グランドセイコーの新作『SLGA027』『SLGA028』『SLGA030』は、ブランドを象徴する「44GS 現代デザイン」を採用し、伝統的な造形美と優れた機能性を備えた金無垢腕時計です。ケースとブレスレットには18Kゴールドを使用し、ホワイト、イエロー、ピンクの3色がそれぞれ異なるラグジュアリーな輝きを放ちます。
加えて内部には、ハイスペックのスプリングドライブムーブメントを搭載。約120時間の長時間駆動を実現しつつ、平均月差±10秒という高精度を実現しています。
本記事では、グランドセイコーのデザイン源流である「44GS 現代デザイン」について解説しつつ、手元にラグジュアリーな輝きを添える新作3モデルについて、詳しくご紹介します。
光と影が織り成す日本の美｜グランドセイコー「44GS 現代デザイン」
グランドセイコーの「44GS 現代デザイン」は、1967年に誕生した名作「44GS」が確立した“グランドセイコースタイル”を、現代に再解釈したデザイン哲学です。
当時の44GSは、歪みのない平面と直線を主体に、稜線で面を結ぶ構造によって光と影が織りなす陰影を描き出し、日本の美意識を体現したモデルとして知られています。その理念を受け継ぎながら、現代的な技術と感性で磨き上げられたのが「44GS 現代デザイン」です。
ケースには、ザラツ研磨による鏡面仕上げとヘアライン加工を巧みに組み合わせ、立体的かつアイコニックな造形を実現。ゆるやかなカーブを描くケースサイドの稜線は腕になじみ、見る角度によって光と影のコントラストが変化します。
さらに多面カットを施したインデックスと針が、美しく輝きながら高い視認性を確保。フラットなダイアルと12時位置の幅広インデックスなど、1967年の44GSで創造された9つのデザイン要素を可能なかぎり忠実に再現しているのです。
「44GS 現代デザイン」は、時代を超えて輝き続けるグランドセイコーの象徴といえます。
新作モデルに共通する魅力
こちらでは、グランドセイコーの新作モデルに共通する魅力について、詳しくご紹介します。
時を超えて受け継がれるクラシカルな造形
今回登場した新作3モデルはいずれも、グランドセイコーのヘリテージコレクションに属しており、「44GS 現代デザイン」を採用しています。1967年に誕生した44GSの造形哲学を受け継ぎつつ、現代の技術で磨き上げたクラシカルなテイストが魅力です。
ケース全体は、ザラツ研磨による歪みのない鏡面仕上げが施され、平面と斜面のつなぎ目のエッジを際立たせることで、硬質かつ端正な印象を与えています。
またベゼル部分にも鏡面仕上げを採用し、存在感のある輝きを実現。視覚的な美しさだけでなく、立体的なフォルムが時計全体に奥行きを生み出しています。
さらにインデックスや時分針には多面カットを施し、光を受ける角度によって繊細なきらめきを放ちつつ、視認性を大きく高めているのです。
クラシックな造形と現代的な精度が共存するデザインは、グランドセイコーの本質を体現するもの。新作3モデルは、時代を超えても色褪せない気品を宿しています。
次世代スプリングドライブキャリバー9RA2搭載
新作3モデルに搭載されているのは、グランドセイコーの技術力を象徴するスプリングドライブキャリバー9RA2です。
スプリングドライブとは、ぜんまいを動力源としながら、水晶振動子によって針の動きを制御する独自の仕組み。機械式の温もりとクオーツの高精度を併せ持ち、秒針が途切れることなく滑らかに進む“スイープ運針”は、時が静かに流れゆく繊細な美しさを感じさせます。
またキャリバー9RA2は、2020年発表の9RA5をベースに、パワーリザーブ表示を裏ぶた側へ移設することで、より端正なデザインを実現した次世代ムーブメントです。
さらに平均月差±10秒という高精度を維持しながら、従来比0.8mmの薄型化を実現しつつ、約120時間もの長時間パワーリザーブを誇ります。
そして軸受けには38個もの石を用いており、耐久性も十分。キャリバー9RA2は、精度・信頼性・美しさを兼ね備えた、グランドセイコーの理想を体現するムーブメントです。
優れた装着感と耐久性
新作3モデルはいずれも、普段使いからフォーマルシーンまで快適に着用できる使用感を備えています。
ケース径40mm、厚さ12.1mmというバランスの取れたサイズは、腕に自然になじみ、長時間の着用でも疲れにくい設計です。またゴールド素材を採用したケースは、上質な輝きを放ちながらも過度に主張せず、穏やかな気品を添えます。
耐久面では日常生活用強化防水（10気圧）を備えており、突然の雨や手洗いの際にも安心できる設計。さらに耐磁性能を備えることで、スマートフォンや電子機器の近くでも優れた精度を維持します。
華やかさと実用性を両立した新作3モデルは、装うたびに心地よさと信頼を感じさせる逸品といえるでしょう。
新作モデル3種類をそれぞれ解説！
こちらでは、グランドセイコー新作モデルについて、それぞれご紹介します。
静謐な18Kホワイトゴールドモデル『SLGA027』
アイスブルーのグラデーションダイアルが印象的な『SLGA027』は、透明感と奥行きを備えた上品な表情を見せます。
ダイアル上の放射仕上げによって外周へと光が広がり、視線を引き込むような静謐な美しさを演出。過度な装飾を省いたシンプルなデザインが、素材と造形の美をより際立たせています。
ケースには18Kホワイトゴールドを採用し、ザラツ研磨による歪みのない鏡面が、凛とした印象を演出。立体的な造形によって生まれる陰影が、端正で清潔感のある印象を強調しているのです。ブレスレットも同素材で統一され、しっとりとした重量感と滑らかな装着感を味わえるでしょう。
全体として静かで知的な印象を与える本モデルは、ビジネススタイルとの相性が抜群。控えめながらも確かな存在感を放ち、格式あるシーンで信頼と品格を演出します。
煌びやかな18Kイエローゴールドモデル『SLGA028』
『SLGA028』のダイアルは、グランドセイコーの工房が位置する長野・諏訪地域のシルク文化にオマージュを捧げたものです。
放射状に広がる繊細なパターンが、絹糸のように滑らかな質感と柔らかな光沢を生み出し、上品で温もりのある表情を描き出しています。ゴールドトーンの色調と相まって、華やかさと深みのある気品を感じさせる仕上がりです。
18Kイエローゴールドのケースは、ザラツ研磨による鏡面仕上げが美しく輝き、立体的な陰影を作り出します。その光の変化が、見る角度によって印象を変え、時計全体に豊かな表情をもたらしているのです。
ブレスレットもケースと同じ素材で統一され、華々しい印象と滑らかな肌触りを両立。中留部分も丁寧に仕上げられ、一体感のあるデザインが高級感をさらに引き立てます。
華やかさの中にも気品を宿した『SLGA028』は、式典やパーティーなどのフォーマルシーンで輝きを放つ一本。ユーザーの手元に輝きと自信を添え、成熟した美しさを際立たせます。
エレガントな18Kピンクゴールドモデル『SLGA030』
ブラウンのグラデーションダイアルを備える『SLGA030』は、落ち着いた色調の中に優雅な深みを感じさせます。放射仕上げが生み出す光の広がりが、柔らかで穏やかな印象をもたらし、ピンクゴールドとの調和によって上品な温もりを演出しているのです。
ケース素材には、18Kピンクゴールドを採用。ザラツ研磨で磨き上げられた鏡面が柔らかな光を反射し、立体的な造形が繊細な陰影を描き出します。ブレスレットも18Kピンクゴールドで統一され、肌になじむ温かみのある質感と心地よい重みを感じられるでしょう。
本モデルは、フォーマルシーンはもちろん、特別な日の装いにもふさわしい一本。優雅な雰囲気を手元に添え、さりげない気品を演出してくれます。
伝統と革新が息づく、ゴールドウォッチをその手に
グランドセイコーの新作3モデルは、「44GS 現代デザイン」の造形美を受け継ぎながら、最新のスプリングドライブキャリバー9RA2を搭載した至高のコレクションです。
ケースにはそれぞれ18Kホワイトゴールド、18Kイエローゴールド、18Kピンクゴールドを採用し、素材ごとに異なる輝きと表情を楽しめます。ホワイトゴールドの静けさ、イエローゴールドの華やかさ、ピンクゴールドの温もりが、ザラツ研磨による鏡面仕上げによって一層引き立てられているのです。
一度手に取れば、洗練された輝きと静謐な時の流れを、肌でじっくりと感じ取れるはずです。ぜひ実際に腕にのせ、完成された美しさを体感してみてください。
この記事の監修
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