち主の人となりや仕事への価値観を手元にアピールしたりと、幅広い役割を持っています。
当記事では、そんなビジネスシーンに合わせられるクロノグラフモデルを5本ご紹介いたします。スポーティな印象のあるクロノグラフモデルでありながら、ビジネスシーンにも当てはまるそのデザイン性に注目してご覧ください。
クロノグラフ腕時計はビジネスシーンで使えるのか
ストップウォッチ機能であるクロノグラフは、もともとプロのモーターレースなどで使用されていたスポーティな機能です。
そのため、実用性を重視したプロフェッショナルモデルやカジュアルモデルに広く採用される機能となっていますが、その搭載モデルにはビジネスシーンで着用できるものも多く存在しています。
ビジネスにおいて、時間管理は非常に重要な要素です。現代社会ではスマートフォン等の普及によって時間管理は腕時計無しでも簡単に行えますが、コンマ1秒まで計測できるクロノグラフモデルは、その人の時間に対する真摯な姿勢を象徴するアイテムとなるでしょう。
ビジネスに向けたクロノグラフ腕時計の選び方
いくらクロノグラフモデルがビジネスシーンで使えると言っても、あまりに派手だったり、存在感が大きかったりするモデルはTPOに反してしまいます。また、機能や長く使えることも重要であるため、モデル選びの際は以下のポイントに注意すべきでしょう。
- デザイン: シンプルで洗練されたデザインがおすすめとなります。派手すぎるカラーリングは避け、ブラックやシルバーなどのダイアルを選ぶべきでしょう。
- 機能性: クロノグラフ機能はもちろん、日付表示機能やGMT機能を搭載していればなお良しです。クォーツモデルであればソーラー発電機能やアラームなどがあれば便利でしょう。
- 信頼性: 素材や精度、保証など、高品質かつサービスが充実したブランドの腕時計を選ぶべきでしょう。
スーツに合わせられるおすすめクロノグラフ腕時計5選
クロノグラフ腕時計は数多くのブランドから選ぶことができますが、当記事では以下の4ブランドからビジネスに合わせられるクロノグラフモデルをピックアップいたしました。もちろんこのほかにもおすすめのモデルは登場していますので、ぜひモデル選びの参考にしてみて下さい。
- オメガ
- グランドセイコー
- ノルケイン
- シチズン
【おすすめクロノグラフ腕時計】
ムーンウォッチの伝統を受け継ぐオメガ「310.30.42.50.01.001」
NASAの正式装備品に選ばれた輝かしい歴史を持つ「スピードマスタープロフェッショナル」。
実際に月に向かったその第4世代機のデザインを踏襲したのが、この「310.30.42.50.01.001」です。
当機は手巻きムーブメント「Cal.3861」を搭載したクラシカルテイストが特徴的なクロノグラフモデルですが、マスタークロノメーター認定を取得したことで、その卓越した信頼性を証明されています。
特に耐磁性に関しては15,000ガウスを超えるものとなっており、日常生活で受ける磁力をほぼシャットアウトすることで正しい1秒を刻み続けます。
その視認性と実用性を重視したデザイン性はNASAの正式装備品であったことを象徴するものであり、ロマンと信頼性を重視した本作はビジネスシーンにおいても幅広い活躍の場があるでしょう。
【おすすめクロノグラフ腕時計】
ゼンマイ式クロノグラフの最高峰「SBGC203」
グランドセイコーの独自機構である「スプリングドライブムーブメント」を搭載した、クロノグラフGMTモデルです。
機械式とクォーツ式のいいところ取りをしたようなこのムーブメントは、平均月差±15秒という高い精度を誇っており、ゼンマイ駆動としては最高峰のクロノグラフ機能を実現しています。
加えて、その操作性も優れており、絶妙なクリック感をもつクロノグラフボタンは正確無比なストップ&スタートを行います。約72時間のロングパワーリザーブも魅力となるでしょう。
43.5mm径のケースに大きなリューズとボタンを備えているため、ビジネスウォッチとしては存在感が大き過ぎるようにも感じますが、センス良くまとめられたブラックダイアルは手元に洗練された雰囲気を演出してくれるでしょう。
なお、本作のカラバリモデルである、SBGC201もビジネスにおすすめなクロノグラフモデルとなっています。こちらは上品なシャンパンゴールドダイアルを採用しており、青と赤のアクセントがささやかな個性を演出しています。
このスプリングドライブクロノグラフGMTを搭載したモデルにはその他のカラーリングやスポーティデザインも用意されているため、選ぶ楽しみのあるシリーズと言えるでしょう。
【おすすめクロノグラフ腕時計】
60年代の洗練されたテイストを持つ「フリーダム60クロノ」
1960年代のスイス時計のヴィンテージテイストを漂わせる、正統派デザインが魅力的な「N2201S22C/A221」。
ドーム型サファイアクリスタルやオールドデザインの針といった、古き良きスイス時計のデザイン性を現代の技術で再現しています。
40mmのケースには、ロイヤルブルーの文字盤を採用しており、ステンレスケースとサファイアクリスタルのコンビネーションが上質な印象です。
クラシックなデザインでシンプルなフォルムは、スーツに合わせても違和感がありません。
【シチズン|アテッサ アクトライン】力強く軽快な「CC4055-65E」
「CC4055-65E」は、シチズン独自の硬化処理技術である、デュラテクトDLCを施したスーパーチタニウムのケースとブレスレットが特徴のひとつ。
わずか111gと仕事中も気にならない軽さを実現したモデルです。
オールブラックのCC4055-65Eは質感や色味が異なる素材を組み合わせることで、のっぺりとせず、スタイリッシュな印象に。
光沢のあるブラックのサファイアベゼルは美しいだけでなく、高い硬度を誇っています。
また、世界最速の時刻修正を可能にしたサテライトウェーブGPS機能や、磁気や衝撃から時計を守るパーフェックスを搭載しており、実用性の高さはトップクラス。
エッジの効いたシャープなディテールはスーツスタイルを引き立てるだけでなく、長期間に渡って高い機能性を提供する相棒になり得るでしょう。
クロノグラフ腕時計のメンテナンス
ビジネスで活躍するクロノグラフ腕時計を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが重要です。定期的にクォーツモデルであれば電池交換、機械式腕時計であればオーバーホールを行い、時計の性能を維持しましょう。また、長時間着用することを鑑ると、ベルトに始まる外装の手入れも非常に重要と言えます。
まとめ
ビジネスシーンには、時間管理とスタイルが重要な要素となってきます。クロノグラフ腕時計は、その両方を満たすアイテムとして、ビジネスマンに最適となるでしょう。適切なデザインや機能を備えた腕時計を選び、ビジネスの成功につなげましょう。この記事を参考に、自分にぴったりのクロノグラフ腕時計を見つけてみてください。