グランドセイコーは、精密な技術と洗練されたデザインを特徴とする、日本らしいモノづくりで知られる国産腕時計ブランド。その中でも「SBGM221」は、グランドセイコーらしいエレガンスを体現するモデルとなっています。
アイボリー文字盤と青い針を採用し、クラシカルさを前面に押し出したそのデザイン性が魅力の本作。GMT機能によって個性と実用性が与えられており、幅広いシーンでの活躍が期待できるでしょう。
シックなコーディネートに合わせると美しさが一層引き立つ本作の魅力を、本記事では詳しく深堀りしていきます。
時計の美学を感じる『SBGM221』のデザイン性
グランドセイコー『SBGM221』は、アイボリー色のダイアルに、丸みを帯びたケース、ブラウンのレザーベルトなど、クラシカルな要素満載のドレスモデルです。
その一方で、磨き上げられた表示部はモダンな雰囲気を漂わせており、現代のエレガンスを取り入れた絶妙なバランスも魅力。グランドセイコーらしいエレガンスを備えた一本です。
ここからは『SBGM221』のデザインや素材を解説します。
クラシックかつエレガントなデザイン性で統一
「SBGM221」のフェイスはクラシックでありながらも、洗練されたエレガンスを感じさせ、落ち着きと上品さを際立たせています。
ケースサイズは39.5mmとスタンダードなサイズ感で、手首にしっくりと収まるモデルと言えるでしょう。
アイボリー文字盤と青い針が優雅なデザインを象徴
『SBGM221』の文字盤は落ち着きのあるアイボリー色合いが特徴で、その上にはシャープなインデックスと各種針が配置されています。
表示方式は、シンプルなバーインデックスを採用。 視認性を確保しつつも洗練された雰囲気を持たせています。
高くカットによる視認性の確保など、細部へのこだわりもグランドセイコーの独自性が際立つ仕様と言えるでしょう。
特にアロー型の24時間針には青焼き針が採用されており、アイボリーとのコントラストが抜群に映えるデザインとなっています。
シンプルなデザインが生み出す伝統的な腕時計の魅力を、ぜひ味わってみてください。
文字盤のデザイン性を支えるケースの魅力
『SBGM221』のケースは、デザインと仕上げにグランドセイコーのこだわりが詰まっています。
ケースの形状はクラシカルでありながらも、洗練された円形ラインが特徴的です。
その仕上げには緻密なザラツ研磨技術が採用されており、光の反射が伝統的な腕時計らしい魅力を放ちます。
ダイアルを覆うガラスは厚手のボックスタイプと呼ばれるもので、こちらもクラシカルな表情を強調する要素の一つと言えるでしょう。
レザーによる上品なベルトとバックル
ベルトは上質なクロコダイルレザーが使用され、長時間の着用でも快適なフィット感を提供します。
滑らかな表面仕上げになっており、シックなブラウンの色合いがさらにクラシカルかつエレガントな印象を与えてくれるでしょう。
Dバックルには、操作性を考慮したワンプッシュ三つ折れ方式が採用されており、容易に着脱が可能。
バックル部分にブランドロゴが刻印されている点も、隙のなさの現れと言えるでしょう。
『SBGM221』の機能性
『SBGM221』はそのクラシカルな表情に反して、機能面、実用面は至って現代的と言えます。そのパフォーマンスについてひとつずつ確認していきます。
メカニカルムーブメント「Cal.9S66」搭載
『SBGM221』は、グランドセイコーの自動巻きメカニカルムーブメント「9S66」を搭載しています。
こちらのムーブメントは、信頼性の高いキャリバー9S65の発展型であり、GMTを搭載したことでその実用性の底上げが行われています。
精度は日差約+5〜約-3秒と非常に優れており、長期間にわたって時間の正確さを維持。さらに、SBGM221はシースルーバックを採用しているため、ムーブメントの動きや装飾を直接干渉することが可能です。
約72時間のパワーリザーブ搭載
『SBGM221』のパワーリザーブは、約72時間となっています。
長時間のパワーリザーブは時計を数日間着用しなくても、再度着用する際に時間を合わせる手間を省けるため、非常に実用的です。金曜日の夜に外して、週末の間放置しても月曜日まで駆動し続けてくれるため、ビジネスパーソンにとっても非常に魅力的と言えるでしょう。
GMT機能
GMT機能は24時間表示と24時針(GMT針)を使用し、盤面に第二時間帯を表示できる機能です。本作では、ダイアル内周部に24時間表示が記されており、ブルースチールの24時針を使うことで2つのタイムゾーンを同時表示することができます。
『SBGM221』の付け心地やサイズ感
『SBGM221』は、サイズ感や付け心地にもこだわりが感じられるモデルです。ケースの直径は39.5mm、厚みは13.7mmと、一般的なサイズ感となっています。
またシンプルなデザインであるため、ビジネスやカジュアルはもちろんのこと、ドレスシーンも含めてさまざまな場面で活躍します。
さらにレザーのベルトは柔らかくて肌触りが良いため、長時間の着用でもストレスを感じにくいのが特徴です。
ケース形状やベルトのデザインも、手首にしっくりと収まるように設計されており、日常使いでの快適さを追求しています。
メジャーリーガー大谷翔平選手がドジャース入団会見で着用?
本作は、メジャーリーガーである大谷翔平選手が、2023年12月のドジャース入団会見にて着用していたモデルとも噂されています。
時価数億のハイジュエリーモデルや、ラグジュアリーなスポーツモデルを着用するスポーツ選手が多い一方で、大谷選手が選んだのはグランドセイコーのクラシックモデルだったのです。
個人的な意見ですが、日本円にして約1014億円の契約を結んだ選手の手元でも、グランドセイコーのエレガンス&クラシックが確かに息づいているように感じました。
追記:記者会見で着用されていたのは廃盤モデルである「SBGJ217」だったようです。本作はデザイン性が共通しているマイナーチェンジモデルにあたります。
『SBGM221』のアフターサービス
グランドセイコーは、高い品質と技術力を誇る腕時計を提供するだけでなく、購入後のサポートにも力を入れています。
特にアフターサービスは非常に充実しており、万が一のトラブルや故障時にも迅速かつ丁寧に対応してくれるでしょう。
また基本的に5年間の無償保証期間が設定されており、期間内であれば無償での修理や点検が受けられます。
上記のサポート体制は、グランドセイコーの腕時計を長く愛用するユーザーにとって、大きな安心感をもたらしてくれるものと言えるでしょう。
【秋のコーデにおすすめ】『SBGM221』で優雅な時間を過ごそう
『SBGM221』は、グランドセイコーの高い技術力と美意識が融合した逸品です。
エレガントかつクラシカルなデザインやGMT機能による実用性、アイボリー文字盤と青い針の組み合わせが、どのようなシーンでも洗練された印象を与えてくれます。
特にシックなコーディネートにはピッタリなアイテムです。
またアフターサービスや保証による充実したサポートも、長く愛用する上での大きな安心感をもたらしてくれるでしょう。
あなたの大切な時間を、グランドセイコー『SBGM221』とともに過ごしてみてはいかがでしょうか。
グランドセイコー 9Sメカニカル
SBGM221の値段・スペック
ムーブメント
発売年月 | 2017年5月 |
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キャリバーNo | 9S66 |
駆動方式 | メカニカル 自動巻(手巻つき) |
駆動時間 | 最大巻上時約72時間(約3日間)持続 |
石数 | 35石 |
精度 | 静的精度:平均日差+5秒~-3秒 携帯精度:平均日差+10秒~-1秒 |
ケース・バンド
外装 | ステンレス |
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裏ぶた仕様 | ステンレスとサファイアガラス |
ガラス材質 | ボックス型サファイア |
ガラスコーティング | 内面無反射コーティング |
ケースサイズ | 39.5mm |
厚み | 13.7mm |
バンド | クロコダイル |
中留 | ワンプッシュ三つ折れ方式 |
腕周り長さ(最長) | 185mm |
時計仕様
防水 | 日常生活用防水 |
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耐磁 | あり |
重量 | 88.0g |
その他機能特徴 | ・シースルーバック ・24時針(デュアルタイム表示機能) ・6本ねじ固定裏ぶた ・カレンダー(日付)機能つき ・秒針停止機能 ・裏ぶた獅子の紋章つき ・カレンダー連動時差修正機能 |