【OMEGA スピードマスターシリーズ】月旅行への夢を乗せた
ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号
1968年に人類史上初めて、宇宙飛行士を乗せて月を周回したアポロ8号。その偉業を成し遂げてから50年経った2018年、世界的に有名なスイスの高級腕時計ブランドOMEGA(オメガ)から「ダークサイド オブ ザ ムーンアポロ8号」と名付けられた記念モデルが発売されました。
今回は「ダークサイド オブ ザ ムーンアポロ8号」の"月"をテーマにした魅惑的なデザインや機能について詳しくご紹介します。
目次
OMEGAと宇宙を繋いだ「スピードマスター」
「ダークサイド オブ ザ ムーンアポロ8号」は、OMEGAコレクションの中の「スピードマスター」というシリーズモデルです。1957年に発売されてから不動の人気を誇るロングセラー商品で、クロノグラフ機構の搭載を特徴としているシリーズ。
そして1965年には、高い耐久性と機能性からNASA(アメリカ航空宇宙局)の公式時計に採用され、大きなニュースになりました。そこからOMEGAの腕時計と宇宙探索の、深い関係性が生まれたのです。
月面を巧みに表現したムーブメント
ブラック(宇宙)を基調に、鮮やかなイエロー(月)を配置し、ダイアルはスケルトン仕様で内部の動きが鑑賞できます。そして注目したいのは、レーザー加工によりムーブメントに施されたレリーフ。この表面は「地球から見た月面」を巧みに表現しています。全体的に黒く見えますが、地球から見えるような色合いに近づけるため明るく仕上げており、本物へのこだわりも伺えます。
そして裏側は、アポロ8号に乗った宇宙飛行士たちだけが目にした月の裏側「ダークサイド」を表現。表側のブラックと比べるとその差がわかることでしょう。スケルトンケースバックを採用し、私たちにも惜しみなく「ダークサイド」を眺めさせてくれます。これは、自動巻式では下半分がローターで隠れてしまうため、手巻式のキャリバーを搭載しているからこその醍醐味です。
ムーブメントにこのような加工を施したのはダークサイド オブ ザ ムーンアポロ8号が初めてであり、このデザインが最大の特徴と言えるでしょう。さらに、ケースバックにはアポロ8号が月の裏側へ入る際に宇宙飛行士ジム・ラヴェルが放った言葉「WE’LL SEE YOU ON THE OTHER SIDE」が刻まれ、ひとつのストーリーに入り込んでしまうような、詩的な演出がされているのも見逃せません。
スピードマスターの象徴クロノグラフ
ダイアルに配置されたクロノグラフの積算計とスモールセコンド、インデックスの外側にあるタキメーターは、スポーティーな多機能時計と印象付けます。クロノグラフとはストップウォッチ機構のことで、経過時間の計測ができる機能です。りゅうずの上下にあるプッシュボタンで、スタート/ストップとリセットができます。
タキメーターとは、クロノグラフの一種で時速や平均速度を計測する機能であり、宇宙飛行でも使われていました。現代ではこれらのクロノグラフを使う場面はあまり多くないかもしれませんが、このメカニカルな見た目に魅了されるため人気があると言われています。
イエローが効いたレザーストラップ
時計本体と同様、ストラップにも工夫を凝らしています。ブラックのレザーの間にイエローのラバーを挟むことで、パンチング加工された穴からイエローが顔を覗かせ、同色のステッチと共に時計本体と一体感のある仕上がりに。手首の周りまでも抜け目なくお洒落にしてくれます。
このストラップの上質な素材とユニークな加工により、唯一無二の魅力を加速させた記念モデルにふさわしいこだわりを持った1本です。
あなたの手元で月旅行を眺めよう
人類が宇宙への探索を続けてきた歴史と、月の"表"と"裏"を閉じ込めた「ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号」についてご紹介しました。アポロ8号のストーリーを1本の時計に刻んだ斬新な時計に、心を掴まれる時計ファンも多いことでしょう。
月とは言わず、あなたの目標も、この腕時計と共に目指してみませんか。
311.92.44.30.01.001 詳細スペック
外装
ケース素材 | ブラックセラミック |
---|---|
ケース直径 | 44.25mm |
クリスタル風防 | 両面に無反射処理を施した、ボックス型強化サファイアガラス |
ムーブメント
ムーブメント | オメガ キャリバー 1869 |
---|---|
駆動方式 | メカニカル 自動巻 |
駆動時間 | 48時間 |
機能
その他 | ・クロノグラフ ・シースルーケースバック ・スモールセコンド ・セラミック製ウォッチ ・タキメーター |
---|