優れた時計製造技術と職人技によって、唯一無二のコレクションを輩出する国産時計ブランドMINASE(ミナセ)。
その代表的シリーズである「HiZ」はケースやダイアル、ムーブメントの見せ方を再構築した独創的なフォルムが特徴です。
その名前は抜きん出たものを評価する「秀(ひ)ず」という言葉が由来となっており、優れたものづくりを「日出(ひいづ)る国」から世界に向けて発信する願いも込められています。
この記事では、そんなHiZシリーズのアイコニックな存在であるディヴァイドのブルーダイアルモデル「VM14-M01NBL-SSB」をご紹介いたします。
【ミナセ ディヴァイド VM14-M01NBL-SSB】日本の美意識を牽引する魅力
ディヴァイドとは「分割、分ける」という意味であり、分割構造のケースを持つこのコレクションを体現する名前となっています。
その一方で、ダイアルは多角体のように見せることで表情が変わるようになっており、複数の重なりを腕時計全体で楽しめる腕時計と言えるでしょう。
その魅力をピックアップすると以下の通り。
- 継続的なアフターメンテナンスが可能な「MORE構造」
- 上下に分かれたラグとケースの独特な構造
- 日本の美を彷彿させるカラーとデザイン
- 日常に寄り添う機能性
これらの特徴をデザインと機能面からみていきましょう。
【ミナセ ディヴァイド VM14-M01NBL-SSB】日本の繊細な意匠性を感じるデザイン
VM14-M01NBL-SSBのデザインは、大胆さと繊細さを兼ね備えた点が特徴です。
上下に分かれたラグとケースの独創的な構造
ディヴァイドはケース上下、4つのラグを分割構造したデザインが特徴です。
ケースとラグに上下のパーツを組み合わせることで中央のくぼみを引き立たせ、一層フェイスの多面体が強調されるデザインに仕上がっています。
類を見ない構造により立体感とシャープなエッジを生み出し、造形美を感じられる大胆なデザインがディヴァイドを象徴する構造なのです。
日本美を感じられるブルーダイアル
文字盤には、柔らかく光を反射する伝統的なテクスチャーである、雪平模様が施されています。
同じ光でも光の量や入り方によって輝き方が異なるため、見るたびにダイアルの表情が変わる点が魅力です。
また、日本の風景の美しさや自然美を感じられるカラーにも注目です。
特にVM14-M01NBL-SSBのブルーの色合いは、まるで川の煌めきや深海を彷彿させるような深いグラデーションを演出し、他のカラーリングと比べてひときわ艶やかな陰影を生み出しています。
また、暗所ではジャパンブルーである藍色を思わせる色合いを放ち、国産腕時計ならではの美しさを見ることができるでしょう。
【ミナセ ディヴァイド VM14-M01NBL-SSB】サイズ感
VM14-M01NBL-SSBの大きさは、ケース径40.6mm、厚さ11mmです。
標準的なケース径に薄型のフォルムを備えているので、日本人男性の手首に馴染みやすいサイズ感だといえるでしょう。
ダイアルの視認性も高く、ブルーの文字盤がオンオフ問わず付けやすいため便利に着用できるモデルといえます。
【ミナセ ディヴァイド VM14-M01NBL-SSB】日常に寄り添った機能面
「100年後も語り続けることのできる時計を作る」というミナセの目標通り、VM14-M01NBL-SSBは汎用性の高いスペックを備えています。
継続的なメンテナンスが可能「MORE構造」
VM14-M01NBL-SSBは、継続的なアフターメンテナンスが可能である「MORE構造」をブレスレットに搭載しています。
MORE構造は日本の伝統工芸である組木細工からヒントを得た構造です。
ブレスレットを非常に細かい部品にまで完全に分解できるため、キズついた箇所だけを修正、交換が可能。
創業当時から腕時計の外装の製造を手掛けてきたミナセだからできる、優れた職人の精密な加工・組立技術の賜物と言えるでしょう。
VM14-M01NBL-SSBは、手にした方へのメンテナンスの負担を減らし、末永く使える配慮が実用性として反映された時計なのです。
メカ好きにはたまらないシースルーバック
裏ぶたにはシースルバックを採用しており、機械式ムーブメントのバックビューと時間を刻む鼓動を楽しむことができます。中でも、ミナセのモデルで注目したいのはローター部です。
ブランドを象徴する切削道具である「段付きドリル」をモチーフにローターがくり抜かれており、ここでもミナセならではの魅力を見ることができるのです。
日常で汎用性のある機能性
VM14-M01NBL-SSBは日付表示機能を搭載しており、少しの水濡れなら耐えられる5気圧の日常生活防水を備えています。
日常に寄り添う最低限の機能を備えているので、どんなシーンでも気兼ねなく着用できます。
ミナセ ディヴァイド VM14-M01NBL-SSBを動画で確認する
【ミナセ ディヴァイド VM14-M01NBL-SSB】メリット・デメリット
VM14-M01NBL-SSBのメリットは以下3点です。
- アフターフォローやメンテナンスが充実
- ビジネス、カジュアルシーンなど幅広く活用
- 文字盤のカラーバリエーション
ミナセは秋田県の皆瀬に工場を持つ国産ブランド時計メーカーです。
そのため、万が一不具合がある場合は直接問い合わせられるので安心して着用できます。
また、独創的な構造でありながら日常使いができる点もメリットだといえるでしょう。
いつものワードローブに個性のエッセンスを加えたい方にはおすすめの1本です。
一方、VM14-M01NBL-SSBには以下のようなデメリットが存在しています。
- クロノグラフなど特殊機能は持ち合わせていない
- 激しいスポースの場合は使いにくい
VM14-M01NBL-SSBは日常生活では問題なく使える機能が搭載されていますが、スポーツシーンなどでの使用には向いていません。
しかし、アクティビティの少ないビジネス・カジュアルシーンであれば無類の存在感を見せてくれるでしょう。
まとめ
VM14-M01NBL-SSBは、独創的な上下のケースと4つのラグから成る立体感やでシャープさが魅力であり、自然美を連想させる柔らかい光を放つブルーダイアルを兼ね備えています。
このミナセ独自の構造は、数多の腕時計の外装を手掛けてきたミナセだけのデザインといっても過言ではありません。
個性的な構造でありながら日常使いが可能な逸品であるため、初めての腕時計にもおすすめです。
日本の美しさや職人技を感じられる独創的なデザインのディヴァイドのブルーダイアルモデル。
ぜひ一本お手に取ってみてはいかがでしょうか。
ミナセ DIVIDO
VM14-M01NBL-SSBの値段・スペック
詳細
仕様 | 自動巻式 KT7002(ETA2892ベース) デイト表示 |
---|---|
防水性 | 日常生活防水 5気圧 |
ガラス | サファイアガラス |
ストラップ素材 | ステンレスブレスレット(MORE構造) |
ケース素材 | 縦40.6×横40.6×総厚11mm(ガラス含む) |
総重量 | 約134g(ステンレスブレスレット) |