ジン(Sinn)U50の選び方|U50・U50.S・U50.DSの違いを正規販売店が解説

ジン U50(ブレスレット仕様)の着用イメージ

ジン(Sinn)の「U50」は、ドイツの潜水艦に使われる鋼材「Uボート・スチール」をケースに採用したダイバーズウォッチシリーズです。500m防水を有する堅牢な構造を、直径41mmという日常で着けやすいサイズ感にまとめている点が大きな特徴です。

そんなU50にはいくつかの派生モデルがあり、同じくUボート・スチールを用いる「U1」との違いも気になるところです。この記事では、現行のラインナップを構成する「U50」「U50.S」「U50.DS」を中心に、共通の仕様とモデルごとの違い、購入前に知っておきたい点をまとめました。購入前の参考にぜひお役立てください。

この記事の要点

  • U50は直径41mm・厚さ11.15mm・500m防水。Uボート・スチールのケースとSW300-1自動巻きが全モデル共通
  • モデルの違いは主に色と仕上げ。U50.Sはブラック・ハード・コーティング、U50.DSは世界限定1,000本のスクラッチ加工ダイヤル
  • U1(44mm・1,000m防水)とはサイズと厚みで分かれる。どちらを選ぶかは時計に求めるもの次第
  • 500m防水でも、蛇口やシャワーの水を直接当てることや、パッキンの経年劣化には注意が必要

Sinn(ジン)正規取扱い全モデルを見る

送料無料・メーカー国際保証付き

Sinn商品一覧ページへ

U50の共通仕様|41mmに500m防水を収めたコンパクトなつくり

ジンが展開するU50シリーズは、色や仕上げが違っても、ケースの大きさやムーブメントといった基本の仕様は共通です。まずは公式の数値で全体像を押さえておきましょう。

項目仕様
ケースサイズ直径41mm×厚さ11.15mm(U50.DSは11.2mm)
重量74g(ベルトを除く。U50の場合)
ケース素材Uボート・スチール
ムーブメントSW300-1(自動巻/25石/28,800振動)
パワーリザーブ約42時間
防水性能50気圧(500m)防水、減圧耐性
ベゼル特殊結合方式の逆回転防止ベゼル
ガラス両面無反射サファイアクリスタル
リューズ・裏蓋ねじ込み式
ベルト幅20mm
認証船級・認証機関DNVによる検定

ケースのUボート・スチールは、優れた耐海水性・非磁性・耐衝撃性を持つ特殊鋼です。リューズは4時位置にあり、手首を曲げたときに手の甲に当たりにくい配置になっています。ジンの素材技術については、ジンの3大独自技術の解説記事でも詳しくご紹介しています。

ジンの50気圧防水は500m防水相当!

一般的に、腕時計のスペックにおける「〇〇気圧防水」は、数値に10をかけた水深(10気圧防水なら水深100m)における、静止状態での気密性を保証するものです。

そのため、基準内の水深であっても、水中での激しい動きや局所的に強い水流が当たった場合、浸水を防げない可能性があります。水泳やダイビングといった実際の水中での使用が可能かどうかは、より厳格な基準に基づく「〇〇m防水」という表記によって区別されています。

DNVによる品質保証書

一方で、ジンの「50気圧防水」は別格です。ノルウェーの第三者機関DNV(デット・ノルスケ・ベリタス)の厳格な試験により、表記の1.25倍にあたる水圧(50気圧防水であれば62.5気圧)を負荷した状態での気密性が保証されています。

これは本格的なダイバーズウォッチの規格と同等以上のテストをクリアしていることを意味しており、表記上は「50気圧防水」であっても、実用上は「500m防水」に相当すると考えられるのです。

とはいえ、防水性を支えるパッキンなどの部品は経年劣化が避けられません。過酷な環境で長く愛用するためには、定期的な点検が欠かせません。

現行モデルの違い|U50・U50.S・U50.DS

ここからは、現在ご案内しているU50シリーズ3モデルの違いを見ていきます。スペックが共通しているため、選び方は「どの見た目が好みか」「限定モデルにこだわるか」が中心になるでしょう。

U50|Uボート・スチールの質感をそのまま楽しむ基本モデル

U50は、マットブラックのダイヤルにスーパールミノバ仕上げの針とインデックスを合わせたオーソドックスなモデルです。逆回転防止ベゼルには、独自の表面効果技術である「テギメント」加工が施され、傷がつきにくい仕様となっています。

ケースは後述のモデルに比べ、金属感が際立つ明るい質感で、Tシャツなどのカジュアルな服装から、くだけたビジネスシーンにもよくなじむでしょう。ベルトはブレスレットのほか、テキスタイルやシリコンのストラップから選択が可能です。ストラップを替えると印象が大きく変わるので、2本目のベルトを用意して付け替えるのも楽しみ方のひとつです。

U50.S|ブラック・ハード・コーティングで全体を黒にまとめたモデル

ジン U50.Sのダイヤル
U50.S。ケースにブラック・ハード・コーティングを施したワントーンが魅力。

U50.Sは、Uボート・スチール製ケースに、ジン独自の「ブラック・ハード・コーティング」を施したモデルです。マットブラックカラーのダイヤルが合わさり、精悍な雰囲気をまとった1本に仕上げられています。中でも、同素材を用いたブレスレット仕様では、同じくブラック・ハード・コーティングが施されており、いっそう力強い印象を見せます。

基本的な仕様はU50と共通なので、U50とU50.Sは見た目の好みで選んでいただいて問題ありません。

U50.DS|手作業のスクラッチ加工を施した世界限定1,000本

ジン U50.DSのリストショット
U50.DS。ランダムな傷の入り方は、1本ごとに異なる。

U50.DSは、世界限定1,000本のモデルです。最大の特徴は、不規則なスクラッチ加工を施したダイヤル。全て手作業で仕上げられており、長年使い込んだような風合いは、1本ごとにそれぞれ異なります。また、光沢の無いブラックダイヤルを持つこれまでの2モデルに比べて、光の加減で変わる表情にも注目です。

ケース・ベゼル・裏蓋にはテギメント加工が施され、マットな仕上がりです。ケース厚は11.2mmで、裏ぶたにシリアルが入った特別仕様となっています。なお、本作については、U50.DSの紹介記事で実機の写真を多くご覧いただけます。

このほかにもU50シリーズには、マットブルーのU50 Bや、ケース内をオイルで満たしたU50.HYDROといったモデルがあります。取扱状況は時期によって変わるため、気になる方はU50 Bの記事・U50.HYDROの記事をご覧のうえ、お問い合わせください。

U1と迷ったら|サイズと厚みで分かれる

Sinn U1とU50.DSのサイズ比較
左がU1、右がU50.DS

さて、ジンのダイバーズウォッチにおいて、U50シリーズとの比較対象に選ばれがちなのが、同じUボート・スチールを使った「U1」です。どちらもジンらしい本格的なダイバーズウォッチで、違いは主にサイズと厚み、防水性能にあります。

項目U50U1
ケースサイズ直径41mm×厚さ11.15mm直径44mm×厚さ14.7mm
重量(ベルトを除く)74g113g
防水性能50気圧(500m)100気圧(1,000m)
ムーブメントSW300-1(約42時間)SW200-1(約38時間)
ベルト幅20mm22mm

U1は比較的大ぶりなサイズ感であるため、シャツの袖口への収まりや、軽い着け心地を重視する方にはU50が合いやすいでしょう。一方で、44mmの存在感や1,000m防水の堅牢なつくり、ロマンに惹かれる方にはU1が候補になります。どちらを選ぶかは、時計に何を求めるかで分かれます。

U1を2か月間毎日着けた様子は、U1の実機レビューでご紹介しています。

購入前に知っておきたいこと|ベルトと防水の扱い

ベルトの選び方

U50のシリコンストラップ

U50のベルト幅は20mmです。ジンの純正では、ステンレススチール製ブレスレット、テキスタイルストラップ、バックル付きシリコンストラップなどが用意されています。モデルによって選べるベルトが異なるため、ご希望の組み合わせがあればお問い合わせください。純正ストラップの素材ごとの違いは、ジンの純正ストラップ完全ガイドにまとめています。

防水性能を保つために

リューズと裏蓋はねじ込み式です。水に触れる前に、リューズがしっかりねじ込まれているかを確認する習慣をつけておくと安心です。前述のとおり、ジンのダイバーズウォッチは厳格な気密性の試験をクリアしていますが、パッキンの劣化などに備えて定期的に点検をご検討ください。なお、点検やオーバーホールの時期については、当店スタッフがご相談を承ります。

U50のよくある質問

Q1. U50とU50.Sの違いは何ですか?

U50.Sは、ケースとブレスレットにジン独自のブラック・ハード・コーティングを施したモデルです。ケース径41mm・厚さ11.15mm、500m防水、ムーブメントSW300-1といった基本の仕様はU50と同じです。どちらを選ぶかは、ステンレスらしい明るい質感と、全体を黒でまとめた精悍な雰囲気のどちらが好みかで分かれます。

Q2. U50.DSはどんなモデルですか?

裏蓋にシリアル番号が刻まれた世界限定1,000本のモデルです。ダイヤルには不規則なスクラッチ加工が手作業で施されており、光の加減で表情が変わるうえ、1本ごとに見え方が異なります。ケース・ベゼル・裏蓋にはテギメント加工が施されています。

Q3. U50とU1はどちらを選べばよいですか?

時計に何を求めるかで分かれます。U50は直径41mm・厚さ11.15mmで、袖口にも収まりやすいサイズ感です。U1は直径44mm・厚さ14.7mmで、1,000m防水を備えた存在感のあるつくりです。実機を着け比べると違いがわかりやすいので、お気軽にご相談ください。

Q4. U50は水に濡れても大丈夫ですか?

U50は50気圧(500m)防水で、耐圧性能と耐温度性能は第三者認証機関DNVの認証を受けています。ただし、蛇口やシャワーの水を直接当てると局所的に強い水圧がかかり、表示の防水性能でも防げない場合があります。また、防水を保つパッキンは年月とともに劣化するため、定期的な点検をおすすめします。

Q5. U50のベルトは交換できますか?

ベルト幅は20mmです。ジンの純正ではステンレススチール製ブレスレット、テキスタイルストラップ、バックル付きシリコンストラップなどが用意されています。モデルによって選べるベルトが異なるため、詳しくはお問い合わせください。

正規販売店ハラダでU50を選ぶ

U50.DSの全体図

ハラダはSinn(ジン)の正規販売店です。創業1929年の腕時計専門店として、ご購入後のメンテナンスまでサポートいたします。

ご購入の際は、最大100回まで無金利の分割払いをご利用いただけます。60回以下の分割払いをお選びいただいた場合は、ホディンキーウォッチケアの3年間の対物保険がつきます。

U50の各モデルは、写真や数値だけでは色味や着けたときのサイズ感がわかりにくいものです。気になるモデルがあれば、在庫状況とあわせてお気軽にお問い合わせください。

Sinn(ジン)正規取扱い全モデルを見る

送料無料・メーカー国際保証付き

Sinn商品一覧ページへ

この記事の監修

ディレクター 藤本
ディレクター 藤本
資格:日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
担当ブランド:Grand Seiko、NORQAIN、SINN

腕時計販売店ハラダのオンライン担当。
腕時計の撮影、オンライン上でのマーケティング全般を担当。

最新のトレンドからクラシックなモデルまで、幅広い腕時計の情報を提供し、特に日本の腕時計ブランドであるグランドセイコーの魅力を発信することに注力。グランドセイコーの精密な技術と美しいデザインについて詳しく紹介し、時計の選び方や魅力を伝える事に生きがいを感じている。

当サイトの記事は、正規販売店ハラダのCWC取得スタッフが執筆・監修しております。
また、写真はすべて実機を撮影したものを使用しており、生成AIによる架空の商品画像は一切使用していません。
正規新品のみを取り扱う専門店として、正確な情報発信をお約束します。

店舗外観

モダンで洗練された外観がお客様をお迎えします。

店内写真1

ジュエリーも幅広く揃うのでカップルや家族での買い物も長時間楽しむことができる。

店内写真2

4階にはバーカウンターとイベントスペースが設置されている。

店内写真4

落ち着いた雰囲気のバーカウンターで時計について語らうこともできる。

店内写真3

フロアごとに楽しみが見つけやすい建物の構造となっている。

株式会社ハラダは、徳島県で創業90年以上の歴史を持つ、日本正規高級時計協会(AJHH)加盟の腕時計正規販売店です。県内で眼鏡店を含む4店舗を展開し、お客様一人ひとりに最適な一本をご提案してまいりました。

2023年4月には本店をリニューアルし、より一層、腕時計が持つ本質的な魅力をご体感いただける空間へと生まれ変わりました。正規販売店ならではの確かな品質と、豊富な品揃えとともに、皆様のご来店、ご注文を心よりお待ちしております。

会社名 株式会社ハラダ
所在地 〒770-8053 徳島県徳島市沖浜東1丁目9
電話番号 本店(時計・宝石):088-622-6872
オンライン担当窓口:0120-24-3132
販売ページ ハラダオンラインショップはこちら
会社概要 詳しい会社概要はこちら

ダイバーズウォッチの最新記事8件

NO IMAGE