キングセイコーは、セイコーのフラグシップコレクションのひとつ。グランドセイコーと並び立つ最高峰モデルとして1961年に誕生し、2022年の復刻を経て現在の主力ラインナップのひとつとなりました。
当記事では復刻したキングセイコーの魅力を詳しく解説し、その多彩なラインナップの中から様々なシーンに合わせられるおすすめモデルをご紹介します。機械式モデルのエントリーとしても一度ご確認ください。
キングセイコーとは？
キングセイコーは、日本の時計メーカー「セイコー」によって1961〜70年の間に製造されていたコレクションです。亀戸の第二精工舎で誕生し、当時のセイコーの最上位モデルであるグランドセイコーと並び立つ高級ラインとして展開されました。
そんなキングセイコーの当時のアイデンティティは、「手の届く高級腕時計」です。質実な価格と優れた機能性によって、高い人気を博したモデルとなっていました。
そして、キングセイコーは1975年に一度廃盤となりましたが、2022年に満を持して復活。「手の届く高級腕時計」という持ち味はそのままに、時計初心者から愛好家までが親しめるモデルとして、現在多くのコレクションが展開されています。
復活を果たしたキングセイコーの魅力
現代のキングセイコーは、復活を経てさまざまな魅力を獲得しています。名機の復刻デザインに加えて、豊富なバリエーション、当時からそのまま引き継がれた質実な価格帯はその代表的なものでしょう。
ここではその魅力について解説します。
ブランド復活のカギとなった「KSK」
キングセイコーは、1961年に誕生してから1975年に廃盤となるまで、常に進化を続けてきました。そして現在では、初代モデルから続く伝統を受け継ぎつつ、現代技術を取り入れたデザインによって、時代を超えて愛される存在となっています。
ブランド復活にあたり、開発の土台として採用したのは「KSK」と呼ばれる2代目キングセイコーです。こちらのモデルは、無駄のないダイヤルレイアウトやエッジを際立たせたシャープなケース、ボックス型の風防など、キングセイコーデザインのオリジナリティを確立したマイルストーンとなっています。
鏡面仕上げとヘアライン仕上げによる優れたデザイン
「KSK」を土台としたデザインが特徴的なキングセイコー。そのケースには多面カットが施され、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせることで、シャープな質感を表現。また複数の面にカットが施されたインデックスも魅力であり、どの角度から見ても美しい輝きを放ちます。
特に12時位置のインデックスはライターカットと呼ばれる刻みが入れられており、キラリと光るその様子はキングセイコーのアイデンティティを生み出しています。
さらにケース裏にはキングセイコーの「盾」をモチーフとしたブランドマークが。当時のアイコニックな象徴を継承しつつ、モダンなデザインを実現しているといえるでしょう。
現代のキングセイコーは、復刻にあたり手巻き式から自動巻に変更されました。その他にも、ロングパワーリザーブや日付表示機能の搭載、夜光の採用、インターチェンジャブルシステムの搭載など、現代基準の仕様を多く備えています。
一方で、機能性を高めつつも、当初のスリムなスタイルをそのまま継承している点は、大きく評価できるポイントとなるでしょう。
多列ブレスレットと豊富なレザーストラップ
キングセイコーは、60年代のモデルをオマージュした多列ブレスレットを新たに開発しました。鏡面仕上げとヘアライン加工が施された多面構成は、快適な装着感とダイナミックな光の躍動を生み出します。
また、多岐にわたるカラーのレザーストラップが用意されており、ストラップ交換も可能となっています。豊富な組み合わせを実行することで、あなただけのスタイリングを楽しめるでしょう。
キングセイコーのストラップ交換については以下のページもご確認ください。
シーン別に解説！キングセイコーのおすすめ腕時計をご紹介！
キングセイコーではさまざまなカラーバリエーションが登場しており、そのミニマルなデザイン性から、あらゆるシーンに合わせられるコレクションとなっています。ここでは、シーンごとにおすすめしたいキングセイコーについてご紹介します。
ビジネスシーンにおすすめの腕時計1：『SDKS001』
シルバートーンに統一された『SDKS001』は、洗練され抜いたデザインが魅力の一本です。その無駄の無さは、ビジネスシーンにおいてバッチリと当てはまるモデルとなってくれるでしょう。
また、ワントーンカラーながら、仕上げの使い分けや質感の違いによってギャップを生み出し、視認性を確保している点も魅力の一つ。機械式腕時計を一本は持っておきたい方におすすめしたいモデルとなっています。
ビジネスシーンにおすすめの腕時計2：『SDKA007』
『SDKA007』は、キングセイコーの最高峰モデルのひとつ。高級感のある太い針を採用するなど、完成度の高さを追求した一本です。
ダイアルは多くのデザイン要素をKSKから引き継いでいますが、ブラックというカラーリングは、オリジナルにはなかった要素です。磨き上げられたベゼル、ボックス型の風防によって、クラシカルテイストが存分に引き出されており、フォーマルなビジネスシーンにも当てはまるモデルとなっています。
また、新型ムーブメントの搭載によって、薄型化が追求されている点も魅力のひとつ。現代に復刻したキングセイコーの醍醐味を実感できるでしょう。
カジュアルシーンにおすすめの腕時計1：『SDKS025』
『SDKS025』は、アースカラーのグリーンダイアルが印象的な腕時計です。ユニークなカラーリングはカジュアルシーンで個性を引き立て、様々なスタイルに自然と溶け込みます。
また針に施されたベージュカラーのルミブライトとの色合いも絶妙であり、時計のデザインにヴィンテージテイストを添えています。夜間でも時間の確認が容易であり、実用性と視認性を両立しています。
また本作は、工具無しでストラップの交換が可能となっており、その日の気分に合わせて別売りのレザーストラップに付け替えることができます。
カジュアルシーンにおすすめの腕時計2：『SDKS009』
『SDKS009』は、渋みのあるワインレッドのダイアルが魅力の腕時計です。キングセイコーのタイムレスなスタイルと目を引くレッドの組み合わせがギャップを生み、それぞれの個性を際立たせています。ダイアル表面にはサンレイ仕上げが施されており、光を反射してエネルギッシュな印象を演出。腕元に華やかさを加えてくれるでしょう。
カジュアルシーンで個性とスタイルを際立たせる本作ですが、廃盤となった現在でも、いまだに注目の一本となっています。お探しの際はお早めのご連絡をお待ちしております。
シーンを選ばず着用できる腕時計1：『SDKS015』
『SDKS015』は、落ち着きのあるホーンホワイトカラーのダイアルが特徴の腕時計です。布地のような縦横のランダムストライプが施されており、おしゃれで洗練された印象を与え、シンプルでありながらもエレガントな雰囲気を醸し出しています。
どこかヴィンテージテイストも感じさせる本作は、ビジネスはもちろん、カジュアルでも着用者の個性を引き出します。また、ストラップの付け替えによって、さらなる個性の演出に役立つでしょう。
シーンを選ばず着用できる腕時計2：『SDKS023』
『SDKS023』は、アースカラーのブルーダイアルが特徴の腕時計です。ステンレスケースとブルーダイアルの王道的な組み合わせは、どのようなシーンにもマッチする汎用性があります。また、ヴィンテージモデルのような魅力も備えており、あらゆるシーンで大きな活躍が期待できます。
なお、こちらのモデルも工具無しでストラップへの交換が可能です。シック、カジュアルとさまざまなスタイリングが楽しめるでしょう。
シーンに合わせてキングセイコーの腕時計を着用しよう！
キングセイコーの腕時計は、高い品質の復刻デザインと多くの魅力によって、高い評価を獲得しています。シーンに合わせた適切な腕時計選びは、あなたのスタイルと印象を大きく高めてくれるでしょう。
ビジネスシーンでは、洗練されたデザインと信頼性の高い『SDKS001』や『SDKA007』が、誠実さとプロフェッショナリズムを演出します。一方、カジュアルシーンでは、おしゃれで個性的な『SDKS025』や『SDKS009』が活躍するはずです。
さらにどのようなシーンにも対応できる『SDKS015』や『SDKS023』は、柔軟性と機能性を兼ね備えたコレクションと言えるでしょう。
シーンに合わせてキングセイコーの腕時計を選び、さまざまなスタイリングを楽しんでみてください。
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