セイコー100周年記念特集|100年の時を超えたセイコーの歴史と記念モデルを徹底解説! - 高級時計 正規販売店 ハラダHQオンラインショップ

セイコー100周年記念特集|100年の時を超えたセイコーの歴史と記念モデルを徹底解説!

2024年、セイコーは100周年の記念すべき日を迎えました。長きにわたる時計製造の歴史を持つセイコーは、精密な技術とデザイン性で世界中の時計愛好家から高い人気を得ています。

今回の特集では、セイコーの歩んできた歴史を振り返り、100周年を記念して発表された限定モデル3種を解説します。セイコーの伝統と革新が融合したこれらのモデルは、まさに時を超えて輝き続ける名品です。

セイコーの時計がどのようにして世界的な名声を築き上げてきたのか、その秘密に迫りましょう。

100年の歩み|セイコーの歴史を振り返る

セイコーの歴史は、1881年に服部金太郎が東京・銀座に「服部時計店」を創業したことから始まります。当時、時計の修理と販売を行っていた小さな店は、日本の近代化と共に成長していきました。

1913年、セイコーは日本初の腕時計「ローレル」を発表しました。ローレルは、当時としては画期的な製品であり、国産腕時計の誕生を象徴するものでした。この腕時計は、わずか30mmの小さなムーブメントを搭載し、白いエナメルダイアルに黒いアラビア数字を配したデザインが特徴です。ローレルの成功により、セイコーは腕時計市場での確固たる地位を築きました。

そして、1924年、初めてセイコーの名を冠した腕時計を発売し、

次に登場したのが、1950年代に発表された「マーベル」です。マーベルは、セイコーが初めて完全自社製造したムーブメントを搭載したモデルであり、高い精度と耐久性を誇りました。

セイコーは更なる技術革新を追求し、1960年代に入ると世界中でも知名度の高い「グランドセイコー」シリーズを発表。高精度とエレガントなデザインを実現し、グランドセイコーはスイス製の高級時計と肩を並べる存在となり、セイコーの名声を一層高めました。

世界に衝撃を与えたクォーツ技術

1969年、セイコーは世界初のクォーツ腕時計「アストロン」を発表しました。この出来事は、時計業界に大きな革命をもたらしました。

それまでの機械式時計は、バネや歯車の精密な動きで時間を計っていましたが、クォーツ時計は、水晶振動子の安定した振動を利用して時間を計測します。この技術により、機械式時計に比べて格段に高い精度を実現しました。

加えてクォーツ時計は部品の数が少なく、製造コストが低いため、大量生産が可能に。この点も大きな利点であり、クォーツ時計の普及を促進しました。

1970年代には他の時計メーカーも次々とクォーツ技術を採用し、世界中でクォーツ時計の需要が急増しました。この「クォーツ革命」は、機械式時計の市場を一変させ、多くの時計メーカーが経営危機に直面する事態となります。

そしてセイコーは、クォーツ業界のリーダーとして市場をリードし続けました。クォーツ技術の進化とともに、セイコーはさまざまなモデルを発表し、高精度かつ多機能な時計を提供し続けました。

セイコー100周年記念限定|選ばれし3本の傑作時をご紹介

100周年を記念して、セイコーは特別な限定モデルを発表しました。これらの時計は、セイコーの伝統と革新が見事に融合した、記念すべきコレクションと言えるでしょう。

セピアテイストのダイバーズ『SBDC199』

セイコー プロスペックス SBDC199の文字盤

『SBDC199』は、セイコーのプロフェッショナル向けブランド「プロスペックス」のダイバースキューバコレクションより登場しました。信頼性と耐久性を兼ね備えた実用的なダイバーズウォッチであり、都会の輝きをモチーフとしたデザインがとられています。

『SBDC199』のデザイン性

SBDC199

『SBDC199』は、歴史を感じさせるセピアテイストのデザインが特徴です。チャコールグレーカラーにゴールドを組み合わせたこの時計は、ノスタルジックな印象を与え、ヴィンテージ感さえも漂わせています。機能的なツールとしてだけでなく、スタイルの一部としても楽しめるでしょう。

また針やインデックスはダイバーズウォッチらしく太めに設計されており、どのような環境でも一目で時間を確認できます。さらに針やインデックスにはルミブライトが塗布されており、暗い海の中でも問題なく時間を確認できるでしょう。この機能はプロのダイバーにとって非常に重要であり、安全性を高める要素です。

『SBDC199』の機能性

『SBDC199』は、優れた機能性を備えたプロフェッショナル向けのダイバーズウォッチです。圧倒的な300mの空気潜水用防水性能を持ち、プロのダイバーでも安心して使用できる設計です。深海でも耐えうる防水性能は、ダイバーズウォッチとしての基本性能を超える高い信頼性を提供します。

また『SBDC199』には、セイコーのメカニカルムーブメント「6R55」が採用されています。約72時間の長時間パワーリザーブを搭載しており、毎日着用していなくとも駆動し続けてくれるでしょう。

直径40mm厚さ13mmのサイズ感ですが、ケース造形の工夫によって、コンパクトに感じる点も魅力となるでしょう。

【完売しました】服部金太郎モデル『SBXC156』

次世代のリーダーに向けた「ネクスター」から登場した『SBXC156』は、人気の高い服部金太郎モデルの新作です。黒と金を併せ持つスタイリッシュな外観と高度な機能が融合し、タイムレスなエレガントスタイルを確立しています。

『SBXC156』のデザイン性

SBXC156

『SBXC156』は、全体にブラックカラーが採用され、洗練された雰囲気を醸し出しています。ブラックはフォーマルでもカジュアルでも引き締まった印象を与えますが、一部のゴールドカラーパーツが程よいアクセントとなり、スタイリッシュなコントラストを楽しめます。衛星から見た夜の地球の情景に着想を得たこのカラーリングは、手元に強い存在感を演出してくれるはずです。

またゴールドで縁取りされたブラックのベゼルも特徴的。いくつもの面が連なるデザインで、精悍かつ高級感のある表情を際立たせています。これまでの金太郎モデルと同様に、完売が予想される完成度の高いモデルです。

『SBXC156』の機能性

『SBXC156』は、美しいデザインだけでなく、優れた機能性でも際立っています。ソーラーGPS衛星電波修正機能により、地球上のどこにいても正確な時刻を保つことができ、電池交換の心配もほとんどありません。

また、うるう年まで正確に計算するパーペチュアルカレンダー機能や二国間の時間を同時に表示できるデュアルタイム表示機能、世界中の時間を表示できるワールドタイム機能も備えています。

裏ぶたは服部金太郎モチーフの特別デザインとなっています。

【完売しました】スピードタイマー『SBEC023』

100周年記念モデルとして、スピードタイマーからも特別モデル『SBEC023』が登場しています。1970年代のモデルからインスパイアされたデザインと、現代の機能性が見事に融合したクロノグラフであり、漂うモダンクラシックテイストに心惹かれるモデルです。

デザインは視認性、機能性に重点が置かれており、その無駄のなさも魅力のひとつ。数々の大会公式タイムキーパーを務めてきたセイコーの威信を感じられる仕上がりです。

なお、本作は数量限定モデルですでに売り切れとなっていますが、色違いのSBEC021はレギュラーモデルとして販売されています。もちろん、こちらも魅力的なコレクションです。

sbec021

セイコー100周年記念モデルを着用して、長きにわたる歴史を肌で感じよう!

セイコーは長きにわたり、技術力とデザイン性を洗練させてきました。その結果、100年にも続く世界的な企業へと発展しています。

今回ご紹介したモデルは、創業100周年を迎えた特別な記念モデルです。セイコーの歴史と革新の結晶であり、過去から現在、そして未来へと続く物語を身に纏えるアイテムとなるでしょう。

この記事の監修

腕時計販売店 HARADA
腕時計販売店 HARADA
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