2022年、セイコーから、1965年に発売された2代目キングセイコー『KSK』をデザインベースとした復刻モデルが登場。
同時にレギュラーシリーズとしてキングセイコーが復活した記念すべき年となりました。
今回は、そんなキングセイコーの復刻モデルから、シルバートーンで統一された「SDKS001」をご紹介いたします。
バリエーションモデルも続々登場しておりますので、ぜひ最後までご一読くださいませ。
【キングセイコー SDKS001】の魅力
今回の登場したラインナップの中でも、最もシンプルな定番モデルになるのが本モデル。
その魅力をご紹介していきます。
- キングセイコーらしさが際立つシルバートーンのカラーリング
- 復活した喜びをダイレクトに感じられるデザインの潔さ
- 37mmのコンパクトなサイズ感
- シンプルながら申し分のない機能性
【キングセイコー SDKS001】の特徴的なデザイン
まずは、キングセイコーSDKS001のデザインについて見ていきましょう。
シルバートーンで魅せるシンプルで美しい定番モデル
ケース、ブレスレットのシルバーと溶け込むように、サンレイ仕上げの文字盤・インデックス・針までもがシルバートーンで統一されたデザイン。
キングセイコーという名に相応しい、気高く神々しくも感じる佇まいに仕上がっています。
ケースとブレスレットには、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせ、コントラストが映える表面に。
シャープで立体感のある美しさを表現しています。
シンプルなデザインに加えカラーもワントーン、それでいて見事な完成度と存在感を出せるのは、キングセイコーが確立したデザインと技術があってこそです。
2代目キングセイコー『KSK』を継承するデザイン
デザインは1965年のキングセイコー『KSK』とほとんど同じではありますが、細かな部分は当然現代版としてアップデートされています。
風防においては、アクリルガラスからサファイアクリスタルへと変わり、KSKから採り入れられた斜めからでも反射で見づらくならないボックス型のサファイアガラス風防を採用。
時分針は、フラットから山折りでよりシャープになりました。
シンプルなバーインデックスの整然とした様は、上品で紳士な印象を与えます。
12時の位置にのみ施されるライターカットされたバーも、2代目KSKから受け継いだものです。
すべてにおいて潔さを感じられる過不足ないデザインが何よりの魅力といえます。
【キングセイコー SDKS001】のコンパクトなサイズ感
キングセイコーの特徴としてもう一つ特筆すべき点は、このサイズです。
37mmとメンズウォッチでは小さなサイズであり、日本人の腕にもジャストサイズでフィットします。
そのフィット感をさらに向上させるのは、7連のコマで構成されるジュビリーブレスレットです。
このデザインもかつてのキングセイコーから新たに開発し、さらなる快適な装着感を実現しました。
また、シンプルな文字盤デザインによってスッキリとした視認性も確保。
コンパクトゆえの不自由さなどは一切ないのです。
【キングセイコー SDKS001】の機能性
本モデルには10気圧防水が備わっており、洗顔や水仕事をする分には問題ありません。
雨で濡れても、濡れた状態で操作したりパーツに問題があったりしなければ、時計の内部に水が入ることはありません。
パワーリザーブも最大巻き上げ時で約70時間と、日常使いに十分なスペックです。
グランドセイコーSDKS001を動画で確認する
【キングセイコー SDKS001】のメリット・デメリット
ここからは、キングセイコーSDKS001のメリットとデメリットについてお話していきます。
メリット|ダイアルのシンプルさと挑戦しやすい価格
過度にギラギラとしない美しいサンレイ仕上げのダイアルとシルバーカラーで、男性のゴツい手元にも清潔感や品性がプラスされると感じます。
コマの多いブレスレットは多少ギラつくことはありますが、時計本体のスッキリとした美しさと合わさりいい塩梅で男性らしく紳士にも演出してくれるでしょう。
また、裏ぶたにはかつてのブランドロゴをそのまま再現した刻印が施されています。これも古くからのキングセイコーファンにはたまらない仕様ではないでしょうか。
価格も比較的リーズナブルであるため、セカンドウォッチやエントリーモデルとしての需要も高いモデルとなっています。
メリット2:色違いモデルが豊富
SDKSシリーズは豊富なカラーバリエーションが登場しており、多くの需要に応えられるようになっています。各色についてもレビューしておりますので、ぜひお好きなカラーを選んでみてください。
デメリット:シンプルすぎるがゆえに物足りない
キングセイコーのよさは、研ぎ澄まされたそのシンプルなデザイン性。
しかし、シンプルすぎるがゆえに物足りなく、飽きてしまう場合もあるでしょう。
時計にこだわりがある方こそ、やっぱり何か他人と違う個性が欲しいといった欲求が湧いてくるものです。
それほど強いこだわりもないけれど上質な時計、年代関係なく着けられるデザインを求めている方に適したモデルなのかもしれません。
新作キングセイコーも続々展開中!
2022年に復活したキングセイコーですが、現在に至るまで非常に多くのバリエーション展開が行われています。機能性、デザイン性の違いなど、さまざまな需要に応えられるようになっているため、セイコーのニュースタンダードモデルとしてぜひ選択肢に加えてください。
デイトモデル
カレンダー機能が付いた39mm径モデルです。KSKに準拠したシンプルなノンデイトモデルに比べて、より現代的な仕様になったと言えます。また、ノンデイトモデルから2mmサイズアップされており、スタンダードなサイズ感でより多くの需要に応えられるようになりました。
約3日間のパワーリザーブに加えて、ブルー、グリーンのバリエーションも用意されているため、ビジネスからカジュアルまでシーンを選ばず活躍するモデルとなるでしょう。
「KSK」を忠実に復刻した上位コレクション
1965年に登場した2代目キングセイコー「KSK」を忠実に復刻したシリーズです。シャープでエッジの効いたフォルムに、視認性を重視した立体的な針とインデックス、ボックスタイプのガラスなど、KSKで確立された「キングセイコースタイル」が忠実に再現されています。
その一方で、防水性の実装や薄型化など、機能面ではアップグレードが施されており、日常使いにふさわしいモデルと言えます。カラーリングはホワイトとブラックの2種が登場済みで、特にブラックはオリジナルモデルにない新カラーです。
以下のリンクで詳しく解説しておりますので、往年のファンも唸らせる仕上がりをぜひご確認くださいませ。
現代的な機能性を備えた70’sカラーモデル
夜光が塗布された針、簡易着脱レバー付きのブレスレットなど、実用性に対するより現代的なアプローチが施されたコレクションです。38.3mm径の比較的コンパクトなサイズのモデルであり、ベルト交換を使い分ければ多くのシーン、コーディネートに合わせることができます。
カラーリングは、1970年代を彷彿とさせるシックな3カラーが展開済み。縦方向の筋目加工が施されており、経年を感じさせる風合いも備えています。
伝統的な「美」を宿した限定モデル
2023年に発表された限定本数モデルです。古くから愛用されていた「菊の紋様」がモチーフとなっており、日本の伝統とキングセイコーの伝統とが融合した、美しい仕上がりを見せるモデルとなっています。
たった600本の限定モデルであるため、お早めのご予約をお待ちしております。詳しくは以下のページもご覧くださいませ。
まとめ
レギュラーモデルとなったキングセイコーの記念すべき復刻モデル、SDKS001をご紹介しました。
その中でも定番といえる本モデルは、あらゆるシーンで活躍し、多くの瞬間を共にする大切なアイテムとなるはず。
同じくシルバーダイアルを搭載したキングセイコーで、文字盤がサンレイ仕上げではなく縦の筋目が入ったモデルもあるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
セイコー キングセイコー
SDKS001の値段・スペック
詳細
キャリバーNo | 6R31 |
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駆動方式 | メカニカル 自動巻(手巻つき) |
精度 | 日差+25秒~-15秒 |
駆動期間 | 最大巻上時約70時間持続 |
石数 | 24石 |
機能 | 秒針停止機能 |
ケース材質 | ステンレス |
ムーブメント | 厚さ:12.1mm 横:37.0mm 縦:43.6mm |
ガラス材質 | ボックス型サファイア |
ガラスコーティング | 内面無反射コーティング |
中留 | ワンプッシュ両開き方式 |
腕周り長さ(最長) | 197.0mm |
バンド幅 | 19mm |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
耐磁 | あり |
重さ | 129.0g |
その他特徴 | スクリューバック スクリュー裏ぶた |