タイトルスピードマスター クロノスコープの白文字盤を俯瞰した画像

【2021年新作 スピードマスター クロノスコープ】
赤のアクセントがおしゃれなスポーツパンダモデル

スピードマスターは1957年に登場してから現在に至るまでその多機能で正確で頑丈な性能とシンプルな美しさから世界中の時計ファンを虜にし続けているまさに腕時計界の至宝です。
そのスピードマスターシリーズから2021年の新作が登場しました。その名は「スピードマスター クロノスコープ」。
長年愛されるスピードマスターの歴史から着想を得てその歴史をダイヤル上に表現したメモリアルなモデルです。

最後までお読みいただければ従来モデルとの違いや磨き上げられた性能の高さをご理解いただけるはずです。

 

 

伝統のシリーズが自らの歴史をオマージュしてアップデート

スピードマスター クロノスコープ黒文字盤のインデックスと針を拡大した様子

誕生より64年以上の歳月を経てクロノグラフの進化の果てに到達したとさえ言われるスピードマスターはその他のウォッチブランドからお手本とされるほど神格化された作品です。

このスピードマスターが分類されるクロノグラフとは時刻をはじめ日付や曜日さらにはより精密な数値が別途の小さなサブダイヤルで表示されます。また状況を把握して目視で計測ができるタキメーターなどのような目盛りが刻まれていることも多く、ダイヤル上はたくさんの計器と目盛りで埋め尽くされているデザインがほとんどです。

今回ご紹介するこのモデルはそんな伝統のスピードマスターシリーズの最新作であり新しい試みを施したオメガの期待作。
これまでにない要素が盛り込まれた一層目を引くモデルを詳しくご紹介していきましょう。

 

 

時間の神(クロノス)を召喚する
魔法陣のような神々しいダイヤル

スピードマスター クロノスコープの白文字盤を拡大した様子

一見して分かるのは従来のスピードマスターより1つ少ない2つのサブダイヤルを備えていてダイヤル中央には幾つもの円が描かれたアイコニックなデザインの目新しさです。
メインダイヤルの白地に黒いサブダイヤルが並列に並んだ愛らしい姿から付けられたこのモデルの愛称は「パンダ」。

これまでのスピードマスターでは描かれない箇所に波紋が同心円状に広がるように配置してあり、この幾重にもなった目盛りと数字がメカ好きの男心をくすぐってくれます。

一段と目を引くアラビア数字の下地やサブダイヤルにはレーザーで彫られたスパイラル状の精細な溝があり、光の加減で質感や高低差を表現しかつ数字を読み取りやすくしました。
このアラビア数字のどっしりとした字体がスピードマスターシリーズに共通するシャープさを程よく中和しているようです。

また赤・白・黒は古来より日本の神事や祭事では欠かせない色であり生と死を想起させる神聖なものです。それゆえに眺めているだけで何か身の引き締まる感じがするのかもしれません。

 

 

時計と計測機器という側面を
精度という共通の価値観がまとめ上げた

スピードマスター クロノスコープのムーブメントの画像

このモデルのムーブメントは従来のスピードマスターによくある自動巻きではなく手巻き式なのが隠れた特徴です。手巻き式時計が好まれる理由はゼンマイを巻いてエネルギーを時計に蓄えるひと手間がむしろ愛着に変わるところだと言われています。

スピードマスター クロノスコープのケースを側面から見た厚みの様子

手巻き式ムーブメントは自動巻きムーブメントにはあるローターが要らないので大きな駆動部分がなくスッキリしていて全体に施された波状のジュネーブ加工が一層大胆に映えていて、その姿をいつでもシースルーケースバックから見ることができます。

精密な計測ができるメーター類の役割を簡単に解説

スピードマスター クロノスコープの白文字盤を俯瞰した様子

・テレメーター
雷光から雷鳴までの時間で雷までの距離を計るなど視覚と聴覚で認識できるものとの距離を計測

・パルスメーター
1分当たりの心拍数を計測

・タキメーター
走行距離をもとに時速を計測

これらは細かい数字が読み取りやすいように目盛りや線、フォント、色、指針の形状などが全体のバランスを崩さないよう最適化されています。

 

 

ラグジュアリーラインは
宝飾ではなく深みのあるエイジングで飾る

スピードマスター クロノスコープの茶色文字盤を拡大した画像

このモデルのラインナップにはラグジュアリーなゴールドモデルが存在します。
それはまばゆいゴールドとは対照的なまろやかで深みのある年代物のコニャックのような琥珀色。この金属はゴールドのほかにブロンズ、シルバー、パラジウムなどを配合し直接肌につけられるブロンズとして耐食性に優れたオメガ独自開発の合金です。

スピードマスター クロノスコープ茶色文字盤のインデックスと針を拡大した様子

その他にもポリッシュ仕上げのブラウンセラミック製ベゼルリングやブラウンのレザーストラップなどセピア色に色褪せたレトロな感じに統一されていて、過去から未来までが連続する時間の経過を意識させる大人の色気が溢れています。

 

 

アレンジの幅が広がった
スピードマスターにはもう死角など存在しない

スピードマスター クロノスコープの白文字盤を腕につけている様子

・スピードマスターが受ける数々の称賛
オメガの代表作であり世界で最も有名なクロノグラフウォッチだが驚くべきはあらゆる過酷な条件下でも高い精度は影響されず耐久性は宇宙時計として実証済みです。

スピードマスター クロノスコープのベゼルを拡大した様子

・目を引くデザイン
大き目の43mmケースに伝統のスピードマスターデザインを踏襲しつつアラビア数字とメーターで飾られたダイヤル、赤の差し色や赤白の針のアクセント、そしてパンダと呼ばれるサブダイヤルが視線を集めます。

スピードマスター クロノスコープのりゅうずを拡大した様子

・2021年の最新作
スピードマスターの最新作にして意欲作といわれるこのモデルは良い意味で今まで継承してきた主要な要素を少し外したことで新たな可能性を発見できました。

こんな方におすすめしたい

スピードマスター クロノスコープのケース全貌の画像

・製品の品質に絶対の信頼があるオメガブランドが好きだ
・人と同じではないスパイスの効いたデザインが欲しい
・オメガの最新モデルをいち早く身につけて試してみたい

 

 

時間はそれぞれの人の解釈で
同時に並列に存在すると気づかせてくれる

伝統を重んじて改良を重ねながらも主要な部分を継承してきたスピードマスターのデザインを今回は自らの歴史にスポットを当ててセルフオマージュしました。
ダイヤルのアラビア数字や多機能メーターの同心円模様などのこのモデルのためのデザインがとても私に刺さりました。これが今後もシリーズの中の固定ラインナップとして定着してもいいのかな?と率直に感じます。

時間軸は人それぞれにあり幾つもの歴史は同時に並行して流れているものだと強く感じさせる素晴らしいデザインの仕上がり。それぞれの時間や価値観をひとつのモノサシで縛らずに認め尊重しあおうとするオメガの姿勢を感じます。
個が強まるこれからの時代に「私は私」という価値観を自信を持って貫くあなたには是非とも身につけていただきたい一本です。

 

 

329.30.43.51.02.002 詳細スペック

329.30.43.51.02.002 OMEGA オメガ スピードマスター クロノスコープ 43MM

1,463,000円(税込)

販売価格 1,463,000円(税込)
購入数
40,600 42,000
24,300 29,300
17,400 18,800
14,600 17,600

外装

ブレスレット ステンレススティール
ケース ステンレススティール
ケース直径 43mm
ダイアルの色 シルバー
クリスタル風防 両面に無反射処理を施した、ボックス型強化サファイアガラス

ムーブメント

ムーブメント キャリバー:オメガ 9908
駆動方式 コラムホイールとコーアクシャル
エスケープメント搭載の手巻き
パワーリザーブ 60時間

機能

防水 5気圧(50メートル/167フィート)
その他 超高耐磁性能ムーブメント
クロノグラフ
クロノメーター
マスター クロノメーター認定
パルスメーター
スモールセコンド
タキメーター
シースルーケースバック
タイムゾーンの機能
テレメーター